「無頼漢」を含む用例
・小熊秀雄全集-11 詩集(10 )風物詩篇 (青空文庫)
ひらいて鳩が出てきた さてクックッと鳴いたきりで 何んにも報告することが ないと引退つた 報告のない人生 まさに彼女のいふ通り 池袋風景 池袋モンパルナスに夜が来た 学生、無頼漢、芸術家が 街にでてくる 彼女のために 神経...
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・牧野信一 鎧の挿話 (青空文庫)
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・エム・ケー・ガンヂー 福永渙訳 非暴力 (青空文庫)
は彼等の友人であり援助者であるアンドリユース氏の心を痛めたのである。彼等は自分たちの主義を傷けたのだ。若し議長が私を無頼漢だと信じたとすれば、彼はさう云ひ得る立派な權利があつたのだ。無智は憤怒を起させない。非協...
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・芥川龍之介 首が落ちた話 (青空文庫)
ると云うのだから、十中八九あの男に違いない。何でも偵察か何かに出た所が我軍の騎兵と衝突して頸へ一つ日本刀をお見舞申されたと云っていた。」 「へえ、妙な縁だね。だがそいつはこの新聞で見ると、無頼漢...
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・吉行エイスケ 飛行機から墜ちるまで (青空文庫)
は門司市、東川端の 卑猥 ( ひわい ) な街、カアルトン・バアの青い給仕人の花風病の体温、ロシア女の新らしい技術の中で無頼漢の唄う流行歌。 落つきを失った新聞記者のYの見たマダム・ハヤミの地平線、吊ラ...
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・宮本百合子 われらの家 (青空文庫)
な足と下駄とを眺め乍ら、泰子は、殆ど驚歎して、彼等のお喋りや、誇示や、餓鬼大将の不快至極な、まるで大人の無頼漢が 強請 ( ゆす ) るような威圧を聞いたりした。 六畳の縁に向いた部屋に暫く机を置いて居た泰子は、春の...
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・国枝史郎 善悪両面鼠小僧 (青空文庫)
へバラバラと五六人の人影が現われた。一見して市井の無頼漢、 刺青 ( ほりもの ) だらけの兄イ連、しかも酒に酔っている。 「オオオオこいつア見遁せねえなあ! どうでえどうでえこの 美婦 ( たま ) は!」 一人...
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・太宰治 親友交歓 (青空文庫)
けくれにも似たる生活をしているのだけれども、それ以前の十五年間の東京生活に於いては、最下等の居酒屋に出入りして最下等の酒を飲み、 所謂 ( いわゆる ) 最下等の人物たちと語り合っていたものであって、たいていの無頼漢...
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・牧野信一 歌へる日まで (青空文庫)
が聴く彼女の歌は彼女がアポロに告げる準備の歌ださうです。だから王様をはぢめ、道徳家も、盗人も、無頼漢も、カルデヤの牧人が見出した夕べの星が輝き 初 ( そ ) むる時刻となると一勢に地にひれ伏して、彼女とミユーズの対面の光景、彼女...
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・永井荷風 裸体談義 (青空文庫)
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・徳永直 眼 (青空文庫)
な侮辱された話があるものか。 「うるさいッ……あんな奴らはストライキで飯を食って歩いてる 無頼漢 ( ならずもの ) だ、何が出来るものか……うるさいから 階下 ( した ) へ行ってろ、 階下 ( した ) へ行...
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・コナンドイル 三上於莵吉訳 グロリア・スコット号 (青空文庫)
ってるんだろう?」 「それこそ、僕が知りたいと思ってることなんだよ。——ああ、あの親切な、情深い、人のよかった老いた親じ。——一体、どうしてあの親じが、あんな無頼漢につかまったんだろう? ——だが、僕は...
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にあまりにわが家門の 侮蔑 ( ぶべつ ) の——恐怖の—— 嫌悪 ( けんお ) の対象でありすぎている。怒った風は、その 類 ( たぐ ) いなき汚名を、地球のはてまでも吹き伝えているではないか? おお、恥しらずな 無頼漢...
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・小酒井不木 白痴の知恵 (青空文庫)
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・上村松園 余齢初旅 ——中支遊記—— (青空文庫)
不安もなく、あたりまえの顔をしてやっている。のん気な底知れぬ沼のような怪奇さがただようている。そこの外のところに大きな賭博場が二つあり、インテリや金持ちなどが集まるところと、またいまひとつは無頼漢...
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・折口信夫 ごろつきの話 (青空文庫)
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・萩原朔太郎 蝶を夢む (青空文庫)
らは逃走する どうせやけくその監獄やぶりだ 規則はおれらを捕縛するだらう おれらは正直な無頼漢で 神樣だつて信じはしない、何だつて信ずるものか 良心だつてその通り おれらは絶望の逃走人だ。 逃走する 逃走する あの...
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・桑原隲藏 歴史上より觀たる南支那の開發 (青空文庫)
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・横瀬夜雨 天狗塚 (青空文庫)
一日土師村に闖入して放火し、十五日小吹平須を掠め、鯉淵勢に 遭 ( あ ) ひて秋葉に逃れた。鯉淵勢は田中の狼藉を防ぐ爲に組織した鯉淵村の自衛團で、無頼漢の多い村だけに極めて強く、流石の田中も何べんとなく敗けた。初め...
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人が二人あげられた。が、証拠があがらなかった。 九月二日—— 殺された子の両親が私に面会に来た。彼等はおいおい泣いていた。ああ。 十月六日—— 何も得るところが無かった。宿なしの無頼漢でもやったことだろう。ああ...
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・永井荷風 寺じまの記 (青空文庫)
くしは医者でもなく、教育家でもなく、また現代の文学者を以て自ら任じているものでもない。 三田派 ( みたは ) の或評論家が言った如く、その趣味は俗悪、その人品は低劣なる 一介 ( いっかい ) の 無頼漢 ( ぶら...
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・坂口安吾 我が人生観 (三)私の役割 (青空文庫)
似ぬ大きな良識をそなえているかも知れぬと、私はひそかに買い被っていた。彼らの偏倚は外面だけの歪みで、内には大きな良識があるのだろうと期待をいだいていたのであった。 まるで、もう、コチコチの文化人、ウヌボレ屋のヒマ人の、生活をもたない文化無頼漢...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 湯屋の二階 (青空文庫)
は市中の 無頼漢 ( ならずもの ) どもが、同気相求むる徒党を組んで、軍用金などという体裁の好い 名目 ( みょうもく ) のもとに、理不尽の押借りや強盗を働くのである。熊蔵の二階を策源地としているらしい 彼...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 弁天娘 (青空文庫)
敷の勤番部屋や諸方の寺々などへ売りあるいているのであるが、それはほんの世間の手前で、実は 小博奕 ( こばくち ) などを打っている 無頼漢 ( ならずもの ) であることを半七は知っていた。 堅気 ( かたぎ ) に見...
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・横光利一 夜の靴 ——木人夜穿靴去、石女暁冠帽帰(指月禅師) (青空文庫)
の前日まで、そこで捕虜を使っていた日通のある人が云ったこと—— 「軍人という奴は、どいつもこ奴も、無頼漢ばかりだ。」 またか、と初めは思って、私にこの話をした青年は、聞くのを 躊躇 ( ちゅうちょ ) した...
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( まっか ) になって、鏡の前につっ立った。そして 頤 ( あご ) をつかみながら言った。 「見ろ、見ろ、 間抜 ( まぬけ ) め、なんという馬鹿な顔をしてるんだ! 嘘もいい加減にしろ、 無頼漢...
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・芥川龍之介 追憶 (青空文庫)
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・吉行エイスケ 孟買挿話 (青空文庫)
まちアダが軍帽の下にクレオンで愛情を描くと、卵色の口を開いて作り声を出すと、ねえ、つきあえよ、Y。 妾 ( わたし ) の愛情、赤いポストにするまで。と、 味噌歯 ( みそっぱ ) を出してわらったのだが、金羊毛の舞踊室から 無頼漢 ( ぶら...
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・菊池寛 碧蹄館の戦 (青空文庫)
チック艦隊を日本海に撃滅して置かなかったなら、満洲に於ける日露の戦局はどうなったかわからないと同様である。朝鮮、明にとって惜しい事には、この海軍出動説はついに実現しなかった。一方の沈惟敬の説は直ちに採用されて、惟敬は遊撃将に任命された。この男はもと無頼漢...
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・岸田國士 仏国現代の劇作家 (青空文庫)
的早く世に出で、而も『無頼漢の群』を公にするまで、単なる「韻文劇の継続者」と見做されてゐた。此の代表作を以て、彼は始めて、近代生活の詩的表現に成功したが、そこには、心理的興味も思想的魅力もなく、たゞ、美し...
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