「満腹」を含む用例
・夢野久作 お茶の湯満腹談 (青空文庫)
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・岡本綺堂 はなしの話 (青空文庫)
せて十種ほどの鉢や皿が順々に運び出されて、私たちは大いに満腹した。そうしてお世辞半分に「 好々的 ( ホーホーデー ) 」などと叫んだ。 宴会は八時半頃に終って、私たちは愉快にこの席を辞して去った。中には酩酊して、自分たちの室へ帰ると 直...
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・北大路魯山人 アメリカの牛豚 (青空文庫)
左側がスタンド式の食堂という作りが多い。見ていると、客はたいていハンバーグとケーキ、それにオレンジジュース、このくらいのものを注文して、またたくうちに食べてしまうと、さっさとまた雑踏の中へ紛れ込んで行きます。 ここで満腹するには、二ド...
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・片山廣子 季節の変るごとに (青空文庫)
きの白ごま酢(サラダ代り)クツキースとコーヒ。それだけで、ほんとうのソーザイランチだと夫人は言つた。パイを何度もお代りして私たちみんな満腹したのを覚えてゐる。 次に招かれたのは春、スープは日本流の茶碗むし、白魚...
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・岡本かの子 百喩経 (青空文庫)
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・河東碧梧桐 南予枇杷行 (青空文庫)
ぎたてのフレッシュを裏書きするのである。食ふに飽くことを知らぬ。南予枇杷行の感、殊にその第一日といふので深い。前途に尚黄累々たる、手取るに任せ足踏むに委する、甘潤満腹の地をさへ想見せしめる。 この枇杷は、寺内土着の古木の産であるといふ。創建...
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・種田山頭火 其中日記 (十三) (青空文庫)
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・夢野久作 能ぎらい/能好き/能という名前 (青空文庫)
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・北大路魯山人 夜寒に火を囲んで懐しい雑炊 (青空文庫)
こんを千切りにしたものを、いのしし肉といっしょに煮て加えることは、だいこんなしから見れば上々吉、しいたけをきざみ込むのもよい。 そのかわり、夜食にこれで満腹すると、その夜は暖まり過ぎて寝られない。このこと御用心、御用心。しか...
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に接吻した娘の面影、彼のあらまほしいと思う面影がまんまと出来あがりはしたものの、さてずらりと見渡したところ、席上にはさっぱり見当らなかった。…… 夜食がすむと、満腹した上ほろ酔い機嫌になった客たちは、暇を...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 青眉の女 (青空文庫)
ごと蛤をまたたくうちに二十平らげたおおぐらいの男と思ってな——」 そして、満腹そうに 炮 ( ほう ) じ立ての上がりばなを喫しながら、小ようじで並びのいい歯の上下をさかんにせせくっていましたが、ちゃらりとそこへ小銀を投げ出すと、のど...
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・国枝史郎 二人町奴 (青空文庫)
退って依然同じ構え、中段に付けて揺がない。 と、思ったも一刹那、年若だけに精悍の気象、十三郎スルスルと進み出た。 2 据わった腰、見詰めた眼、溢れようとする満腹の覇気スルスルと進み出た十三郎に押され、土岐...
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・坂口安吾 ヤミ論語 (青空文庫)
ミやスシを食い、ウナギや洋食や支那料理で満腹しているから、収容所で特別三合の配給を与え、オヤツをだしてやってもダメだという。 今までサシミやウナギを食っていたから、特別三合配給してオヤツもやるということが変だ。そう...
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釘づけにしてそのヒマに西下をはかり天下を掌握しうるものと考えている。その根性がイヤなのだ。かの入道を叩きのめしてやらないと、余の胸中はおさまらないのである。 しかし、余の将兵は百余日にわたる関東遠征に疲労コンパイしている。ようやく盆に間にあって帰国でき、ナスの皮の雑炊などに満腹...
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・坂口安吾 退歩主義者 (青空文庫)
ダクレの一平が早く帰ってくる筈はない。馬吉はゆっくりメシをくい、あと一二杯で充分に満腹するところであった。 まの悪い時には仕方がない。一平が帰って来たのである。元々彼は役者と違って、二六時中小屋につめている必要がないのである。馬吉...
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・坂口安吾 古都 (青空文庫)
来復を希ふ人生の落武者が稲荷のまはりにしがない生計を営んでオミクヂばかり睨んでゐるし、せまい参道に人の流れの絶え間がなくとも、流れの景気に浮かされてゐる一人の人間もゐないのだ。 然し、僕の住む弁当屋は、その中でも頭抜けてゐた。弁当は一食十三銭で、労働者でも満腹し、僕は...
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・寺田寅彦 映画雑感(3[#「3」はローマ数字、1-13-23]) (青空文庫)
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・中島敦 狼疾記 (青空文庫)
ヴィテリウスの話を思出した。貪食家の皇帝は、満腹のために食事がそれ以上喰べられなくなるのを嘆いて、満腹すれば独得の方法で 自 ( みずか ) ら嘔吐し、胃の腑を 空 ( から ) にして再び食卓に向ったというのだ。何故...
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・夢野久作 ドグラ・マグラ (青空文庫)
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かでなくちゃあね。」 そして彼の想像のなかに色々な光景が群がり寄せて来て、それがだんだんといよいよ美しくいよいよ詩的になって行った。そのどの光景の中に坐っている彼の姿も、みんな満腹しきって、安楽で、健康で、温か...
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・幸徳秋水 筆のしづく (青空文庫)
一回と限られたる此貴重なる手紙を、僕は今満腹の愉快を以て君に送る、併し用事以外の事を多言するの自由を持たぬ、只僕身神共に健全、日日清閑、読書に耽る、是だけの事を同人諸君と読者諸君と僕の妻とに御伝へを乞ふ」と書いて、其他...
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・小熊秀雄全集-9 詩集(8)流民詩集1 (青空文庫)
楽器の調子は 半生は満足するほど敗けたから 残りの半生を満腹するほど勝ちたい ふるさとでの少年時代は 一日中、草の葉のゆれるのをみて暮した、 人間はなんにも語つてくれなかつた 波が終日私にさゝやいた 淋し...
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・中島敦 南島譚 幸福 (青空文庫)
はそれを聞いても一向に驚かぬ。さもあろうと云った顔付で、 疾 ( とっ ) くに知っていた事を聞くように、満足げな微笑を湛えながら 鷹揚 ( おうよう ) に 頷 ( うなず ) く。其の顔は、誠に、 干潟 ( ひがた ) の泥の中に満腹...
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・吉行エイスケ 恋の一杯売 Love on Drought (青空文庫)
した中年の三人の外国人が取巻いている。 娘のアンナ・ニコロと私、熱烈な接吻、果しがない。一体アンナ・ニコロの愛情に果しがない。さすが、日本を喰いあげた私でさえ、アンナの桃色の乳房、私の身命を賭けて戦う。愛のため、ニコロの愛欲の満腹...
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・菊池寛 大阪夏之陣 (青空文庫)
となっているのである。「公(忠直)は湯漬飯を命じ近侍 真子 ( まこ ) 平馬に膳を持たせ、立ながら数椀喫せられ、食終て公舒々と諸軍に向い、最早皆々満腹すれば討死しても餓鬼道へは 堕 ( お ) ちず、死出...
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・岸田國士 日本人のたしなみ (青空文庫)
不足だといひますが、日本人はどうも米を食ひすぎるやうです。漬物がうまいからもういつぱい、お茶づけでもういつぱい、炊きたての御飯だからもういつぱいといふ風に、満腹感を感じなければ満足しない。しかし栄養方面から云へば、腹い...
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・宮本百合子 婦人の文化的な創造力 (青空文庫)
な方向でその悲惨を根絶させようとしているか、あるいは平気で自身の満腹に納っているかというような相異が、文化の本質の相異として現れてくる。 文明と文化との相互的な関係は実に骨肉的であるし、おどろくべく複雑だと思う。婦人の生活、婦人...
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・小泉八雲 田部隆次訳 ろくろ首 ROKURO-KUBI (青空文庫)
て主人の首が喰べる事を止めて云った、 「ああ、今夜来たあの旅の僧、——全身よく肥えているじゃないか、あれを皆で喰べたら、さぞ満腹する事であろう。……あんな事を云って、つまらない事をした、——だからおれの魂のために、読経...
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・服部之総 福沢諭吉 (青空文庫)
の福沢である。 『学問のすゝめ』はひとしく不拘束なるものである。そこにはしかし、背後に確乎たる一つの社会的基盤が脈づいている。そればかりではない、一つの明確な政治的指向がある。時の政権の将来にたいする満腹...
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・豊島与志雄 阿亀 (青空文庫)
ど人の注意を惹かないくらいまで、安らかに落着き払っていた。 が、或る晩、その阿亀の面が、本当ににこにこっと笑い出した、と云って佐竹謙次郎が、次のような話をした。 風がなくて、霧が深かった。満腹していた。酒の酔が、全身...
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用例の品詞分類
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