「満腹」を含む用例

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「満腹」を含む用例

夢野久作 お茶の湯満腹お茶の湯満腹夢野久作 久し振り上京すると感心する事ばかりである。音のないゴーストップ面喰らい、自動車の安いのに感心し、警視庁の親切なのに恐れ入るなぞ、枚挙...
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岡本綺堂 はなしの話 (青空文庫)
せて十種ほどの鉢や皿が順々運び出されて、私たち大い満腹した。そうしてお世辞半分に「 好々的 ( ホーホーデー ) 」などと叫んだ。 宴会は八時半頃に終って、私たちは愉快にこの席を辞して去った。中には酩酊して、自分たちの室へ帰ると 直...
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左側スタンド式の食堂という作りが多い。見ていると、客はたいていハンバーグケーキ、それにオレンジジュースこのくらいのものを注文して、またたくうちに食べてしまうと、さっさとまた雑踏の中へ紛れ込んで行きます。 ここで満腹するには、二ド...
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きの白ごま酢(サラダ代り)クツキースとコーヒそれだけで、ほんとうのソーザイランチだと夫人は言つた。パイ何度も代りして私たちみんな満腹したのを覚えてゐる。 次に招かれたのは春、スープ日本流の茶碗むし、白魚...
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岡本かの子 百喩経 (青空文庫)
が食に飢え煎餅せんべい ) を喰べた。だが七目を半分喰べた時満腹したので彼は言った、「今の半分為に私の腹はくちくなったのだ、だから先のは喰べなくてもよかったのに」 明る...
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ぎたてのフレッシュ裏書きするのである。食ふに飽くことを知らぬ。南予枇杷行の感、殊にその第一日といふので深い。前途に尚黄累々たる、手取るに任せ足踏むに委する、甘潤満腹の地をさへ想見せしめる。 この枇杷は、寺内土着の古木の産であるといふ。創建...
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敬君来庵、そ れN ( マヽ ) さん、それから暮羊君(新聞掛取までも)、愉快に話し大いに笑つた。 夕方からになつて風も出て来たが、落ちついて読書する。 満腹々々 、 極楽々々 。 今日...
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芸術表現詐欺取財だ。あんなものが高尚芸術なら、を飲んで酔っ払って、空気を喰って満腹するのは最高尚な生活であろう。お能というのは、おおかた、ほかの芸術の一番面白くない処や辛気臭い処、又は...
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こんを千切りしたものを、いのしし肉といっしょに煮て加えることは、だいこんなしから見れば上々吉しいたけをきざみ込むのもよい。 そのかわり夜食にこれで満腹すると、その夜は暖まり過ぎて寝られない。このこと御用心、御用心。しか...
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接吻した娘の面影彼のあらまほしいと思う面影まんまと出来あがりはしたものの、さてずらりと見渡したところ、席上にはさっぱり見当らなかった。…… 夜食がすむと、満腹した上ほろ酔い機嫌になった客たちは、暇を...
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ごとまたたくうちに二十平らげたおおぐらいの男と思ってな——」 そして、満腹そうに 炮 ( ほう ) じ立ての上がりばなを喫しながら、小ようじで並びのいい歯の上下をさかんにせせくっていましたが、ちゃらりとそこへ小銀を投げ出すと、のど...
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国枝史郎 二人町奴 (青空文庫)
退って依然同じ構え中段に付けて揺がない。 と、思ったも一刹那年若だけに精悍気象十三郎スルスルと進み出た。 2 据わった腰、見詰めた眼、溢れようとする満腹覇気スルスルと進み出た十三郎に押され、土岐...
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坂口安吾 ヤミ論語 (青空文庫)
ミやスシ食いウナギ洋食支那料理満腹しているから、収容所で特別三合配給与えオヤツをだしてやってもダメだという。 今までサシミウナギを食っていたから、特別三合配給してオヤツもやるということが変だ。そう...
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釘づけにしてそのヒマ西下をはかり天下掌握しうるものと考えている。その根性イヤなのだ。かの入道叩きのめしてやらないと、余の胸中おさまらないのである。 しかし、余の将兵は百余日にわたる関東遠征疲労コンパイしている。ようやく盆に間にあって帰国でき、ナスの皮の雑炊などに満腹...
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坂口安吾 退歩主義者 (青空文庫)
ダクレの一平早く帰ってくる筈はない。馬吉はゆっくりメシをくい、あと一二杯で充分満腹するところであった。 まの悪い時には仕方がない一平が帰って来たのである。元々彼は役者と違って、二六時中小屋につめている必要がないのである。馬吉...
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坂口安吾 古都 (青空文庫)
来復を希ふ人生落武者稲荷のまはりにしがない生計を営んでオミクヂばかり睨んでゐるし、せまい参道に人の流れ絶え間がなくとも、流れ景気に浮かされてゐる一人人間もゐないのだ。 然し、僕の住む弁当屋は、その中でも頭抜けてゐた。弁当一食十三銭で、労働者でも満腹し、僕は...
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」ばかりを笑うわけにはゆかないのである大蛇だいじゃ ) が豚を一匹丸のみにして寝ている。「満腹」という言語では不十分である。三百パーセントか四百パーセント満腹である。から...
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中島敦 狼疾記 (青空文庫)
ヴィテリウスの話を思出した。貪食家の皇帝は、満腹のために食事がそれ以上喰べられなくなるのを嘆いて、満腹すれば独得方法で 自 ( みずか ) ら嘔吐し、胃の腑を 空 ( から ) にして再び食卓に向ったというのだ。何故...
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グルグルと頬張って、グシャグシャと噛んで、牛乳一緒にゴクゴクと 嚥 ( の ) み込んだ。そうしてスッカリ満腹してしまうと、 背後 ( うしろ ) に横わっている寝台の上に這い上って、新し...
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かでなくちゃあね。」 そして彼の想像のなかに色々な光景群がり寄せて来て、それがだんだんといよいよ美しくいよいよ詩的になって行った。そのどの光景中に坐っている彼の姿も、みんな満腹しきって安楽で、健康で、温か...
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幸徳秋水 筆のしづく (青空文庫)
一回限られたる此貴重な手紙を、僕は今満腹の愉快を以て君に送る、併し用事以外の事を多言するの自由を持たぬ、只僕身神共に健全、日日清閑読書耽る、是だけの事を同人諸君読者諸君と僕の妻とに御伝へを乞ふ」と書いて、其他...
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楽器調子半生は満足するほど敗けたから 残り半生満腹するほど勝ちたい ふるさとでの少年時代一日中草の葉のゆれるのをみて暮した、 人間なんにも語つてくれなかつた 波が終日私にさゝやいた 淋し...
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中島敦 南島譚 幸福 (青空文庫)
はそれを聞いても一向に驚かぬ。さもあろうと云った顔付で、 疾 ( とっ ) くに知っていた事を聞くように、満足げな微笑を湛えながら 鷹揚おうよう ) に 頷 ( うなず ) く。其の顔は、誠に、 干潟 ( ひがた ) の泥の中に満腹...
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した中年三人外国人取巻いている。 娘のアンナ・ニコロと私、熱烈接吻、果しがない。一体アンナ・ニコロの愛情に果しがない。さすが、日本を喰いあげた私でさえ、アンナ桃色乳房、私の身命賭けて戦う。愛のため、ニコロの愛欲満腹...
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菊池寛 大阪夏之陣 (青空文庫)
となっているのである。「公(忠直)は湯漬飯を命じ近侍 真子 ( まこ ) 平馬に膳を持たせ、立ながら数喫せられ、食終て公舒々と諸軍に向い、最早皆々満腹すれば討死しても餓鬼道へは 堕 ( お ) ちず、死出...
www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/1366_37259.html
不足だといひますが、日本人はどうも米を食ひすぎるやうです。漬物がうまいからもういつぱい、お茶づけでもういつぱい、炊きたての御飯だからもういつぱいといふ風に、満腹感を感じなければ足しない。しかし栄養方面から云へば、腹い...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44670_37990.html
方向でその悲惨根絶させようとしているか、あるいは平気で自身満腹に納っているかというような相異が、文化本質相異として現れてくる。 文明文化との相互的な関係は実に骨肉的であるし、おどろくべく複雑だと思う。婦人の生活、婦人...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3106_10695.html
主人の首が喰べる事を止めて云った、 「ああ、今夜来たあの旅の僧、——全身よく肥えているじゃないか、あれを皆で喰べたら、さぞ満腹する事であろう。……あんな事を云って、つまらない事をした、——だからおれの魂のために、読経...
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服部之総 福沢諭吉 (青空文庫)
福沢である。 『学問のすゝめ』はひとしく拘束なるものである。そこにはしかし、背後確乎たる一つ社会的基盤が脈づいている。そればかりではない、一つの明確な政治的指向がある。時の政権将来にたいする満腹...
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豊島与志雄 阿亀 (青空文庫)
ど人の注意を惹かないくらいまで、安らか落着き払っていた。 が、或る晩、その阿亀の面が、本当ににこにこっと笑い出した、と云って佐竹次郎が、次のような話をした。 風がなくて、が深かった。満腹していた。酒の酔が、全身...
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