「湯殿」を含む用例
・出羽三山史 (Wikisource)
編 桃山時代 一、莊内頒主[#「領主」か]の更迭と羽黒探題の長吏法頭職 二、上杉氏の將直江兼續の麓橋造替と湯殿山立願寄進 三、酒田城主甘糟景繼の黄金堂改築 四、直江兼續の羽黒神領と湯殿山寄進 五、羽黒...
ja.wikisource.org/wiki/出羽三山史
・岸田國士 求貸家 (青空文庫)
べく近所に鶏を飼つてゐないこと——湯殿と便所が申訳についてゐるのでは困る——庭はそんなに広くなくてもよろしい——営養不良の松の木なんか植ゑてないこと——総じて家賃を貼り出してあるやうな体裁の家ならお断り——家主は軍人でも、小学...
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・徳田秋声 風呂桶 (青空文庫)
弁護士が片着けてくれたのであつた。 その家は荒れ放題に荒れてゐた。子供達が机でもすゑるやうになる迄には、可なり手がかゝつた。でも津島たちは、いくらか 寛 ( くつろ ) ぐことができた。 「一時こゝを湯殿にしようか。」津島は或る日、台所...
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・宮本百合子 上林からの手紙 (青空文庫)
づたいに偶然そこへ出て来た私たちが好奇心をうごかされてガラス窓をあけてみた。内部は 三和土 ( たたき ) のありふれた湯殿のつくりであった。盥が置いてあるのだが、縞のフランネルの洗濯物がよっぽど幾日もつかりっぱなしのような形で、つかっている。ブリ...
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・岡本かの子 おせっかい夫人 (青空文庫)
夫人の口まねを四十男がすればするほど、花子夫人は男を信用し気の毒がりました。 花子夫人は黄い声になり大げさに 梯子 ( はしご ) の必要を前の家の左官のおかみさんに説き、中位なのを一つ借りて来て男に手伝わせ国枝さんの湯殿の上部の 硝子...
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・岡本綺堂 風呂を買うまで (青空文庫)
らは勤人が多いので、夕方から夜にかけては湯屋がひどく混雑する。わたしの家に湯殿はあるが、据風呂がないので内湯を焚くわけに行かない。 幸 ( さいわい ) に井戸の水は良いので、七月からは湯殿で行水を使うことにした。 大盥...
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・斎藤茂吉 最上川 (青空文庫)
く 食 ( く ) た』 第二日は湯殿山の近くの志津に一泊、翌日は案内者を雇つて六十里越をして荘内に入つた。六十里峠はまだ一面の雪であつたが、山国の少年等はそんなことには 毫 ( すこ ) しも...
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・泉鏡花 一寸怪 (青空文庫)
をして出て行く、と 入違 ( いれちが ) いに家内は湯殿に行ったが、やがて「手桶が無い」という、私の入っていた時には、現在水が入ってあったものが無い道理はない、とやったが、実際見えないという。私も 起 ( た...
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・織田作之助 秋深き (青空文庫)
の人たちはたぶん雨戸をあけるのを好まないだろう。 すっかり心が重くなってしまった。 夕暮近く湯殿へ行った。うまい工合に誰もいなかった。小柄で、痩せて、貧弱な裸を誰にも見られずに済んだと、うれしかった。湯槽に浸ると、びっくりするほど冷たかった。その...
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・三好十郎 浮標 (青空文庫)
ひの村の一角に建てられた旧さびれた借家を庭の方から見た所。 上手から下手へ座敷(病室)、三畳の玄関、六畳の居間、その前に廊下、廊下を通つて湯殿、便所の順序で、何の曲もなく一列に細長い平屋。上手は垣根を隔てゝ隣家、下手は便所の角を曲つて裏木戸へ通ずる。庭に...
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・岡本綺堂 目黒の寺 (青空文庫)
み目黒は政岡小むらさき芝居の女おくつき所 ◇ 寺を語れば、 行人坂 ( ぎょうにんざか ) の大円寺をも語らなければならない。行人坂は下目黒にあって、寛永の頃、ここに湯殿山行人派の寺が開かれたために、坂の名を行人と呼ぶことになったという。そん...
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・芥川龍之介 身のまはり (青空文庫)
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・宮本百合子 盗難 (青空文庫)
すりの元禄袖の着物に赤い小帯をチョコンとしめたまま、若し何処か戸じまりに粗漏な所があって、其処からでも入られたとあっては、ほんとに余り気が知れていやだと思って、 故意 ( わざ ) と閉めたままになって居る家中の戸じまりを見て廻った。 湯殿...
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・長谷川時雨 傘 (青空文庫)
り唄をうたつて夢中だ。湯殿では、ザアザア水音をさせて、箒をつかひながら、これも元氣な聲で、まけずに 郷土 ( くに ) の唄をうたつてゐる。私は細目に、玄關の障子をあけてみた。 「冬子は見えてをりませうか?」 洋服で、骨の...
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・坂口安吾 温浴 (青空文庫)
湯上りの寒さに抗する必要があるので、多少汗ばむのを我慢して、四十一二度の温泉の湯につかる。伊東市でこれ以上チッポケな湯殿はなかろうと思われるぐらい、洗い場もないほどのところだが、私にはこれ以上の広さも必要ではない。ただ...
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・若山牧水 樹木とその葉 伊豆西海岸の湯 (青空文庫)
炭から水から茶道具酒道具寢道具を一切自分の部屋にとり寄せておいて隨時自分の氣の向いた時に飮んだり寢たりするのです。至つて成績がよろしい。 單に女中に限らず、帳場そのものからほゞそれに近いものなのです。不自由と云へば不自由、親しみの眼で見れば却つてなまなかに開けた温泉よりいゝ氣持です。 二つある湯殿...
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・小島烏水 谷より峰へ峰より谷へ (青空文庫)
宿としては、不調和であるが、それでもこの室だけは、一番上等の 間 ( ま ) だと見えて、赤い毛布を 布 ( し ) いて、客間然とさせてある。 障子を開けて、椽側に出ると、眼の下がすぐ湯殿で、 幅濶 ( はば...
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・松永延造 アリア人の孤独 (青空文庫)
はその以前迄、一人だけであの旧風な 煉瓦造 ( れんぐわづく ) りの××番館全体を使用してゐたが、間もなく、建築物の大部分をシャンダーラムと呼ばるるアリヤンの一家族へ又貸しをして了ひ、自分は北隅に位置をしめた十二畳程もある湯殿...
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・岡本綺堂 久保田米斎君の思い出 (青空文庫)
かく日本の芝居で幕間五分というのは、いろいろな点からいって無理なのです。正直にやれば長くなるから、臨機応変でやって行くということになります。 私の書いた『幡随院長兵衛』の芝居、あれは米斎君の方から、今度の芝居は湯殿が出ますか、とい...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 朱彫りの花嫁 (青空文庫)
かしいことなんかありゃしないよ。ね、ばあや。それが夫婦じゃないか。いっしょにはいったって、おかしくないやね」 「ええ、ええ、そうですとも! これがおかしかったら、おかしいというほうがおかしいですよ。ここの寮のお湯殿は、とて...
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・国枝史郎 猿ヶ京片耳伝説 (青空文庫)
叩き倒すような 兇暴 ( あら ) い 性質 ( たち ) の人じゃアないから安心だわ) 彼女にはさっきの湯治客の話が、やはり心にかかっているのであった。 この湯殿は 主屋 ( おもや ) と離れてたててあり、そう...
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・田中貢太郎 風呂供養の話 (青空文庫)
が旅僧から金を貰い、そのうえ、千代を嫁にしたいと申し込まれていると云うことを聞かされた。勘右衛門の苦悶は絶頂に達したが、頭を痛めるのみでどうすることもできなかった。 旅僧は潔癖で、風呂が好きであった。千代はいつも湯殿...
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・長谷川時雨 北京の生活 (青空文庫)
が兩方の 曲 ( まが ) り角になつてゐて、書齋、寢室、湯殿、控部屋と、ずつと奧に、すぐに庭へ出られる廣い部屋が二室あつて、義弟の家では、子供たちが東京の學校に來ないうちは子供部屋と 藏 ( くら ) がは...
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・野上豐一郎 北信早春譜 (青空文庫)
家は兒玉果亭の後だといふことを山崎氏は説明した。 湯殿へ下りて見ると、驚いたことには窓は締め切つてあるにもかかはらず、浴槽の上の窓框にも仕切の横木にも雪が積もつてをり、天井からは小さい氷柱が下つてをる。どうもをかしいと思ひながら、湯の...
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・夢野久作『二重心臓』 (青空文庫)
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・豊島与志雄 童貞 (青空文庫)
にでもはいったら……。」 「お湯がわいてるんですか。……すぐにはいろう。」 「今加減を見せますよ。」 母が女中を呼ぶのを待たないで、もう帯を解きかけながら、湯殿の方へ馳け出していった。 首筋まで全身をぐったりと湯に任せ、後頭...
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・海野十三 空襲警報 (青空文庫)
たすがた ) となり、正坊を抱いてニコニコしながら座敷へはいってきた。入れちがいに旗男は、 湯殿 ( ゆどの ) の方に立った。途中台所をとおると、大きな西瓜が、 俎 ( まないた ) の上にのっていた。旗男...
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・黒木舜平(太宰治) 断崖の錯覚 (青空文庫)
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・織田作之助 勧善懲悪 (青空文庫)
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・小酒井不木 髭の謎 (青空文庫)
の上を熱心に探しました。そして枕の下から一本の毛を拾いあげて保存しました。それからベッドの下や、寝室のあちらこちらを 検 ( しら ) べまわりましたが、別に、これという発見はないようでした。 「湯殿...
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Wikisource 佐々木味津三 幡随院長兵衛 フランネル 久保田米斎 宮本百合子 小酒井不木 岡本かの子 田中貢太郎 織田作之助 豊島与志雄 長谷川時雨 頭を痛める これ以上 ですよ。 ガラス窓 ダーラム ニコニコ 三好十郎 六十里越 出て行く 出羽三山 勧善懲悪 国枝史郎 坂口安吾 夢野久作 子供たち 子供部屋 小島烏水 岡本綺堂 徳田秋声 思われる 斎藤茂吉 松永延造 桃山時代 海野十三 空襲警報 臨機応変 花子夫人 若山牧水 荒れ放題 見えない 貼り出し 開かれた 黒木舜平 お断り と言う アリア アリヤ シャン チョコ ベッド 三和土 上杉氏 下目黒 不調和 伊東市 何処か 元禄袖 出て来 又貸し 可なり 右衛門 呼ばる 四畳半 大円寺 大部分 太宰治 好奇心 山崎氏 幾日も 建築物 弁護士 思い出 据風呂 早春譜 時には 最上川 案内者 泉鏡花 洗い場 洗濯物 湯上り 湯殿山 煉瓦造 知って 私たち 秋深き 茶道具 行人坂 裏木戸 西海岸 見た所 親しみ 限らず 風呂桶 驚いた 一二 一人 一切 一列 一家 一寸 一時 一本 一歩 一泊 一流 一角 一間 一面 七月 三十 上林 不良 中位 主屋 二重 二間 五分 井戸 今度 仕切 以前 伊豆 伝説 位置 体裁 作家 使用 供養 便所 保存 信用 借家 兇暴 先生 入口 全体 全身 六十 六畳 其処 内湯 内部 冬子 勤人 化粧 北京 北信 十三 十二 十八 千代 台所 右門 呉羽 営養 四十 垣根 城主 夕方 夕暮 大盥 天井 天川 夫人 夫婦 女中 子供 孤独 客間 家中 家主 家内 家賃 寄進 寛永 寝室 小学 小帯 小柄 少年 居間 山国 岸田 工合 左官 帳場 幕間 平屋 座敷 廊下 後頭 心臓 志津 性質 成績 我慢 手伝 手桶 捕物 探題 改築 政岡 故意 断崖 旅僧 日本 旧風 時間 更迭 東京 栄光 梯子 横木 樹木 毛布 水音 氷柱 洋服 津島 浮標 浴槽 混雑 温泉 温浴 湯屋 湯槽 湯殿 湯気 湯治 潔癖 片耳 玄関 甘糟 申訳 番上 番館 病室 発見 盗難 目黒 直江 着物 硝子 神領 秘密 立願 童貞 第二 粗漏 細目 絶頂 義弟 羽黒 翌日 自分 芝居 芥川 花嫁 苦悶 行人 行水 西瓜 説明 貧弱 貸家 軍人 近所 途中 造替 道具 道理 部屋 郷土 酒田 野上 錯覚 長吏 障子 隣家 雨戸 順序 領主 風呂 首筋 黄金