「渡り鳥」を含む用例
・太宰治 渡り鳥 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/2295_15090.html
・梶井基次郎 『亞』の回想 (青空文庫)
は買はずに歸るのが常である。流行文學よりも色づいた柿の葉の一片を持つて歸る方が今の僕にはたのしい。しかし亞は、渡り鳥を待つほども、自分は待つのだ。殊に最近北川と三好が加はつてから。 安西君。僕に...
www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/43690_18437.html
・野口雨情 別後 (青空文庫)
下総に 嫁にゆかずに 居るだろか。 十文字 道の 十文字で 烏が啼いた 不思議 打 ( ぶ ) ち打ち 烏が啼いた 何 ( な ) んのことだろ 胸まで響く 今日もかんぶり振つて また 啼いた。 渡り鳥...
www.aozora.gr.jp/cards/000286/files/48375_38771.html
・宮本百合子 素朴な庭 (青空文庫)
人少女の無礼は咎めなかった。今もうその 暢 ( おう ) ような人との交渉は田舎に於ても幾分減った。あの頃と異わず私を受け入れて呉れるのは春の複雑な陰翳を持つ連山と、遠くや近くの森、ゆるやかな起伏を以て地平線迄つづく耕地、渡り鳥...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3835_13035.html
・岡本かの子 巴里の秋 (青空文庫)
( むし ) ばんだように 腐 ( くさ ) ったところへ渡り鳥の ふん らしい 斑 ( まだら ) がぽっつり光る。 柳 ( やなぎ ) が、気ぜわしそうにそのくせ 淋 ( さみ ) しく 揺 ( ゆ...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4547_15440.html
・岡本綺堂 叔父と甥と ——甲字楼日記の一節—— (青空文庫)
頭もいよいよ枕に痛む。 柿の実の紅きもさびし雑司ヶ谷 二十九日、英一の三七日、家内の者ども墓参にゆくこと例のごとし。 渡り鳥仰ぐに痛き瞳かな 白木の位牌を取り納めて、英一の戒名を過去帳に写す。戒名は一乗英峰信士、俗名...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49560_33610.html
刻を仰せつかりました。 これは七宝に 山鵲 ( さんじゃく ) の飛んでいる図であった(山鵲という鳥はちょっと 鵲 ( かささぎ ) に似て、羽毛に文系があり、白冠で、赤い 嘴 ( くちばし ) 、尾が白くて長い。渡り鳥...
www.aozora.gr.jp/cards/000270/files/46761_25750.html
・野口雨情 沙上の夢 (青空文庫)
楮も 風に吹かれてた 唄 唄が聞える 渡り鳥が渡る 細い さびしい 機織唄よ けふも渡り鳥が 空を飛んで渡る 矢車草 矢車草の葉の蔭に かくれて 鳴いた きりぎりす 姉上さまには だまされた 母上...
www.aozora.gr.jp/cards/000286/files/49170_39004.html
・中島敦 名人伝 (青空文庫)
り立った彼は相手の返辞をも待たず、いきなり背に負うた 楊幹麻筋 ( ようかんまきん ) の弓を外して手に 執 ( と ) った。そうして、 石碣 ( せきけつ ) の矢をつがえると、折から空の高くを飛び過ぎて行く渡り鳥...
www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/621_14498.html
・野口雨情 極楽とんぼ (青空文庫)
風だよ あの風は チヤチヤラチヤ ヤツトサ (運動踊りは盆踊りに代る新しき踊りのために作りし踊歌である) 乙鳥の鳥 渡り鳥かよ 乙鳥 ( つばめ ) の 鳥は 渡り鳥だよ あの鳥は また来よつばめ 月日...
www.aozora.gr.jp/cards/000286/files/49169_39003.html
・罌粟の中 (青空文庫)
ません。日本語では何といいますか。渡り鳥、そう、あれです」 ヨハンの云うことは、ここしばらく渡り鳥の生活をしている彼には、特につよく胸に滲(し)みとおる語感でさみしく迫った。ダニューブの漣が終ると次ぎに、彼の...
www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/2155.html
・大阪圭吉 灯台鬼 (青空文庫)
には毎夜交替で看守がつくのだから、そのような馬鹿気たことはあるはずがない、それは多分、深いガスのながれや、またそのガスの中から光を慕って 蝟集 ( いしゅう ) するおびただしい渡り鳥の大群などによって、偶然 [#「偶然」は底...
www.aozora.gr.jp/cards/000236/files/1259_20764.html
・折口信夫 「とこよ」と「まれびと」と (青空文庫)
に其魂が鳥に化し、時としては鳥に持ち搬ばれて、此土に来るものと考へられた。此が白鳥処女・白鳥騎士民譚世界的類型の基礎である。 我々の祖先は、時を期して来る渡り鳥に一種の神秘を感得した。其が大きな鳥であり、色彩...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/47176_37072.html
・堀辰雄 姨捨 (青空文庫)
( たど ) りながら、その佗びしい道すじの事を浮かべていると、父恋しさは一層まさるばかりだった。朝がた、東の方の黒ずんだ森から、秋の渡り鳥らしいのが一群、急に思い出したように一しょに飛び立って、空を...
www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/4804_14203.html
・旗本退屈男 第八話 日光に現れた退屈男 (青空文庫)
がれかけた夕空高く囀(さえず)ってこのあたり野州(やしゅう)の山路に毎年訪れる、一名霜鳥との称のある渡り鳥のツグミの群が、啼いて群れて通っていったからとて不思議はないのです。それから百舌(もず)に頬白(ほおじろ)、頬白...
www.aozora.gr.jp/cards/000111/files/1480.html
・寺田寅彦 あひると猿 (青空文庫)
れい ) が見られた。去年のような大群はもう来ないらしい。ことしはあひるのコロニーが優勢になって鶺鴒の 領域 ( テリトリー ) を侵略してしまったのではないかと思われる。同じような現象がたとえば軽井沢のような土地に週期的にやって来る渡り鳥...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2341_13485.html
・寺田寅彦 物売りの声 (青空文庫)
きんたん ) 売りの呼び声もその一つである。渡り鳥のように四国の 脊梁山脈 ( せきりょうさんみゃく ) を越えて南海の町々村々をおとずれて来る一隊の青年行商人は、みんな白がすりの着物の 尻 ( しり ) を端...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2514_9317.html
・中島敦 名人傳 (青空文庫)
足を掛けた途端に一道の殺氣が森閑とした家の中から奔り出て まとも に額を打つたので、覺えず外に顛落したと白状した盜賊もある。爾來、邪心を抱く者共は彼の住居の十町四方は避けて り道をし、賢い渡り鳥共は彼の家の上空を通らなくなつた。 雲と...
www.aozora.gr.jp/cards/000119/files/620_14533.html
・野口雨情 野口雨情民謡叢書 第一篇 (青空文庫)
ととぎすは 渡り鳥 あの山渡つて どこへゆく 土蜂 草を刈ろとて 鎌研ぎしてりや 蜂がとんで来た 土蜂 ( つちばち ) が 蜂を見てたりや 鎌で指切つた 指を見せたりや 蜂ア逃げた 窓 山を眺めたが 山は...
www.aozora.gr.jp/cards/000286/files/49172_39010.html
・宮沢賢治 『春と修羅』補遺 (青空文庫)
だここはカムチャッカだな 家の柱ものきもみんなピンクに染めてある 渡り鳥はごみのやうにそらに舞ひあがるし 電線はごく 大 ( だい ) たんにとほってゐる ひはいろの山をかけあるく子どもらよ 緑青の松も丘にはせる こい...
www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43040_15400.html
・野口雨情 雨情民謡百篇 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000286/files/49167_39006.html
・岡本かの子 荘子 (青空文庫)
たは何を見て何を考えるのかと問う者があれば、わたくしは母のことを始め 一寸 ( ちょっと ) 想い出します。父が 讒 ( ざん ) せられた後の母は計られない世が身にしみて空を行く渡り鳥の行末さえ案じ乍ら見送りました。でも、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/46930_33269.html
・岡本綺堂 経帷子の秘密 (青空文庫)
二十四日の一件が胸の奥にわだかまっているので、その晩はお峰も井戸屋に泊り込んで、あしたの夕方を待つことにした。明くる二十四日は朝からほがらかに晴れて、秋風が高い空を吹いていた。渡り鳥の声もきこえた。 お妻...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/45483_24686.html
・梶井基次郎 のんきな患者 (青空文庫)
はだいぶんながい間寝床のなかで考えたりした。大丈夫だと吉田は思ったので、望遠鏡を持って来させて鏡を重ねて覗いて見るとやはり大丈夫だった。 ある日は庭の隅に接した村の大きな 櫟 ( くぬぎ ) の木へたくさん渡り鳥...
www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/425_19812.html
・宮沢賢治 土神と狐 (青空文庫)
やいろいろの葉を降らせました。 ですから渡り鳥のくゎくこうや 百舌 ( もず ) も、又小さなみそさゞいや目白もみんなこの木に 停 ( と ) まりました。たゞもしも若い 鷹 ( たか ) など...
www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/4436_8263.html
・寺田寅彦 日本人の自然観 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2510_13846.html
・種田山頭火 其中日記 (十一) (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000146/files/49605_37002.html
・若山牧水 鳳來寺紀行 (青空文庫)
ど」は底本では「始んど」] その日を誤らないといふ。南洋からの渡り鳥で、全身緑色、嘴と足とだけが紅く、大きさはおほよそ鴨に似てゐるさうだ。稀には晝間に啼くこともあるさうだが、決して姿を見せない。山に...
www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/2206_16518.html
・太宰治 逆行 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/259_34637.html
他の用例のページ
ダニューブの漣 カムチャッカ 不思議はない 風に吹かれて テリトリー 受け入れて 宮本百合子 岡本かの子 旗本退屈男 梶井基次郎 極楽とんぼ 種田山頭火 コロニー チヤチヤ 叔父と甥 土神と狐 大丈夫だ 大阪圭吉 宮沢賢治 寺田寅彦 岡本綺堂 思われる 折口信夫 春と修羅 罌粟の中 脊梁山脈 若山牧水 足りない 野口雨情 雑司ヶ谷 雲雀の巣 高村光雲 あの頃 ダンテ ツグミ ピンク ヨハン 三七日 世界的 中島敦 十文字 名人伝 呼び声 地平線 堀辰雄 大きさ 太宰治 季節の 思い出 想い出 折から 揚豆腐 日本人 日本語 明くる 晴れて 望遠鏡 渡り鳥 灯台鬼 父恋し 物売り 盆踊り 矢車草 経帷子 自然に 自然観 草むら 行商人 軽井沢 途端に 通って 過去帳 重ねて 音楽会 飛んで 馬鹿気 鳴き声 一乗 一件 一名 一寸 一片 一種 一節 一群 一道 七宝 三好 下総 中日 乙鳥 九日 二十 二百 五十 井戸 交替 交渉 今日 位牌 位置 住居 侵略 俗名 信士 俳句 優勢 全身 処女 別後 北川 十一 十町 半夜 南洋 南海 去年 叢書 吉田 名人 和歌 四国 四方 四日 回想 土地 土蜂 地理 基礎 墓参 夕方 夕空 大根 大群 姉上 姨捨 安西 家内 寝床 小鳥 少女 山路 山鵲 巴里 幕末 底本 庭園 快楽 思議 患者 感得 懐古 戒名 指切 文系 日光 日本 日比 日記 晩秋 最近 月日 松山 松茸 森閑 機織 欄間 此土 母上 毎夜 毎年 毎日 民謡 民譚 沙上 流行 無礼 煮干 玉葱 現象 田舎 白木 白状 白鳥 百舌 皇居 目白 相手 看守 眼白 着物 石碣 祖先 神秘 秋風 秘密 第一 第八 紀行 維新 緑色 緑青 羽毛 者共 耕地 背戸 自分 色彩 荘子 蝟集 行末 補遺 語感 豆腐 象徴 起伏 返辞 逆行 通路 造営 造園 連山 運動 邪心 野州 野鴨 金九 金十 陰翳 雨情 電線 霜鳥 青年 領域 頬白 顛落 類型 飛騨 騎士 高山 鶺鴒