「海人」を含む用例
・末の契 (Wikisource)
検校と 八重崎検校 。 しらなみの、かかるうき身と知らでやは、わかにみるめを恋すてふ。渚に 迷 《 まよ 》 ふ 海人小舟 《 あまをぶね 》 。浮きつ沈みつ寄る 辺 《 べ 》 さへ、あらしそ伝ふ 芦田...
ja.wikisource.org/wiki/末の契
・折口信夫 翁の発生 (青空文庫)
領が、山部宿禰なのでせう。ちようど 海人部 ( アマベ ) が あま と言はれるやうに、山部も 山 ( ヤマ ) と言はれてゐます。 山 ( ヤマ ) ノ 直 ( アタヘ ) ・山 ノ 君などいふのが、其で...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18406_14349.html
・牧野富太郎 寒桜の話 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/001266/files/47234_29116.html
・野口米次郎 能楽論 (青空文庫)
兼ね備はる詩劇の逸品は松風の一番に止めを刺す。これぞ正に日本文学中比類のない、柔かな月影が野分の海岸を照らし海人の呼声が物凄い須磨の浦の一場面である。恐らく世界の文学へ持ち出しても、この一篇に優る艶麗と悲痛の詩劇はあるまい。これを舞台で見ると、恰も...
www.aozora.gr.jp/cards/000939/files/4444_7693.html
・片山廣子 二人の女歌人 (青空文庫)
なくて雲となりぬるものならば霞まむ方をあはれとも見よ 吹きむすぶ風は昔の秋ながらありしにも似ぬ袖の露かな ながめつつ過ぐる月日も知らぬまに秋の景色になりにけるかな 春の日の浦々ごとに出でて見よ何わざしてか 海人 ( あま ) は過ぐすと 木の...
www.aozora.gr.jp/cards/001346/files/49511_36006.html
・折口信夫 偶人信仰の民俗化並びに伝説化せる道 (青空文庫)
メ ) ノ 磯良 ( イソラ ) ——後に人と考へる様になつて、磯良丸とも言ふ——を考へる様になつた。磯良は、海底を支配する海人の神だ、と言はれて居る。此名に関係のあるものでは、神楽歌に 磯良前 ( イソ...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18396_22465.html
・若山牧水 樹木とその葉 駿河灣一帶の風光 (青空文庫)
二十五錢、最も簡易な入江見物が出來るわけである。 冬田中あらはに白き道ゆけばゆくての濱にあがる浪見ゆ(五首静浦附近) 田につづく濱松原のまばらなる松のならびは冬さびて見ゆ 桃畑を庭としつづく 海人 ( あま...
www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/2580_20432.html
・石川啄木 初めて見たる小樽 (青空文庫)
んばさらにかの地に行くというような、いわば天下を家として随所に青山あるを信ずる北海人の 気魄 ( きはく ) を、 双手 ( もろて ) を挙げて讃美する者である。自由と活動と、この二つさえあれば、べつに刺身や 焼肴 ( やき...
www.aozora.gr.jp/cards/000153/files/812_20595.html
・岡本綺堂 中国怪奇小説集 稽神録 (青空文庫)
それを取って従卒らに食わせましたが、かれらの手はみな鳥の爪のように見えました。 女は髢を取って元の舟へ乗り移ると、人も舟もやがて波間に隠れてしまいました。波も風もいつか鎮まって、舟は安らかに目的地の岸へ着きました。 海人 東...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/2236_11899.html
・斎藤茂吉 『さびし』の伝統 (青空文庫)
に見て 起 ( お ) きてさぐるに無きが 不怜 ( サブシサ ) (巻十二。二九一四) さざれ浪浮きて流るる泊瀬河よるべき磯の無きが 不怜也 ( サブシサ ) (巻十三。三二二六) 荒雄らが行きにし日より志賀の海人...
www.aozora.gr.jp/cards/001059/files/5076_39442.html
・斎藤茂吉 万葉秀歌 (青空文庫)
みのおおきみ ) の妹であったようだ。初め 大海人皇子 ( おおあまのみこ ) と 御婚 ( みあい ) して 十市皇女 ( とおちのひめみこ ) を生み、ついで天智天皇に 寵 ( ちょう ) せら...
www.aozora.gr.jp/cards/001059/files/5082_32224.html
・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 絵合 (青空文庫)
にとって今また旧作がどれほどの感動を与えるものであるかは想像するにかたくはない。夫人は今まで源氏の見せなかったことを恨んで言った。 「一人 居 ( ゐ ) て 眺 ( なが ) めしよりは 海人 ( あま ) の住むかたを書きてぞ見るべかりける あな...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5032_10223.html
・折口信夫 万葉集の解題 (青空文庫)
響が粗野な村人の心に非常な美しさとして遺されて行つた。此情緒に惹かされて、歌垣の歌が、次第に美しい潤ひを帯びて来た。一例をあげて見ると、南より北へと植民した、安曇氏の一族がある。其が、海人部の民を率ゐてゐる。其安曇氏の移動して行く途に、のこ...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/46963_27476.html
・折口信夫 日本文学の発生 (青空文庫)
種の族人だと言ふことは、其を棄てない者ほど、愈明らかになつて行つた訣だ。譬へば、海人部の民が、其である。海人の職の起原を説く物語は固よりだが、中間に於いては寧、多く海辺に流離した貴人の物語の類の、一見...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/47197_35958.html
・寒山落木 卷一 (青空文庫)
ほゝをちらしに青む春野哉 江戸人は上野をさして春の山 万歳の渡りしあとや水温む 一休に歌よませばや汐干狩 内海の幅狹くなる汐干哉 燒野から燒野へわたる小橋哉 海人か家の若水猶も汐はゆし 【沙嶋】 貝とりの沙嶋へつゞく汐干哉 氷解...
www.aozora.gr.jp/cards/000305/files/1896.html
・若山牧水 樹木とその葉 若葉の頃と旅 (青空文庫)
揃うた小松のしんの匂ひが寂しい心を誘ふのみであつた。琴彈濱といふ所で鯛を取つて、これも折からの雨に濡れながら松蔭の海人の小屋で、さま/″\に料理して貪り喰うた事も忘れ難い。夜に入つて小松ばかりの島山の峯づたひに船着場まで歸らうとすると、ちや...
www.aozora.gr.jp/cards/000162/files/3408_20339.html
の人の知つた類型がありますから、皆簡単に興味を感じる事が出来るのです。鳥や海人がもぐつて、容易に玉を得て来る様に言つてゐるが、誰もそれを信じてゐたと思つては、いけないのです。唯、玉をさういふ風に歌ふのには別の原因があつて、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/13206_14238.html
・折口信夫 小栗判官論の計画 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 (青空文庫)
皆奴婢の意を含んだ語である。 海人 ( アマヒト ) 部・ 山人 ( ヤマヒト ) 部も、其だ。駈使丁を宮中に用ゐるのは、速脚を利用したのである。 男子の丁にも、 はぎ の名はあつたらうが、女の方に主に はぎ ・ 小はぎ を使...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/46945_26567.html
・坂口安吾 道鏡 (青空文庫)
天皇は天智天皇の娘であるが、その夫大海人皇子(天武)が天智天皇に厭はれて吉野に流浪のときも従属してをり、その強烈沈静な性格は知り得るであらう。 皇孫珂瑠は譲を受けて即位し文武天皇となる。このときの 詔 ( みことのり ) に...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42910_30027.html
・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 須磨 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5027_11270.html
・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 松風 (青空文庫)
年月を経て都へ帰ろうとする尼君の心もまた悲しかった。 かの岸に心寄りにし 海人船 ( あまぶね ) のそむきし方に 漕 ( こ ) ぎ帰るかな と言って尼君は泣いていた。明石は、 いくかへり行きかふ秋を過ごしつつ浮き木に乗りてわれ帰るらん と言...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5033_11020.html
・太宰治 お伽草紙 (青空文庫)
のわからんやうな事を悟り澄ましたみたいな口調で言ひ、両腕をうしろに組み、ひとり家を出て、あちらこちら海岸を逍遥し、 苅薦 ( かりごも ) の 乱れ出づ 見ゆ 海人 ( あま ) の釣船 などと、れいの風流めいた詩句の断片を口ずさみ、 「人は、なぜ...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/307_14909.html
・倉田百三 学生と先哲 ——予言僧日蓮—— (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000256/files/43131_21546.html
・折口信夫 大嘗祭の本義 (青空文庫)
るべき鎮魂法。 此三つの中、猿女鎮魂と、石 ノ 上鎮魂とは、合体して了うた。最後に這入つた処の、 阿曇 ( アヅミ ) の鎮魂式は、海人部の者が取扱つたもので、此は、特殊な面白味があつたので、日本元来の みた...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/18411_27474.html
・豊島与志雄 秦の出発 (青空文庫)
で乞食や苦力の生活に執着する必要はないのだ。 「上海人種は、そういうことをすべて忘れています。」と秦は言った。 「左様。」と洪は同意した。「上海は、あなたが説かれるような農の意識を失っている。然し国家存立には、他の精神も必要だろうからな。」 「いや...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42719_22927.html
他の用例のページ
Wikisource 浮きつ沈みつ に於いては 八重崎検校 大海人皇子 止めを刺す 比類のない 牧野富太郎 豊島与志雄 野口米次郎 お伽草紙 と言って 二人の女 倉田百三 十市皇女 坂口安吾 天智天皇 小栗判官 岡本綺堂 忘れ難い 怪奇小説 折口信夫 文武天皇 斎藤茂吉 日本文学 明らかに 海人小舟 源氏物語 相違ない 知り得る 石川啄木 若山牧水 餓鬼阿弥 かの地 とり家 アマベ イソラ ヤマヒ 一時的 万葉集 並びに 今まで 取って 夜明け 大嘗祭 天然物 太宰治 安らか 安曇氏 幾度か 折から 挙げて 春の山 春の日 最後に 末の契 水温む 汐干狩 浮き木 海人部 目的地 神楽歌 立てて 粗野な 紫式部 美しさ 船着場 袖の露 過ぐす 過ぐる 駈使丁 一人 一休 一例 一場 一族 一篇 万葉 上乗 上海 上野 世界 両腕 中国 中間 乞食 予言 二九 二十 人士 人種 伝統 伝説 信仰 偶人 傍点 元来 先哲 入江 内海 冬田 出来 出発 利用 刺身 北海 十三 十二 即位 原因 双手 取扱 口調 古代 合体 吉野 同意 呼声 問題 国家 執着 塩焼 天下 天武 天皇 夫人 奴婢 存立 学生 宮中 寒山 寒桜 小屋 小松 小樽 小橋 尼君 山人 山部 島山 年月 強烈 従卒 従属 志賀 性格 悲痛 情緒 想像 意識 感動 支配 文学 料理 断片 族人 日本 日蓮 旧作 明石 春野 景色 晶子 月影 月日 本義 村人 松原 松風 桃畑 植民 検校 樹木 次第 歌人 歌垣 民俗 気魄 氷解 永久 汐干 江戸 沈静 波間 活動 流浪 流離 浦見 海人 海岸 海底 海辺 源氏 漁民 熱海 父母 片山 物語 献策 猿女 男子 発生 皇孫 磯良 秀歌 移動 簡易 精神 絵合 繁栄 能楽 興味 舞台 艶麗 芦田 若水 若葉 苦力 荒海 荒雄 落木 蘇生 見物 解題 計画 詩劇 詩句 讃美 貴人 起原 返事 逍遥 逸品 道鏡 野分 釣船 鎮魂 阿曇 附近 随所 青山 静浦 面白 須磨 類型 風光 風流 駿河