「海人」を含む用例

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「海人」を含む用例

末の契 (Wikisource)
検校八重崎検校しらなみの、かかるうき身と知らでやは、わかにみるめを恋すてふ。渚に 迷 《 まよ 》 ふ 海人小舟あまをぶね 》 。浮きつ沈みつ寄る 辺 《 べ 》 さへ、あらしそ伝ふ 芦田...
ja.wikisource.org/wiki/末の契
折口信夫 翁の発生 (青空文庫)
領が、山部宿禰なのでせう。ちようど 海人部 ( アマベ ) が あま と言はれるやうに、山部も 山 ( ヤマ ) と言はれてゐます。 山 ( ヤマ ) ノ 直 ( アタヘ ) ・山 ノ 君などいふのが、其で...
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牧野富太郎 寒桜の話 (青空文庫)
天然物利用して繁栄策することは、永久的のものであって一時的なものでなく策の最も上乗なものである。私は熱海人士に熱海人士が大いに私のこの献策に耳を傾けられんことを願いたいとは、ずっ...
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野口米次郎 能楽論 (青空文庫)
兼ね備はる詩劇逸品松風の一番に止めを刺す。これぞ正に日本文学比類のない、柔かな月影野分海岸を照らし海人呼声が物凄い須磨の浦の一場面である。恐らく世界文学持ち出しても、この一篇優る艶麗悲痛詩劇あるまい。これを舞台で見ると、恰も...
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なくてとなりぬるものならまむ方をあはれとも見よ 吹きむすぶ風は昔の秋ながらありしにも似ぬ袖の露かな ながめつつ過ぐる月日も知らぬまに秋の景色になりにけるかな 春の日の浦々ごとに出でて見よ何わざしてか 海人 ( あま ) は過ぐすと 木の...
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メ ) ノ 磯良イソラ ) ——後に人と考へる様になつて、磯良丸とも言ふ——を考へる様になつた。磯良は、海底支配する海人の神だ、と言はれて居る。此名に関係のあるものでは、神楽歌磯良前 ( イソ...
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二十五錢、最も簡易入江見物出來るわけである。 冬田中あらはに白き道ゆけばゆくての濱にあがる見ゆ(五首静浦附近) 田につづく濱松原のまばらなるのならびは冬さびて見ゆ 桃畑を庭としつづく 海人 ( あま...
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んばさらにかの地に行くというような、いわば天下を家として随所青山あるを信ずる北海人気魄 ( きはく ) を、 双手 ( もろて ) を挙げて讃美する者である。自由と活動と、この二つさえあれば、べつに刺身や 焼肴 ( やき...
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それを取って従卒らに食わせましたが、かれらの手はみな鳥の爪のように見えました。 女は髢を取って元の舟へ乗り移ると、人も舟もやがて波間隠れしまいました。波も風もいつか鎮まって、舟は安らか目的地の岸へ着きました。 海人 東...
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見て 起 ( お ) きてさぐるに無きが 不怜 ( サブシサ ) (巻十二二九一四) さざれ浪浮き流るる泊瀬河よるべき磯の無きが 不怜也 ( サブシサ ) (巻十三。三二二六) 荒雄が行きにし日より志賀海人...
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斎藤茂吉 万葉秀歌 (青空文庫)
みのおおきみ ) の妹であったようだ。初め海人皇子おおあまのみこ ) と 御婚 ( みあい ) して 十市皇女 ( とおちのひめみこ ) を生み、ついで天智天皇に 寵 ( ちょう ) せら...
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にとって今また旧作どれほど感動与えるものであるかは想像するにかたくはない。夫人今まで源氏の見せなかったことを恨んで言った。 「一人 居 ( ゐ ) て 眺 ( なが ) めしよりは 海人 ( あま ) の住むかたを書きてぞ見るべかりける あな...
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響が粗野な村人の心に非常な美しさとして遺されて行つた。此情緒に惹かされて、歌垣の歌が、次第美しい潤ひを帯びて来た。一例をあげて見ると、南より北へ植民した、安曇氏一族がある。其が、海人部の民を率ゐてゐる。其安曇氏移動して行く途に、のこ...
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種の族人だと言ふことは、其を棄てない者ほど、愈明らかになつて行つた訣だ。譬へば、海人部の民が、其である。海人の職の起原説く物語は固よりだが、中間に於いては寧、多く海辺流離した貴人物語の類の、一見...
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寒山落木 卷一 (青空文庫)
ほゝをちらしに青む春野江戸人は上野をさして春の山 歳の渡りしあとや水温む 一休に歌よませばや汐干狩 内海幅狹くなる汐干燒野から燒野へわたる小橋海人か家の若水猶も汐はゆし 【沙嶋】 貝とりの沙嶋へつゞく汐干氷解...
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揃うた小松のしんの匂ひが寂しい心を誘ふのみであつた。琴彈濱といふ所でを取つて、これも折から濡れながら蔭の海人小屋で、さま/\に料理して貪り喰うた事も忘れ難い夜に入つて小松ばかりの島山の峯づたひに船着場まで歸らうとすると、ちや...
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の人の知つた類型ありますから、皆簡単に興味感じる事が出来るのです。海人がもぐつて、容易に玉を得て来る様に言つてゐるが、誰もそれを信じてゐたと思つては、いけないのです。唯、玉をさういふ風に歌ふのには別の原因があつて、その...
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奴婢の意を含んだ語である。 海人 ( アマヒト ) 部・ 山人 ( ヤマヒト ) 部も、其だ。駈使丁宮中に用ゐるのは、速脚を利用したのである男子の丁にも、 はぎ の名はあつたらうが、女の方に主に はぎ ・ 小はぎ を使...
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坂口安吾 道鏡 (青空文庫)
天皇天智天皇の娘であるが、その夫大海人皇子天武)が天智天皇に厭はれて吉野流浪のときも従属してをり、その強烈沈静性格知り得るであらう。 皇孫珂瑠は譲を受けて即位文武天皇となる。このときの 詔 ( みことのり ) に...
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えし煙もまがふやと 海人 ( あま ) の塩焼浦見にぞ行く これをお返事の 詞 ( ことば ) ともなく言っていた。 「夜明けにする別れはみなこんなに悲しいものだろうか。あな...
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年月経て都へ帰ろうとする尼君の心もまた悲しかった。 かの岸に心寄りにし 海人船 ( あまぶね ) のそむきし方に 漕 ( こ ) ぎ帰るかな と言って尼君は泣いていた。明石は、 いくかへり行きかふ秋を過ごしつつ浮き木乗りてわれ帰るらん と言...
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太宰治 お伽草紙 (青空文庫)
わからんやうな事を悟り澄ましたみたいな口調で言ひ、両腕をうしろに組み、ひとり家を出て、あちらこちら海岸逍遥し、 苅 ( かりごも ) の 乱れ出づ 見ゆ 海人 ( あま ) の釣船 などと、れいの風流めいた詩句断片を口ずさみ、 「人は、なぜ...
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海人 ( あま ) が子也」とかいっている。ともかく彼が生まれ、育ったころには父母漁民として「なりわい」を立てていたのだ。彼は幾度か父母につれられ、船に乗って荒海に出たに相違ない彼の...
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るべき鎮魂法。 此三つの中、猿女鎮魂と、石 ノ 上鎮魂とは、合体して了うた。最後に這入つた処の、 阿曇 ( アヅミ ) の鎮魂式は、海人部の者が取扱つたもので、此は、特殊な面白味があつたので、日本元来の みた...
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豊島与志雄 秦の出発 (青空文庫)
乞食苦力の生活に執着する必要はないのだ。 「上海人種は、そういうことをすべて忘れています。」と秦は言った。 「左様。」と洪は同意した。「上海は、あなたが説かれるような農の意識を失っている。然し国家存立には、他の精神も必要だろうからな。」 「いや...
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