「正平」を含む用例
・坂口安吾 明治開化 安吾捕物 その二 密室大犯罪 (青空文庫)
で藤兵衛の店では、番頭の修作が二十三、大そう若い年だが、これが唯一人の大人である。もっとも、藤兵衛の甥の芳男という修作と同じ年のが、藤兵衛の代理格で、働いている。 以上の二人をのぞくと、あとは十八の金次、十七の正平...
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・豊島与志雄 上海の渋面 (青空文庫)
は四方に散り失せてしまうそうである。 さて、私は上海に蝟集してる大衆の一面を、そのどん底まで述べたが、彼等にその当面の必須事たる安居楽業を得さしてやるだけでも、容易なことではあるまい。趙正平氏は私達に、氏が...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 楠公銅像の事 (青空文庫)
で常明山という所に楠公の腹巻きというものが一つあったそうで、これは 正 ( まさ ) しく当時のものであるし、 何様 ( なにさま ) 、楠公の遺物ではないかと川崎氏はさらに調査を進めまして、皮を 剥 ( は ) がして見ると、中から 正平 ( しょ...
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・長岡半太郎 プランク先生の憶い出 (青空文庫)
が松風颯々たるを耳にしつつ自然の恒數 h を案出された遺跡を偲ぶも無駄ではあるまい。 先生は音樂を好まれ 特に純正調につき啓發するところありし故田中正平博士と親交あり 特に先生の考案せるピアノがあるそうだが 他人...
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・菊池寛 四条畷の戦 (青空文庫)
彼等の敏捷な山地の戦闘力に依ったのである。従って正成の歿後も、河内、摂津、和泉地方の楠党は山地にかくれ頑強に足利氏に抵抗して居たのである。だからそうした分散的な諸勢力を一括した正行は、今や北朝にとっては一大敵国をなして居るわけだ。 正平...
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・幸田露伴 雪たたき (青空文庫)
貧相なれども前には人の上に立てるかとも思われ、盗賊の道の附入りということを現在には為したのなれど、 癇癖 ( かんぺき ) 強くて 正 ( まさ ) しく意地を張りそうにも見え、すべて何とも推量に余る人品であった。その不気味な男が、前に 「にッ...
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・神西清 雪の宿り (青空文庫)
しょう ) の御引移しが始まります。太平記と申す御本を拝見いたしますと、 去 ( さ ) んぬる 正平 ( しょうへい ) の昔、 武蔵守 ( むさしのかみ ) 殿( 高師直 ( こうのもろなお ) )が 雲霞...
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・田中貢太郎 日本天変地異記 (青空文庫)
にも心があるように見える。 正平年間は非常に地震の多い年で、約百回も地震の記録があるが、そのうちで大きかったのは、五年五月の京都の地震で、祇園神社の石塔の九輪が墜ちて砕けた。十六年六月には山城をはじめ、摂津、大和、紀伊、阿波...
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