「標準語」を含む用例
・岸田國士 文芸と国語 (青空文庫)
ざる自己欺瞞に陥るのです。国語教育といふものが若し完全な日本語教育であるならばこの点をもつと考へないといけないのではないかと思ひます。 こゝで標準語の問題が起つて来ます。現代文では、教科書として標準語...
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・岸田國士 方言について (青空文庫)
は私の知る限り、どこの方言でもないのである。どうかすると外国人ではないかと思ふほど、無味乾燥な日本語で、しかも本人は少しもそんなことは気にとめてゐない。標準語を話してゐるつもりなのであらう。ああ、悲しむべき標準語...
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・折口信夫 辞書 (青空文庫)
われている範囲が狭いということが、方言の最初におかるべき性質である。地方的、階級的、職業的であって、範囲が狭い。しかしながら、この方言ということは簡単に解決がつかぬ。われわれは便宜上、標準語を考えているにすぎぬ。江戸っ子のことばが標準語...
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・岸田國士 最近の戯曲について (青空文庫)
り、「自分の言葉」に頼るより外はないといふ発見に到達した結果であつて、その証拠に、どの方言劇も、作者の身につけた「方言」によつて組立てられてゐるのである。これらの作者は、少くとも、「自分の標準語」なる...
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・折口信夫 「さうや さかいに」 (青空文庫)
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・岸田國士 言葉の魅力[第一稿] (青空文庫)
経験を異にする友達から、「言葉」を教へられる。 第三に、学校の教師から、所謂「標準語」として、実は「教師固有の言葉」を教へられる。 かうして、丁年に達する頃には、略、「その人の言葉」なるものが出来上るのであるが、その「出来...
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・岸田國士 言葉の魅力 ——女学校用国語読本のために—— (青空文庫)
経験を異にする友だちから知らず識らず言葉をうつされ、第三に学校で教科書等を通じて、いはゆる標準語を修得するのである。かうして丁年に達する頃には、ほゞ「その人の言葉」なるものが出来上るのであるが、それから後と雖も、社会に出て、さま...
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・岸田國士 「せりふ」としての方言 (青空文庫)
の方言」を使つてゐないものがあるだらうか。「一種の方言」とは、標準語とは云へない言葉、つまり、作者自身の言葉の謂である。ただ、それを読みづらいと感じないのは、意味だけを単純に解釈してゐるからである。(一九...
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・岸田國士 文学者の一人として見た現代日本語 (青空文庫)
地方語そのものが自から持つて居る一つの魅力と云ふものが考へられます。私の見解では、地方語に依つて書かれてゐる作品の魅力は、結局その作品を書いた作家が自分自身の言葉で書いてゐると云ふことにあるのだと信じてをります。と云ふのは、その地方語を使つて会話を書いてゐる作家は、実は標準語...
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・岸田國士 強ひられた感想 (青空文庫)
かの如く見せる幼稚な手品は、往々にして、非文学的俗臭を放つことがある。訛る標準語と同様、世間の識者を茫然自失せしめる所以である。 実際、かういふことをむきになつて云ひ出しても、文学の面貌が一新するまでには、五十...
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・岸田國士 感想 (青空文庫)
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・宮本百合子 地球はまわる (青空文庫)
う意見の発表と研究の方法を日本の人民は学ぶべきであるといわれはじめてから、まだ五年しかたたない。五年後のきょうの実状をみると、日本の一般には開放的でまた探求心のつよい討議の習慣がつくられるよりも早く、過去の半封建的日本のモラルの標準語...
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・小出楢重 めでたき風景 (青空文庫)
りの部分はまだいいとして言葉に至っては全く変なものに化けている事が多い。浄るりの標準語は何といっても大阪弁である。 従って、大阪人は浄るりさえ語らしておけば一番立派な人に見える。 よほど以前、私は 道頓堀 ( どうとんぼり ) で大阪の若い役者によって演じられた 三人...
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・坂口安吾 敬語論 (青空文庫)
ハネーのネーなんかイラネエジャナイカ、と怒ったってムリだ。 標準語というものを堅く定めて、これ以外のクズレタ言葉を使うな、と云っても、これが文章上だけの問題ならとにかく、日常の言語生活に於ては、人間の感情、趣味などが言葉をはみだし、言葉...
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・織田作之助 東京文壇に与う (青空文庫)
文壇に対する一種の反逆と見られないことはないと思う」 と、宮内氏も書いて居られる通りだ。東京の標準文化なぞ、御免だと、三年間、東京にいる間に、愛想をつかしたのである。東京の標準の感覚で見た標準人を標準語で描くような文学に愛想をつかしたのである。 東京...
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・織田作之助 旅への誘い (青空文庫)
一生を吹き渡った孤独な冬の風に自分もまた吹雪と共に吹かれて行こうという道子にとっては、自分の若さや青春を捨てて異境に働き、異境に死ぬよりほかに、姉に報いる道はないと思われた。 「お姉さまもきっと喜んで下さるわ。」 南方で日本語を教えるには標準語が話せなくてはならない、しか...
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・渋谷家の始祖 (青空文庫)
その無智であることを、都会人が持つらしい淡い誇りで認めていた彼は、今、実際の場面にぶつかって、少からず面喰うのである。 一方からいえば、自分の経験から、学生だけは少くとも、標準語を使うだろうと高を束(くく)って、安じ...
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・岸田國士 地方文学の曙光 (青空文庫)
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・岸田國士 二つの戯曲時代 (青空文庫)
の戯曲作家の間に於てさへ殆ど正面から論議されたことはなく、従つて、舞台の「現代生活」は、一般に、生命の稀薄な「標準語」的会話によつて語られてゐた。舞台の人物に 何を 語らせるか、といふ一点では、作家的な撰択が言葉の上に加へられるとしても、 如何 に語...
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・坂口安吾 わが精神の周囲 (青空文庫)
考えてはいなかった。なまじいに助手を雇うと、仕事は容易であるが、助手の個性に左右されて、目的を逸しはしないか、と考えたからである。私は京都の標準語を習うことが目的でもないが、特に私流にアンバイして、作中...
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・太宰治 惜別 (青空文庫)
にいい言葉を使ってみせるのも、気恥かしいのである。これは田舎者だけにわかる心理で、田舎言葉を丸出しにしても笑われるし、また努力して標準語を使っても、さらに大いに笑われるような気がして、結局、むっつりの 寡黙居士 ( かも...
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・折口信夫 若水の話 (青空文庫)
島々・沖縄諸島・先島列島を通じて、大抵 しぢゆん ・ しぢるん ・ すでゆん などに近い形で、一般に使はれてゐる事が知れる。謂はゞ沖縄の標準語である。宮良君の苦労によつて訣つた事は、 しぢゆん が唯の「生れ...
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・折口信夫 詩語としての日本語 (青空文庫)
象徴詩のおもかげが見られようと言うものである。象徴派詩人たちの訳詩集などに出て来る文体或は語句、言いかえれば、国語でありながら、詩の用語なる古典語や、標準語とは違った印象を与える詩語と文体が、目に立って多くなって来た。それ...
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・折口信夫 「とこよ」と「まれびと」と (青空文庫)
を神の居る処としたものは多かつたに違いないが、此地を示す標準語固定の後は、我々に残された書類では、「常世の国」が、邑落生活の運命を左右する神の住み 処 ( か ) と見られて行く傾きになつたものであらう。 藤原京に於いて既に、一部の人が「常世」に仙...
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・正岡容 寄席行燈 (青空文庫)
ところへ書いた私の小説など、校正注意と欄外へ朱書までしておいたのに、「駒形堂」を「こまんどう」とはルビしてくれず、むざんや、標準語で「コマカタドウ」でアリマシタ。 それはそれとし、「神田」をすべて「かッたぁ」で発...
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・島木健作 一過程 (青空文庫)
し彼のその意志に反して向うが切り込んで來たのである。 「杉村君、」とそのとき山田三次がいつた。何か改つてものをいふ時には 君 ( くん ) づけにし、標準語でものをいふのがかつて巡査であつたことのあるこの男の癖である。 「選擧...
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・中里介山 大菩薩峠 恐山の巻 (青空文庫)
は、土地の船頭共のように 甚 ( はなはだ ) しい土音は用いないで、まず通常の標準語で問いかけると、川破りもまたこれに準じた言葉で、 「南部から来申した」 「南部のどこから来た」 「 恐山 ( おそ...
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・豊島与志雄 風俗時評 (青空文庫)
響きを耳に残す。 作法や言葉は、殊に女の場合、身につくかつかないかということに微妙な問題がある。それは各個人的なそして全身的な事柄であって、抽象論は用を為すまい。女にとって最も非美的なのは標準作法や標準語であると、こう...
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