「桃太郎」を含む用例
・楠山正雄 桃太郎 (青空文庫)
を 見合 ( みあ ) わせながら、「あッは、あッは。」とおもしろそうに 笑 ( わら ) いました。 そして 桃 ( もも ) の中から 生 ( う ) まれた子だというので、この子に 桃太郎...
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・芥川龍之介 桃太郎 (青空文庫)
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・寺田寅彦 さるかに合戦と桃太郎 (青空文庫)
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・折口信夫 桃の伝説 (青空文庫)
ふ神であるのも不思議はない。神名があるからとて、神代にこの事実があつたらう、といふ様な議論は問題にならない。 さて、桃太郎の話である。話が今の形の骨組みに纏まつたのは、恐らく、室町時代のことであらう。併し、其種...
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・野口雨情 螢の燈台 (青空文庫)
が来るから よくお炊き 上手に炊かなきや 火が消える 火が消える 消えたら御飯が 炊かれない 蟹さん御飯炊きや 上手だね 上手だね 桃太郎さんのお供 桃太郎さんは お供に 誰をつれてつた 雉子 ( きじ ) とお...
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・宮本百合子 新たなプロレタリア文学 ——アレゴリーと諷刺—— (青空文庫)
ちが広汎な、階級的役立ちに利用され得るだろうか、ということである。 アレゴリー、 譬話 ( ひわ ) というとわれわれは、まずエソープを思いだす。桃太郎、カチカチ山、兎と亀その他いわゆるおとぎ話は、たく...
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・長谷川時雨 桃 (青空文庫)
した表現のよしあしはとにかくとして、なにか、桃と人と傳説とを見つめてゐるものを受けとつたのだつた。 日本一の桃太郎は、桃の中から生れたといふ、それにもまさるめでたき 作品 ( もの ) を、生めよといふ祝言がはりに、ふとしも、こん...
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・水谷まさる 歌時計 童謠集 (青空文庫)
繪本 露の小人 ジヤム地獄 トランプちやん 桃太郎 ポケツト すみれとてふてふ つかまへたいな 熊 さくらの花道 春の山 あがり目さがり目 だだつ子 柳と松 りんごの皮むき 春が來た 野の花 白い齒 葉山...
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・宮本百合子 一九二三年冬 (青空文庫)
の人で、帝大を卒業するときやめ、車夫になり、体がよわくなってから「梶棒をすて」今は知人に一斤ずつ米をもらったりして、働かなければならないと云うなら死ぬと云って、桃太郎主義を奉じて居る。 私「桃太郎...
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・宮本百合子 現今の少女小説について (青空文庫)
単純な娘達はそんな事を思ういと間もなく只そのこけおどしの利く字のならべかたに気をうばわれてしまって自分でもその文をうのみにした様なものを書き出したり「大きくなったら」なんかととんでもない文学者を気取るものも出来て来ます。 三つ子が百度も聞いた桃太郎の話をあきもしないで、いく...
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・夢野久作 雪の塔 (青空文庫)
タクローズ、桃太郎、金太郎、花咲爺、乙姫様や浦島太郎、熊、鹿、猪や兎なぞいう 獣 ( けもの ) や鳥やお魚や山水天狗、つるまむし、へのへのもへしなぞいうおなじみの連中が四方へずらりと居流れて、今宴...
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・芥川龍之介 僻見 (青空文庫)
ら下げた書斎に先生と日支の関係を論じた。その時先生の云つた言葉は未だに僕の耳に鳴り渡つてゐる。——「予の最も嫌悪する日本人は鬼が島を征伐した桃太郎である。桃太郎を愛する日本国民にも多少の反感を抱かざるを得ない。」先生はまことに賢人である。僕は...
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・黒島傳治 海賊と遍路 (青空文庫)
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・若杉鳥子 烈日 (青空文庫)
條件もなしに無造作に與へるといふ、この快活な赤ン坊を見てゐると、知らず知らず、私は桃太郎のお婆さんのやうな悦びを感じずにはゐられなくなつた。 赤ン坊もその母親のやうに、中高なはつきりとした顋をしてゐた。 然し……どう...
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・楠山正雄 はじめに 「青い鳥」訳者序 (青空文庫)
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・折口信夫 霊魂の話 (青空文庫)
作意がある。姫がどうして、竹の よ の中に這入つたかなどゝ言ふことも言はれてはない。天で失敗があつて下界に降り、或期間を地上に居てまた天へ還つたといふ風に、きれいに作られてゐる。 類型の話は、猶幾つかある。桃太郎...
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・野上豐一郎 湖水めぐり (青空文庫)
おひるには早いけれども、これから森林にかかるのだから腹をこしらへて置かうといふことになり、村に入つて二軒目の綱と桃太郎といふ二つの名札の出てゐる家を探して晝飯の用意を頼んだ。これは船頭に聞いて來たのである。二人...
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・坂口安吾 私の小説 (青空文庫)
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・裸婦 (青空文庫)
上よろしくないことだ。 私の幼年時代、ある大人が ——××ちやんは、誰から生れたんだい、お母さんからだらう、お母さんの何処から産まれたの。 私の顔を覗きこんだ、なんといふ卑怯な質問といふものだ。 しかし私は、桃太郎...
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・幸田露伴 印度の古話 (青空文庫)
説家などの作り設くとも及びがたきおもしろみあるものなり。されど小国民を読むほどの少年諸子には、桃太郎 猿蟹合戦 ( さるかにかっせん ) の 類 ( たぐい ) も珍らしからざるべく、また『 韓非子 ( かんぴし ) 』『 荘子 ( そうじ ) 』などに 出...
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・幸徳秋水 筆のしづく (青空文庫)
なでは無かつたらうか、モントクリス伯の捕へられたデーフの要塞は、こんなでは無かつたらうか、数十町につゞく高塀の厳めしさ、四方に聳つ高櫓楼の恐ろしさ宛がら天魔の怒りて立てる如く、途行く人を睥睨して居る。 桃太郎...
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・寺田寅彦 随筆難 (青空文庫)
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・萩原朔太郎 童話と教育について (青空文庫)
榮養食することによつて自己を生育させてゐるのである。古來、幾多の童話と童話作家が書いたものは、かうした子供の生活のレアリチイを、その自然性のままで表現したものに外ならない。グリムもアンデルセンも、日本の桃太郎やカチカチ山の作者も、すべ...
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・永井荷風 伝通院 (青空文庫)
ろ当時の事を思い返さずにはいられない。 そもそも私に向って、母親と 乳母 ( うば ) とが話す桃太郎や 花咲爺 ( はなさかじじい ) の物語の外に、最初のロマンチズムを伝えてくれたものは、この大黒様の 縁日 ( えんにち ) に欠...
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・宮本百合子 「禰宜様宮田」創作メモ (青空文庫)
いさん何か昔のお話をきかせて下さいとさ、 「何? 昔のおはなしかね、……ハイ昔のおはなし、桃太郎 彼は長火鉢の上にのって居たくりものの桃の菓子器か何かをさした。 ○三太郎と云う猫がひろって育ててある。 ○九谷の茶碗が秘蔵である。 ○天井...
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・太宰治 俗天使 (青空文庫)
もの思いつつ在る様が、私の貧しい食事を、とうとう中絶させてしまった。よく見ると、そのようにおおらかな、まるで桃太郎のように 玲瓏 ( れいろう ) なキリストのからだの、その腹部に、その振り挙げた手の甲に、足に、まっ...
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・水上瀧太郎 貝殼追放 「その春の頃」の序 (青空文庫)
我が母人よりさまざまの昔話、物語のたぐひつぎつぎにせがみては、飽く事なく聞く時の心なりき。桃太郎かちかち山は誰も皆知れる話なれば誰人より聽き覺えしかを知らざれども、松山鏡落窪物語鉢かづき姫などは、我が...
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・神西清 ハビアン説法 (青空文庫)
せた青年が、復員服を着て立つてゐる。青年の右手には、桃太郎の絵にあるやうな白い 幟 ( のぼり ) が握られ、白地に紅く、Rといふ字が染めだしてある。 私はそのまま行き過ぎようとした。私は生来、宣伝...
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