「柚子」を含む用例
・佐藤垢石 姫柚子の讃 (青空文庫)
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・久生十蘭 春雪 (青空文庫)
をくゆらしながら窓の外を見ると、赤い椿の花のうえに雪がつもり、冬には見られない面白い図になっている。そういえば、 柚 ( ゆず ) 子が 浸礼 ( しんれい ) を受けた、あの年の四月七日も、霜柱...
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・たべものの木 (青空文庫)
いのはそれこそ野山の灌木林などにある實の小さい柴栗がうまいが、うちにあるのは今のところみな丹波栗である。これもいま花をつけつゝある。 柚子(ゆず)。これもたべるより見るが樂しみで熱心に探して來て植ゑた木である。これはその黄いろく熟れた實を見るのである。枝も...
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・薄田泣菫 艸木虫魚 (青空文庫)
薄田泣菫 艸木虫魚 艸木虫魚 薄田泣菫 柚子 柚の木の梢高く柚子の実のかかっているのを見るときほど、秋のわびしさをしみじみと身に感ずるものはない。豊熟した胸のふくらみを林檎に、軽い憂鬱を柿に、清明...
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・田山花袋 新茶のかおり (青空文庫)
い葉がすぐ其後から出るということは何となく侘しいような気がするものである。椿、珊瑚樹、柚子、八ツ手など皆そうだ。檜、樅は古葉の上に、唯新しい色を着けるばかりだ。 竹は筍の出る頃、其葉の色は際立って醜い。竹が美しい若葉を着けるのは、子が既に若竹になってからである。生殖...
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・佐藤垢石 ザザ虫の佃煮 (青空文庫)
なか手が出ない。秋田県地方の人々は、姫 柚子 ( ゆず ) などよりも大きい源五郎虫を、強精剤として貪り食うというから、ザザ虫や川百足など、姿の小さいものは恐るるに足るまいと思うが、理屈は抜きにして、ちょ...
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・種田山頭火 其中日記 (十三の続) (青空文庫)
晴。 終日執筆。 午後散歩して一杯。 柚子盗人が来たやうだ、いつぞやは花盗人が来たが。 近来とかく腹が立つて困る、反省が足らないからだ、腹を立てるほど私は人並らしくないではないか! 八月十三日 晴。 沈静...
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・種田山頭火 其中日記 (一) (青空文庫)
がもう芽生えて、間引菜などはお汁の実としていたゞけるやうになりました、 土に親しむ 、この言葉は古いけれど、古くして力ある意義を持つてゐると痛切に感じました。…… 柚子のかをり( にほひ でなくて かをり であ...
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・種田山頭火 其中日記 (二) (青空文庫)
づらに寒うしてよごれた手 ・冬日まぶしく飯をたべない顔で ・落葉ひよろ/\あるいてゆく ひよろ/\あるけばぬかるみとなり落葉する ・落葉して夕空の柚子のありどころ(再録) 一月十九日 雪もよひ、手紙は来ない、行乞...
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・種田山頭火 草木塔 (青空文庫)
雨ふる大根まかう 草の実の露の、おちつかうとする ゆふ空から柚子の一つをもらふ 茶の花のちるばかりちらしておく いつしか明けてゐる茶の花 冬が来てゐる木ぎれ竹ぎれ 月が昇つて何を待つでもなく ひと...
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・佐藤垢石 蜻蛉返り (青空文庫)
へ一塩をなすって置けば、一層よろしい。これを家へ持ち帰って、鱗を払い三枚に下ろして、直ちに刺身に作ってよろしいのである。 食べるとき、醤油のなかへ 橙酢 ( とうす ) か姫 柚子 ( ゆず ) の一滴を落とせば、素晴...
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・小村雪岱 泉鏡花先生のこと (青空文庫)
酢の物などは、もってのほかのことであり、お吸物の中に 柚子 ( ゆず ) の一端、青物の一切が落としてあっても食べられない。大根おろしなども非常にお好きなのだそうですが、生が怖くて 茹 ( ゆ ) でて...
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・太宰治 庭 (青空文庫)
わず話をつづける。「さすがの 太閤 ( たいこう ) も、いつも一本やられているのだ。 柚子味噌 ( ゆずみそ ) の話くらいは知っているだろう。」 「はあ。」と弟は、いよいよあいまいな返辞をする。 「不勉...
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・種田山頭火 其中日記 (十一) (青空文庫)
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・長塚節 長塚節歌集 下 (青空文庫)
米かわきて白きさ筵に竊に椶櫚の花こぼれ居り 楢の木の枯木の中に幹白き辛夷はなさき空蒼く濶し 四 落栗は一つもうれし思はぬにあまたもあれば尚更にうれし 秋の日は枝々洩りて牛草のまばら/\は土のへに射す 柿の樹に梯子掛けたれば藪越しに隣の庭の柚子...
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・佐藤垢石 海豚と河豚 (青空文庫)
肉が大分入っていて人から珍重され、これも河豚嫌いの犬養木堂が、それとは知らずいつも伊予からかまぼこを取り寄せて食っていたところ、そのかまぼこのおいしい理由を説いて聞かされ、急にかまぼこがきらいになったという話がある。 姫柚子...
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・種田山頭火 行乞記 広島・尾道 (青空文庫)
の酒八合、黎々火のカーネーシヨン六本。 いつしよに黎々火と寝る、フトンがないからでもある。 今日の夜明けの星とぴつたり 稲刈日和の、道ばたのをとことをなごがむつかしい話 ・柚子をもぐ朝雲の晴れてゆく 稲刈...
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・種田山頭火 其中日記 (九) (青空文庫)
なく愉快になつた。 午後、Nさん来訪、お互に無一文だからしばらく無駄話をして、さよならさよなら。 柿の葉の落ちるのが目につくやうになつた。 青柚子一つ、秋が匂ふ。 あまつた御飯をおむすびにして焼いてをく、明日の糧です、一つ...
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・長塚節 長塚節歌集 中 (青空文庫)
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・矢田津世子 茶粥の記 (青空文庫)
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・林不忘 釘抜藤吉捕物覚書 宇治の茶箱 (青空文庫)
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