「枕詞」を含む用例
・折口信夫 日本文章の発想法の起り (青空文庫)
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・折口信夫 形容詞の論 ——語尾「し」の発生—— (青空文庫)
くありける(万葉巻一) を例にとつて見る。かう言ふ場合、枕詞の格として、我々は常に、其連続について問題としてはゐない。 なぐはし と よしぬ との間には不即不離の関係があるのだと言ふ位に考へてゐる。此は即、文法...
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・折口信夫 古代中世言語論 (青空文庫)
せ使はねばならぬものなら、成るべく訣らせてゆかう、讃詞を讃められる詞に合せる様にしてゆかうといふことになつて、枕詞といふものが出来てゆくのである。 枕詞の一番古い起源が之である。何だか知らぬが、くつ...
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・土田杏村 あしびの花 (青空文庫)
の珠玉を惜気もなく振り蒔いた、軽快なこの花叢を見ると、だれでもちよつと家持の持つた欲念にそそられる。木瓜の花では扱くことが出来ない。「あしびなす栄えし」と枕詞に使はれたり、「山もせにさける 馬酔木 ( あしび ) 」と叙...
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・折口信夫 高御座 (青空文庫)
ゞ、元旦の詔旨は、即位の のりと を、毎年くり返すものであつた。大倭根子天皇と云ふ枕詞とも言ふべき成語は、単に、讃名ではなかつた。新しく、そこに、霊力を享けて、復活した聖者である事を意味するのだ。 根子...
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・折口信夫 鸚鵡小町 (青空文庫)
り難い後宮をゆかしがつたものと見るのが、一番宛てはまつてゐる様である。「たまだれの 内裡 ( ウチ ) 」と枕詞風に見ても、此点の不都合は免れることが出来ぬ。 思ふに、後宮を出て、里におりた女房たちの、昔の賑やかな生活を忍ぶ趣きが、此歌...
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・斎藤茂吉 万葉秀歌 (青空文庫)
しょう ) ・新講・新解・評釈)。「たまきはる」は 命 ( いのち ) 、 内 ( うち ) 、 代 ( よ ) 等にかかる枕詞であるが諸説があって未詳である。仙覚・ 契沖 ( けいちゅう ) ・真淵らの 霊極...
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・折口信夫 幣束から旗さし物へ (青空文庫)
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・折口信夫 古代民謡の研究 その外輪に沿うて (青空文庫)
もこもれり。われもこもれり」と言ふだけが、後代風なのだ。「わかくさも古草もまじつてゐて、 娯 ( たの ) しい時を思はせてゐる」と言うた表現が、更に文学的に展開した構想の痕が見える。若草を枕詞...
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・折口信夫 国語と民俗学 (青空文庫)
つゝみ と言ふ言葉は、 くさつゝみ ・ やまひ とかゝつて行く言葉で、枕詞ですが、何故、 くさつゝみ が やまひ の枕詞なのかは訣りません。近年、柳田先生は、方言研究に非常に情熱を持たれまして、方言...
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・折口信夫 「しゞま」から「ことゝひ」へ (青空文庫)
信仰だつたのである。事実庶物の精霊の発語することは、後代却て不思議とせぬ所である。伝襲を役としてゐる律文類では、枕詞一類修辞法の様に「言とはぬ木すら」など言ふが、其根本必しも岩石草木に限らず、地上の庶物を 斥 ( サ...
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・折口信夫 小栗判官論の計画 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 (青空文庫)
けるからである。百年に一年足らぬとは、 つくも の枕詞ではない。だから当然九十九の意ではない(百は違ふ。 つゞ で十九或は、九十九か)。百年に満ちて亡びるのでなく、常に一年足らず伸びゆく、此槻の屋の つくも 草を...
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・斎藤茂吉 『さびし』の伝統 (青空文庫)
『ひさかたの』とかいふ枕詞まで使つて歌を作つてゐる。 さういふことは時代に逆行するものだとして、伝統破壊を試みた人々は既に幾たりもゐた。明治新派和歌のうちで、与謝野氏等は、一時、『らむ』とか『けり』とか...
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・寺田寅彦 津田青楓君の画と南画の芸術的価値 (青空文庫)
先を紙になすりつけ、それが数尾のごまめを表わし得て生動の妙を示したところで、これはあまりに職工的なあるいはむしろアクロバチックの芸当であって本当の芸術家としてむしろ恥ずべき事ではあるまいか。文学にしても枕詞...
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・折口信夫 霊魂の話 (青空文庫)
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・折口信夫 歌の円寂する時 (青空文庫)
に中心が出来て来るといった風のものであった為、外界の事象と内界とが、常に交渉して居た。其結果として、序歌が出来、 枕詞 ( まくらことば ) が出来た。交渉の緊密なものは、象徴的な修辞法になった場合もある。一方 外物託言 ( がい...
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・折口信夫 短歌本質成立の時代 万葉集以後の歌風の見わたし (青空文庫)
聯の起しとに繰り返された声楽上の意識が、音脚の上に現れて、句法・発想法を変化させて行つた。くり返しや、挿入の囃し 詞 ( ことば ) は自由に使はれても、主要な休止の意識は「575・577」の形を採らせた。此には、一つ前の民謡の型として、 尚...
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・折口信夫 万葉集の解題 (青空文庫)
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・折口信夫 万葉びとの生活 (青空文庫)
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・折口信夫 日本文学の発生 ——その基礎論—— (青空文庫)
の威霊が活動したことを示すのだ。更に、祝詞を創始した神として伝はる思兼 ノ 神は、枕詞系統の 讃美詞 ( ホメコトバ ) を添へた形で、 八意 ( ヤゴヽロ ) 思兼 ノ 神、又常世 ノ 思兼 ノ 神と称へられてゐた。八意...
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・折口信夫 日本文学の発生 (青空文庫)
した傾向を持つてゐるのだ。訣り易く言へば、宣詞の緊要部なる神の「真言」の脱落したものなのだ。歌よりも、とりわけ古く、断篇であり、原詞章不明のものが多かつたらしい。此が「枕詞」「序歌」なり、或は神聖なる「神・人の称号」なり...
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・折口信夫 副詞表情の発生 (青空文庫)
アマギリノケヌベク ) 」思ほゆ(同巻十二) 此は、類型の一転であらう。 かう言ふ風に、天象の中、降りながらふ物に自由に移つて行くのは、慣用と頓才的飛躍がさうさせるのである。枕詞の内包が性質を換へて行くのと、同じ...
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・折口信夫 和歌批判の範疇 (青空文庫)
する処があつたとすれば、二つのうちの、いづれかゞ強きに失して、他の一つが、之に伴はなくなる。此工夫が即、趣向といふのである。趣向と ことば とが一致しなかつた時は、不調和が生ずる。古人が、 詞 ( コトバ ) 、心に...
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・二葉亭四迷 浮雲 (青空文庫)
は、 背皺 ( せじわ ) よると 枕詞 ( まくらことば ) の付く「スコッチ」の背広にゴリゴリするほどの牛の毛皮靴、そこで 踵 ( かかと ) にお飾を 絶 ( たや ) さぬところから 泥 ( どろ...
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