「本草」を含む用例
・佐藤垢石 ミミズ酒と美女 (青空文庫)
わが国ではあちこちで昔から下熱剤として蚯蚓を煎じてのむ習慣がある。 また支那の医書に蚯蚓は諸熱を解し、小便を利し、足疾を治すと書いてあるが、私の故郷上州では、蚯蚓に小便をかけると、オチンコが腫れるという言い伝えがある。また寝小便の薬であるとも言い伝えている。本草...
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・牧野富太郎 植物一日一題 (青空文庫)
くすい ) 本『 本草綱目 ( ほんぞうこうもく ) 』もまたこれを買い求め、これは今も私の宅に在る。この山崎家の今の主人は医学博士山崎 正董 ( まさただ ) 氏であったが、今は既に故人となった。 サル...
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・南方熊楠 十二支考 猪に関する民俗と伝説 (青空文庫)
( い ) の 子 ( こ ) は猪とあり。『本草綱目』にも豕の子を猪といい、豚といい、※ [#「轂」の「車」に代えて「豬のへん」、282-3] というと出るから、豕和訓イ、俗名ブタの子が猪、和訓...
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・牧野富太郎 カキツバタ一家言 (青空文庫)
たことは書いたが背中に冷汗がにじんできた。 今から千余年も遠い昔にできた深江輔仁の『本草和名』には、加岐都波太、すなわちカキツバタを蠡実、一名劇草、一名馬藺子等と書き、次いで千年余りも前にできた源順の『倭名類聚鈔』にもまた、加木豆波太、すな...
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・南方熊楠 十二支考 兎に関する民俗と伝説 (青空文庫)
るが、古歌には 露窃 ( つゆぬすみ ) てふ名で 詠 ( よ ) んだのもある由(『本草啓蒙』四七)。また本篇に熟兎と書くのは英語でラビット、仏語でラピン、独名カニンヘン、伊名コニグリオ、西名コネホ、これ...
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・南方熊楠 十二支考 蛇に関する民俗と伝説 (青空文庫)
の間違いと見え近頃一向かかる蛇あるを聞かず。ただし昔到る処林野多くも深くもあった世には、尋常のヤマカガシなども今より 迥 ( ずっ ) と老大のもありたるべく、それらを恐怖もて誤察し種々誇大のウワバミ譚をも生じたなるべし、『本草綱目』には 巨蟒...
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・桑原隲藏 支那人の食人肉風習 (青空文庫)
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・佐藤垢石 岡ふぐ談 (青空文庫)
の酒のつまみ物にもなるな。 なにはともあれ、おしやます鍋見参ということにし給え。 本草綱目を繙いてみると、猫肉はその味、甘酸にして無毒とあって、食法が書いてない。倭本草には猫性を指して、気盛んなるとき爪を磨ぎ、喜ぶ...
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・佐藤垢石 鯰 (青空文庫)
にこだわりのない大きな風を持っていた。 日本では鮎と書いて あゆ と読ませるのであるが、中国では鮎という文字は、なまずを指すのである。してみると、鯰という字は日本でこしらえたのかも知れない。なお中国では、 魚とも書く。 大和本草には、昔か...
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・南方熊楠 十二支考 猴に関する伝説 (青空文庫)
[#「にんべん+其」、24-11] を 蒙 ( かぶ ) るがごとし〉、※ [#「にんべん+其」、24-12] は悪魔払いに蒙る仮面というのが古来の解釈だが、旧知の一英人が、『本草綱目』に 蒙頌 ( もう...
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・南方熊楠 十二支考 虎に関する史話と伝説民俗 (青空文庫)
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・木下杢太郎 すかんぽ (青空文庫)
るから、此植物に關する 本草學 ( ほんざうがく ) 的の詮索は御免を 蒙 ( かうむ ) る。 震災前、即ち改築前の大學の庭には此草が毎年繁茂して、五月なかばには紅緑の粒を 雜 ( まじ ) へた...
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・佐藤垢石 採峰徘菌愚 (青空文庫)
は百聞に勝るというから、細かなことは現地において実演してみせるが、要するに蜂の子を採って、それを酒の肴にすることだ。 また、酒か? いや、酒はつけたりであるが、蜂の子のおいしいことは、 本草綱目に、 頭足...
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・河上肇 小国寡民 (青空文庫)
の新芽を包める薄き皮の開くこと)一敷栄(花のしげり咲くこと)、童子皆な来り報じて惟だ謹む。放翁是に於て本草を考へ、以て其の性質を見、離騒を探り、以て其の族類を得、之を詩爾雅及び毛氏郭氏の伝に本づけ、以て其の比興を観、其の...
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・永井荷風 一夕 (青空文庫)
一銭 ( いっせん ) を 出 ( いだ ) すもの 無 ( な ) し〕 一 市川松莚 ( いちかわしょうえん ) 君この頃『 本草図譜 ( ほんぞうずふ ) 』『草木育種』『絵本 野山草 ( のや...
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・宮本百合子 雨と子供 (青空文庫)
きりなく傘を打って降る雨の音、自分がずぶ濡れになる気持、部屋の中で小さい弟が駈け廻るドタドタいうこもった音。自分も一本草のように戦きながらそれ等を聴き感じ子供は久しく立っていた。 〔一九二六年九月〕 底本:「宮本百合子全集 第十...
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・南方熊楠 きのふけふの草花 (青空文庫)
茶の初まりだと日本で聞いたと、存分人を茶にした話を記す。 オランダ石竹 英語でカーネイションといふは肉色の義で、その花の色によると説くが、 本 ( もと ) はコロネイションといつたので、昔、花冠...
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・内藤湖南 敬首和尚の典籍概見 (青空文庫)
筆談の如き者を指したれば、和上は已に考訂を知りしなり。類書としては三通、又大平御覽、册府元龜、文苑英華を三大書とし、藝文類聚、初學記、北堂書抄を唐の三書として擧げたるなど、皆其の選擇の當を得たるを見るべく、本草學、脈學、醫方...
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・久生十蘭 平賀源内捕物帳 萩寺の女 (青空文庫)
町 ( しらかべちょう ) の裏長屋に住んでいる一風変った 本草 ( ほんぞう ) 、究理の大博士。当節、江戸市中でその名を知らぬものはない、 鳩渓 ( きゅうけい ) 、平賀源内先生。 「医書、儒書...
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・南方熊楠 十二支考 鼠に関する民俗と信念 (青空文庫)
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・豊島与志雄 三つの悲憤 ——近代伝説—— (青空文庫)
よりはおもに、隊の医務をやっていた老人から、本草の学をまなんだこと、そしてその老師が亡くなったので、休暇をもらって帰省したこと、大体そんなことだけでした。 「この范君は、僕以上によく知っています。」と彼...
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・灰燼十万巻(丸善炎上の記) (青空文庫)
しては日本の文明にも亦寄与したものはシーボルト一人であった。シーボルトが若し渡来しなかったら、日本の蘭学や本草学はアレ程に発達しなかったであろうし。又日本の動植物や特殊の文明も全然欧洲人に理解されていなかったであろう。其のシーボルトの『日本動植物譜』は特...
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・毒と迷信 (青空文庫)
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・羽志主水 越後獅子 (青空文庫)
かな紅色で凝固る性質を失って居る上に、一番素人にも判るのは、 肺の中に煤を吸い込んで居る だろうと思います」 黙って聴いて居た署長は腹の中では、セセラ笑った。 本草の通り代脉喋舌るなり 、何がァ、本に...
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・佐藤垢石 たぬき汁 (青空文庫)
その肉は人の肺気を強くし、 脾 ( ひ ) 胃を補ひ、皮は 裘 ( かわごろも ) を製し、骨は邪気を除くと本草に見えてゐる。さらに狸は、冬月に極肥し、山珍の首なりと説明してあるから、狸汁に憧憬する者、 豈 ( あに ) われ...
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・佐藤垢石 『七面鳥』と『忘れ褌』 (青空文庫)
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・泉鏡花 寸情風土記 (青空文庫)
( かなざは ) にて 言 ( い ) ふ 松 ( まつ ) みゝは 初茸 なり。 此 ( こ ) の 茸 ( きのこ ) は、 松 ( まつ ) 美 ( うつく ) しく 草 ( くさ ) 淺 ( あさ...
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・菊池寛 蘭学事始 (青空文庫)
ンダ流の医術、 本草 ( ほんぞう ) 、物産、究理の学問に志ある者を初め、 好事 ( こうず ) の旗本富商の 輩 ( はい ) までが、毎日のように押しかけていた。 ことに御医術の野呂玄丈や、山形...
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・岸田國士 日本文化の特質 ——力としての文化 第二話 (青空文庫)
を示す好適例は無数にあるのであります。 学問の領域に於ても、最近の研究に従へば、哲学の如き抽象理論の追求は別として、自然科学、特に数学の発達は、明治以前に於て著しいものがあるとのことです。 本草学としての薬草の採集、観察、実験...
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