「救世軍」を含む用例
・東京通信 (Wikisource)
恭次郎 —— 大正十二年十二月 —— 飢えた腹の底で短気な悲哀が旗をふつてゐる 安い酒精も与へられない洋服君 十二月末の黄色い東洋的色彩の貧弱 力ない歩行のピエローの群れの中 景気の好いのは 救世軍...
ja.wikisource.org/wiki/東京通信
・岸田國士 「不可解」の魅力 (青空文庫)
る。佳い「詩」だと思つた。競馬場も貴賓とやらが来るまでは無難。踊り場の空気もいゝ。救世軍の会堂は、傑れた諷刺である。僕は、こやつ凡庸作家に非ずと思つた。解らない 白 ( せりふ ) がざらにある。翻訳...
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・永井荷風 猥褻独問答 (青空文庫)
は上下万民に了解せらるる興味なり。かくの如く平民的平等的なる興味また他に求むべからず。救世軍の日本に来るやまづ吉原の娼妓によつて事をなす。天下 普 ( あまね ) く喜んでその事の是非を論ぜり。当路...
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・宮本百合子 短い感想 ——家族円卓会議について—— (青空文庫)
的な或る正義感を抱いておられることは意味ふかいことであると思った。 私は、聰明な久美子さん達がいかなることがあろうと救世軍に入ったら、今日生産面を土台とする社会の日々の生活において婦人と子供が受けている惨苦を根絶し得るなどと愚かなことを考え...
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・寺田寅彦 千人針 (青空文庫)
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・萩原朔太郎 初めてドストイェフスキイを讀んだ頃 (青空文庫)
全く理解されてなかつたのである。單にドストイェフスキイばかりでなく、白樺派の偶像としてあれほど流行したトルストイさへ、少しも本質的には理解されて居なかつた。世界の文豪である大トルストイが、救世軍的人道主義者として擔がれたり、通俗...
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・芥川龍之介 文部省の仮名遣改定案について (青空文庫)
警視庁保安課のかかる常談を取締まるに甚だ寛なるを怪まざる能はず。 僕は勿論山田孝雄氏の驥尾に附する蒼蠅なり。只雑誌「明星」の読者を除ける一天四海の恒河沙人は必しも仮名遣改定案の愚挙たるを知れりと言ふべからず。即ち予言者ヨハネの如く、或は救世軍...
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・坂口安吾 足のない男と首のない男 (青空文庫)
チキな仕事をしてゐる事務所にきまつてゐるのである。日本の堕落こゝに至る、私が暗然として昔の救世軍本部を仰いで祖国のために暗涙を流したのもムベなるかな、今日つひに敗北し、戦争十年の日本の腐敗、官界軍閥の堕落のあとを眺めれば、郡山...
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・小熊秀雄 憂鬱な家 (青空文庫)
と凡太郎の相場は決まつてしまふ。 親不孝の凡太郎 父親が、ゲジ/″\よりも、大嫌ひな赤い帽子を冠つて、楽隊附で神様を売歩く西洋坊主。 救世軍の士官に相場はきまるのだ。 ——凡太郎。神様のお先棒にだけはなつて呉れるなよ。 する...
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・森鴎外 余興 (青空文庫)
( はんもん ) するか。そして発狂するか。額を石壁に 打 ( ぶ ) ち附けるように、人に向かって説くか。救世軍の伝道者のように 辻 ( つじ ) に立って叫ぶか。馬鹿な。己は 幼穉 ( ようち ) だ...
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・山羊髯編輯長 (青空文庫)
なくステッキの前にうなだれてしまった。この間、酔っ払った勢いでナグリ倒した救世軍士官の顔が、眼の前にチラ付いて来た。 「……ヒッ……ヒッ……ヒ……」 山羊髯が突然に妙な声を出したので、吾輩はビックリして顔を上げた。まる...
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・失楽園殺人事件 小栗虫太郎 (青空文庫)
の閲覧を拒絶した、院長の措置から発したのでしょうが、黒松の弟も東海林の父親も、代価に不服をいい出しましたし、殊に、幹枝の姉で鹿子といって、前身がU図書館員だという救世軍の女士官は、この手記を見ると、途方...
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・与謝野晶子 食糧騒動について (青空文庫)
という額のものは 悉 ( ことごと ) く富豪階級における男子たちの名に由って提供されております。 こういう巨額な寄附をしてこそ慈善行為も現に見る所のように、その効果を最も顕著に挙げることが出来ます。現代の慈善はかつて私が救世軍...
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・永井荷風 深川の散歩 (青空文庫)
の人たちはいずれも東京の場末に生れ育って、昔ながらの迷信と宿習との世界に安じていたものばかり。洋服をきて髯など 生 ( はや ) したものはお廻りさんでなければ、救世軍のような、全く階級を異にし、また...
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・太宰治 苦悩の年鑑 (青空文庫)
発する。提燈持ちは、アアメンと呻く。私は噴き出した。 救世軍。あの音楽隊のやかましさ。 慈善鍋 ( じぜんなべ ) 。なぜ、鍋でなければいけないのだろう。鍋にきたない紙幣や銅貨をいれて、不潔じゃないか。あの...
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・萩原朔太郎 ニイチェに就いての雑感 (青空文庫)
な感激性で崇拝して居たこと、あたかも大正期の文壇でトルストイやドストイェフスキイやを、単なる救世軍の大将(人道主義者)として、白樺派の人々が崇拝して居たに同じである。甚だしきは、かつてニイチェズムの名が、本能...
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・平出修 畜生道 (青空文庫)
災を好機として吉原遊廓の滅絶論を唱へる人があつた。救世軍や基督教徒を中心とした一団と、女権論者の一群とが首唱者であつた。ふだん女権などを云はない人でも、婦人は流石に之には賛同せざるを得なかつた。旭光新聞などは四方に訪問記者を走らせて、名流の談話、殊に...
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・夏目漱石 文芸と道徳 (青空文庫)
解釈し自分でも認めつつあるのは疑もない事実だろうと思うのです。現に私がこうやって演壇に立つのは全然諸君のために立つのである、ただ諸君のために立つのである、と救世軍のようなことを言ったって諸君は承知しないでしょう。誰のために立っているかと聞かれたら、社の...
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・寺田寅彦 時事雑感 (青空文庫)
はよしてくれと言っても待ってはくれない。地震学者だけが口を 酸 ( す ) っぱくして説いてみても、救世軍の太鼓ほどの反響もない。そうして恐ろしい最後の審判の日はじりじりと近づくのである。 帰りの汽車で夕日の富士を仰いだ。富士...
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・小栗虫太郎 人外魔境 遊魂境 (青空文庫)
ぼ ) 。極貧、小犯罪、失業者の巣。いかに、救世軍声を 嗄 ( か ) らせどイースト・リヴァの澄まぬかぎり、ここの どん詰り ( デッド・エンド ) は救われそうもないのだ。 「ここが、二〇九番地だから、この...
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・太宰治 春の盗賊 (青空文庫)
あせった形である。どうも、自分の過去の失態を調子づいて 罵 ( ののし ) るのは、いい図ではない。いやらしくないか。悔いあらための、いまは行いすました悟り顔、救世軍か何か。似ているぞ。また、叱られた 供奴 ( とも...
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・泉鏡花 露肆 (青空文庫)
して、大口を 開 ( あ ) いて 喋 ( しゃべ ) る……この学生風な五ツ紋は 商人 ( あきんど ) ではなかった。 ここらへ顔出しをせねばならぬ、救世軍とか云える人物。 「そこでじゃ諸君、 可...
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・知里幸恵 日記 (青空文庫)
こにゐた美しいおとみさんが出されてしまったといふ——急に品行が悪くなって夜遊びするのだった、と云ふ……。かはいさうに……。 救世軍はもう終りかけた所へ行った。小隊長が細い/\手を動かして、しかも強い声でザアカイの話をしてゐたらしかった。私が...
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・豊島与志雄 溺るるもの (青空文庫)
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・与謝野晶子 平塚・山川・山田三女史に答う (青空文庫)
けるには どう したら好いかという問題を中心としている」といわれたのは、それは花の日会や救世軍などの慈善運動に奔走する婦人たちにこそ適評となるでしょうが、私に対しては「否」という外はありません。 しか...
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