「拍子木」を含む用例
・宮本百合子 夜寒 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/16016_30025.html
・宮本百合子 田舎風なヒューモレスク (青空文庫)
ばセンチメンタルな心持になる。祖母は八十四だ。女中はたった十六の田舎の小娘だ。たれに向って、私は、 「ほう、おかしいことよ、私は少々センチメンタルになって来てよ」 といわれよう! 私は、御飯時分になると、台所の土間に両足下りて、うこぎ垣越に往還に向い拍子木...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3854_12768.html
・北大路魯山人 だしの取り方 (青空文庫)
おぶしとかつおぶしとを 叩 ( たた ) き合わすと、カンカンといってまるで拍子木か、ある種の石を鳴らすみたいな音がするもの。虫の入った木のように、ポトポトと音のする 湿 ( しめ ) っぽい 匂 ( にお ) いの...
www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49986_37674.html
・與謝野晶子 晶子詩篇全集 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000885/files/2557_15784.html
・三遊亭円朝 牛車 (青空文庫)
の 中 ( うち ) に 五 ( ご ) もく 鮨 ( ずし ) が出たり 種々 ( しゆ/″\ ) 御馳走 ( ごちそう ) が 出 ( で ) ます 中 ( うち ) にチヨン/\と 拍子木...
www.aozora.gr.jp/cards/000989/files/50084_35524.html
・甲賀三郎 琥珀のパイプ (青空文庫)
やがて恩給もつこうと云う四十幾つの身で、家内のほかに男とてもなし、 頗 ( すこぶ ) る迷惑を感じながら、 凡 ( およ ) そ一週間に一度は夜中に拍子木を叩かねばならないのであった。 さてその夜の話である。十二時の交替頃から 暴風...
www.aozora.gr.jp/cards/000260/files/1429_20127.html
・長塚節 菜の花 (青空文庫)
て見ると隣に居た男がひよつと頭を引つ込ませて此も不思議相に後を見る所であつた。風呂場の掃除をするタワシでもあらうか、竹の先へ棕櫚の毛を束ねたのを以て以前の印半纏の男が立つてる人々の頭を端から端へと叩くのであつた。拍子木の音が遠くやがて近く往來から響いて來た。室内が靜まつた。余の...
www.aozora.gr.jp/cards/000118/files/4524_14452.html
・尾崎放哉 入庵雑記 (青空文庫)
それに小さい拍子木がはいります。其の又拍子木が非常によく鳴るのです。舞台では十三から十五六迄位の美しい娘さんが、手拭と扇子とをもつて、御詠歌に合して踊るのであります。此島には未だ、この拍子木も、踊も...
www.aozora.gr.jp/cards/000195/files/43777_25705.html
・宮本百合子 菊人形 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/4032_12795.html
・久米正雄 手品師 (青空文庫)
はそれからそれと考へ及ぶ問題を事務所の片隅で上下してゐた。 もう 疾 ( と ) うに開館を 報 ( し ) らす鐘が鳴り渡つて、座の方には見物が半分ほども入つた頃である。楽隊の音が聞える。拍子木の響がする。客を呼ぶ黄色い声が起る。見物の足音が聞える。外の...
www.aozora.gr.jp/cards/001151/files/43552_24348.html
・岡本綺堂 島原の夢 (青空文庫)
の秘密を容易に観客に示そうとはしない。しかも観客は一人も忍耐力を失わないらしい。幽霊の出るまえの鐘の音、幕のあく前の拍子木の音、いずれも観客の気分を緊張させるべく不可思議の魅力をたくわえているのである。少年...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49547_33620.html
・永井荷風 帝国劇場のオペラ (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/001341/files/49651_37948.html
・楠山正雄 文福茶がま (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000329/files/18336_11941.html
・岡本かの子 家霊 (青空文庫)
南蛮を拵えたものが料理場から丼に盛られて、お夜食に店方の者に割り振られた。くめ子もその一つを受取って、熱い湯気を吹いている。このお夜食を食べ終る頃、火の番が廻って来て、拍子木が表の薄 硝子 ( ガラス ) の障子に響けば看板、時間...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/984_19594.html
・岡本綺堂 半七捕物帳 白蝶怪 (青空文庫)
しい墓も古い墓も闇の底に鎮まり返っていた。 提灯の火が又ひとつあらわれた。 拍子木 ( ひょうしぎ ) の音もきこえた。火の番の藤助という男がここへ廻って [#「廻って」は底本では「廻つて」] 来たのである。三人...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/964_15046.html
・芥川龍之介 将軍 (青空文庫)
か鳴りの悪い 拍子木 ( ひょうしぎ ) が響いた。と思うとその幕は、余興掛の少尉の手に、するすると一方へ引かれて行った。 舞台は日本の室内だった。それが米屋の店だと云う事は、一隅に積まれた米俵が、わず...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/156_15202.html
・長塚節 撃劍興行 (青空文庫)
人がもう殆んど一杯になつて地稽古もだらけて來た頃道具を肩へかけた連中が木戸の方から六七人ゾロゾロと這入つて來たが「飛入劍士席」と張札のある棧敷へ一固りに腰を下した、間もなく拍子木を打つと共に地稽古の劍士は去つて場中は遽にひつそりとしたが、やが...
www.aozora.gr.jp/cards/000118/files/4612_15634.html
・夢野久作 名娼満月 (青空文庫)
筋の両側に身動き一つせず。わけても松本楼に程近い石畳の四辻は人の顔の山を築いて、まだ何も通らぬうちから 固唾 ( かたず ) を呑んで、酔うたようになっていた。 そのうちに聞こえて来る 前触 ( しらせ ) の拍子木。草履...
www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2125_23061.html
・岡本綺堂 思い出草 (青空文庫)
を禁止されたのはやはり十八、九年の頃であろう。今も昔も変らないのは番台の拍子木の音。 五 紙鳶 ( たこ ) 春風が吹くと、紙鳶を思い出す。暮の二十四、五日頃から春の七草、即ち小学校の冬季休業の間は、 元園...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/49558_33626.html
・寺田寅彦 追憶の冬夜 (青空文庫)
られた過去が月の光に浮かされて浮び上がっているのだというような気がしたのかもしれない。 そういう晩には 綿入羽織 ( わたいればおり ) をすっぽり頭からかぶって、その下から口笛と共に白い蒸気を吹出しながら、なるべく脇目をしないようにして家路を急いだものである。そういう時にまたよく程近い刑務所の構内でどことなく夜警の拍子木...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/24408_15378.html
・思ひ出 抒情小曲集 (青空文庫)
に清らかな水は廢市に注ぎ入り、樂しい祭の前觸(まへぶれ)が、異樣な道化(どうげ)の服裝をして、喇叭を鳴らし拍子木を打ちつゝ、明日(あす)の芝居の藝題(げだい)を面白ろをかしく披露しながら町から町へと巡り歩く。 祭は...
www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/2415.html
・永井荷風 十日の菊 (青空文庫)
利用の法を知らしむる老婆心に他ならぬのである。 往時、劇場の作者部屋にあっては、始めて狂言作者の事務を見習わんとするものあれば、古参の作者は書抜の書き方を教ゆるに先だって、まず見習をして 観世捻 ( かんぜより ) をよらしめた。 拍子木 ( ひょ...
www.aozora.gr.jp/cards/001341/files/49654_38511.html
・国枝史郎 正雪の遺書 (青空文庫)
深々と更けて行く。夜番の鳴らす拍子木の音が、屋敷を巡って聞こえるのさえ、今夜は 沁々 ( しみじみ ) と身に浸る。戸の隙からでもまぎれ込んだのであろう、大形の蚊が輪を描きながら燈皿の 周囲 ( まわり ) を廻...
www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/43746_18689.html
・正岡容 初代桂春団治研究 (青空文庫)
てしまつたらうとおもふ。 泥棒が兇器で板戸を破る、その音の表現に、ベリバリ、ボリ。(「書割盗人」東京の「夏泥」) 拍子木を鳴らす音は、カラカツチカツチ。(「二番煎じ」) 往来に掛け廻してある竹簾のやうなものを開ける音に、カラ...
www.aozora.gr.jp/cards/001313/files/49302_33999.html
・北原白秋 水郷柳河 (青空文庫)
しさは町の子供の何にも代へ難い季節の華である。さうしてこの一騒ぎのあとから、また 久濶 ( ひさし ) ぶりに清らかな水は廃市に注ぎ入り、楽しい祭の前触が異様な道化の服装をして、喇叭を鳴らし拍子木を打ちつつ、明日...
www.aozora.gr.jp/cards/000106/files/4986_15850.html
・北大路魯山人 日本料理の基礎観念 (青空文庫)
いうふうにして材料を選択するか。かつおぶしとかつおぶしとを 叩 ( たた ) き合わすと、カンカンとまるで 拍子木 ( ひょうしぎ ) を鳴らすみたいな音でないといけません。虫の入った木のような、ポトポトしかいわない、湿っぽい 匂...
www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/49990_37893.html
・岡本綺堂 綺堂むかし語り (青空文庫)
の石榴口には例の西郷桐野篠原の画像が掲げられてあった。 男湯と女湯とのあいだは 硝子 ( ガラス ) 戸で見透かすことが出来た。これを禁止されたのはやはり十八、九年の頃であろう。今も昔も変らないのは番台の拍子木の音。 紙鳶 春風が吹くと、 紙鳶...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/1306_14484.html
・岡本綺堂 両国の秋 (青空文庫)
の方で かちかち という 拍子木 ( ひょうしぎ ) の音がきこえると、お絹はそこにある茶碗の水をひと息にぐっと飲みほして、だるそうに立ちあがった。お君はうしろに廻って再び彼女に別の衣裳を着せかえた。 今度...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/478_33090.html
・岡本綺堂 半七捕物帳 半鐘の怪 (青空文庫)
早く云えば町内の雑用を足す人間で、毎日の役目は拍子木を打って時を知らせてあるくんです。番太郎の家は大抵自身番のとなりにあって、店では草鞋でも蝋燭でも 炭団 ( たどん ) でも 渋団扇 ( しぶうちわ ) でもなんでも売っている。つま...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/965_14983.html
・海野十三 軍用鼠 (青空文庫)
三十分ぐらいで門前に現われることだろう。そうなると、門の脇に取りつけてある郵便新聞受の金属函がカチャリと鳴り響くはずだった。それが夜明けの幕が上る拍子木の音のようなものであった。 彼は福引の話をとにかく物にして、すこ...
www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3533_18204.html
他の用例のページ
センチメンタル 北大路魯山人 琥珀のパイプ 三遊亭円朝 半七捕物帳 宮本百合子 岡本かの子 抒情小曲集 カンカン リョーマ 不可思議 乃木将軍 久米正雄 二番煎じ 他ならぬ 作者部屋 冬季休業 北原白秋 十日の菊 国枝史郎 夢野久作 寺田寅彦 尾崎放哉 岡本綺堂 帝国劇場 廻り舞台 日本料理 春の七草 桂春団治 楠山正雄 永井荷風 海野十三 狂言作者 甲賀三郎 男が立つ 綿入羽織 黄色い声 ある種 その夜 オペラ カツチ ガラス タワシ チヨン ヒュー モレス 一人も 一週間 事務所 何にも 出来た 刑務所 十二時 印半纏 四、五 地稽古 夜明け 季節の 小学校 巡って 年の頃 御詠歌 御馳走 忍耐力 思い出 思ひ出 手品師 拍子木 書き方 月の光 松本楼 正岡容 清らか 渋団扇 火の番 番太郎 知らせ 石榴口 程近い 端から 老婆心 聞こえ 自身番 菊人形 菜の花 身動き 鐘の音 長塚節 頭から 風呂場 飛行船 馬鹿に 一度 一方 一杯 一町 一隅 七人 三人 三十 上下 両側 両国 両足 事務 二十 交替 人知 人種 人間 今夜 今度 以前 余興 作者 兇器 全集 八十 冬夜 出方 初代 利用 劇場 十三 十五 十八 十六 半分 半鐘 南蛮 受取 口上 口笛 古参 台所 周囲 問題 喇叭 四十 四辻 固唾 土間 基礎 堀口 場中 場内 場合 夏泥 夜中 夜寒 夜番 夜警 夜食 大形 女中 女湯 室内 家内 家路 将軍 小娘 少尉 少年 屋敷 島原 帰途 幽霊 底本 廃市 張札 役目 往時 往来 往還 御飯 心持 思議 恩給 或夜 扇子 手拭 披露 掃除 提灯 文福 料理 新聞 日本 日頃 明日 易者 春風 時分 時間 晶子 暴風 書割 書抜 服装 木戸 本国 材料 東京 板戸 桐野 棕櫚 楽隊 構内 正雪 毎日 気候 気分 水郷 泥棒 湯気 満月 炭団 片方 片隅 牛車 牡丹 田舎 男湯 町内 画像 番台 異様 病気 発生 発達 白蝶 盗人 看板 石畳 研究 硝子 祖母 禁止 福引 秋思 秘密 竹簾 篠原 米俵 米屋 紙鳶 綺堂 緊張 繋縛 脇目 興行 舞台 芝居 芥川 芸術 茶碗 草履 草鞋 蒸気 藤助 蝋燭 衣裳 表現 西郷 見物 見習 観世 観客 観念 詩篇 説明 足音 軍用 追憶 連中 過去 道具 道化 選択 遺書 郵便 金属 門前 開館 障子 雑用 雑記 静浦 面白 風土 飛入 魅力