「押入」を含む用例

辞典・百科事典の検索サービス - Weblio辞書

初めての方へ

参加元一覧


用語解説|ニュース|動画|本・雑誌|文献|商品|全文検索|用例
「押入」を含む用例

豊島与志雄 白血球 (青空文庫)
高窓から射す日の光が、 薄 ( うっす ) らとぼやけてゆく頃、秋子何気なくその室にはいって、押入前に佇むと、ぞーっと底寒い気がして、ぶるぶる身体震えた。それが変に不気味だった。然し押入開けてみても、清の...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42413_27970.html
容堂) ) ニ 謁 ( エツ ) し候所、実ニ同論ニて土老侯も三月十五日までに大坂まで被 レ 出候よし、薩侯にも急 大坂まで参り土老と一所京方押入、 先 ( (まづ) ) 日州大本を立候との事、西郷...
www.aozora.gr.jp/cards/000908/files/51793_40060.html
林芙美子 瀑布 (青空文庫)
折り二方障子で、片方は襖、奥は、三尺床の間に [#「床の間に」は底本では「床の間の」] 一間押入れがついてゐる。障子も襖も新しいせゐか、案外こざつぱりした部屋だつた。紫檀まがひの卓子の前へ坐ると、隣室から、女は...
www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/24363_19229.html
夢野久作 犬と人形 (青空文庫)
な事はない。逃げかも知れないが、人形押入れに仕舞ってあったのだから、きっと焼けてしまったに違いない。もうしかたがないから二人ともおとなしく遊ぶのですよ。そう...
www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/46712_27676.html
太宰治 春 (青空文庫)
来襲時には、妻が下の男の子背負い、私は上の女の子を抱いて、防空 壕 ( ごう ) に飛び込みます。先日にわかに敵機降下して来て、すぐ近く爆弾落し防空壕飛び込むひまも無く、家族は二組にわかれて押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/24449_13146.html
林芙美子 絵本 (青空文庫)
上に冷えた、土鍋のふちに、もうが四五匹這ひあがつてゐる。高いが啼き始めた。 お婆さんは湿つた押入れをあけて、袋の中から書留と判こを出すと、をついて町の郵便局へそろそろ歩いて行つた。郵便局事務員が「おば...
www.aozora.gr.jp/cards/000291/files/24368_15542.html
牧野信一 地球儀 (青空文庫)
だん悪くなるばかり……」 母は押入片付けながら言った。続けて、そんな気分振り棄てるように、 「こっちの家はほんとに狭くてこんな時にはまったく困ってしまう。第一どこに何がしまってあるんだか少しも分らない」などと 呟 ( つぶ...
www.aozora.gr.jp/cards/000183/files/49719_36753.html
は身をすくめながら 頭 ( かぶり ) をふった。 「それじゃあ連れの男を識っているのか」 女中はやはり識らないと云った。彼女はおどおどして始終うつむき勝ちであったが、ときどきに床の間に列んだ押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000082/files/1023_14991.html
坂口安吾 白痴 (青空文庫)
は昔この家の肺病息子がねていたそうだが、肺病の豚にも贅沢すぎる小屋ではない。それでも押入便所戸棚がついていた。 主人夫婦仕立屋町内のお針の先生などもやり(それ故肺病息子を別の小屋へ入れたのだ)町会役員などもやっている。間借...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42621_21290.html
大阪圭吉 銀座幽霊 (青空文庫)
露次から 出入 ( ではいり ) した者はない、とハッキリ申立てた。そこで警官引返すと、今度はいよいよガタピシ煙草屋の厳重な家宅捜査しはじめた。そして、便所でも押入でも、片ッ...
www.aozora.gr.jp/cards/000236/files/1269_28162.html
夢野久作 骸骨の黒穂 (青空文庫)
団から乗出して冷めたくなっているのが、 老爺 ( おやじ ) の心安い巡回巡査発見されたので、色々と死因調べられたが別に怪しい点は一つも無かった。 ただ一つ、盗まれたものはないかと 家中うちじゅう ) を調べているうちに、押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000096/files/2094_19609.html
鈴木三重吉 千鳥 (青空文庫)
か ) しくなる。床の上に、小さな花瓶に 竜胆りんどう ) の花が四五本挿してある。夏二た月の 逗留とうりゅう ) の間、自分この花瓶に入り替りしおらしい花を絶やしたことがなかった。床の横の押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000107/files/1532_20039.html
の手をひいて野原一散に駈けだしたのですが、稲妻にてらされた草の葉の露をみて、女は手をひかれて走りながら、あれはなに? と尋ねました。然し、男はあせっていて、返事をするひまもありません。ようやく一軒荒れ果てた家を見つけたので、飛びこんで、女を押入...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/44919_23669.html
リ・ルッソオの絵だった。それも汚ならしく皺のよった、たった一枚版画で、押入れの埃の底から出て来たものだ。私はぽんぽんと埃を払ひ、こんなところにこんな絵が、と、両手に支へ、証書を読むやうに眺めたり、壁へ...
www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/2157_18414.html
原民喜 遺書 (青空文庫)
封された) 藤島宇内氏宛 大変厄介なことをお願ひしますが、よろしく処理して下さい佐々木基一講談社大久保鈴木重雄君の三人にはすぐ連絡しておいて下さい 渡すものが押入のなかにあります 風呂...
www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/4788_7030.html
蘭郁二郎 蝕眠譜 (青空文庫)
い箱のようなものであった。 その中に大きな寝台一つ書物のとりちらかされたテーブル一つ椅子一つ、タッタそれだけ世界であった。その外目につくのは部屋つきあたりにある一間位の押入テーブル本の間に挟まって、かす...
www.aozora.gr.jp/cards/000325/files/43433_24881.html
(青空文庫)
んだなと子は思ふと、気が浮いて、 「何処へ行くの?」と訊いた。 母は黙つて押入開けると、下唇を咬んで蒲団の載つてゐるまま長持の蓋上げた。 「行くの?」と子は又聞いた。 母は黒く光つた丸帯出して、 「お父...
www.aozora.gr.jp/cards/000168/files/2160_5601.html
豊島与志雄 待つ者 (青空文庫)
だけがなおじっと待っている。 また、硝子戸半ばカーテンを引かれた室内で、若い女が静に動いている。奥働き女中であろうか。押入の襖を開いて、寝床をのべているのだ。柔かな布団真白シーツ恐らくはの...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42541_22797.html
てるんじゃないか。ええ、それより早く蒲団持って来いというに——」 いずれも むしょう に昂奮した口調で、こんなことを 応酬おうしゅう ) したのち、女房返事口の中でして奥の間飛び込んだ。押入から蒲団を 曳...
www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1229_18846.html
子の腕といわずといわず無数の注射の跡で肉が堅くなっているのだ。麻薬常習者であった。押入の中からは、それを証拠立てるモルヒネアンプル多数現れた。 たぶん二人犯人は、奈々子麻薬注射してやると云って、より強烈なものを注射したのだろうと考えられた。しか...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45938_39306.html
からは深夜盛り場ネオンが低く覗いてゐる。下手横に階下へのドア室内上手の部分一段高くなつて畳敷になり、その奥はカーテン仕切られて見えず、右の隅は押入れ、カーテン押入れの間は狭い通路(裏梯子へ)、二台の球台中一台だけが正常な位置(下手...
www.aozora.gr.jp/cards/001311/files/49830_38859.html
という厳重なしまりをしてある室なんだろう。 「君、鍵はありませんか」 女は布団に顔を伏せたまま、かぶりを振るばかりだった。帆は、ジリジリしてくる心をやっと押えつけながら、室のうちを、あちこち見廻したが、襖がすこし開きかけている押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/1236_18847.html
原民喜 災厄の日 (青空文庫)
と女はこんなことを云ひ出した。 「あなたの荷物は沢山おありなのですか。明日あたり私はここを引揚げるつもりですが、ただ少しお願ひがあるのです。目ぼしい荷物は持つて行きますが、この鏡台とか押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/4753_6666.html
原民喜 原爆回想 (青空文庫)
かなり興奮していたようだが、気丈夫なところがあった。この元気な姿を見て私は一層気持がはっきりした。 私は自分全裸体でいるのに気づいて苦笑した。何か着るものはないかと妹を顧ると、妹は壊れ押入から、うま...
www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/4784_6722.html
画く当つ人の子宿命身を以て嘆くことも身を以て溺れることも身を以てより良く生きんとするともない単なる戯作の筆と通俗諦観のみではないか。 稀れに不貞対す憎しみ現れゝば、それは「つゆのあとさき」の清岡進手先に言ひふくめて女の袂を切らせたり女の押入れへ投げこんだり、そん...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42893_23092.html
坂口安吾 行雲流水 (青空文庫)
ソノ子のお尻をさすりそうな感まった情愛がこもって見えたので、人々妖しさ毒気をぬかれたのであった。 吾吉のたのみを受けたので、ソノ子を訪ねると、弟妹学校へ行ったあと、男靴が一足あって、誰か押入れへ隠れ様子である。 「これよ。出て来なさい。まん...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/43167_34358.html
立てこめてあって、誰も中に入らぬよう、一人警官が番をして居た。 康雄が署長名刺を示すと、警官は襖をあけて中へ入れてくれた。そこは八畳の居間で、床の間の脇は押入れになって居てやはり襖が立ててあったが、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000262/files/48078_39325.html
太宰治 思ひ出 (青空文庫)
そのころ十四五を越えてゐまいと思ふ苜蓿を私の田舍では「ぼくさ」と呼んでゐるが、その子守は私と三つちがふ弟に、ぼくさの四つ葉を搜して來い、と言ひつけて追ひやり私を抱いてころころと轉げ つた。それからも私たち藏の中だの押入...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1574_15508.html
太宰治 川端康成へ (青空文庫)
に手を入れ、消し去り書き加え、五回ほど清書直して、それから大事に押入れの紙袋中にしまって置いた。今年正月ごろ友人檀一雄がそれを読み、これは、君、傑作だ、どこかの雑誌社へ持ち込め、僕は...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1607_13766.html



他の用例のページ

かも知れない  好色破邪顕正  佐々木基一  何処へ行く  半七捕物帳  小酒井不木  持って来い  豊島与志雄  鈴木三重吉  お婆さん  ですよ。  アンプル  カーテン  ガタピシ  ジリジリ  テーブル  モルヒネ  三吉慎蔵  三好十郎  三年三月  坂口安吾  夢野久作  大阪圭吉  家宅捜査  小さな花  岡本綺堂  川端康成  引揚げる  悪くなる  林芙美子  横光利一  殺人事件  海野十三  牧野信一  目ぼしい  蘭郁二郎  行雲流水  身を以て  違いない  鈴木重雄  長持の蓋  この花  シーツ  ネオン  ルッソ  一つも  一散に  一段高  不気味  事務員  二十日  人の子  仕立屋  出て来  南京虫  原民喜  四つ葉  地球儀  大久保  太宰治  奈々子  奥の間  女の子  妖しさ  床の間  底寒い  思ひ出  憎しみ  時には  檀一雄  気丈夫  煙草屋  申立て  男の子  白血球  盛り場  硝子戸  私たち  立てて  色々と  花電車  草の葉  講談社  郵便局  防空壕  風呂の  一人  一所  一枚  一足  一軒  一間  三人  三尺  三月  下唇  不貞  世界  両手  中心  丸帯  主人  事件  二人  二方  京方  人形  今年  今度  仕切  仕舞  位置  作家  便所  傑作  先日  先生  全裸  六大  出入  十五  十四  千鳥  卓子  原爆  友人  口調  台中  同論  名刺  回想  土鍋  坂本  外目  多数  大坂  大本  夫婦  女中  女房  学校  宇内  室内  家中  家族  宿命  寝台  寝床  小屋  居間  岡進  巡回  巡査  布団  常習  幽霊  底本  弟妹  強烈  役員  応酬  怪死  息子  情愛  慶応  戯作  戸棚  手先  手紙  押入  敵機  文学  日州  昂奮  明日  書物  書留  来襲  梯子  椅子  様子  横丁  正月  死因  毒気  気分  気持  注射  深夜  清書  瀑布  災厄  爆弾  片方  版画  犯人  町会  町内  畳敷  発見  白痴  真白  秋子  稲妻  竜胆  第一  紙袋  紫檀  絵本  署長  老爺  肺病  背負  自分  興奮  苜蓿  苦笑  荷物  荷風  蒲団  藤島  西郷  見廻  証書  詩集  諦観  警官  身体  返事  逗留  通俗  通路  連絡  遺書  部分  部屋  野原  銀座  鏡台  防空  降下  階下  障子  隣室  雑誌  電気  風呂  骸骨  高窓  麻薬  黒穂
モバイル
モバイル版のWeblioは、下記のURLからアクセスしてください。
http://m.weblio.jp/
_ _   

©2012 Weblio RSS