「抜き出」を含む用例

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「抜き出」を含む用例

折角 ( せつかく ) の御尋ね対する御返事にはならないから、さう 大袈裟 ( おほげさ ) な問題として取扱はないで、僕の書いた小説の 中 ( うち ) で、 一寸 ( ちよつと ) 風変りなものを二つ抜き出...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3781_27339.html
防止について細心の注意を払わなければならない。 一 けん銃を手にしたときは、回転けん銃にあつては弾倉開き自動式けん銃にあつては弾倉抜き出遊底を引いて、たまの有無を確かめること。 二 射撃するときのほか、回転...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S37/S37F30301000007.html
へた。 特別にこれといふところ抜き出すのは、なかなか骨が折れるが、 ——毎日書きつけてゐるこれらのノオトは、うつかりすると書いて発表するかもしれない「悪いもの」を、うまく 堕 ( おろ ) して...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44518_36689.html
檸檬 (Wikisource)
歩き廻った疲労出て来たのだと思った。私は画本の前へ行って見た。画集の重たいのを取り出すのさえ常に増して力が要るな!と思った。しかし私は一冊ずつ抜き出しては見る、そして開けては見るのだが、克明にはぐってゆく気持はさらに湧いて来ない。しかも呪われたことにはまた次の一冊を引き出...
ja.wikisource.org/wiki/檸檬
菊池寛 勝負事 (青空文庫)
ぽかと日の当っている堆の陰で、祖父とその五つになる孫とが、相対して蹲っていたそうです何をしているのかと思ってじっと見ていると、祖父が積み重っているの中から、一本を抜いたそうです。すると、孫が同じように、一本抜き出...
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佐藤垢石 想い出 (青空文庫)
はうるさいといったような一瞥与えただけで、何とも答えてくれなかった。 しばらくすると、釣れ方が遠くなった。老人は腰から 叺 ( かます ) を抜き出して、一服つけた。私はこの機会を逸してはと考えた。 『私に友釣り教えてくれませんか』 と...
www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46771_26787.html
ふのは悪に対して無頓著なインダルゼンスとは全く異なり、悪の一点一画をも見遁さず認めて後に、そのいまはしき悪をも赦すのである。「七度七十倍するまで赦せ」と教へた耶蘇は、「一つの眼汝を罪に堕さば抜き出して捨てよ」と誡めた同じ人である。「罪の価は死なり」とあ...
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寺田寅彦 蓄音機 (青空文庫)
動きだすとともに今の歌がそろそろ出て来た。それは妙に押しつぶされたような鼻声ではあったが、ともかくも文学士特徴ある「ラアヽ」などの抑揚をかなり忠実再現したので、講堂の中からは自然な感嘆の声とおさえつけた笑声とが一時に沸きあがった。 この一日出来事どういうものか私の中学時代思い出中に目立って抜き出...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2446_10267.html
足らずで読んでしまうと、ぽいとそれをの隅へ投げ出してしまった。それから何か横文字の本を本棚から抜き出して読みはじめた。まるであんな手紙には一分間以上の時間をさく価値がないといった風だった。私はほっとした。と同...
www.aozora.gr.jp/cards/000221/files/48095_39663.html
毒と迷信 (青空文庫)
走らしめたのである。かくてマンドレーク抜き出されて後に、そのマンドレーク唸り声を聞いて死んで了(しま)ふ。ローマ文豪プリニー記載する所に依ると人々は之を抜き取る際、風に背を向けて立ち、刀を...
www.aozora.gr.jp/cards/000262/files/1460.html
岡本かの子 快走 (青空文庫)
長火鉢かかった 鉄瓶てつびん ) の湯気の上封じ目かざした。 「すっかり濡れしまいましたけれど、どうやら開きました」 母親四つに折った書簡箋をそっと抜き出して拡げた。 「声を出し読みなさい」 父親...
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三郎江戸川乱歩城昌幸木々高太郎小栗虫太郎海野十三原稿を、座談会形式集めた「持ち寄り奇談会」。そこから、海野執筆分を抜き出し、「あの世から便りをする話」とした底本には、他の「出席者」の「発言...
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しい身構をして、鞘を払つた。明るく、強く、切るやうに、鋼鉄は 鞣皮 ( なめしかは ) の鞘から滑り出してその陰険な、人に媚びるやうな光沢現した。男は次第に 刃 ( やいば ) を抜き出しながら茶色...
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梶井基次郎 檸檬 (青空文庫)
私の心はのしかかってはゆかなかった。憂鬱立て 罩 ( こ ) めて来る、私は歩き廻った疲労出て来たのだと思った。私は画本の前へ行ってみた。画集の重たいのを取り出すのさえ常に増して力が要るな! と思った。しかし私は一冊ずつ抜き出...
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んしょう ) 、花崗石の 常念坊 ( じょうねんぼう ) 、そのそばから抜き出、なだらかな南岳、低くなった蝶ヶ岳、高い穂高乗鞍御嶽 ( おんたけ ) 、木曾駒と、をまとうた群嶺は、 備 ( そなえ ) をな...
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葉山嘉樹 坑夫の子 (青空文庫)
鑿の先の欠けた奴を抛りだした。 秋山は運転を止めた。 「オイ、もう五尺は入っただろう」 ガラガラッとハンドル廻しながら、六尺鑿を抜き出した。 小林は前へ廻って、鑿を外しながら、 「エッ」と云った。 「もう...
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與謝野寛 素描 (青空文庫)
を見ると四十分の猶予しかなかつた。おれは急いで顔を剃つた。女も手提の 金色 ( きんいろ ) の 嚢 ( サツク ) から白粉入を出しておれの使つて居る 掛鏡 ( かけかがみ ) を覗き込みながら化粧をしなほした。おれはトランクの底から百フラン紙幣三枚抜き出...
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検査のために必要があると認めるときは、次の事項構造検査を受ける者に命ずることができる。 一 ボイラー被覆物の全部又は一部取り除くこと。 二 管若しくはリベツトを抜き出し、又は板若しくは管に穴をあけること。 三 鋳鉄...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000033.html
一部をはがすこと。 三 リべツト抜き出し、又は部材一部に穴をあけること。 四 ワイヤロープ一部切断すること。 五 前各号に掲げる事項のほか、当該検査のため必要と認め事項落成検査を受ける者は、当該...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000034.html
装置又はブレーキ分解すること。 二 リベツトを抜き出し、又は部材一部に穴をあけること。 三 ワイヤロープ一部切断すること。 四 前各号に掲げる事項のほか、当該検査のため必要と認め事項製造検査を受ける者は、当該...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S47/S47F04101000035.html
岸田國士 屋上庭園 (青空文庫)
気まづげに相手の顔を見るが、すぐに懐に手をやつて)あゝ、いゝとも。それくらゐならあるよ。(紙入れ出して、紙幣抜き出し、並木に渡す) 並木 ありがたう。(そのまゝ袂にしまふ) 重苦しい沈黙三輪 風が無くなつたね。 並木...
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宮本百合子 文芸時評 (青空文庫)
時間歩く間に私は四五度針をもった。私は何か一口に云いきれない苦し心持で光る針に三遍赤糸をからめて小さコブこしらえて、お辞儀をしてかえした。外科的な専門立場で云うと、千人針を体につけていて弾丸当ると、弾丸の方は比較たやすく抜き出...
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感服致しました。 一寸 ( ちょっと ) ご免」と立ち上ると、土間の方へ下りて行った。 玄関へ行って見廻すと、道十郎の傘がある。じろりと見ると眼を返し土間引っ返しを見たが、 「よし」と云うと一本の傘をからスルリと抜き出...
www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/43774_19493.html
木下尚江 大野人 (青空文庫)
早くへ帰らねばならぬと云ふ。 まあ、少しお休みなさいと無理に引き留めて、種々と承はる。例の矢立抜き出して、半紙延べ利根川流域地図が画かれる。而して洪水氾濫の決して天災では無くして全く人工であることを説明される。簡潔...
www.aozora.gr.jp/cards/000525/files/43240_24364.html
氷蔵の二階 (青空文庫)
小棚から懐中鏡をとり出した。鏡を開いて片手持ち片方の指で頻りに鼻毛抜き出した。円いくくれた顎をつき出し一心に目を据えてぐっと引張るが、なかなか抜けて来ない。気合をこめて引張っては擽ったそうな顔をする。房が到頭ふき出...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/1960_6051.html
くさ と朝の掃除を急いだ女中たちの心も葉子には読めた。葉子はその女たちを見送るとなんという事なしにさびしく思った。 帯の間にはさんだままにしておいた新聞切り抜きが胸を焼くようだった。葉子歩き歩きそれを引き出...
www.aozora.gr.jp/cards/000025/files/202_20066.html
状況狼藉極めたり。家具は総て破壊し、所々投げ散らしあり。一の寝台敷布団引き出し、室の中央放棄したるを見る。一の椅子の上に血まぶれの剃刀あり。カミンの上に血の着きたる白髪二三束あり。髪は頗る長く暴力にて引き抜き...
www.aozora.gr.jp/cards/000094/files/2076_34316.html
岡本かの子 老妓抄 (青空文庫)
っと手を取って下さいな」と云った。そして船の中へ移るとき、わざとよろけて柚木の背を抱えるようにして 掴 ( つかま ) った。柚木の鼻に香油匂いがして、胸の前に後 襟 ( えり ) の赤い裏から肥った白い首がむっくり抜き出...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/447_19592.html
39年鈴木三重吉宛書簡のみを抜き出しました。 ※各書簡冒頭番号は、底本に振られた通し番号です。 ※句点有無は、底本通りとしました。 ※「[]」付き添えられた底本の注は、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000148/files/2575_7069.html
菊池寛 長篠合戦 (青空文庫)
信玄御法事の時殉死を遂げんとした処高坂昌澄に 諫 ( いさ ) められて本意なく今日まで存命した。今日この場所こそは命の棄て処である」と。進んで三の柵際まで来て、自ら柵を引抜き出した。大音声名乗り挙げるが、織田...
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