「感覚的」を含む用例
・岸田國士 私の演劇論について (青空文庫)
りと主張したやうに思つてゐること。 第二に、私が演劇の要素を感覚的と心理的とに区別し、「白」即ち心理的要素なりと断定したやうに思つてゐること。 さて、第一の誤解については、「我等の劇場」中の「演劇の本質」なる...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44576_28675.html
・岸田國士 ファンテジイ (青空文庫)
くファンテジストたる路を撰ぶであらう。 ファンテジイは想像を緯とし観察を経とする芸術的手法の一である。 作者の感興を以て現実を程よく着色することである。 非論理的事相に感覚的実在性を与へることである。 必然を無視することによつて、新し...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44350_34164.html
・岸田國士 文学座『夢を喰ふ女』を演出して (青空文庫)
としてもつとも崩壊しやすい条件を持つている人間群をとらえて、それを心理的、もしくは思想的角度からではなく、一種の感覚的角度で、それらの人物個々の生態を描いていることと、戯曲の定石としての構成を無視して、人物の絵模様のリズミカルな動きを、その...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44747_39634.html
・宮本百合子 読者の感想 (青空文庫)
の印象が何故か読者の胸にぴたりとしないのはどういうものだろう。読んでゆくうちに心が吸いよせられ、アブゾーブされ切れない。或る点まで牽きよせられ、もう一つというところで何ともしようない状態に置かれるので、不満めいた気持になるのです。牽かれるのは、その感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3857_12725.html
・西田幾多郎 フランス哲学についての感想 (青空文庫)
ルブランシュとスピノザとを比べて見れば、 思半 ( おもいなかば ) に過ぐるものがあるであろう。 元来芸術的と考えられるフランス人は感覚的なものによって思索するということができる。感覚的なものの内に深い思想を見るのである。フランス語の「サン...
www.aozora.gr.jp/cards/000182/files/1049_40744.html
・松濤明 ピークハンティングに帰れ (青空文庫)
ーツであるにしても、なんと末梢感覚的、病的なスポーツであろう。芯からの逞しさや、均衡のとれた豊円さはとても感じられない。そしてこれで満足させられるようなスポーツ感情はなんと病的なものであろう。多少 穿 ( うが ) ち過...
www.aozora.gr.jp/cards/000307/files/43683_17888.html
・折口信夫 和歌批判の範疇 (青空文庫)
がまた個々の読者の主観界に空想的仮象として顕はれる。 形体的内容は、読者の観照によつて、写象としてあらはれるが、今一歩其知性的分子を脱して感性に入ると、感覚的仮象となるのであるが、此感覚的仮象が観念界において、実質...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/47204_32256.html
・岸田國士 小劇場記念公演 「ハムレット」を観る (青空文庫)
が大半の原因は、俳優の肉体的条件、文学的教養、就中その台詞に対する感覚的訓練の相違にあるといひ得よう。 が、翻つて、この公演の意義を他に求めれば、築地改築記念の儀式的公演として十分重みもあり華やかでもあり、劇場...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44488_36674.html
・岸田國士 映画の演劇性 (青空文庫)
魅力の一半を演劇的なるものに負つてゐるやうに思ふ。 勿論、本質と本質とを対立させれば、演劇と映画とは正に相犯すことを許さぬ独自の美学をもつてゐる筈であるが、また同時に、物語の 幻象 ( イメージ ) 化、或は、眼と耳に愬へる心理的感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44516_36645.html
・宮本百合子 芸術が必要とする科学 (青空文庫)
淋しく濁った一面の白に感じ、その前に聳えている青桐の梢は泥絵具のような重い黒で感じているのであった。神経の疲労のこの現象は、短い瞬間に非常に多くのことを私に暗示した。 肉体の疲労が、こんな工合に色彩に対する感覚に作用し、われわれが頭で知っている色感と現実の感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2873_8427.html
・芥川龍之介 東西問答 (青空文庫)
きり制限して貰はないと、僕にはどちらにも 左袒 ( さたん ) 出来ない。あらゆる芸術は感覚的である。同時に又あらゆる芸術は、意志的である。だから、風流は意志だと云ふ説も、ある意味では成立つと同時に、風流は感覚...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3788_27362.html
・岸田國士 未完成な現代劇 (青空文庫)
大きな欠陥とすべきは、「言葉の価値」が著しく無視されてゐることである。「聴かせるための言葉」が、文学的に云つても、まだ極めて幼稚な表現にしか達してゐないことである。「語られる言葉」が、「読まれる言葉」に対して、どれだけの心理的乃至感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44339_36703.html
・中原中也 詩に関する話 (青空文庫)
記録慾は、分析が繊細であればある程強いのでもあらうが、その慾は昂ずれば、やがて事物から自己を隔離することになる。尠くとも理論と事実とが余りに対立して、人格の分裂となる。 近来芸術が非常に感覚的であるか又、一方...
www.aozora.gr.jp/cards/000026/files/50232_35106.html
・伊丹万作 映画と音楽 (青空文庫)
の標題がどういうものか、それは音楽家自身にはよくわかつているはずである。我々は何も音楽家の力を借りて判じものをやろうとしているのではない。感覚的に画面とぴつたり合致さえすれば桜の場面に紅葉の曲を持つてこようと、ある...
www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43636_27745.html
・宮本百合子 私も一人の女として (青空文庫)
氏はまじり気なくあの当時の打撃によって、「 自身の妻としての栄子 」に対する何か特別な、何か心持を満す表現がほしかったのであろうと察せられます。只、私は、妻に対するそういう謂わば非常に感覚的な苦しい愛情の表現の形式として、松本...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3087_10657.html
・岸田國士 「語られる言葉」の美 (青空文庫)
別以外に、様々な声のニュアンスといふものがある。 このニュアンスは、例へば楽器の音色のやうなもので、「語られる言葉」の味に、著しい差異をつける。そして、その差異は、啻に感覚的な効果に於いてのみではなく、実に...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44564_28644.html
・芥川龍之介 世之助の話 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/183_15274.html
・岸田國士 演劇本質論の整理 (青空文庫)
が主かといふ問題は、岩田氏の云ふ如く、「果てしなき論議」だとは、僕は思はぬ。「動作」が主なる演劇もあり、「言葉」が主なる演劇もあり得ると考へるのが普通であらう。また、「言葉」が心理的で、「動作」が感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44510_36652.html
・宮本百合子 ディフォーメイションへの疑問 (青空文庫)
人としての文学上の素人の意見は文学に大きい評価の価値を占めてくるものである。 おなじ文化でも音楽のことになると、音楽の特別な性質——感覚的な音というもので表現される芸術として訴える力は大きいが文学のような大衆からの素人批評が音楽そのものを発展させ新しくさせる力に乏しい。文学...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2978_10073.html
・宮本百合子 もう少しの親切を (青空文庫)
推し移されつつある自覚が、極めて感覚的なものとなって各自の胸に、頭に感じられている。 こういうなかで、恋愛は、人間生活、社会生活の強い綜合的な発動である性質上、めいめいの生活の中で敏感に時代を反映せざるを得ない。今日...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3161_10805.html
・宮本百合子 長篇作家としてのマクシム・ゴーリキイ (青空文庫)
な性質ではなく、情景も人物も、そのものとして色濃いながらいかにもそれはゴーリキイ風なと特徴づけられる種類の、総括的雰囲気にくるまれたものである。ゴーリキイは感受性の鋭い、智的というより感覚的な作家であって、目撃...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2766_8777.html
・高村光太郎 書について (青空文庫)
構造のメカニズム。感覚的意識伝達としての知性的デフォルマシヨン。すべてそういうものが基礎となってその上に美が成り立つ。そういうものを無視しては書が存在し得ない。書を究めるという事は造型意識を養うことであり、この...
www.aozora.gr.jp/cards/001168/files/46371_25628.html
・織田作之助 大阪の可能性 (青空文庫)
弁というものは語り物的に饒舌にそのねちねちした特色も発揮するが、やはり瞬間瞬間の感覚的な表現を、その人物の動きと共にとらえた方が、大阪弁らしい感覚が出るのではなかろうか。大阪弁は、独自的に一人で喋っているのを聴いていると案外つまらないが、二人...
www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/46351_26686.html
・岡本かの子 新時代女性問答 (青空文庫)
ょう ) が入らなくなった 勢 ( いきおい ) もありはしないか。 かの子 ここの所 一寸 ( ちょっと ) そういう 風 ( ふう ) な状態ですね。 極 ( ご ) く 繊細 ( せんさい ) な感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4550_15438.html
・芥川龍之介 片恋 (青空文庫)
は不思議だね。夢の話と色恋の話くらい、聞いていてつまらないものはない。 (そこで自分は、「それは当人以外に、面白さが通じないからだよ。」と云った。「じゃ小説に書くのにも、夢と色恋とはむずかしい訳だね。」「少くとも夢なんぞは感覚的...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/74_15176.html
・岸田國士 サン・ジョルジュ・ド・ブウエリエについて (青空文庫)
ともう一つ注意すべきことは、此の戯曲が、極端なまでに舞台上の感覚的効果、即ち、照明、音響、色彩等を勘定に入れて組み立てられてゐるといふことである。 このことは、ほんたうに戯曲を読み得るものなら誰でもわかるのであるが、由来、この...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44551_27426.html
なにいきいき書けたことはすでに知れわたっていることだし、ロマン・ローランは『ジャン・クリストフ』の中で非常に感覚的にまで立ち入って幾つかの面白いタイプを書いているし、ジイドなどもやはり女はよく書いていると思うんですネ。夏目漱石なんかは『三四郎』やそ...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/2866_8491.html
・宮本百合子 帝展を観ての感想 (青空文庫)
女が首に手拭をむすび裾をはし折って花見の人が去った後の緋モーセンの床几の上へ一人、すねを並べて足袋をつき出しているところが描かれている。この小さい諷刺的な絵は、感覚的な効果をもって日本の下層階級生活の貧困と猥雑さとその日暮しの感じとを、傍観的に、だが強く表現していたのである。 私は...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3154_10791.html
・宮本百合子 未開の花 (青空文庫)
ン・クリストフ」の中で実によく女の多様なタイプを描いている。それぞれに異った性格、生きかたをするそれぞれの女が驚くばかりの瑞々しさで極めて感覚的に、肉体と精神とで活かされている。「魅せられた魂」とい...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3163_10809.html
・善くならうとする祈り (青空文庫)
てのものの本体は知識では解らない。物を知るとは、その物を体験すること、更に所有(アンアイグネン)することである。善悪を知るには徳を積むより外はない。 善と悪との感じは、美醜の感じよりも遥かに非感覚的な価値の意識であるから、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000256/files/1413.html
用例の品詞分類
他の用例のページ
デフォルマシヨン せざるを得ない ある意味では ハンティング クリストフ ジョルジュ ディフォー ニュアンス ハムレット フランス人 フランス語 メカニズム リズミカル 宮本百合子 岡本かの子 知っている 織田作之助 考えられる 西田幾多郎 高村光太郎 し得ない その上に つき出し という事 に於いて もう一つ もう少し イメージ ゴーリキ スピノザ スポーツ フランス マクシム ルブラン ローラン 一問一答 下層階級 中原中也 伊丹万作 出来ない 夏目漱石 幾つかの 思索する 折口信夫 社会生活 読売新聞 非論理的 うな重 その人 ジイド ジャン ゾーブ タイプ ピーク ファン メイシ モーセ ロマン 三四郎 並べて 今一歩 可能性 多様な 大阪弁 実在性 小劇場 心もち 心理的 意志的 感受性 感覚的 文学座 文学的 新時代 日暮し 未完成 果てし 様々な 泥絵具 現代劇 知性的 神経の 紅葉の 総括的 肉体的 芸術的 華やか 語り物 誰でも 逞しさ 過ぐる 雰囲気 音楽家 一人 一半 一寸 一種 一面 主張 主観 事実 事物 事相 二人 人格 人物 人間 今日 仮象 伝達 体験 作家 作用 作者 価値 俳優 傍観 儀式 元来 先方 公演 内容 分子 分析 分裂 制限 劇場 効果 動作 勘定 区別 印象 原因 反映 台詞 各自 合致 和歌 哲学 問答 問題 善悪 均衡 基礎 場面 大半 大衆 大阪 女性 存在 定石 実質 対立 小説 就中 岩田 岸田 崩壊 工合 左袒 差異 希望 帝展 床几 当人 当時 形体 形式 心持 必然 思想 思議 性格 性質 恋愛 情景 想像 意志 意義 意見 意識 愛情 感性 感情 感想 感興 感覚 我等 戯曲 所有 手拭 手法 打撃 批判 批評 改築 敏感 教養 整理 文化 文学 断定 日本 映画 時代 暗示 未開 末梢 本体 本質 条件 東西 松本 楽器 構成 構造 標題 模様 欠陥 欲望 気持 注意 演出 演劇 無視 照明 片恋 物語 特徴 特色 猥雑 現実 現象 理論 生態 由来 男性 画面 疑問 疲労 病的 発動 発展 発揮 目撃 相違 着色 瞬間 知識 科学 種類 空想 第一 第二 築地 精神 素人 綜合 繊細 美学 美醜 肉体 自分 自己 自覚 自身 舞台 色彩 色恋 色感 芥川 花見 芸術 表現 要素 観察 観念 観照 角度 言葉 訓練 記念 記者 記録 評価 誤解 読者 論議 諷刺 貧困 足袋 近来 造型 長篇 隔離 青桐 面白 音楽 音色 音響 風流 饒舌 魅力