「愛用」を含む用例
・浜尾四郎 殺人迷路 (連作探偵小説第八回) (青空文庫)
君は自身で犯罪を行い自ら名告りをあげているじゃないか」 「じょ、じょうだんでしょう。僕は一度だって自分がしたなんて云った事はありませんよ」 「指紋はどうしたかね。足跡はどうしたかね。而して眼鏡、それに残してあったエアシップ二本。このエアシップは偶然にもこの小生が愛用...
www.aozora.gr.jp/cards/000289/files/47764_30950.html
・堀辰雄 「エル・ハヂ」など (青空文庫)
ドはボオドレエルの詩を思はずにはゐられないのだ。兩者における完璧たらんとする願ひ、饒舌への嫌惡、さうして同じやうな 不意打ち (surprise)の愛用、そのための極端な省略…… 私が昔「エル・ハヂ」を譯したとき、或る...
www.aozora.gr.jp/cards/001030/files/47955_39425.html
・上村松園 幼き頃の想い出 (青空文庫)
者の注視から逸して淋しく 蹲 ( うずくま ) って居る故も解らぬ品物でございます。そこに私はゆくりなく慎ましい美を発見するのでございます。たとえばその昔女郎の足に 絡 ( まと ) わって居た下駄だとか、或いは高家の隠居が愛用...
www.aozora.gr.jp/cards/000355/files/47301_32083.html
・芥川龍之介 変遷その他 (青空文庫)
でも彼女の手紙によれば、それは明治天皇の愛用し給うたネク・タイであり、彼女のそれを送つて来たのは何年か前に墓になつた母の幽霊の命令に従つたものだとか言ふことだつた。それから又彼等の或ものは、…… 兎...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/3777_27343.html
・坂口安吾 わが工夫せるオジヤ (青空文庫)
弱化しつつあるからである。 私は二年前から、肉食することは一年に何回もないのである。それまでは、特にチャンコ鍋(相撲とりの料理で、いろいろの作り方があるが、主として獣肉魚肉野菜の寄せ鍋のようなものである)を愛用していた。その...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45897_34353.html
・佐藤垢石 濁酒を恋う (青空文庫)
( どぶろく ) でやろうかと考えている。濁酒の味も捨てたものではない。濁酒を燗鍋で温めて飲むのも風雅なものだ。私の子供の時分には故郷の村の人々は自家用の 醪 ( にごりざけ ) を醸造しては愛用...
www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46801_26521.html
・坂口安吾 居酒屋の聖人 (青空文庫)
れの値段で毎日のやうに変つてゐる。ひどく律儀な値段であるが、東京から出掛けてくる僕の友達は大概眼をつぶつたり息を殺したりして飲むやうな酒であつた。僕は愛用してゐた。 トンパチ屋の常連は、近所の百姓と工場の労務者達であつたが、百姓...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45875_32923.html
・芥川龍之介 煙管 (青空文庫)
城の 本丸 ( ほんまる ) へ 登城 ( とじょう ) する毎に、必ず愛用の 煙管 ( きせる ) を持って行った。当時有名な煙管商、 住吉屋七兵衛 ( すみよしやしちべえ ) の手に成った、 金無...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/80_15183.html
・神西清 チェーホフの短篇に就いて (青空文庫)
ら ) かだ。 しかしそれらは、後年のチェーホフがより磨かれた形で愛用した形式のプリミチヴな 萌芽 ( ほうが ) にしか過ぎず、初期の諸作を貫く定まった形式というものはまず見当らぬと言って差支えない。それ...
www.aozora.gr.jp/cards/001157/files/49180_37962.html
・伊丹万作 カタカナニツイテ (青空文庫)
ガナトイウモノハ、元来毛筆ナラビニ和紙トイウモノトトモニ育ツテキタモノデ、ソレラヲ離レテハホトンド生命ノナイモノト思ウ。ヒラガナトカタカナハ相前後シテ生レタラシイガ、前者ハ毛筆ト和紙ニ対シ適合性ヲ持ツテイタタメ今日マデ愛用...
www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43640_26159.html
・坂口安吾 母を殺した少年 (青空文庫)
洋的な虚無家であつた。本来無東西的な陰性なオプチミスムを愛用し、積極的な情熱の虚偽を蔑みながら愛してもゐた。森春涛の機関誌に派手な感慨を羅列した七言絶句を投稿して、わづかに鬱憤を晴らしたりした。 若い...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42985_21271.html
・坂口安吾 剣術の極意を語る (青空文庫)
に身を投げる如くにして敵の向ふ脛を右手の棒で横に払ふ。向ふ脛をなぐられゝば弁慶も泣く。 第三の奥儀は公開できぬ。この奥儀は一人にて三人の敵に勝つ方法といふのであるが、この夏、井上友一郎愛用のスタンドバーへ這入つて酔つ払つたら、三人...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45877_32934.html
・寺田寅彦 小泉八雲秘稿画本「妖魔詩話」 (青空文庫)
ンチメートルで、用紙は 一枚漉 ( いちまいず ) きの純白の鳥の子らしい。表紙は八雲氏が愛用していた 蒲団地 ( ふとんじ ) から取ったものだそうで、紺地に白く 石燈籠 ( いしどうろう ) と 萩 ( はぎ...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2505_9345.html
・上村松園 想い出 絵の道五十年の足跡を顧みて (青空文庫)
時御褒美に硯を頂戴致しました。この硯は永年座右に愛用致しまして蓋の金文字がすっかり消えてしまいましたが、幼い私の中に画家を見付け出していろいろ励まして下さいました中島先生の御恩は一生忘れることが出来ません。 その時分、家の...
www.aozora.gr.jp/cards/000355/files/49740_35370.html
・内田魯庵 温情の裕かな夏目さん (青空文庫)
ろがその出来上ったインキスタンドは実に嫌な格好の物で、夏目さん自身も嫌で仕様がないとこぼしておられたことを記憶している。 左様、原稿紙も支那風のもので……。特に夏目漱石さんの嫌いなものはブリウブラクのインキだった。万年筆は絶えず愛用せられたが、イン...
www.aozora.gr.jp/cards/000165/files/1211_20725.html
・海野十三 奇賊悲願 烏啼天駆シリーズ・3 (青空文庫)
どうあっても兄貴からいいつけられた仕事をやってみせないでは済まなくなった。 「兄貴、今からでも出かけますぜ」 と、貫一は胸へ手を突込むと、愛用のピストルをつかみ出して、畳の上へ置いた。 烏啼は、その方をちょっと 睨 ( にら ) んだだけで素知らぬ顔で話をすすめる。 「貫一...
www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/2713_28477.html
・佐々木味津三 右門捕物帖 千柿の鍔 (青空文庫)
狩りが中止になった結果、急にもようが変わり、将軍家をはじめ 扈従 ( こじゅう ) の諸侯がたが、今から小石川のご用矢場に回って、御前競射をすることになったので、至急に愛用の弓を屋敷からその小石川のほうへ辰に持参せい、とい...
www.aozora.gr.jp/cards/000111/files/588_19451.html
・坂口安吾 安吾の新日本地理 道頓堀罷り通る (青空文庫)
ツのツケ焼きである。私は牛のキンタマを食わされたこともあった。「染太郎」とは死んだ漫才屋さんの芸名。そのオカミサンのやってるオコノミ焼き屋で、浅草の芸人たち愛用の安直な店。 「今日の食べ物はホルモン焼ッきや」 オカ...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45902_37421.html
・寺田寅彦 コーヒー哲学序説 (青空文庫)
後まもなく郷里の田舎へ移り住んでからも毎日一合の牛乳は欠かさず飲んでいたが、東京で味わったようなコーヒーの香味はもう味わわれなかったらしい。コーヒー糖と称して角砂糖の内にひとつまみの粉末を封入したものが一般に愛用された時代であったが往々それはもう...
www.aozora.gr.jp/cards/000042/files/2479_9658.html
・鈴木鼓村 二面の箏 (青空文庫)
か白羽の矢が自分にでも当ったかの如く思って、ワッとばかり自分の前に泣き伏した、自分は 色々 ( いろいろ ) と 慰 ( なぐさ ) めて、 漸 ( ようや ) く安心させたが、今もその娘が愛用している。 するとまた、四ヶ月ばかりの 後...
www.aozora.gr.jp/cards/001350/files/49196_33004.html
・岡本かの子 夏の夜の夢 (青空文庫)
をいつも事務か娯楽で紛らしてゐなければならないといふことを十分承知して、そして実際それをやつてゐるほどの文化人だつた。 帰朝後はいよ/\交際を密接にした弥一郎と勇吉とは、 寵愛 ( ちょうあい ) してゐるパイプ——ネクタイピン——卓上の一枝の花——を一方は割愛し、一方は愛用...
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4184_17919.html
つもない馬鹿騒ぎが持ちあがり、踊りが始まり、なんともはやお話にもならぬ 悪戯 ( わるさ ) がおつぱじまる始末なのぢや。 バラライカ 露西亜の農民間に愛用される楽器の一種で、共鳴胴の表面が三角形をなす、マン...
www.aozora.gr.jp/cards/000207/files/47123_35877.html
・伊丹万作 戦争責任者の問題 (青空文庫)
的要求に幾分かの美的要求が結合したものであつて、思想的表現ではないのである。しかるに我が同胞諸君は、服装をもつて唯一の思想的表現なりと勘違いしたか、そうでなかつたら思想をカムフラージュする最も簡易な隠れ蓑としてそれを愛用したのであろう。そし...
www.aozora.gr.jp/cards/000231/files/43873_23111.html
・坂口安吾 人生三つの愉しみ (青空文庫)
用いている宿酔しない方法というのを説いておられる。水をガブ/\のんで歯をみがくと、歯ミガキ粉が少し自然にノドへはいって、それがシゲキとなって胃の中のものを全部はきだす、という方法である。その道の学者がこういう原始的方法を愛用...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/45899_34354.html
・佐藤垢石 魔味洗心 (青空文庫)
卵を常食にしているほど好む。だから早春の渓流に山女魚やはやを狙う釣り師は、これを餌に愛用するのである。 魚類の卵のうちでは、鰍の卵が不味の骨頂であるかもしれぬ。そこで鰍の肉骨は舌の尖端を魅するにも拘わらず、卵の...
www.aozora.gr.jp/cards/001248/files/46755_25691.html
・織田作之助 大阪発見 (青空文庫)
お菜の三杯酢にする半助とはんぺんを買って、下寺町のわが家に戻ると、早速亭主の下帯へこっそり いもり の一匹を縫いこんで置き、自分もまた他の一匹を身に帯びた。 ちかごろヴィタミンCやBの売薬を何となく愛用している私は、 いもり の黒...
www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/4106_7695.html
・大手拓次 「香水の表情」に就いて ——漫談的無駄話—— (青空文庫)
鋭い感性の探針によつて、いよいよ豊かに、その盛りあがり、 湧 ( わ ) きたつ幻想曲を吾々の前に現出する。 香水は、それを愛用するものに、見知らぬ国を与へるのだ。薄明と夢との交錯する国でありうつらうつらとした青き 白日...
www.aozora.gr.jp/cards/000190/files/46403_24378.html
・直木三十五 ロボットとベッドの重量 (青空文庫)
は通じます。」 「君は、夫人を、愛しているか。」 「は。」 男は、ロボの顔を凝視していた。夫人が、 「愛という言葉も判るわ。」 「そういう単語は、返事ができるんですね。」 「簡単な、恋愛用語だけは——」 「蹴飛...
www.aozora.gr.jp/cards/000216/files/46416_24612.html
・魯迅 井上紅梅訳 端午節 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/001124/files/43020_15537.html
・海野十三 ヒルミ夫人の冷蔵鞄 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000160/files/3523_18462.html
用例の品詞分類
他の用例のページ
捨てたものではない surprise カムフラージュ スタンドバー ネクタイピン 佐々木味津三 ANIKI エアシップ チェーホフ ハーモニカ バラライカ 井上友一郎 仕様がない 夏の夜の夢 岡本かの子 直木三十五 素知らぬ顔 織田作之助 身を投げる CHER と言って に就いて カタカナ キンタマ コーヒー ゴーゴリ シリーズ スタンド トンパチ ニコライ ヒラガナ ピストル ホルモン メートル ロボット 七言絶句 上村松園 不意打ち 伊丹万作 佐藤垢石 内田魯庵 坂口安吾 夏目漱石 大手拓次 寺田寅彦 小泉八雲 戦争責任 拘わらず 探偵小説 日本地理 明治天皇 浜尾四郎 海野十三 白羽の矢 鈴木鼓村 馬鹿騒ぎ BLI DIK HUT ORE その時 インキ オカミ オジヤ シゲキ タカナ チャン テイタ ナラビ ノナイ パイプ ブラク ブリウ ベッド ミガキ モニカ モノハ 一般に 七兵衛 万年筆 三杯酢 三角形 下寺町 住吉屋 作り方 労務者 勘違い 千太郎 原始的 名告り 唯一の 堀辰雄 寄せ鍋 将軍家 小石川 居酒屋 山女魚 平井肇 幻想曲 御褒美 想い出 文化人 染太郎 森春涛 機関誌 無駄話 用いて 矢場に 神西清 称して 突込む 端午節 而して 自家用 自然に 角砂糖 道頓堀 適合性 金文字 釣り師 隠れ蓑 露西亜 食べ物 魅する 鳥の子 一人 一匹 一合 一年 一度 一方 一枚 一枝 一生 一種 三人 下帯 下駄 不味 中島 中止 事務 二本 二面 五十 井上 交錯 交際 亭主 人生 今日 仕事 何回 何年 値段 兄貴 先生 全部 八雲 公開 共鳴 冷蔵 凝視 出来 初期 前後 前篇 前者 剣術 割愛 半助 卓上 単語 原稿 友達 口癖 右手 右門 同胞 命令 和紙 品物 哲学 問題 地方 売薬 変遷 夏目 夜話 大差 大概 大阪 夫人 奥儀 女郎 妖魔 始末 娯楽 学者 安吾 安直 完璧 宿酔 寵愛 封入 小生 少年 尖端 屋敷 工場 工夫 帰朝 常連 常食 幽霊 幾分 序説 座右 弁慶 弥一 弱化 当時 形式 彼等 律儀 後年 御前 御恩 思想 恋愛 悪戯 悲願 情熱 愛用 感性 感慨 扈従 承知 投稿 持参 指紋 捕物 探針 支那 故郷 料理 方法 早春 時代 時分 服装 本丸 東京 東西 格好 極意 楽器 殺人 毎日 毛筆 永年 注視 洗心 浅草 渓流 温情 漫才 漫談 濁酒 烏啼 煙管 燗鍋 牛乳 犯罪 獣肉 現出 生命 用紙 田舎 画家 画本 発見 登城 白日 百姓 相撲 省略 眼鏡 短篇 積極 第三 第八 簡易 粉末 紅梅 純白 紺地 結合 結果 羅列 美的 聖人 肉食 自分 自身 至急 芥川 芸人 芸名 萌芽 蒲団 薄明 虚偽 虚無 表情 表現 表紙 表面 要求 見当 言葉 記憶 詩話 諸侯 諸君 貫一 足跡 農民 近所 近郷 返事 迷路 連作 郷里 醸造 重量 野菜 陰性 隠居 頂戴 風雅 饒舌 香味 香水 骨頂 高家 鬱憤 魚肉 魚類 魯迅