「御簾」を含む用例

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「御簾」を含む用例

めた時、上るべきはずの正面御簾下りたまゝだつたので楽屋から「今日の翁に、吉例にたがい正面御簾が上がらなかつたのはいかなる子細によりませうや」といふ意味の伺ひを立てたところ、「聊か御不快だつたので御簾...
www.aozora.gr.jp/cards/000938/files/4445_7691.html
また奇怪なことがささやかれると思って、 「 行方 ( ゆくへ ) なき空に 消 ( け ) ちてよかがり火のたよりにたぐふ煙とならば 人が不思議思います」 と言った源氏は困ったように見えた。 「さあ帰りますよ」 源氏御簾 ( みす...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5042_11844.html
枕草子/第六段 (Wikisource)
ものは走りかかりたれば、おびえまどひて、御簾のうちに入りぬ。 朝餉御前に、主上おはしますに、御覧じて、いみじう驚かせ給ふを御懐に入れさせ給ひて、男ども召せば、蔵人忠隆・なりなか参りたれば、「この翁丸打ち調じて、犬島...
ja.wikisource.org/wiki/枕草子/第六段
ざくら ) の咲き乱れたのを見いだしたような気がした。夢中になってながめる者の顔にまで 愛嬌あいきょう ) が反映するほどである。かつて見たことのない麗人である。 御簾 ( みす ) の吹...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5043_10262.html
たのであったが、 「こちらへ」 と言わせるので、東の 階 ( きざはし ) から上がって、妻戸口の 御簾 ( みす ) の前へ薫はすわった。前になった庭の若木が、まだ開かぬ ( つぼみ ) を並べていて、 ...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5061_15280.html
見物席の後ろへ廻ろうとすると、お角が、またそれを呼び留めて、 「かまわないから 御簾 ( みす ) の桟敷のね、あいているようなところへ入って、ゆっくりごらん」 「有難うございますお梅...
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暗くなったころであったが、 鈍 ( にび ) 色の縁の 御簾 ( みす ) に黒い 几帳 ( きちょう ) の添え立てられてある 透影 ( すきかげ ) は身にしむものに思われた。 薫物たきもの ) の香...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5035_11652.html
もにわかりますほどお弾きになって見てくださいませ。みじめにめいっておりますわれわれの耳だけでも助けくださいませ」 「私よりも御縁の深い方のあそばすものにこそ故人芸術うかがわれるものがあるでしょうから、ぜひ宮様のを承りたい」 御簾 ( みす...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5052_13280.html
泉鏡花 妖魔の辻占 (青空文庫)
心構 ( こころがまえ ) の 夕餉 ( ゆうがれい ) の支度出来た其処 ( そこ ) で、 御簾中 ( ごれんちゅう ) が、奥へ 御入 ( おんい ) りある資治卿を 迎 ( むか...
www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/48401_35162.html
の宮が住んでおいでになるのであるが、そこの東の妻戸の口へ源氏はよりかかっていた。 ( ふじ ) はこの縁側東の対の間の庭に咲いているので、格子は皆上げ渡されていた。 御簾 ( みす ) ぎわには女房が並んでいた。その...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5023_10175.html
永井荷風 町中の月 (青空文庫)
でもおよみなせへまし。」 客「歌どころか寝言も言へねへ。」 船頭左様 ( さう ) でもごぜへますめへ。秀八と 寝言 ( ねごと ) の手がありやアしませんかね。」 客「大違ひ/\。」 船「 御簾 ( みす ) にな...
www.aozora.gr.jp/cards/001341/files/50284_37675.html
恐れ御息所は宮を京の邸へおとどめしておこうとしたのであるが、どうしてもいっしょにいたいとついておいでになった宮を、物怪のほかへ散るのを恐れて少しの隔てではあるが病室へはお近づけ申し上げないのである。客を通す座敷がないために、宮のおいでになる室とは 御簾 ( みす...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5054_10249.html
折口信夫 鸚鵡小町 (青空文庫)
を下されたと言ふと、其を読み聞かせてくれといふ。読み聞かせると、喜んで、あり難い御歌だが、とても返歌を申すことが出来さうにもない。けれども、御 和 ( コタ ) へ申さぬのも、恐れ多い。此上は、唯一字で、お 和 ( コタ...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/46312_25548.html
折口信夫 嫉みの話 (青空文庫)
でも、めがたきうちを行のうた階級思われる武家には、不思議習慣があった。妻の供がたくさんつく。たとえば、近衛家から輿入れがあると、それに身分の高い上臈がついて行く。御簾中が正妻だが、つい...
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なると兵部卿の宮は女御の宮のお座敷のほうへはいっておしまいになった。源氏うらやましくて、昔は陛下愛子としてよく藤壺御簾 ( みす ) の中へ自分をお入れになり、今日のように取り次ぎ中に立つ話ではなしに、宮口ずからのお話が伺えたものであると思うと、今の...
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た院は女房注意をあそばされた。北側の座敷との間も今日は 襖子 ( からかみ ) がはずされて 御簾 ( みす ) 仕切りにしてあったが、そちらの 室 ( へや ) へ女房たちを皆お入れになって、院は...
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院の暗いお気持ちが改まるものでもないのに、表へは新年の賀を申し入れる人たちが続いて参入するのを院はお加減が悪いようにお見せになって、 御簾 ( みす ) の中にばかりおいでになった。 兵部卿ひょうぶきょう ) の宮...
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てあることを言って、そこの垣へ寄って見ることを教えた。薫の供に来た人たちは西の 廊 ( わたどの ) の一室へ皆通してこの侍が接待をするのだった。 月が美し程度をきている空をながめるために、 簾 ( すだ...
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宮を長い将来にかけて唯一の慰安にするまでも完全な幸福のある方にしたいと女御は大事にかしずいていた。御 容貌ようぼう ) もお美しかったから帝も愛しておいでになり、中宮からお生まれになった 女一 ( にょいち ) の 宮 ( みや ) を、世に...
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っているのをのぞいて見ようと思って開いた口からはいって、妻戸御簾 ( みす ) の間へ立った。小君の上げさせた格子がまだそのままになっていて、外から夕明かりがさしているから、西向きにずっと向こう座敷までが見えた。こちらの室の御簾のそばに立て屏風...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5018_9760.html
芥川龍之介 日光小品 (青空文庫)
う悲しい言が思い出された。 巫女 ( みこ ) 年をとった巫女が白い衣に 緋 ( ひ ) の 袴 ( はかま ) をはいて 御簾 ( みす ) の陰にさびしそうにひとりですわっているのを見た。そう...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/110_15223.html
宮原晃一郎 拾うた冠 (青空文庫)
車の横の方の 御簾 ( みす ) が少しあがつて、そこからこちらを御覧になつておいでなさるのは、去年おぢいさんが 負 ( おん ) ぶして火事場をおにがし申し皇子さまでした。 「おや/\あれ...
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相馬御風 実物と模型 (青空文庫)
よがた ) の女中一人の恋男ありて互に 情 ( なさけ ) をあつく通はしけるが、女中金殿の奥ふかく居給ひて、男は奥方へ参る事もかなはねば、たゞ朝廷なんどにて、御簾のひまより見給ふも、たまさかなれば、余り...
www.aozora.gr.jp/cards/000959/files/51380_39819.html
こちにできた 桟敷 ( さじき ) は、しつらい趣味のよさを競って、 御簾 ( みす ) の下から出された女の 袖口そでぐち ) にも特色それぞれあった。祭り...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5024_11085.html
上がっていた。長い時日中にした会合に、無情でなかった言いわけを散文的に言うのもきまりが悪くて、 ( さかき ) のを少し折って手に持っていたのを、源氏御簾 ( みす ) の下から入れて、 「私の心の 常磐...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5025_11636.html
を送る以上のことはしなかった。 出立前夜源氏は院のお墓謁するために北山へ向かった。明け方にかけて月の出るころであったから、それまで時間源氏入道の宮お 暇乞 ( いとまご ) いに伺候した。お居間御簾 ( みす...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5027_11270.html
て玉を敷いたと言ってよい六条院の庭の初春のながめには格別おもしろさがあった。常に増してみがき渡された各夫人たちの 住居 ( すまい ) を写すことに筆者言葉乏しさを感じる。春の 女王 ( にょおう ) の住居とりわけすぐれていた。梅花の 香 ( かおり ) も 御簾...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5038_10199.html
でも親の心になりきってしまうことが不可能な気がするのか、実父玉鬘たまかずら ) の存在を報ぜようかという考えの起こることも間々あった。源中将親し気持ち玉鬘居間御簾 ( みす ) に近く来て話すこともある。玉鬘もそれに対して自身...
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たちは今日競技見物のできることを喜んだ。玉鬘のほうからも童女などが見物に来ていて、廊の戸に 御簾 ( みす ) が青やかに 懸 ( か ) け渡され、はなやかな紫ぼかしの 几帳 ( きちょう ) がずっと立てられた所を、童女...
www.aozora.gr.jp/cards/000052/files/5040_11669.html
なっても兄弟ではないというような態度をとることはよろしくないと思って、 御簾 ( みす ) に 几帳 ( きちょう ) を添えただけの隔てで、話は取り次ぎなしでした。今日源氏の用で来たのである宮中からあった仰せ源氏子息によって伝えさせたのである。おお...
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