「形而上学」を含む用例
・戸坂潤 イデオロギー概論 (青空文庫)
とか精神とかいう何か意識の担い手を意識と呼ぶのではなくて——だが哲学では大抵それを意識と考える——、意識現象の一定内容を意識と考えるならば、意識は当然 意識以外の存在 に依存せねばならぬという必然性が出て来るのである。 でこういう理由からすれば、別に何の形而上学...
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・原民喜 惨めな文学的環境 =山本健吉におくる手紙= (青空文庫)
てかなり残酷なところにあったのではないかとどうしても疑いたくなります。 私は最近ジュラル・ド・ネルヴァルの「夢と人生」を読んで非常に心打たれました。その錯乱のスケールの巨きさ、美しさ。ここではヨーロッパの神と形而上学...
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・戸坂潤 辞典 (青空文庫)
同語反覆に外ならない先天主義の結果にすぎない。論理学は形而上学の領域を去って自然科学の領域に移されねばならない、と。エンゲルスの云うように、マルクス、エンゲルスやヘーゲルからさえ独立に、この独逸の一労働者は弁証法を再発見したのである。尤も、彼の...
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・森鴎外 花子 (青空文庫)
集のうちの一巻であつた。 別に読まうといふ気もなしに、最初のペエジを開けて見ると、おもちやの形而上学といふ論文がある。何を書いてゐるかと思つて、ふいと読み出した。 ボオドレエルが小さいとき、なん...
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・平林初之輔 文学の本質について(一) (青空文庫)
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・西田幾多郎 デカルト哲学について (青空文庫)
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・平林初之輔 文学の本質について(二) (青空文庫)
等のものが「文芸に表現せらるべき」社会性であるならば、それを表現してゐないものは文芸の名に値しないであらうか? たとへば無産者性をもつてゐない文芸は文芸でないのであらうか? 私は、こゝに、氏が(その方法の形而上学...
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・北村透谷 内部生命論 (青空文庫)
目的の外に理想派の嘉讃すべき目的はあらざるなり。 理想とは何ぞや。理想派とは何ぞや。吾人は此小論文に於て、理想とは何ぞやを説かざるべし。然れども爰に一言せざるべからざることは、文芸の上にて言ふところのアイデアなる者は、形而上学...
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・戸坂潤 技術的精神とは何か (青空文庫)
リックのモダーニズムと共に銀座のモダーニズムなども論外として)この近代性という照明の影に過ぎない。 技術的精神は近代性という健康な照明である。光である。光というものは文献によると色々の神秘的な(ヨハネ福音書的な)ものから、神秘論的(ベーメ)な又形而上学...
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・西田幾多郎 フランス哲学についての感想 (青空文庫)
文庫版書名は『時間と自由』)]という書名に誘われたのである。しかし最初にベルグソンの精神を掴んだのは、独訳の Einf hrung in die Metaphysik[『形而上学入門』]であった。また...
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・道徳の観念 (青空文庫)
て徳目道徳主義の常識は、一般に道徳の絶対化、道徳の形而上学化、と必然的な連関を有つのである。この道徳に関する非歴史的な観念は、道徳に就いての常識観念の内最もよく注意されている欠陥であって、事実、道徳全般の一つの秘密は、事物...
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・中島敦 狼疾記 (青空文庫)
? 畢竟 ( ひっきょう ) 、統計上の問題に過ぎんじゃないか。いや、そんな事はどうでもいい。何より大事なことは、俺の性情にとって、幾ら 他人 ( ひと ) に 嗤 ( わら ) われようと、こうした一種の形而上学...
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・戸坂潤 空間概念の分析 (青空文庫)
ば物質は物質の性格として把握される代りに、理性・意志・自我などの所産として(それ等の性格を有つものとして) 説明 される。茲に形而上学が成立する。 さて理解の無性格は直ちに概念の無性格を要求する。某概念は某性格の概念であるから、その...
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・三木清 消息一通 一九二四年一月一日 マールブルク (青空文庫)
とも今の私にはハルトマンの偉さが分りません。彼の著はした『認識の形而上学』もなかなか「仕掛の大きい」ものです。いかにも手際よく出来てゐます。しかしながらこの厳しい、堂々として構へが凡てひとつの 機 ( からくり ) の上...
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・宮本百合子 若き僚友に (青空文庫)
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・斎藤茂吉 呉秀三先生 (青空文庫)
どもある。 『精神啓微』は脳髄生理から出発して形而上学の諸問題に触れ精神の本態に言及されたものであるが、「万象ヲ 鑒識 ( かんしき ) スルノ興奮ハ視官ニ於テ最盛ナリ。光線ノ発射ト色沢ノ映昭トハ 吾人 ( ごじ...
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・坂口安吾 新らしき文学 (青空文庫)
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・寺田寅彦 時の観念とエントロピーならびにプロバビリティ (青空文庫)
ろベルグソンが出て来て、カントや科学者の考えた「時」というものは「空間化された時」であって「純な時」というものがほかにあると考え、彼のいわゆる形而上学の重要な出発点の一つとしているようである。それ...
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・寺田寅彦 科学上の骨董趣味と温故知新 (青空文庫)
びゃくせつ ) でも古い形而上学者の頭の中に 彷徨 ( ほうこう ) していた幻像に脈絡を通じている。ガス分子論の胚子はルクレチウスの夢みた所である。ニュートンの微粒子説は倒れたが、これに代るべき微粒子 輻射 ( ふく...
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・辻潤 錯覚自我説 (青空文庫)
に驚くべき創作とを完成させていたことを知ったのである。 私は形而上学の学徒でもなければ、マルクスの信奉者でもない。哲学史をすら通読したことさえない人間である。しかし、古谷君の『オイケン哲学の批難』なる...
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・寺田寅彦 ルクレチウスと科学 (青空文庫)
し彼らの立っていた地盤は今の自然科学のそれとはむしろ 対蹠的 ( たいせきてき ) に反対なものであったように見える。 形而上学的 ( けいじじょうがくてき ) の骨格に自然科学の肉を着けたものという批評を免れることはむつかしい。しかしそういう目的論的形而上学...
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・宮本百合子 ヒューマニズムへの道 ——文芸時評—— (青空文庫)
し人間はまた環境を自分から作ってゆくものである。生活の達人たちは皆この原理を体得した人々である。河合栄治郎氏が、氏としての熱誠を傾けたこの論文の中で、若き時代に健全な人間性を取り戻すためには、従来の意味での形而上学...
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・戸坂潤 科学論 (青空文庫)
も亦まずこの規定から出発する。科学(乃至特に自然科学)は実証的である。だが哲学は之に反して 批判的 である、というのである。 一体実証的という欧米語は積極的・肯定的・プラス的ということを意味する。例のコントは、之と対比して、従来の哲学即ち彼の言葉に従えば形而上学...
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主義は解釈哲学の必然的な結果の一つであるが、元来形式主義と解釈哲学とは、形而上学=観念論的論理の、二つの著しい特色だと認められている。 さて処で、自由主義が宗教的意識を産み出すことによって、やがて〔絶対主義〕とし...
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の日本に於ける各種の日本主義的哲学や社会理論を最もよく分解出来ると信じる。だが云うまでもなく之は、日本主義だけの言論機構をなすものではなくて、今日の日本や外国の各種自由主義哲学の言論機構ともなっている。特にそれは解釈哲学や文化的形而上学...
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・寺田寅彦 科学上における権威の価値と弊害 (青空文庫)
この旋毛曲りが出なかったために外ならない。レネサンスはすなわち偉大な旋毛曲りの輩出した時代である。ガリレーはその執拗な旋毛曲りのために縄目の苦しみを受けなければならなかった。ニュートンがデカルト派の形而上学...
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・寺田寅彦 物質とエネルギー (青空文庫)
電子を借りなければ説明の出来ないような諸現象がまだ発見されず、物質の最小部分が原子だとして充分であった時代において、原子は更に一層微細なる部分より成ると論ずる人があったとすれば、その人は空想家か哲学者であって少なくも実験科学者ではない。実験科学は形而上学...
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・森鴎外 沈黙の塔 (青空文庫)
からそれ以下の心的作用へと、次第に深く 穿 ( うが ) って行く。そしてそれが倫理を変化させる。形而上学を変化させる。 Schopenhauer ( ショオペンハウエル ) は衝動哲学と云っても好い。系統家の Hartmann...
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