「幕臣」を含む用例
・三田村鳶魚 話に聞いた近藤勇 (青空文庫)
当世にほしいままにしようとしてもやり方がない。そこで幕府を道具にして、自分の考えを世の中に行おうという腹なのです。それからまた、当時尊王攘夷論、これは幕臣のうちにも、諸大名の手を借りずに幕府自身攘夷を決行すれば、それでよろしいのである。そう...
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・二十四世 観世左近 よくぞ能の家に (青空文庫)
の謡初之式は正月三日の午後一時から行ふが、あの神寂びた東照宮の神前で演ずるので、また別な森厳の気分に浸り得る。徳川公、松平伯を初め旧幕臣の方々にならんで頂き、流儀の清水八郎が旗本の家柄なのでお奏者番を勤め、東照...
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・長谷川時雨 日本橋あたり (青空文庫)
かかる折こそだ。名は 人夫 ( にんぷ ) でもなんでも好い、戰地へ行つて働きたい。」 大義名分が、彼等を、舊幕臣として働かせず、といつて、榎本武揚や勝安房のやうな 勝 ( すぐ ) れた 人物...
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・岡本綺堂 かたき討雑感 (青空文庫)
かたきという名を附けられた以上、たとい相手をかえり討にしても、生きて還されないことになっているらしい。 しかし芝居や講談にあるような、竹矢来結いまわしのかたき討などは実際めったになかったであろう。幕末になっては、幕臣は勿論、各藩...
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・岡本綺堂 穴 (青空文庫)
寺に近い古屋敷を買い取った。 その屋敷は旧幕臣の 与力 ( よりき ) が住んでいたもので、建物のほかに五百坪ほどの 空地 ( あきち ) がある。西の方は高い 崖 ( がけ ) になっていて、その...
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・佐々木味津三 山県有朋の靴 (青空文庫)
傷を二ヵ所だか三ヵ所受けたという 噂 ( うわさ ) を最後に、ばったり消息の絶えていた男だった。 しかし、今もなおこの幕臣の 髷 ( まげ ) の中には、旗本柔弱なりと叱られたそのときの 余憤 ( よふん ) がこ...
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・国枝史郎 開運の鼓 (青空文庫)
元年三月十三日のしかも日中のことである。この頃大江戸は釜で煮られる熱湯のように湧き立っていた。十五代続いた徳川家にようやく没落の悲運が来て、将軍 慶喜 ( よしのぶ ) は寛永寺に 屏居 ( へいきょ ) し恭順の意を示している一方、幕臣...
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・岡本綺堂 離魂病 (青空文庫)
川端 ( えどがわばた ) に小さい屋敷を持っていたが、その隣り屋敷に西岡鶴之助という幕臣が住んでいた。ここらは小身の 御家人 ( ごけにん ) が巣を作っているところで、屋敷といっても皆小さい。それ...
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・長谷川時雨 勝川花菊の一生 (青空文庫)
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・長谷川時雨 花火と大川端 (青空文庫)
が札差の名の基になつてゐる。 札差の手數料は祿高百俵について金壹分、百俵以下は一分を限度として談合のことになつてゐたが、それは表面だけのことで、米相場の高低、秤の具合など、赤ん坊對手の商業のやうなものであつたらう。幕末には幕臣...
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・岡本綺堂 鐘ヶ淵 (青空文庫)
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・宮本百合子 婦人と文学 (青空文庫)
田辺太一という人は元老院議員という当時の顕官で、屋敷のなかに田圃まである家を下谷池の端に構えていた。青い着物を着た 仲間 ( ちゅうげん ) や馬丁というものが邸内の長屋に家族づれで住み込んでいるという大がかりな生活ぶりであったそうだが、その父という人の気質には旧幕臣...
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・福沢諭吉 瘠我慢の説 瘠我慢の説 (青空文庫)
すん ) の中には 竊 ( ひそか ) に必敗を期しながらも、武士道の 為 ( た ) めに 敢 ( あえ ) て一戦を 試 ( こころ ) みたることなれば、幕臣また諸藩士中の 佐幕党 ( さばくとう ) は氏...
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・與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 與謝野寛編輯校訂 (青空文庫)
歌文の教を受く。八木大人は幕臣の二男にして本居春庭翁の門を出づ。其妻敏子刀自また歌と書とを善くせり。翌年師夫妻を奉じて丹後国に帰り、与謝郡清滝村に暫く師を留めて講筵に侍す。次いで京に上り、畿内を漫遊して、伊勢...
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