「峠」を含む用例
・中里介山 「峠」という字 (青空文庫)
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・宮沢賢治 十六日 (青空文庫)
( しる ) のとを 拵 ( こしら ) えてしまって 膳 ( ぜん ) の 支度 ( したく ) もして 待 ( ま ) っていた。嘉吉は 楊子 ( ようじ ) をくわいて 峠 ( とうげ ) への...
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・泉鏡花 雪の翼 (青空文庫)
てた。 長旅 ( ながたび ) は 抱 ( かゝ ) へたり、 前 ( まへ ) に 峠 ( たうげ ) を 望 ( のぞ ) んだれば、 夜 ( よ ) を 籠 ( こ ) めてなど 思 ( おも...
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・泉鏡花 貴婦人 (青空文庫)
( もっと ) も 村里 ( むらざと ) を遠く離れた 峠 ( とうげ ) の宿で、鐘の声など聞えやうが無い。こつ/\と石を載せた、 板葺屋根 ( いたぶきやね ) も、松高き裏の峰も、今は、 渓河...
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・新美南吉 のら犬 (青空文庫)
りはだんだんに、暗くなってきました。うしろには犬が、のそのそついてきているのが、見なくもわかっています。 すっかり夜になってから、 峠 ( とうげ ) の下の茶店のところまできました。まっ暗い峠を、足さ...
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・三遊亭円朝 詩好の王様と棒縛の旅人 (青空文庫)
たびそう ) が 峠 ( たうげ ) を 越 ( こ ) えて 来 ( き ) ますと、 寒風 ( かんぷう ) が 烈 ( はげ ) しくフーフーツ 吹捲 ( ふくまく ) りますので 堪 ( たま ) り 兼...
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・島崎藤村 ふるさと (青空文庫)
山國 ( やまぐに ) から 平 ( たひら ) な 野原 ( のはら ) の 多 ( おほ ) い 美濃 ( みの ) の 方 ( はう ) へ 降 ( おり ) て 行 ( ゆ ) く 峠 ( たう...
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・竹久夢二 桜さく島 春のかはたれ (青空文庫)
( おど ) る。 股 ( また ) の 下 ( した ) から 峠 ( とうげ ) を 見 ( み ) れば もしや 越後 ( ゑちご ) の 山 ( やま ) かと 思 ( おも ) ひ 泣 ( な...
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・岡本かの子 東海道五十三次 (青空文庫)
を知っているのもあるし知らないのもあった。話の様子では、この街道を通りつけの諸職業の旅人であるらしかった。主人が「 作楽井 ( さくらい ) さんは」と訊くと 「あら、いま、さきがた、この前を通って行かれました。あなた等も 峠 ( とう...
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・泉鏡太郎 高野聖 (青空文庫)
( ばいやく ) といふ 奴 ( やつ ) あ、けたいの 悪 ( わる ) い、ねぢ/\した 厭 ( いや ) な 壮佼 ( わかいもの ) で。 先 ( ま ) づこれから 峠 ( たうげ ) に 掛...
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・泉鏡花 雪靈續記 (青空文庫)
( あゐ ) に、 群青 ( ぐんじやう ) に 成 ( な ) りました。 此 ( こ ) の 山 ( やま ) の 上 ( うへ ) なる 峠 ( たうげ ) の 茶屋 ( ちやや ) を 思...
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・竹久夢二 どんたく 絵入り小唄集 (青空文庫)
のしたから 峠 ( たうげ ) をみれば もしや 越後 ( ゑちご ) の山かとおもひ 泣いてたもれなともどもに。 角兵衛獅子 ( かくべゑじし ) の 身 ( み ) のつらさ。 輪廻 ( りん...
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・斎藤茂吉 遍路 (青空文庫)
これから 船見 ( ふなみ ) 峠、 大雲取 ( おほくもとり ) を越えて 小口 ( こぐち ) の 宿 ( しゆく ) まで行かうとするのであるが、僕に行けるかどうかといふ懸念があるくらゐであつた。那智 権現...
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・林芙美子 恋愛の微醺 (青空文庫)
しいと云うのは内容のかわった恋愛と云う意味ではなく、整理のついた恋愛を云うのかも知れないけれども、すぐ泥にまみれたかたちになってしまう。—— 懶惰 ( らんだ ) で無気力な恋愛がある。仕事の 峠 ( とうげ ) に立った、中年...
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・タクシー業務適正化特別措置法施行令 (e-Gov)
市、伊丹市、宝塚市、川西市及び川辺郡の区域 広島地域 広島県の区域のうち、広島市(佐伯区(湯来町及び杉並台に限る。)を除く。)、廿日市市(玖島、永原、峠、友田、河津原、渡瀬、津田、浅原、虫所山、飯山、中道...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45SE224.html
・幸田露伴 雁坂越 (青空文庫)
ついに雁坂を越えて東京へ出ようという心が着いた。 東京は甲府よりは無論 佳 ( よ ) いところである。雁坂を越して 峠 ( とうげ ) 向うの水に 随 ( つ ) いてどこまでも下れば、その川は東京の中を流れている 墨田川 ( すみだがわ ) とい...
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・新美南吉 おじいさんのランプ (青空文庫)
新田はちょうどその道すじにあたっていたからである。 人力車は人が曳くのだからあまり速くは走らない。それに、岩滑新田と大野の間には 峠 ( とうげ ) が一つあるから、よけい時間がかかる。おまけにその頃の人力車の輪は、ガラガラと鳴る重い 鉄輪 ( かな...
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・中里介山 大菩薩峠 東海道の巻 (青空文庫)
じゅくしちべえ ) はまた 上方 ( かみがた ) へ行くと見えて、 駿河 ( するが ) の国 薩 峠 ( さったとうげ ) の麓の倉沢という 立場 ( たてば ) の茶屋で休んでいました。ここの名物は 栄螺 ( さざ...
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・宮沢賢治 烏の北斗七星 (青空文庫)
す ) の大尉は 夜間双眼鏡 ( ナイトグラス ) を手早く取って、きっとそっちを見ました。星あかりのこちらのぼんやり白い 峠 ( とうげ ) の上に、一本の 栗 ( くり ) の木が見えました。その...
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・宮沢賢治 水仙月の四日 (青空文庫)
なはげしい風や雪の声の間からすきとおるような泣声がちらっとまた聞えてきました。雪童子はまっすぐにそっちへかけて行きました。雪婆んごのふりみだした髪が、その顔に気みわるくさわりました。 峠 ( とうげ ) の雪の中に、赤い 毛布 ( けっと ) をかぶったさっきの子が、風に...
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・宮沢賢治 山男の四月 (青空文庫)
支那人はあやしいやつだとどなってやる。さあどうだ。」 支那人は、外でしんとしてしまいました。じつにしばらくの間、しいんとしていました。山男はこれは支那人が、両手を胸で重ねて泣いているのかなともおもいました。そうしてみると、いままで 峠...
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・村山俊太郎 平泉紀行 ──専攻科第一類歴史部── (青空文庫)
感傷的な人間も声を張り上げている。 行け行け男児 日本男児 校長先生が唄った。否唄ったというよりも大声で読んだのである。深い谷まで面白いと見えて、まねて歌を詠んでいる。 峠、坂道七曲がり八折れ 下にホケキョの音がする これ...
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・芥川龍之介 温泉だより (青空文庫)
まだ小学校の生徒だった「な」の字さんは半之丞と一しょに釣に行ったり、「み」の字 峠 ( とうげ ) へ登ったりしました。勿論半之丞がお松に 通 ( かよ ) いつめていたり、金に困っていたりしたことは全然「な」の字...
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・若山牧水 樹木とその葉 駿河灣一帶の風光 (青空文庫)
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・夏目漱石 草枕 (青空文庫)
那古井の源兵衛で御座んす」 「あの男がどこぞの嫁さんを馬へ乗せて、 峠 ( とうげ ) を越したのかい」 「志保田の嬢様が城下へ 御輿入 ( おこしいれ ) のときに、嬢様を 青馬 ( あお ) に乗...
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・夏目漱石 三四郎 (青空文庫)
劇烈な活動そのものがとりもなおさず現実世界だとすると、自分が今日までの生活は現実世界に 毫 ( ごう ) も接触していないことになる。 洞 ( ほら ) が 峠 ( とうげ ) で昼寝をしたと同然である。それではきょうかぎり昼寝をやめて、活動...
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・横光利一 日輪 (青空文庫)
頭の上を乗り越えて消えて行くと、彼は 漸 ( ようや ) く半身を起して宮殿の方を見続けた。 四 「王子は帰った。」 「 呪禁師 ( じゅこんし ) の言はあたった。」 「 峠 ( とうげ ) を越えて。」 「 矛木...
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・海野十三 恐しき通夜 (青空文庫)
りの話なんだが、 一昨年 ( おととし ) の秋の事、南太平洋で海軍の特別大演習があった時の事だったが、演習もいよいよ 峠 ( とうげ ) が見えて来た四日目。場所は、退却を余儀なくされている 青軍 ( せい...
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