「小冊子」を含む用例
・田中貢太郎 『黒影集』の序詞 (青空文庫)
赴くままに眼の行くままに読むと云う有様で、巻を追うて通読したと云う物は殆ど無いが、それでも長い時間の間には、かなり読んだ。そんなことで、時とすると怪譚に筆を著けることがあって、既に『怪談』と云う小冊子まで作っているが、雑駁で不統一で、どっ...
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・この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言 (Wikisource)
がそれを一瞥でもなさってくださり、驚嘆に値する物事を見出していただければお分かり頂けますとおり、逐一正確に成就した六行詩が既にあることも考慮に入れ、私は、身に過ぎたことではありますが、厚かましくもこの小冊子に書き写したものを、陛下...
ja.wikisource.org/wiki/この世紀のいずれかの年のための驚くべき予言
・宮本百合子 新島繁著『社会運動思想史』書評 (青空文庫)
を読もうとする人々の人間的な知性の活溌さというものに、実に愛を傾けて書かれていると感じた。著者はこの三百二十余頁の小冊子の中に、人間の能動的意志としての歴史を科学的に叙述しようと努力しているばかりでなく、それを「新しいヒューマニズムの観点からの叙述」とし...
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・岸田國士 編輯当番より (青空文庫)
でも書いてくれない人がゐるしするのだから、さう勝手な真似は出来ない。 が、二三特別な題目を選んで、当番の責任をふさぐことにした。 私はこれを文学の専門雑誌、或は文学者の道楽雑誌にしたくないと考へた。どつちにしろ、かゝる片々たる小冊子が、何を...
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・夏目漱石 『煤煙』の序 (青空文庫)
男が出て来て、煤煙の全部を出版しやうとすればこそ災を招く恐れがあるので、そのうちの安全な部分 丈 ( だけ ) を切り離して小冊子に 纏 ( まとめ ) たらどんなものだらうといふ新案を提出した。著者...
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・大杉栄 獄中消息 (青空文庫)
盟罷工』、ニューエンヒュイス『非軍備主義』(以上小冊子)。ゾラ『アソンモアル』、クロポトキン『パンの略取』、アラトウ『無政府主義の哲学』、『荘子』、『老子』、『家庭雑誌』、『日本エスペラント』。 ジャ...
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・伊藤野枝 「婦人解放の悲劇」自序 (青空文庫)
つぽ大きな声も出し得ずに琴を掻き鳴らす姉妹等の如何にミゼラブルに見えたことよ! そしてさういふ姉妹等と生活すべき運命を有する若き男性の如何に御気の毒に考へられたことよ。自分の連想はまたかの短髪の 露西亜 ( ロシア ) 少女等を考へさせた。 自分は今この一小冊子...
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・宮本百合子 蠹魚 (青空文庫)
学が公然日本に入りかけた時代の、白熱した一般の読書慾、知識慾を思いやられる。 彼等は、書いてあることが下らなかろうが、支那人向きであろうが一向頓着せず、横文字の読めると云う嬉しさ珍しさに我を忘れて、この小冊子も読み耽っただろう。丁度...
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・織田作之助 東京文壇に与う (青空文庫)
ゆる文学青年が東京に於ける一流の作家や文学雑誌の模倣を事とするからであって、その風潮を打破するには、真に日本の土から生れる地方の文学を起すより外はない。ついては、いつも思うのであるが、今日は同人雑誌の洪水時代で、毎月私の手元へも夥しい小冊子が寄贈される。(中略)扨そ...
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・後世への最大遺物 (青空文庫)
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・芥川龍之介 伝吉の敵打ち (青空文庫)
うどしゅう ) )は「孝子伝吉物語」と云う木版の 小冊子 ( しょうさっし ) を 頒 ( わか ) っている。この「伝吉物語」によれば伝吉は何もした訣ではない。ただその 釣 ( つり ) をし...
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・寺田寅彦 記録狂時代 (青空文庫)
うけつ ) をきわめた年であって、その熱病が欧州にまでも 蔓延 ( まんえん ) した。この結果としてこの一年間にいろいろの珍しいレコードが多数にできあがった。それら記録の中で毛色の変わったのを若干拾いだした記事が机上の小冊子...
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・永井荷風 深川の散歩 (青空文庫)
者のこれを惜しんだ事と、考証家島田筑波氏が旧記を調査した小冊子を公刊した事とによって、 纔 ( わずか ) に改称の 禍 ( わざわい ) を免れた。) 冬木弁天の前を通り過ぎて、広漠たる 福砂通 ( ふくさどおり ) を歩...
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・永井荷風 虫干 (青空文庫)
芸妓評判記 ( しんばしげいしやひやうばんき ) 」「 東京粋書 ( とうきやうすゐしよ ) 」「 新橋花譜 ( しんばしくわふ ) 」なぞ 名付 ( なづ ) けた小冊子もある。 此等 ( これら ) の書...
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・岸田國士 戯曲二十五篇を読まされた話 (青空文庫)
が若し作者の好むらしいマリヴオーダアジユと一致するものでなければ結構である。 同じく小冊子「街」の一角に見た「トロイの木馬」は注目すべき作品である。作者坪田勝氏が、たゞ形式上の新味を見せようとしたのなら、必ずしも感服はできないが、全篇をあの独白で貫ぬくために、人物...
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・岸田國士 劇壇左右展望 (青空文庫)
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・宮本百合子 藤村の文学にうつる自然 (青空文庫)
もよく永く苦しい自然主義の時代を自己の文学的業績の集積によって押しとおし得た秘密は、案外にも、一つの小冊子である「千曲川のスケッチ」にこめられている作者の努力にかかっているのではないだろうか。 「千曲川のスケッチ」において、藤村は「雪の海」のよ...
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・太宰治 地球図 (青空文庫)
六歳のとき、本師キレイメンス十二世からヤアパンニアに伝道するよう言いつけられた。西暦一千七百年のことである。 シロオテは、まず日本の風俗と言葉とを勉強した。この勉強に三年かかったのである。ヒイタサントオルムという日本の風俗を記した小冊子...
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・福沢諭吉 学校の説 (一名、慶応義塾学校の説) (青空文庫)
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・牧野信一 風媒結婚 (青空文庫)
研究」といふ小冊子をとり出して、何時になく落ついた心地で、冒頭の一節を読んでゐた。 「試みに路傍の草の一葉をとりあげて見るならば、吾等はそこに独立不撓の計らざる小さな叡智が働いてゐることを知るであらう。例へ...
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月おきか一週間おき位に、いろは本より薄つぺらな小冊子を矢継ぎばやに発行するといつた手合なんだが——さうした紳士の一人が、他ならぬこの物語をフォマ・グリゴーリエ ッチから聴きこんだ訳だが、フォマ・グリゴーリエ ッチ...
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もすばらしい読み物に書きかえることが出来るという意見を持っていた。ここに公にする小冊子に於て、著者はそうした目標のもとに、六つの神話物語を書き上げてみた。このもくろみのためには、思いきった自由な取扱い方が必要だった。しかし誰でも、これらの伝説を、自分の頭の中で 鍛...
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・チャールズ・ディッケンズ 佐々木直次郎訳 二都物語 上巻 (青空文庫)
日に捕えられた強盗を土曜日に絞首にしたり、時には、ニューゲート★で十二人ずつ手に烙印を押したり、また時には、ウェストミンスター 会館 ( ホール ) ★の入口のところで 小冊子 ( パンフレット ) を焼き棄てたりした。 今日 ( きょ...
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う語は、一八三四年に初めて印刷の上に現われて、俗語の域から文学上の言葉のうちにはいってきたのである。この語が現われたのは、 クロード ・ グー ( 訳者注 これも本書の作者ユーゴーの作である )と題する小冊子...
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・宮本百合子 バルザックに対する評価 (青空文庫)
や人情を写せばとて其皮相のみを写したるものはいまだ之を真の小説とは言ふべからず。其骨髄を穿つに及び」はじめて小説は小説としての本質を具えるものであると説明しているのであるが、我々にとって興味ある事実は、この画期的意味をもった小冊子...
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・宮本百合子 世代の価値 ——世界と日本の文化史の知識—— (青空文庫)
はそうであったろう。一九二二年から後の十年間こそ今日の世界史の大動揺がその底に熟しつつあった深刻な時代であったのであるから。 「この書を通読してまず感歎することは、宇宙の創造から一九三三年までの世界の歴史をかかる小冊子...
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・佐野友三郎 学校教育における図書館の利用 (青空文庫)
新聞 一、小辞書 一、大辞書 ウエブスター又はスタンダード 一、農事試験場報文 一、一般百科辞典 大英百科辞典又はニューインタナショナルの類 一、雑誌 一、小冊子及び切抜 一、引用辞書 一、コバ...
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・寺田寅彦 柿の種 (青空文庫)
二郎 ( おやまじろう ) 君が、新たに出版業をはじめるというので、この機会にこれらの短文を集めて小冊子を、同君の店から 上梓 ( じょうし ) するようにしないかとすすめられた。 元来が、ほと...
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・寺田寅彦 変った話 (青空文庫)
て老子に関する概念さえなしにこの年月を過ごして来たのであった。 つい近頃本屋の棚で薄っぺらな「インゼル・ビュフェライ叢書」をひやかしていたら、アレクサンダー・ウラールという人の『老子』というのが出て来た。たった七十一頁の小冊子である。値段...
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・森鴎外 細木香以 (青空文庫)
るるを忌まなかった。 啻 ( ただ ) にそれのみではない。竜池は自ら津国名所と題する小冊子を 著 ( あらわ ) して印刷せしめ、これを知友に 頒 ( わか ) った。これは自分の遊の取巻供を名所に見立てたもので、北渓...
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