「太郎山」を含む用例

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「太郎山」を含む用例

佐藤垢石 猿ヶ京 (青空文庫)
三十二、三頑丈な律気な青年である。日ごろは、ヶ京から五、六里隔たった太郎山に近い山奥にこもり、炭が焼けると、これを背負って里へ下り帰りには食い物背負って行った。 男の素性はよく分からないが、だが...
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宮本百合子 村の三代 (青空文庫)
宮本百合子 三代 村三代 宮本百合子 三春富士安達太郎山などの見えところに大きい草地があった。そして、その草地で時々鎌戦さが行われた。あっ...
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葛西善藏 血を吐く (青空文庫)
準備中は何ヶ月役所を休んでゐても月給が貰へるのだと云ふ、羨ましいやうな身の上青年たちだつた。彼等白根山太郎山などと、毎日のやうに冐險的な山登りをやつてゐた。足にも身體にも自信のない自分は、精々湯の湖畔を一周して石楠花のステツキを搜したり、サビ...
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佐藤垢石 岩魚 (青空文庫)
川へ合する大きな峡流を観るであろう。これが、赤谷川渓谷である。 赤谷川は、標高僅かに六千五百内外であるけれど、登山者の生命を奪うことで知られている上、上越国境谷川岳と、その西に隣し太郎山...
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佐藤垢石 食指談 (青空文庫)
臭みあとかたもなく散じてしまうといわれているが、この鹿肉そういう手当てをしたに違いないと思う。それに牛蒡とを加えたのが役に立ち、しかもほんとうの上味噌用いてある。 殊に、鹿は日光二荒山赤薙山太郎山明神...
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佐藤垢石 香熊 (青空文庫)
から我々が越えようとする峠だ。熊の住み家ときいては、恐ろしい。ここで引き帰そうというと老人はその心配はない。いるだけ取っちまったから、もういない。と、言うのである。 そこで我々は、びくびくもの太郎山...
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田山花袋 日光 (青空文庫)
道路の中で、七瀧大きな谷、女峰の劍の峰の眺望富士見越の途中から遙に遠くその髣髴認めることの出來三界瀑、大眞名子千鳥返しといふ難所のあるあたりの眺望太郎山御花畑金田...
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久米正雄 父の死 (青空文庫)
( くぎ ) つてゐる 太郎山 ( たらうやま ) は、もう紫に煙りかけてゐた。晴れた日が 幾日 ( いくにち ) も続いて 乾 ( かわ ) いた春であつた。 雪解時 ( ゆきげどき ) にも...
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佐藤垢石 雪代山女魚 (青空文庫)
都会釣り人が足を印したことのないといわれる釣り場だ。裏日光八千尺の太郎山の 峭壁 ( しょうへき ) を 睨 ( にら ) んで釣る姿、寂しさそのものであると思う。 川治温泉から鬼怒川本流遡り青柳平と黒部を過ぎ、川俣温泉へ 辿 ( たど ) りつ...
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佐藤垢石 わが童心 (青空文庫)
上越線開通しないうちには、ただ遠い山と呼ばれてのみ、人々接近を許さなかったのである伊勢崎市付近平野からは、谷川岳の左に続いて太郎山の姿が遙かに見える。 小野子山の肩から、榛名山の右の肩にかけて空間に、これ...
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