「太公望」を含む用例
・別所梅之助 石を積む (青空文庫)
入口や山の登り口にある。往き来の人は、そこに石を一つ/\投げ、左足で三度地を踏みつけ、唾を三度吐きかけてゆく。話では太公望の妻が貧しきを厭うて夫を棄てた後、もとの夫があの様に斉の君となつたので、再び妻たらん事を請うた。太公望...
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・新渡戸稲造 真の愛国心 (青空文庫)
が用いられなかった。その国を愛するの情は武王自身または 太公望呂尚 ( たいこうぼうろしょう ) にも譲らなかったろう。彼の 眼 ( め ) には憂国より一層高いものがあって、その高いものに 法 ( のっと ) って...
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・桑原隲蔵 支那人の文弱と保守 (青空文庫)
孔子の文廟に對して、周の太公望といふ軍師を本尊として、軍の神と崇めたもので、歴代の名將をもここに從祀してある。所が北宋の太祖が曾て武廟に詣り、そこに從祀してあつた秦の白起を指して、この人は降卒數十萬を坑殺した。不武...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 袈裟切り太夫 (青空文庫)
に見る水のふぜいというものもまたなかなかに捨てがたいもので、 秋告鳥 ( あきつげどり ) の 雁 ( かり ) 鳴き渡る 葦間 ( あしま ) のあたり、この世をわが世に泰平顔な太公望のつり船が、波のまにまに漂って、一望千金、一顧万両、伝六...
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・国枝史郎 首頂戴 (青空文庫)
面目の顔になったが「彼奴自身、 そのもの であろう」 「あッ、成程、わかりました。太公望を気取っているので?」 「この見立は狂うまいよ」 「では武王が無ければならない」 「その武王こそ我々なのさ」 ここ...
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・樋口一葉 大つごもり (青空文庫)
あたり沖釣りでも無き物をと、太公望がはり合ひなき人をつく/″\と恨みて御新造いでられぬ。 行きちがへに三之助、此處と聞きたる白金臺町、相違なく尋ねあてゝ、我が身のみすぼらしきに姉の肩身を思ひやりて、勝手口より 怕々 ( こは...
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