「天子」を含む用例
・折口信夫 大嘗祭の本義 (青空文庫)
言ふ事にする。 三 日本の天子様は、太古からどういふ意味で、尊位にあらせられるか。古い文献を見ると、天子様は 食国 ( ヲスクニ ) の まつりごと をして居らせられる事になつて居る。だから天孫は、天つ...
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・楠山正雄 鵺 (青空文庫)
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・内藤湖南 概括的唐宋時代觀 (青空文庫)
上よりいへば貴族政治が廢頽して君主獨裁政治が起りたる事で、貴族政治は六朝から唐の中世までを最も盛なる時代とした。勿論此貴族政治は、上古の氏族政治とは全く別物で、周代の封建制度とも關係がなく、一種特別のものである。此時代の支那の貴族は、制度として天子...
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・桑原隲藏 支那の孝道殊に法律上より觀たる支那の孝道 (青空文庫)
に祖先を祭る時に要する祭具から着手する(同上)。宗廟に供へる穀物は、天子・諸侯と雖ども皆自身で耕作する(『穀梁傳』桓公十四年)。宗廟に奉仕する祭服は、王后・夫人の手で親しく紡織する(同上)。四時の新味は先づ祖先の廟に 嘗 ( すす ) め...
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・折口信夫 死者の書 ——初稿版—— (青空文庫)
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・内藤湖南 支那史學史概要 ——史記より清初まで—— (青空文庫)
志は全體の書籍を經・史・子・集の四部に分けてゐるが、史部はその中の大きな一部を占めてゐるのである。この後今日に至るまで、書目の分類は大體これが手本になつてゐる。右の中の正史は斷代に一朝一朝のことを記した歴史。古史...
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・楠山正雄 田村将軍 (青空文庫)
天皇 ( かんむてんのう ) が 京都 ( きょうと ) にはじめて 御所 ( ごしょ ) をお 造 ( つく ) りになったころ、 天子 ( てんし ) さまのお 供 ( とも ) をして 奈良 ( なら...
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・坂本龍馬 手紙 慶応三年二月二十二日 三吉慎蔵あて (青空文庫)
御引込ニ相成候、廿四卿の御寃罪も相解ケ、 築 ( (ママ) ) 前の三条卿ハ御帰京の上ハ、天子の御補佐とならさせられ候よし、此儀ハ小松、西郷など決して見込ある事のよし。 然レバ先ヅ天下の大幸ともいうべきか、 可 レ...
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・折口信夫 高御座 (青空文庫)
本紀を見て、第一に受ける印象は、大倭根子天皇なる称号が、御歴代の御名の上に付いてゐる事である。此は、疑ひもなく、詔旨・宣命のもつ信仰から出たものと思はれる。更に言へば、即位式の のりと が、印象深く、其天子...
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・楠山正雄 葛の葉狐 (青空文庫)
けをとらなかった人です。それでシナの 天子 ( てんし ) さまが 日本 ( にっぽん ) へ 還 ( かえ ) すことを 惜 ( お ) しがって、むりやり 引 ( ひ ) き 止 ( と ) めた...
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・桑原隲藏 秦始皇帝 (青空文庫)
時代には朕は一人稱として、上下の區別なく使用された。楚の屈原の離騷にも、その父のことを朕皇考と書いてある。然るに始皇の時から、朕は皇帝專有の一人稱となつた。 (ハ)陛下 臣民が天子を呼ぶに陛下と稱するのは、始皇...
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・魯迅 井上紅梅訳 風波 (青空文庫)
さんと言ったが返辞もしない。 「代々落ち目になるばかりだ」九斤老太はまた同じことを言った。 七斤はそろそろ頭を上げて溜息を吐き 「天子様がおかくれになったそうだね」 七斤ねえさんはしばらく呆れ返っていたが、急に何か思付き、「そり...
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・楠山正雄 鎮西八郎 (青空文庫)
てて、 為朝 ( ためとも ) が 九州 ( きゅうしゅう ) に 来 ( き ) てさんざん 乱暴 ( らんぼう ) を 働 ( はたら ) いたこと、 天子 ( てんし ) さまのお 許 ( ゆる...
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・楠山正雄 八幡太郎 (青空文庫)
んでしまえば、もう 敵 ( てき ) も 味方 ( みかた ) もない。むだに人の 命 ( いのち ) を 絶 ( た ) つには 及 ( およ ) ばない。」 と 思 ( おも ) いました。そこで 天子...
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・桑原隲藏 支那の宦官 (青空文庫)
の中でも、東漢・唐・明の三代が、宦官の尤も權力を振ふた時代で、この三代の中でも、唐が一番甚しい。唐の中世以後は、大臣の任免は勿論、天子の廢立すら宦官の意の儘であつた。當時宦官を指して定策國老と呼び、之に對して皇帝を門生天子...
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・正信念仏偈 (Wikisource)
真如法性身 遊煩悩林現神通 入生死薗示応化 本師曇鸞梁天子 常向鸞処菩薩礼 三蔵流支授浄教 梵焼仙経帰楽邦 天親菩薩論註解 報土因果顕誓願 往還廻向由他力 正定之因唯信心 惑染凡夫信心発 証知生死即涅槃 必至...
ja.wikisource.org/wiki/正信念仏偈
・折口信夫 最古日本の女性生活の根柢 (青空文庫)
の称号を黙認していたようである。出雲国造・紀国造・ 宗像 ( ムナカタ ) 国造などの類である。倭宮廷でも、天子自ら神主として、神に仕えられた。村々の君主も、神主として信仰的に村々に、勢力を持っていたのである。 神主...
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・内藤湖南 日本文化の獨立 (青空文庫)
治要といふ本があるがそれで澤山だといふことが言はれてある。これは唐の初めに出來た本で、支那にはなくなつて日本に殘つて居り、却て支那で珍らしがられてゐる本でありますが、其内容は經史諸子等、支那の本の拔き書きで、天子に重要なと思はれる事のみが書かれてある、その...
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・芥川龍之介 念仁波念遠入礼帖 (青空文庫)
太牢 ( たいらうをうけるがごとし ) 。 如登春台 ( しゆんだいにのぼるがごとし ) 」とあるは疑ひなし。然れども春台を「天子が侍姫に 戯 ( たはむ ) るる処」とするは何の出典に依るか。愚考...
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・折口信夫 桟敷の古い形 (青空文庫)
( サズキ ) にゐると、赤猪が仮 に登つて、 麑坂 ( カゴサカ ) ノ 王を咋ひ殺した(神功紀)ことがある。又百済 ノ 池津媛、石河 ノ 楯とかたらひして、天子の逆鱗に触れて、二人ともに両手・両脚...
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・徵兵令詔書及ヒ徵兵吿諭 (Wikisource)
國ノ式ヲ斟酌シ全國募兵ノ法ヲ設ケ國家保護ノ基ヲ立ント欲ス汝百官有司厚ク朕カ意ヲ體シ普ク之ヲ全國ニ吿諭セヨ 明治五年壬申十一月二十八日 徵兵吿諭 我 朝上古ノ制 海 內擧テ兵ナラサルハナシ有事ノ日 天子之カ元帥トナリ丁壯兵役ニ堪ユル 者 ヲ募...
ja.wikisource.org/wiki/徵兵令詔書及ヒ徵兵吿諭
・田中貢太郎 続黄梁 (青空文庫)
望みもそれで足れりだ」 一座は大笑いをした。俄かにざあざあと降る雨の音が聞えてきた。曾はくたびれたので 榻 ( ねだい ) の間に寝た。二人の使者が天子の手ずから書いた 詔 ( みことのり ) を持ってきたが、それ...
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・折口信夫 まれびとの歴史 (青空文庫)
が一つ違うても、真に「稀人」の感じを持つだけの歓迎をした事でも知れる。 ある種類の まれびと 以外には、人の家を訪ふ事は、其家の あるじ を拝する事になつたからである。天子、功臣の家に望まれる様な事は、奈良...
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・楠山正雄 大江山 (青空文庫)
言 ( ちゅうなごん ) はさっそく 天子 ( てんし ) さまの 御所 ( ごしょ ) へ 上 ( あ ) がって、 大事 ( だいじ ) な 娘 ( むすめ ) が 大江山 ( おおえやま ) の 鬼...
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・宮澤賢治 龍と詩人 (青空文庫)
その岩につくたくさんの赤や白の動物を寫し出した。 チャーナタはうっとりその青くすこし朧ろな水を見た。それから洞のすきまを通して火のやうにきらきら光る海の水を淺黄いろの天末にかかる火球日天子の座を見た。 (おれはその幾千由旬の海を自由に漕ぎ、その...
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・榊亮三郎 婚姻の媒酌 (青空文庫)
莫迦でなく、つんぼでなくば、舅や姑になれないと云ふことである、是れはなみなみの人が云つた言でない、唐代の代宗皇帝の云はれたことで、恐多くも御天子樣の仰である、讀者も知つて居らるゝことゝ思ふが、代宗皇帝は、徳宗...
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・折口信夫 若水の話 (青空文庫)
く正しい考へであらう。 いつ ・ みいつ ・ いつの など使ふのは、天子及び神の行為・意志の威力を感じての語だ。 ちはやぶる の語原は「いちはやぶる」であるが、皇威の畏しき力をふるまふ事になる。此を うちはやぶる とも...
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・折口信夫 小栗外伝(餓鬼阿弥蘇生譚の二) 魂と姿との関係 (青空文庫)
持つて居た俤らしい者を見せて居るのであらう。此は蛇子型の父方の異形身が、母の手で、此国の姿に替へられる事の説明には役に立つ。竹取物語の かぐや姫 の天の羽衣も、舶来種でなく、天子をはじめ巫女たちも著用した物忌みの衣である。此衣...
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・折口信夫 日本文学の発生 ——その基礎論—— (青空文庫)
所 レ 拠、皆是要害之地。故道路絶塞無 レ 処 レ 可 レ 通。天皇悪之。是夜自祈而寝。夢有 二 天神訓 一 之曰、宜取 二 天香山社中土 一 香山。此云 二 个遇夜摩 一 。 以造 二 天 ノ 平 八十...
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