「大草」を含む用例
・泉鏡花 夫人利生記 (青空文庫)
れにも通じて呼ぶのであろう。住職も智識の聞えがあって、寺は名高い。 仁王門の柱に、 大草鞋 ( おおわらじ ) が——中には立った大人の胸ぐらいなのがある—— 重 ( かさな ) って、稲束の 木乃伊 ( みいら ) のよ...
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・有島武郎 運命と人 (青空文庫)
て肉体は感謝してあなたの膝の上に丸まつて巣喰ふ。 梢の上から私は歌を空に漂はす、 紆り動く浪を越えて——無数の圃園と荒涼たる大草原とを越えて、 建てこんだ凡ての市街と、群衆に埋まる 繋船場 ( ふなつきば ) と道路とを越えて、 私は...
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・直木三十五 死までを語る (青空文庫)
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質問には答えないで、ただぷっと頬をふくらませ、暑くて暑くてたまらないとでも言うようにため息をついた。彼はもう一度、カーチャのほうに目をあげて言った。 「野牛のむれが、アメリカの大草原を走ると地面がふるえるもんだから、野生...
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・折口信夫 小栗判官論の計画 「餓鬼阿弥蘇生譚」終篇 (青空文庫)
から生れ替つて来た鳥・獣・人間の因果話。 来世話をする異形の病人。 此に代つて、物語る因果物師。 大和詞。 浄るり十二段系統。 歌占巫女の語彙。 歌比丘尼の艶書代筆。 藤沢寺。 大草紙の新しい書き入れ。 念仏...
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がそう言ったときに、私はアメリカの 大草原 ( プレアリー ) における野牛の大群の咆哮のようなだんだんと高まってゆく騒々しい物音に気がついた。と同時にまた、眼の下に見えていた船乗りたちのいわゆる 狂い波 (3)が、急速...
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だつて嘘つきな、碧い 眼 ( め ) をしてゐるではないか! 七才にして、彼は砂漠の生活の 物語 ( ロマン ) を書いた。 大沙漠、其処で自由は伸び上り、 森も陽も大草原も、岸も其処では 燿 ( かがや ) いた...
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・平出修 瘢痕 (青空文庫)
本人に申訳が無いし、相手方の代理人の大草さんにも顔向けが出来なくなる。私は全く切腹道具なんです。しかし貴方を義理責にして自分だけは助かりたいとは思つて居ません。兎に角本統にやる気なんだか、どう云ふんだか、掛引...
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・夢野久作 死後の恋 (青空文庫)
ぼう ) たる大草原の左手には、烏首里鉄道の幹線が一直線に白く光りながら横たわっております。その手前の一露里ばかりと思われる向うには、コンモリとしたまん丸い 濶葉樹 ( かつようじゅ ) の森林が、ちょ...
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・有島武郎 カインの末裔 (青空文庫)
も離れてその跡からとぼとぼとついて行った。 北海道の冬は空まで 逼 ( せま ) っていた。 蝦夷富士 ( えぞふじ ) といわれるマッカリヌプリの 麓 ( ふもと ) に続く 胆振 ( いぶり ) の大草原を、日本海から 内浦湾 ( うち...
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