「夢想」を含む用例
・豊島与志雄 猫性 (青空文庫)
じっと蹲っていることがある。人に逢いたくなく、口を利きたくなく、一人で夢想しているのだ。そうした夢想の中に、肉食獣の野性の夢がある。猫のうちには、馴致されきれない何物かが残っている。 それを、私は自分のこととして感ずる。人に...
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・摩訶般若波羅蜜大明咒經 (Wikisource)
無老死無老死盡。無苦集滅道。無智亦無得。以無所得故。菩薩依般若波羅蜜故。心無罣礙。無罣礙故無有恐怖。離一切顛倒夢想苦惱。究竟涅槃。三世諸佛依般若波羅蜜故。得阿耨多羅三藐三菩提。故知般若波羅蜜是大明咒。無上明咒。無等...
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・摩訶般若波羅蜜多心経 (Wikisource)
界。乃至無意識界。 無無明。亦無無明盡。乃至無老死。亦無老死盡。無苦集滅道。無智亦無得。 以無所得故。菩提薩埵。依般若波羅蜜多故。心無罣礙。無罣礙故。無有恐怖。遠離顛倒夢想。究竟涅槃。 三世諸佛。依般...
ja.wikisource.org/wiki/摩訶般若波羅蜜多心経
・太宰治 砂子屋 (青空文庫)
太宰治 砂子屋 砂子屋 太宰治 書房を展開せられて、もう五周年記念日を迎えられる由、おめでとう存じます。書房主山崎剛平氏は、私でさえ、ひそかに舌を巻いて驚いたほどの、ずぶの夢想家でありました。夢想...
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・太宰治 フォスフォレッスセンス (青空文庫)
二人の会話に於いて、一体どちらが夢想家で、どちらが現実家なのであろうか。 母は、言葉の上ではまるで夢想家のようなあんばいだし、娘はその夢想を破るような 所謂 ( いわゆる ) 現実家みたいなことを言っている。 しか...
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・豊島与志雄 故郷 (青空文庫)
の理想が如何なるものであろうとも、なおよく云えば、彼等がたとえ世界的国家の建設を夢想しようとも、その中心地は必ずユダヤの故地だそうである。何故? の問題ではない。そうでなければならないのである。 朝鮮民族研究者の云う所に依れば、彼等の夢想...
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・豊島与志雄 樹を愛する心 (青空文庫)
配に高めていけば、太田の池の名残も幾分保ちながら、樹木の根はすっかり土で蔽える筈である。然るに、その費用、約千円を要する。或る人々にとっては何でもないこの千円が、私にとっては殆んど夢想に等しいものとなる。私は...
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・豊島与志雄 新時代の「童話」 (青空文庫)
より発し何処へ流れ去るとも分らぬ清流、右岸にはラマの聖堂、左岸には粗末な民屋、其処で、ジンギスカン以後の七百年の眠りから蒙古民族を覚醒させんと夢想している徳王、その温容と熱情と知識と知慧、民衆中最高の文化と力との精神……私は...
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・北村透谷 一夕観 (青空文庫)
( じゆん ) の醇なるもの、ホーマーありし時、プレトーありし時、彼の北斗は今と同じき光芒を放てり。同じく彼を 燭 ( て ) らせり、同じく彼れを 発 ( ひ ) らけり。然り、人間の歴史は多くの夢想...
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・岸田國士 山本有三氏作「真実一路」について (青空文庫)
偽りなき魂の昇華について語られた、深刻にして清純、波瀾に富んで、しかも、一望千里の趣を呈する大叙事詩である。 若き読者は、頁の進むにつれて、胸ををどらし、夢想に耽り、微笑し、さては、声をあげて泣くであらう。世間...
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・北村透谷 兆民居士安くにかある (青空文庫)
る中江篤介あるを聞くのみ。バイロンの 所謂 ( いはゆる ) 暴野なるルーソー、理想美の夢想家遂に我邦に縁なくして、英国想の代表者、健全なる共和思想の先達なる民友子をして、仏学者 安 ( いづ ) くにあると嘲らしむ、時勢...
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・豊島与志雄 私の信条 (青空文庫)
いう性質が今に跡を引いている。 一例を挙げると、私は一人旅が好きだ。長時間汽車に乗っていても、一人きりで少しも退屈しない。なまじっか連れがあって、気を遣ったり応対したりするよりも、一人でぼんやりと、景色を眺めたり夢想...
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・小野佐世男 ジャズ狂時代 (青空文庫)
鏡の奥で眼をくるくる廻していたのである。 法悦の夢想境 曲目は進んで五彩のスポットをあびて、ピンク色のイヴニングに大輪の紅バラを胸に、メリー大須賀歌手が、艶麗な姿でマイクにころばす、ナイヤガラのメロディー、いつ...
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・豊島与志雄 「自然」 (青空文庫)
の中にはいって汚れを知らない生活を、私は夢想する。 「東京から黒砂糖が駆逐されることを、僕は悲しく思う。僕の少年時代には、大抵の砂糖屋には、あのねっとりした黒砂糖があったものだ。それが、この頃では殆んど見当らない。文明の進度は、砂糖...
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・金史良 荷 (青空文庫)
さくさ掻き立てたのだ。 ——秋の学期が始まり、佐賀に再び帰ってから間もないことである。郷里の母の手紙は、苛性 曹達 ( ソーダ ) を 嚥 ( の ) んだ彼の死を告げてきた。あの莫大な夢想と陶酔と自尊心の荷が、とう...
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・原民喜 少年 (青空文庫)
郎はその素晴しさを想像して一人でいい気持になった。美しい女が、たしかにああ云ふ自動車には乗ってゐて、彼の知らない世界を走ってゐるのだ。藤一郎はついさうした夢想に耽り出すと、眼の前が早くも茫として額に微熱を覚えた。その時、遙か...
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・大町桂月 親馬鹿の旅 (青空文庫)
もまた行く。往いてのぞけば、二人にて、ちやぶ/\湯をかきまぜて、それで非常に喜べるさまなるに、われも始めて滿足す。何が一番面白かりしぞと問へば、湯をかきまぜるが、一番面白しといふ。そこには、夢想も及ばざりき。貝細...
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・萩原朔太郎 童話と教育について (青空文庫)
の知つてる世界は、大人の知る「現實」の世界とはちがふのである。大人にとつて荒唐無稽のことは、彼等にとつて皆「眞實」のことなのである。すべての子供たちは、本來「夢」の中で育ち、そして夢を見ることによつて生き、夢を...
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・豊島与志雄 楊先生 (青空文庫)
てはいるが頑丈そうな体躯、その様子に見覚えがあった。楊先生だった。 楊先生は崖上に佇立して、眼前に展開してる焼跡を眺めていた。眺めながら夢想してる風だった。私が近づくのにも気づかなかった。 私は声をかけた。 彼は...
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・井上円了 妖怪報告 (青空文庫)
手に入りたるものにして、静岡県遠州某氏の報知なり(本誌掲載のことは本人に照会せざりしをもって、その姓名を挙げず)。夢想の研究については、参考すべき必要の事実なり。 ○霊魂は幽明の間に通ずるものか 予は祖先相つぎ、世々...
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に可能性のある幸福それ自身の方へは、どうした訳か考えが向かなかった。 イワン・ドミートリッチは新聞を両手に握りつぶしたまま、部屋の隅から隅へと二、三回往復した。そしてやっと最初の深い感動がしずまって来たとき、少しずつ夢想...
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・岸田國士 衣食住雑感 (青空文庫)
のいゝピヤノがあれば、別に客間はいらない。 などゝ、これくらゐの註文さへ、現在では夢想に近いと思はれるが、近頃末弟が麻布辺の古物店から見附けて来たといふ極めてエキゾチツクな廻転椅子のみは、甚だ取つて附けの感はあるが、僕の...
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・岸田國士 煽動性万能 (青空文庫)
劇運動に利用されつつあることは極めて自然であるが、その結果、遂に、封建的共産思想などといふ変なものが、民衆を戸惑ひさせないとも限らない。何となれば、俳優の煽動性は、常に英雄主義的色彩を放つものだからである。殊に、幼稚な俳優志望者が、概ね、一個の「成功夢想...
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・片山廣子 地山謙 (青空文庫)
すると非常な勇気が出て来てトンネルの路を掘つてゆく工夫のやうに暗い中でもコツコツ、コツコツ働いてゆける。この信仰は迷信ではない、むしろ常識であると思ふが、私のやうにわかい時から夢想をいのちとして来た人間がこの平凡な教訓を一日も忘れずにゐられるのはさいはひである。六十...
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・與謝野晶子 夢の影響 (青空文庫)
夢を見た時は其れを他人に話してはならない、話すと反對に惡運を招くと云ふやうな習慣までが生ずるに到りました。かうなると「癡人夢を説く」と云ふ痛罵が必要になります。 現代の人は「夢想家」と云ふ語を古臭いやうに云つて、そん...
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・中原中也 生と歌 (青空文庫)
あたつて表現を可能にするものが、かの夢想的過程にあると見られる。トンポエムが作られた所以である。 然るに夢想的過程なるものは、表出されたとして人生的位置を、即ち meaning を持たない、つまりソナタにならないのだ。トン...
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・豊島与志雄 性格を求む (青空文庫)
このリアリズムは、強権主義に煩いされた「党」の陣営内にあっては、事件や場面にのみ局限されて、人間の性格を視野の外に逸するのは、蓋し当然の帰結であろう。 「党」の趣旨を絶対指導の地位に置き、それによって万事を統制し、人間多様の欲望や夢想...
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・豊島与志雄 幻覚記 (青空文庫)
に自動車の通行が頻繁だから、余り気持のよいところではない。けれども、どういう加減か、時あって、自動車の通行がとだえ、人通りもとぎれ、地面もしっとりと濡い、空気が爽かになごんで、塀にはさまれたあの短い通りが、夢想...
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・豊島与志雄 砂漠の情熱 (青空文庫)
土の匂いがむーっと漂ってる場所に、日光の直射を受けながら、とぐろを巻いてることが時折ある。その、草と土の匂いの中で日光に照らされてる蛇のうちには、如何なる夢想がはぐくまれることであろうか。その夢想が情熱にまで熱せられる時には、如何...
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・有島武郎:二つの道 (青空文庫)
というものは二つの道以下のものであるかもしれないが、少なくとも二つの道以上のものではない。詭弁(きべん)である、虚偽である、夢想である。世を済(すく)う術数である。 人を救う道ではない。 中庸の徳が説かれる所には、その...
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用例の品詞分類
他の用例のページ
Anton Chekhov Wikisource 摩訶般若波羅蜜多心経 阿耨多羅三藐三菩提 meaning ジンギスカン 汽車に乗って 般若波羅蜜多 と見られる チェーホフ ナイヤガラ メロディー リアリズム 何でもない 何となれば 般若波羅蜜 荒唐無稽の 萩原朔太郎 見当らない 豊島与志雄 に依れば に於いて アントン コツコツ スポット トンネル バイロン ピンク色 ホーマー 一望千里 中原中也 中江篤介 二つの道 井上円了 人間の性 北村透谷 周年記念 夢を見る 大町桂月 子供たち 存じます 少しずつ 少年時代 山本有三 有島武郎 朝鮮民族 真実一路 知らない 究竟涅槃 英雄主義 間もない 限らない この頃 その時 イワン ジャズ ソナタ ソーダ ドミー ピヤノ フォス フォレ ポエム マイク メリー ユダヤ 一人旅 世界的 中でも 中には 中心地 二、三 人通り 他人に 代表者 何処へ 其処で 出て来 原民喜 叙事詩 可能性 夢の影 夢想家 大須賀 太宰治 好きだ 始めて 封建的 山崎剛 新時代 早くも 時には 母の手 無意識 無所得 研究者 神西清 肉食獣 自動車 自尊心 舌を巻 衣食住 見覚え 親馬鹿 進んで 金史良 長時間 静岡県 驚いた 黒砂糖 一人 一例 一個 一切 一夕 一日 七百 万事 万能 三世 世界 世間 両手 中庸 主義 事件 事実 二人 五彩 人生 人間 仏学 以後 会話 佇立 位置 佐賀 体躯 何物 信仰 信条 俳優 兆民 先生 先達 光芒 六十 共和 共産 利用 勇気 北斗 千円 参考 友子 古物 右岸 名残 問題 国家 地位 地山 地面 報告 報知 場面 多様 夢想 大人 大明 大輪 太田 妖怪 姓名 学期 客間 富籤 小野 少年 局限 居士 岸田 工夫 左岸 帰結 常識 平氏 幻覚 幽明 建設 廻転 強権 彼等 往復 微熱 微笑 徳王 志望 応対 思想 性格 性質 恐怖 情熱 想像 感動 成功 戸惑 所以 所謂 指導 掲載 摩訶 故地 故知 故郷 教育 教訓 文化 文明 新聞 日光 昇華 時代 時勢 時折 景色 晶子 曲目 書房 曹達 最初 末弟 本人 本誌 東京 某氏 椅子 様子 樹木 欲望 歌手 歴史 民屋 民族 民衆 気持 法悦 波瀾 清流 清純 温容 滅道 無上 無明 無智 無有 無苦 焼跡 照会 煽動 熱情 片山 現代 現実 理想 番面 痛罵 直射 眼前 知識 砂子 砂漠 砂糖 研究 祖先 空気 童話 粗末 精神 結果 統制 絶対 習慣 老死 聖堂 自分 自身 色彩 艶麗 苛性 英国 莫大 菩提 菩薩 蒙古 薩埵 藤一 虚偽 術数 表出 表現 見附 視野 覚醒 言葉 註文 詭弁 読者 費用 趣旨 迷信 通行 進度 運動 過程 遠州 遠離 部屋 郷里 野性 陣営 陶酔 雑感 霊魂 頑丈 頻繁 顛倒 馴致 駆逐 麻布