「増上寺」を含む用例
・佐藤垢石 増上寺物語 (青空文庫)
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・宮城道雄 春雨 (青空文庫)
触れたりする感覚によって、また見る世界を想像するのである。 何時であったか、増上寺のお霊屋で、全国から集った婦人の髪の毛を、一本ずつ織りこんで浮きだしたようになっている極楽の絵をさわってみて、深く感じたことがあった。 フラ...
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・永井荷風 伝通院 (青空文庫)
ずういん ) である。滅びた江戸時代には芝の 増上寺 ( ぞうじょうじ ) 、上野の 寛永寺 ( かんえいじ ) と相対して大江戸の三霊山と仰がれたあの伝通院である。 伝通院の 古刹 ( こさつ ) は地...
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・永井荷風 鐘の声 (青空文庫)
だときめている。 むかし芝の鐘は 切通 ( きりどお ) しにあったそうであるが、今はその 処 ( ところ ) には見えない。今の鐘は 増上寺 ( ぞうじょうじ ) の境内の、どの辺から撞き出されるのか。わた...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 献上博多人形 (青空文庫)
冷たいの不服はいっていられないのです。あたかもこの日はお二代台徳院殿様、すなわち前将軍 秀忠 ( ひでただ ) 公のご忌日に当たるところから、例年のごとく将軍家の増上寺お成りがあるため、お城内も沿道もたいへんな騒ぎでした。ひと...
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・白柳秀湖 駅夫日記 (青空文庫)
語を想うた、いつか駅長の使いをしてやった時、駅長は遠慮する私を無理に引きとめて、南の縁で 麦酒 ( ビール ) を飲みながら私にいろいろの話をしてくれた、目黒 界隈 ( かいわい ) はもと芝 増上寺 ( ぞう...
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・永井荷風 霊廟 (青空文庫)
中 ( むげんちゅう ) に今ある如く不朽に残されるであろう。けれども我が木造の霊廟は已にこの 間 ( あいだ ) も隣接する 増上寺 ( ぞうじょうじ ) の焔に 脅 ( おびや ) かされた。 凡 ( すべ...
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・京へ上った退屈男 (青空文庫)
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・宮本百合子 列のこころ (青空文庫)
の交織の事務服が大きすぎるので深い肩揚げのついたのを着た娘さんたちも歩いている。 そこから、次の用件で芝の方へ行ったら、増上寺前のプールの外の日除けの下に少年少女の密集があった。超満員のプールがあいて自分たちの番の来るのを待っている子供たちである。 市民...
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・西郷隆盛 遺牘 (青空文庫)
けは不 レ 仕候、御察可 レ 被 レ 下候、 樺 ( かば ) 直八、至極の御丁寧に而、 定御供 ( じやうおとも ) に相加候處、 勤向 ( つとめむき ) も相分候に付、仕合の事に御座候。此廿二日には増上寺...
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・田中貢太郎 四谷怪談 (青空文庫)
はどうしても鎮まらないで女房が病気になったところへ、四月八日、 芝 ( しば ) の 増上寺 ( ぞうじょうじ ) の 涅槃会 ( ねはんえ ) へ往っていた権八郎がその夜 霍乱 ( かくらん ) のよ...
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・永井荷風 水 附渡船 (青空文庫)
( やしき ) の下水落ちて 愛宕 ( あたご ) の 下 ( した ) より 増上寺 ( ぞうじやうじ ) の裏門を流れて 爰 ( こゝ ) に 落 ( おつ ) る。 愛宕 ( あたご ) の 下...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 曲芸三人娘 (青空文庫)
羅国 ( かびらこく ) の迦毘羅城にご生誕なさった甘茶仏の当日なので、事件は伝六がしびれをきらしているようになかなか降ってきそうもないし、さいわいご奉行所は非番でしたから、主従三人お昼すぎから増上寺のお花 御堂...
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・寺田寅彦 旅日記から(明治四十二年) (青空文庫)
増上寺 ( ぞうじょうじ ) が焼けたが知っているか、きのうのホンコン新聞に出ていたという。かなりにもう遠くなった日本から思いがけなくだれかが跡を追って来てことづてを聞かされるような気がした。 船客...
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・森鴎外 安井夫人 (青空文庫)
後外桜田の上邸にいたり、増上寺境内の 金地院 ( こんじいん ) にいたりしたが、いつも自炊である。さていよいよ移住と決心して出てからも、一時は千駄谷にいたが、下邸に火事があってから、はじめて五番町の 売居 ( うり...
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・森鴎外 栗山大膳 (青空文庫)
だ ) つたには別に原因がある。秀忠の亡くなつたのは正月二十四日で、二十六日の夜増上寺への 野邊送 ( のべおくり ) があり、二月二十二日に勅使が立ち二十六日に 遺物分 ( かたみわけ ) があり、三月...
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・尾崎紅葉 硯友社の沿革 (青空文庫)
( そのあひだ ) に 余程 ( よほど ) 文章を 修行 ( しゆぎやう ) したものらしい、 増上寺 ( ぞうじやうじ ) の 行誡上人 ( ぎやうかいしやうにん ) や 石川鴻斎翁 ( いし...
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・談洲楼燕枝(二代) 燕枝芸談 (青空文庫)
事は既に新聞でも御承知の通りでありますが、抑々私が噺家にならうといふ心持を持つたのはどういふ動機からであるか、先づそれからお話を初めたいと思ひます。 どだい私は芸人の家に生れたものでは無く親は三縁山増上寺の法衣の御用を足して居りまして、代々...
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・夢野久作 父杉山茂丸を語る (青空文庫)
はこれが父のホントウの顔であったかナと思うと、又タマラなくなりそうになったので慌てて湯殿に行って顔を洗った。 葬式は増上寺で盛大に行われた。色々、大勢の人々がやって来て告別の焼香をして下すったが、その中に古びたカンカン帽、素足に駒下駄、浴衣...
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・有島武郎 星座 (青空文庫)
この鐘の音には心から牽きつけられた。寺に生れて寺に育ったせいなのか、 梵鐘 ( ぼんしょう ) の音を園は好んで聞いた。上野と浅草と芝との鐘の中で、増上寺の鐘を一番心に沁みる音だと思ったり、自分の寺の鐘を撞きながら、鳴り...
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