「四手」を含む用例
・坂口安吾 本因坊・呉清源十番碁観戦記 (青空文庫)
をぬぐ。 本因坊、温顔、美しい目に微笑をたゝえて、考え、石を下していたが、一時間ほどたち、十四手目ぐらいから、顔が次第にきびしくしまって、鋭く盤を睨みはじめた。 温顔のころは四十五、六の顔に見えたが、鋭く...
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・坂口安吾 安吾の新日本地理 飛騨・高山の抹殺——中部の巻—— (青空文庫)
神サマであるか風の神サマであるか、それもハッキリはしていない。ヒダの伝説によると、 「神武天皇へ位をさずくべき神がこの山の 主 ( ヌシ ) で、身体が一ツで顔が二ツ、手足四ツの両面四手という人が位山の主である。彼は雲の波をわけ、天ツ...
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・林不忘 早耳三次捕物聞書 霙橋辻斬夜話 (青空文庫)
る女房を叱りとばして昼の内から酒にして、 炬燵 ( こたつ ) に横になるが早いか、そのまま馬のように高鼾をかいて睡ってしまった。 四 音も月も 凍 ( い ) てついた深夜の 衢 ( まち ) 、湯島切通しの坂を掛声もなく上って行く四手...
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・森鴎外 細木香以 (青空文庫)
してから香以散人の取巻をしていたが、あの家で世を去った。媼は多分あの家を売ることを惜まぬであろうと云った。 四 千樹園が世話をして、崖の上の小家を買う相談は、意外に 容易 ( たやす ) く 纏 ( まと ) まった。高木...
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・中里介山 大菩薩峠 黒業白業の巻 (青空文庫)
様とお角とを引合せる役目をつとめました。 「ちょうど 一昨日 ( おととい ) の夕方でありました、うちの男衆がこの 出水 ( でみず ) で 雑魚 ( ざこ ) を捕ると申しまして、 四手 ( よつで ) を下ろしておりますと、そこ...
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