「呼び名」を含む用例
・宮本百合子 プロレタリア文学の存在 (青空文庫)
日本にプロレタリア文学は実質上存在しなかった、と書いているということがいわれている。「プロレタリア文学なるものは、一つの歴史的な呼び名であって、言葉の正当な意味でのプロレタリア文学ではなかったという説(中略)がここに確認されている(六五—六・六...
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・宮本百合子 おのずから低きに ——今日の新聞小説と文学—— (青空文庫)
方も読む方もそこで馴れ合ってしまっているような危険が非常にある。この現実のなかで、文学は決して本道的な成長をとげつつあると云えないと思う。 過去の時代では、その呼び名がふさわしいか否かはおくとして、とにかく通俗作家とそうでない作家との区別は、ひと...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 猛火の中の私たち (青空文庫)
いって三人は吾妻橋の方を差して出て行きました。幸吉というのは私のその時分の呼び名です。 光蔵 ( みつぞう ) という語音が呼びにくいので 光 ( みつ ) を 幸 ( こう ) に通わせて幸吉と呼ばれていました。 出て行った三人は、二、三十 間...
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・宮本百合子 「大人の文学」論の現実性 (青空文庫)
家としてこの人生の発展のために彼等の負うている責任の重く遠いことの自覚を加えて、重遠会とでも名をつけたかもしれない。現代の少壮と目されている作家等が、むきだしに十円会と金だかだけの呼び名で一定のレベルの経済生活と文壇生活とをしているグループの会を呼んでいる...
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・上村松園 髷 (青空文庫)
には大阪らしい名前、京都には京都らしい呼び名をつけているところに、その都市都市の好みがうかがえて面白い。 達磨返し、しゃこ結び、世帯おぼこ、三ツ葉蝶、新蝶大形鹿子、新蝶流形、新蝶平形、じれった結び、三ツ髷、束ね鴨脚、櫛巻...
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・折口信夫 折口といふ名字 (青空文庫)
二百年毛嫌ひを増上させて来た部落と、見わけがつかなくなつたはずである。南町は、事実、木津西浜町・木津北島町並びに、木津勘助町・木津三島町の一部になつて、呼び名の上では、区別はなくなつてゐるのである。村人の考へてゐる昔は、極近...
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・豊島与志雄 太宰治との一日 (青空文庫)
自身でなく、さっちゃんだ。——さっちゃんというのは、吾々の間の呼び名で、本名は山崎富栄さん。 日曜日はたいてい私のところには来客がない。太宰とゆっくり出来るなと思った。 やがて、二人は現われた。——考え...
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・モオパッサン 秋田滋訳 親ごころ (青空文庫)
ッあんのピエールとおッ母さんのジャンヌですか」 ジャンは父親の姓も、生れ故郷の村の名も、何もかも忘れてしまっていた。けれども、幼い日に始終口にしていた父母の呼び名だけは忘れなかったのである。 彼は崩れるようにそこへ膝をつくと、老人...
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・宮本百合子 文学の大陸的性格について (青空文庫)
程度までこういう点についての感覚を目ざまされて来ているのだろう。 大陸文学という呼び名が浅い目先の音響できこえるのは、年月が短いばかりでなく、文学的業績が乏しいばかりでなく、大陸というものがその生活で示している巨大で複雑な主題の深さをリアルにつかんでいないことや、その...
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・宮本百合子 自覚について (青空文庫)
ママといわれる売笑婦が焼跡の空きビルで屍体となって発見されたという記事がありました。世界には有名なゾラの小説でナナという売笑婦がありました。ミミという売笑婦もいました。ルルという女もいます。同じ字を二つ重ねた売笑婦の愛嬌のある呼び名は、世界にどっさりあります。けれども、母親...
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( キムスメ ) の意味と、木が娘の姿に見える、といふ二つを掛けた、 しやれ た呼び名だつたのです。それと同じ事で、さう見えると言へば、なる程と、人間の雷同性がこれを信じるやうになつて来ます。名高...
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・宮本百合子 作家に語りかける言葉 ——『現代文学論』にふれて—— (青空文庫)
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・宮本百合子 新しい婦人の職場と任務 ——明日の婦人へ—— (青空文庫)
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の吟誦を聞いた。そして芳一は多額の金員を贈り物に貰った——それで芳一は金持ちになった……しかしこの事件のあった時から、この男は耳無芳一という呼び名ばかりで知られていた。 底本:「小泉八雲全集第八卷家庭版」第一...
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・折口信夫 日本書と日本紀と (青空文庫)
んな疑念の中、第一にほぐしてかゝらねばならぬのは、名義とその用法とである。 一体、此書物の二通りの呼び名「日本紀」・「日本書紀」のどちらが、元からの題号であるか、と言ふ事からして、既に問題であつた。日本紀は、日本...
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・長谷川時雨 凡愚姐御考 (青空文庫)
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・野口雨情 青い眼の人形 (青空文庫)
( ひとふね ) おくれて まゐります つば子が来てる つば子が来てる 一船さきに つば子が来てる (註。つば子とは燕の子に仮につけた呼び名です) 釣鐘草 小さい蜂が 来てたたく 釣鐘草の 釣鐘...
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・豊島与志雄 特殊部落の犯罪 (青空文庫)
掌で軽く撫で上げる彼女の髪を、なおしみじみと見惚れていた。が暫くして、思い出したように徳利をまた口へ持って行き、きゅーっと吸った残りの味を、舌でぴちゃぴちゃやりながら、鼻をうごめかした。 「お つる 坊!」小さな時からの呼び名...
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・佐藤垢石 雪代山女魚 (青空文庫)
親戚ではあるが姿や習性が幾分違う。 地方によって呼び名も違う。東京では正しくヤマメと言っているけれど、栃木県と群馬県の桐生地方ではヤモと呼び、福島県、宮城県、北海道などではヤマベと称している。また、ヤモメと言っているところもある。岐阜...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 石燈籠 (青空文庫)
こっちが他を 嚇 ( おど ) かすときに用いることばで、表向きの呼び名は 小者 ( こもの ) というんです。小者じゃ幅が利かないから、御用聞きとか 目明 ( めあか ) しとかいうんですが、世間...
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・宮本百合子 牡丹 (青空文庫)
ひとと呼ぶ彼女は、世間で云うままの内容において奥さんなのであろうか? 息子を持った中年の女を他に呼びようないので便宜上の呼び名であるのだろうか。せきは、一言の下に、 「玄人さお前さん、一目見たってわかるじゃないか」 と断...
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・宮本百合子 若い娘の倫理 (青空文庫)
の色もそこに濃くあつめられているのである。 お嬢さんという境遇にいる若いひとが、この頃は自分たちにつけられるそういう呼び名を嫌って来ていることも面白い。何かそこに安住していられないものがあって、もっと虚飾のない、むき出しの、だが...
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・佐左木俊郎 恐怖城 (青空文庫)
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・坂口安吾 安吾の新日本地理 飛騨・高山の抹殺——中部の巻—— (青空文庫)
あたりは昔はスワと云い、今に古スワの地名がある由。舟をすてた最初の聚落がスワで、乗鞍を越えた信濃側にもスワがある。 しかし、乗鞍に位山の古い呼び名があって現に山神崇拝のあとの巨石が多く見られ乗鞍権現もあるけれども、信濃...
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・佐藤垢石 老狸伝 (青空文庫)
のである。 そこで、裁判では狸と貉の区別について専門家の意見を求めたところ、やはり駐在巡査の主張した通り、狸と貉は同一の動物であって、ところにより呼び名が異なるだけであるという証言を得たのである。よって遂に、百姓...
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・小熊秀雄 小熊秀雄全集-13 詩集(12)その他の詩篇 (青空文庫)
のコーヒーを 進ずるためにいま それを茶碗にかけてゐる。 さあ・練習始め おゝ、同志よ、 あゝ、階級的同志よ、 「同志といふ呼び名をいつかふんだんに使ひ合つたね」 「あれは一体、何時のことだつたけね」 あの...
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・柴田流星 残されたる江戸 (青空文庫)
住から綾瀬への汐入りの渡しなぞで、その最も古い歴史を有すのは竹屋の渡しだ。 この渡し、元は待乳の渡しといったものなのを、いつの頃からか竹屋という船宿の屋号がその通り名となり、百五十年来の名所に二つの呼び名を冠するに至ったのだ。 花の...
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・折口信夫 最古日本の女性生活の根柢 (青空文庫)
い 慣 ( ならわ ) してきた。万葉集はほぼ、日本民族が国家意識を出しかけた時代から、その観念の確立したころまでの人々の内生活の記録とも見るべきものである。この期間の人々を、精神生活の方面から見た時の呼び名...
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・折口信夫 琉球の宗教 (青空文庫)
( サキジマ ) 風の呼び名である。而も更に驚くのは、やはり右の渡り神を、場合によつては、 あまみ神 とも言うてゐる事である。 あまみ は、言ふまでもなく、琉球の諾冉二尊とも言ふべき あまみきょ ・ しね...
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