「半ズボン」を含む用例
・永井荷風 洋服論 (青空文庫)
予の始めて洋服なるもの着たる時なれど、如何なる形のものなりしや 能 ( よ ) くは記憶せず。小学校へ 赴 ( おもむ ) く頃には海軍服に半ズボンはきたる事は家にありし写真にて覚えたり。 襟 ( えり ) より後は肩を 蔽 ( おお...
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・海野十三(佐野昌一) 南太平洋科學風土記 (青空文庫)
スコールが來るやうなところまで來たかとちよつと嬉しくなつた。 食堂へ出て見ると扇風機がぶんぶん廻り始めた。それに吹かれながら、好い氣持になる。 内地を離れてから五日目だが、もうすつかり夏の氣温だ。 長いズボンを穿いてゐるのが苦しくてならない、つひに今日よりゴルフパンツを引張り出して半ズボン...
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・芥川龍之介 出帆 (青空文庫)
た連中であるが、こうして日のかんかん照りつける甲板に、だらしのない浴衣がけで、集っているのを見ると、はなはだ、ふるわない。中には、赤い 頭巾 ( ずきん ) をかぶった女役者や半ズボンをはいた子供も、まじ...
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・宮本百合子 ゴルフ・パンツははいていまい (青空文庫)
フというものへ、半ズボンはいて行くO氏のお伴をしなければ、不和を生じるという場合、どうしてK子はO氏との恋愛をよろこび、共に発育して行く人間らしい楽しみを感じることが出来ましょう。 時間的に先ずやりきれなくなり、O...
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・南部修太郎 阿片の味 (青空文庫)
の支那風の椅子に腰かけてゐた三四人の若い女が立ち上る。何れも前髮を垂らした、日本なら潰し島田とか云ふ風な玄人特有の髮に結ひ上げて模樣のある黒繻子かなんかの上着に、半ズボンをはき、足には刺繍のある支那靴。まがひ翡翠の耳飾りに金鑛金らしい指輪、大概...
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・宮本百合子 獄中への手紙 一九四二年(昭和十七年) (青空文庫)
」は縦中横] の絵はがき)〕 十九日付のお手紙二十一日朝戴きました。ありがとう。国男さんが持って来て、私に手渡してから読んでくれました。スエ子がおききして来た半ズボンのことは、気にかけていて、今日、明日...
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・渡辺温 可哀相な姉 (青空文庫)
友達のない私は、家の裏の木に登って、遠くの雲の中に聳え重なっている街を見ていた。すると姉は私の足をひっぱって、私を木から下ろしてしまった。 姉は私のはいている小さな半ズボンをたくし上げた。 姉は...
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・芥川龍之介 寒さ (青空文庫)
ら側のシグナルの柱の下には鉄道 工夫 ( こうふ ) が二三人、小さい 焚火 ( たきび ) を 囲 ( かこ ) んでいた。黄いろい 炎 ( ほのお ) をあげた焚火は光も煙も放たなかった。それだけにいかにも寒そうだった。工夫の一人はその焚火に半ズボン...
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・昭和四十五年国富調査のための家計資産調査規則 抄 (e-Gov)
ツクコート、タキシードを含む) 背広服 男子オーバーコート(スプリングコートを含む) 男子レインコート(ビニール製を除く) ※男子ジヤケツト(替上衣) ※替ズボン(ジーパンを含む) ※半ズボン(7分ズボン...
law.e-gov.go.jp/htmldata/S45/S45F03101000043.html
・小熊秀雄全集-6 詩集(5)飛ぶ橇 (青空文庫)
も死の上の現実には しかめ面(つら)以外に表情がないではないか、 それに親方は笑へといふ、 真珠釦に、茶褐色筋入半ズボン 髪は鳶色、青い靴下、 薔薇の花を帽子にさして簪のやうだ、 幅広のカラーに ゆつ...
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・寺田寅彦 雑記(2[#「2」はローマ数字、1-13-22]) (青空文庫)
の打上げを担当している二人の技手からが、洋服に、スエター、半ズボンというハイカラな服装である。そうしてその二人のうちで船首の方に立っている一人は、立派な 鬚 ( ひげ ) をさえ生やしているのである。これが筒の掃除をする役をつとめる。 胴...
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・太宰治 小さいアルバム (青空文庫)
がましいような言いかたは、やめましょう。私自身でも不愉快です。怒った時には、怒った時です。この写真をごらんなさい。これは最近の写真です。ジャンパーに、半ズボンという軽装です。乳母車を押していますね。これは、私の...
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・北原白秋 白帝城 (青空文庫)
石の太鼓橋を欄干につかまりつかまり遮二無二匍ひ登らうとしてゐる。一行の誰彼が面白がつて、よいしよ/\と背後から押しあげてゐる。隆太郎は嬉々として声を立てる。やつと上つたところで、半ズボンの両脚を前へつる/\/\である。父の私も前廻りして手をうつて囃し立てる。 昔と...
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・豊島与志雄 落雷のあと ——近代説話—— (青空文庫)
国と戦勝国との差だと笑い、戦勝国から敗戦国へ鞍代えして来ないかと勧めました。 その久保の工場の、土間に小卓を置いた狭い薄暗い室に、立川は三十分近く待たされました。 シャツに半ズボンのみなりで、そし...
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・野上豊一郎 闘牛 (青空文庫)
士 ( トレロス ) の中での主役で、第一の花形である。第一回のマタドルはオルテガだった。精悍な体躯をした中年の男で、額が生え上ってメフィストフェレスを思わせるような相貌をして居り、短い上衣も、きちんと身についた半ズボン...
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・木村荘八 ハイカラ考 (青空文庫)
いにヒヤかしてある。 思うに一翁は「洋服」ならば洋風儀式には何でもよかろうというわけで、半ズボンか何かで乗り込んだものだったろうが、一方、この翁・刀剣翁をして、出鱈目であろうと何であろうとも「洋装」させたものが、また 時勢...
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・夏目漱石 倫敦塔 (青空文庫)
しゅう ) の際 万国史 ( ばんこくし ) の 草 ( そう ) を記した所だと云い伝えられている。彼がエリザ式の半ズボンに絹の靴下を 膝頭 ( ひざがしら ) で結んだ右足を 左 ( ひだ ) りの...
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・海野十三 ○○獣 (青空文庫)
怪奇の正体を一秒でも早くつきとめたいと思う心で一杯だった。 敬二は 寝衣 ( ねまき ) をかなぐりすてると、 金釦 ( きんボタン ) のついた半ズボンの服——それはこの東京ビルの 給仕 ( きゅうじ ) としての制服だった——を 素早 ( すばや ) く着...
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・宮沢賢治 茨海小学校 (青空文庫)
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・宮本百合子 ズラかった信吉 (青空文庫)
の現場とはどんなところか、不安でないこともなかった。だが、村を出るに贅沢云っちゃいられない。 親分のハゲ小林という半ズボンに引率されて、アルハラの現場小舎へ着いたら、山また山の黒っぽい 樅 ( もみ ) の葉...
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・宮本百合子 獄中への手紙 一九三六年(昭和十一年) (青空文庫)
いダイナモなのに あなたの手紙は私を笑わせ、そして愛情のふかい怒った心持も起させ、ゲンコをその鼻先にこすりつけて上げたいと思わせます。おお。本当にぶって上げたい。 坐布団は見つかりました。半ズボン...
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・久生十蘭 キャラコさん 月光曲 (青空文庫)
透るように色の白い、上品な 面 ( おも ) ざしをした九つばかりの少年で、半ズボンの裾から、スラリとした美しい 脛 ( すね ) を見せています。 あたしが、おどけた顔で失敬をして見せますと、少年...
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・久生十蘭 キャラコさん 新しき出発 (青空文庫)
勢のいい 焔 ( ほのお ) をあげている 壁煖炉 ( シュミネ ) の前には、肩幅の広い、軍人のような立派な体格の中年の紳士が、しずかに煙草の煙りをふきあげてい、その隣りに、半ズボンの裾から、 仔 ( こ...
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・三好十郎 地熱 (青空文庫)
つて来る鈍い列車の響) (先程工夫が歌ひながらやつて来たのと同じ方向からフラフラと出て来る男。古背広に半ズボンに巻ゲートル、地下足袋姿に、乏しい荷物を振分けにして肩にした見すぼらしい渡り人夫の留吉。——三十二三歳だらうが、ひど...
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・織田作之助 木の都 (青空文庫)
つにはもともと無口らしかつた。眉毛は薄いが、顔立ちはこぢんまりと綺麗にまとまつて、半ズボンの下にむきだしにしてゐる足は、女の子のやうに白かつた。新坊が帰つて来ると私はいつもレコードを止めて貰つて、主人...
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・豊島与志雄 傷痕の背景 (青空文庫)
は上野広小路から、切通下で一寸 停 ( とま ) ったのが、もう動きだしていた。車外に、白シャツ半ズボンの、商店の若者らしいのが、ちらりと見えた。 田舎の街道を走る、自動車や馬車や電車などには、殊に夕方など、私用...
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・堀辰雄 晩夏 (青空文庫)
の若い娘がふたりで食堂にはいって来た。先きにはいって来たのは、半ズボンに白いポロシャツという服装で、頭も男の子のように刈り上げた、目鼻立のきりっとした美しい娘で、続いてはいって来たのは、 薔薇色 ( ばらいろ ) の着...
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・蘭郁二郎 睡魔 (青空文庫)
好きでなきゃ出来ないさ、はっははは」 「先きまわりしていっちゃったな、——まったく好きでなくちゃ出来ない」 丁度その時、スエーターに半ズボンの若い男が入って来た。喜村の助手である。 喜村が聞くと、助手はけげんそうに 「はあ...
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・蘭郁二郎 宇宙爆撃 (青空文庫)
言って」はママ] いられたことですけど……。その村尾さんの気焔と申せば東京の夏のように湿度の高いところで、ちゃんと洋服を着てネクタイをしているなんて馬鹿気た話だ、ここは東京ほど暑いと感じないのに開襟シャツに半ズボン...
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・蘭郁二郎 鱗粉 (青空文庫)
( くびす ) をかえそうとした時だ。 そのドアーが、灯もつけずに、ぽっかりと内側へ引開けられた。はっと無意識に生垣へ身を 密 ( ひそ ) めた鷺太郎の目に、白の半ズボンに白のシャツの男と、も一...
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メフィストフェレス スプリングコート オーバーコート かんかん照り レインコート 見すぼらしい きんボタン ジャンパー スエーター タキシード ポロシャツ ローマ数字 上野広小路 南部修太郎 囃し立てる 嬉々として 宮本百合子 持って来て 織田作之助 茨海小学校 豊島与志雄 野上豊一郎 開襟シャツ 馬鹿気た話 しかめ面 アルハラ アルバム オルテガ キャラコ ゲートル シグナル シュミネ ジーパン スコール ダイナモ チョッキ ネクタイ ハイカラ ビニール フラフラ レコード 三好十郎 久生十蘭 出来ない 北原白秋 半ズボン 南太平洋 地下足袋 夏目漱石 宮沢賢治 寺田寅彦 小熊秀雄 思わせる 木村荘八 東京の夏 東京ビル 永井荷風 海野十三 潰し島田 煙草の煙 白シャツ 絵はがき 絹の靴下 蘭郁二郎 資産調査 近代説話 か何か その時 エリザ カラー ゲンコ コート ゴルフ シャツ スラリ ズボン トレロ パンツ 上品な 中には 乳母車 何れも 倫敦塔 出て来 十九日 堀辰雄 太宰治 太鼓橋 女の子 始めて 小学校 思うに 思う心 戦勝国 扇風機 押して 振分け 敗戦国 時には 時間的 渡り人 渡辺温 無意識 特有の 男の子 白帝城 精悍な 続いて 縦中横 耳飾り 自動車 茶褐色 薔薇色 顔立ち 風土記 飛ぶ橇 黒繻子 一九 一人 一日 一秒 一行 万国 三六 三十 上衣 不和 両脚 中年 主人 主役 久保 二三 二人 二十 五日 今日 佐野 体格 体躯 傷痕 儀式 先程 全集 内側 内地 写真 出帆 出発 刀剣 切通 列車 制服 刺繍 助手 十一 十七 友達 右足 商店 四人 四十 国富 土間 地熱 場合 夕方 大概 太郎 失敬 女役 子供 宇宙 家計 寝衣 小林 少年 工場 工夫 布団 帽子 幅広 引率 心持 怪奇 恋愛 愛情 手紙 技手 担当 指輪 掃除 支那 新坊 方向 日本 明日 昭和 時勢 晩夏 最近 月光 服装 東京 椅子 欄干 正体 気焔 洋服 洋装 洋風 浴衣 海軍 湿度 焚火 無口 煖炉 爆撃 獄中 玄人 現場 現実 生垣 田舎 甲板 男子 発育 目鼻 相貌 眉毛 真珠 睡魔 私用 立川 第一 紳士 給仕 綺麗 翡翠 肩幅 背広 背後 背景 膝頭 自身 船首 芥川 花形 若者 荷物 落雷 薔薇 街道 表情 規則 親分 親方 記憶 詩集 誰彼 調査 車外 軍人 軽装 連中 鉄道 闘牛 阿片 雑記 電車 面白 靴下 頭巾 食堂 馬車 鱗粉 鳶色 鼻先