「利き」を含む用例
・豊島与志雄 猫性 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42544_22800.html
・小酒井不木 現場の写真 (青空文庫)
誇ったような態度で言いました。 「おっしゃるとおり、もし犯人が右利きならば、心臓部を刺すのはおかしいです。ですから、僕は心臓部が刺され、しかも、それが後ろから だかまえて 行われたものであるから、犯人は左利き...
www.aozora.gr.jp/cards/000262/files/48079_40194.html
・大町桂月 川越夜行記 (青空文庫)
ど普通の酒にはあらず、六分のウイスキーに四分のベルモツトを加味したる一種特別の興奮劑也。之を一行に分ちて、一行一時は元氣づきしが、中には餘りに藥が利き過ぎて、ふら/\眠るものもあり。休息すること餘りしば/\にして、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000237/files/48316_32401.html
・大町桂月 菅の堤の櫻 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000237/files/48355_32576.html
・北大路魯山人 茶美生活 (青空文庫)
入れを切ってみよとまではあえて迫ろうとしないが幅物書く力はなくも、古幅の真偽もだいたいわかり道具にも一通りは眼利きである。望まれれば、茶人らしく箱書ぐらいは俗書を脱して楽しみとなる字が書けるまでに至ってこそ当然なりとなって来るではないか。 私はいま、茶人...
www.aozora.gr.jp/cards/001403/files/50293_37778.html
・岸田國士 ラヂオ・ドラマ選者の言葉 (青空文庫)
作家的習熟を感ぜしめる点に於て、「不良」と共に注目すべき作品なるも、対話が心理的に過ぎ、ラヂオ的イメージ稀薄なり。 みんなの青空 詩味必ずしも豊かとは云ひ難きも、屋上の風物をつなぎ合せ、都会生活の浮動的断面を見せたところ、気の利き...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44502_36705.html
・宮本百合子 宝に食われる (青空文庫)
私の心持を陰気にさせる一つのものがあった。それは、仏像拝観に訪ねた私たちを案内したりもてなしたりしてくれる僧侶が、大概ごく若いのにまるで大人ぶり、それも一人前の坊さんぶるのではない軽薄な美術批評家ぶって、小癪な口を利き立てる淋しさである。やっ...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/3855_13053.html
・大町桂月 吾嬬の森 (青空文庫)
いづれにしても、禍を轉じて福となす。氣の利きたる住持也。徒然草の榎木僧正とは、あべこべなり』と、夜光命説明すれば、『その榎木僧正とは』と山神問ふ。『良覺僧正とて極めて腹立ち易き坊主あり。坊の傍らに榎木ありければ、世人...
www.aozora.gr.jp/cards/000237/files/48419_32380.html
・甲賀三郎 琥珀のパイプ (青空文庫)
刃物を突き込んだ所は大きく穴が 穿 ( あ ) き、引くに従って薄くなりますから、よく分る筈です。それからあなた方は」刑事の方を向いて、「林檎の皮を御覧でしたか、皮は可成りつながっていましたが、左巻きですよ。林檎を剥いたのが左利き...
www.aozora.gr.jp/cards/000260/files/1429_20127.html
・岸田國士 これからの戯曲 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44579_28654.html
・宮沢賢治 疑獄元兇 (青空文庫)
一般自然であった。或ひはかういふ調子でもって、政治の実といふものを、容易に了解するかも知れん。それならわたしは、畢竟党から撰ばれて、若手検事の腕利きといふ この青年を対 告 ( ごう ) に、社会一般教育のため、こゝ...
www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/48221_32492.html
・菊池寛 将棋 (青空文庫)
を知らなければ二枚でも勝てないのである。 玄人 ( くろうと ) と指した場合、玄人が本当に勝負をしてゐるのか、お世辞に負けたりしてゐるのではないかと云ふことは、頭のいい人なら、誰にでも気になるだらう。「若殿の将棋桂馬の先が利き」とい...
www.aozora.gr.jp/cards/000083/files/1344_22315.html
・宮原晃一郎 蛇いちご (青空文庫)
へいつてもありつたけの御馳走がたべられる。」 神主さんはそこらぢうを捜して、沢山蛇いちごを集めて 袂 ( たもと ) に入れて、いそ/\と氏子の家へ行きました。 さて神主さんは神前に出て、祝詞をあげながら、 「かけまくも 畏 ( かしこ ) き...
www.aozora.gr.jp/cards/000809/files/45158_19264.html
・高村光雲 幕末維新懐古談 遊芸には縁のなかったはなし (青空文庫)
たちに対しても、家内同様、友達同様のような口の利き方で、それは好人物でありました。 或る晩、家中、店先の涼み台で、 大河 ( おおかわ ) から吹く風を 納 ( い ) れて、種々無駄話をしていました折から、師匠...
www.aozora.gr.jp/cards/000270/files/46199_24237.html
るにお園は結婚後四年目に病気になり死んでしまった。 その葬式のあった晩にお園の小さい息子は、お母さんが帰って来て、二階のお部屋に居たよと云った。お園は子供を見て微笑んだが、口を利きはしなかった。それで子供は恐わくなって逃げて来たと云うのであった。そこ...
www.aozora.gr.jp/cards/000258/files/42926_15331.html
・薄田泣菫 黒猫 (青空文庫)
の婦人欄でよく見覚えのある関西婦人——協会の幹事で、こちらの婦人界では顔利きの一人でした。婦人——協会といふのは、鮨万の板場から聞いた東京鮨の 拵 ( こしら ) へ方と、京都大学教授から受売りのアインシユタインの相対性原理の講釈とを、一緒...
www.aozora.gr.jp/cards/000150/files/4350_9544.html
・田中貢太郎 雪女 (青空文庫)
之吉の所へ来た時と同じようにわかわかしかった。 「お雪さんは、わしらとは違ってる、あれは人間じゃないよ」 村の女たちは陰口を利きあった。 幸福な月日がまた何年か経って、木枯の吹く冬が来た。ある夜お雪は、いつものように子供たちを寝かせた後で、針仕...
www.aozora.gr.jp/cards/000154/files/4947_16626.html
・中里介山 大菩薩峠 農奴の巻 (青空文庫)
運命を自覚しているや否や、ものすごく沈黙したなりで、決して口をきかない。役人番卒が何と言っても口を 利 ( き ) かない。見物が何と言って 罵 ( ののし ) っても口を利かない。 こうして、いよ...
www.aozora.gr.jp/cards/000283/files/4343_14892.html
・長谷川時雨 北京の生活 (青空文庫)
妹の家の厨司は腕利きで、今までにもよい主人ばかりをもつてゐた。彼は、日本料理も得意だ。おさしみでも、椀盛りでも震災後の東京なら、流行する店の味と違はない位だつた。 夫人 ( おくさん ) 、日本...
www.aozora.gr.jp/cards/000726/files/47660_34274.html
・林不忘 釘抜藤吉捕物覚書 のの字の刀痕 (青空文庫)
お前さんは八丁堀の勘さんじゃねえか。」 こう言ってその時奥から出て来たのは、少し前まで合点長屋の藤吉の部屋で同じ釜の飯を食っていた影法師の三吉であった。彼は藤吉の口利きで今この界隈の 朱総 ( しゅ...
www.aozora.gr.jp/cards/000290/files/47988_31607.html
・第八「カフィズマ」 (Wikisource)
慈憐と其の真実とを遣わさん。 我が霊は獅子の中に在り、我は焔を噴く者の中に臥し、其の歯は矛及び其の舌は利き剣なる人の子の中に臥す。 神よ、願わくは爾は諸天の上に挙げられ、爾の光榮は全地を蔽わん。 彼等は我が足の爲に網を設けたり、我が...
ja.wikisource.org/wiki/第八「カフィズマ」
・新世帯 (青空文庫)
はすぐ近所の、怪しげな暗い飲食店へ飛び込んで、チビチビと酒を呑(の)みながら、女を捉(とら)えて、荒物屋の身上(しんしょう)、家族の人柄、土地の風評などを、抜け目なく訊(き)き糺(ただ)した。女は...
www.aozora.gr.jp/cards/000023/files/1700.html
・小熊秀雄全集-2 詩集(1)初期詩篇 (青空文庫)
に盛られたさまざまの薬 恐怖と醜悪の散楽 みな利きめの ありすぎた人々の報告です。 強盗殺人犯の脱監 密通した令夫人 鉄道線路の飛び込自殺 ××氏の毒物嚥下 山林中の強姦未遂。 しづかな朝の単調に わづかな胡椒を 振り...
www.aozora.gr.jp/cards/000124/files/656.html
・長谷川時雨 「郭子儀」異變 (青空文庫)
はよくこんなことを言つてゐた。わたくしは左利きになつてしまつたが、弟は右利き、すこしでもお金があればわたしは酒を呑む、弟は鎧の引きちぎれを買つて來て眺めてゐる。古本の參考書も買つて來て讀む。どうも勉強が違ふと歎いてゐたが、大酒...
www.aozora.gr.jp/cards/000726/files/47572_33743.html
・国枝史郎 十二神貝十郎手柄話 (青空文庫)
負う蘭人の 甲必丹 ( キャピタン ) から、お上へ献上なされようとして、わざわざ長崎の港から、江戸まで持って参った薬で! 人参などは愚かのこと、四目屋の薬など愚かのことで! 利きます利きます非常に利きます! 一粒...
www.aozora.gr.jp/cards/000255/files/43621_18508.html
・水野仙子 脱殼 (青空文庫)
それに違いない。適切な言葉だと思ふ。だけど、たゞさう思ふだけで、一向痛切にそれが響かない。私の腐つた心には、もう薬もなんの利き目がないのかも知れないなどゝ思ふ。 パラ/\と 自棄 ( やけ ) に頁を 繰 ( く...
www.aozora.gr.jp/cards/000112/files/4263_15538.html
・豊島与志雄 女客一週間 (青空文庫)
酔ってどんな気持かしら、などと云い出すんだ。——それは、ぼんやり記憶の糸を辿りながら、自分では少しも口を利きたくなく、そのくせ誰か親しい者の話でも聞いていたい気持だ。——そんなら、全然反動的なものね、など...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42451_29490.html
・豊島与志雄 沼のほとり ——近代説話—— (青空文庫)
子は感じました……。 腰掛にいる人々は、もうまばらで、誰も口を利きませんでした。うとうと居眠ってる者もありました。ただ眼を宙に見開いてるだけの者もありました。地下足袋の男が、ちょっと駅にはいって来て、すぐ...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42722_29448.html
・岡本かの子 処女時代の追憶 断片三種 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4065_7936.html
・岡本かの子 巴里のキャフェ ——朝と昼—— (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/43086_22358.html
他の用例のページ
Lafcadio Hearn Wikisource 張り合いがない SECRET 何と言っても 北大路魯山人 琥珀のパイプ ウイスキー カフィズマ 宮原晃一郎 宮本百合子 小酒井不木 岡本かの子 往々にして 田中貢太郎 相対性原理 豊島与志雄 長谷川時雨 DEAD あなた方 お母さん ですよ。 と言って イメージ キャフェ ヴィオレ 一般教育 中里介山 京都大学 凛として 処女時代 利かない 国枝史郎 地下足袋 大町桂月 大菩薩峠 子供たち 宮沢賢治 小泉八雲 小熊秀雄 強盗殺人 意気阻喪 振り仰ぐ 日本料理 水野仙子 甲賀三郎 知れない 薄田泣菫 近代説話 違いない 響かない 食われる 高村光雲 お世辞 お部屋 その時 のの字 や否や アイン ドラマ ユタイ ラヂオ 一人前 一通り 一週間 不必要 中には 人の子 今まで 令夫人 光る眼 八丁堀 出て来 切って 利き目 十二神 参った 反動的 口利き 可成り 右利き 四目屋 坊さん 大なる 女たち 好人物 左利き 左巻き 影法師 徒然草 御馳走 心理的 心臓部 怪しげ 手柄話 批評家 折から 抜け目 新世帯 春の香 林不忘 椀盛り 涼み台 淋しさ 無駄話 然なり 熱情的 生命感 知らな 私たち 腕利き 至って 芸術的 荒物屋 菊池寛 見覚え 適切な 郭子儀 鉄道線 震災後 顔利き 飲食店 一人 一列 一時 一種 一粒 一緒 一般 一行 三吉 三種 下流 不良 世人 主人 了解 二三 二枚 二階 人参 人柄 人物 人間 仏像 休息 住持 何年 作品 作家 俗書 僧侶 僧正 元兇 全体 全集 六分 写真 刀痕 刃物 刑事 初期 前歯 加味 効果 勉強 動作 勝負 北京 十町 協会 単調 友達 古本 合点 吾嬬 嚥下 四分 土地 坊主 報告 場合 多摩 夜光 夜行 大人 大概 大河 大酒 夫人 婦人 子供 家中 家内 家族 密通 対話 将棋 小癪 屋上 山林 山神 岸田 川越 巴里 師匠 幕末 幹事 店先 強姦 役人 彼等 御覧 微笑 心持 恐怖 息子 情意 感服 態度 懐古 戯曲 戸川 拝観 捕物 政治 教授 散楽 断片 断面 日本 月日 木枯 木立 未遂 東京 板場 林檎 桂馬 案内 検事 榎木 毒物 氏子 気持 江戸 沈黙 河原 注目 流行 浮動 清楚 減殺 犯人 献上 獅子 玄人 現場 理智 町並 界隈 番卒 疑獄 病気 痛切 真偽 真実 社会 祝詞 神主 神前 秘密 稀薄 第八 箱書 結婚 維新 美生 美術 習熟 胡椒 腰掛 自分 自棄 自殺 自覚 興奮 若手 若殿 苦痛 茶人 葬式 藤吉 見物 覚書 言葉 記憶 詩味 詩篇 詩集 説明 調子 諸天 講釈 身上 軽薄 農奴 近所 追憶 遊芸 運命 道具 選者 部屋 都会 醜悪 釘抜 長屋 長崎 関西 陰口 陰気 雪女 青年 青空 風物 風船 風評 黒猫