「出掛け」を含む用例
・織田作之助 報酬 (青空文庫)
はすごすごと帰って水を飲み、母親にそのことを話すと、 「こちらから袖を引くよりも、男がからかいに来たら素人らしくいやですとモジモジしていれば、案外ひっ掛るかも知れないよ」 「いやです——と言ったらいいの……?」 翌る夜、葉子はまた出掛け...
www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/47839_36046.html
・梶井基次郎 編輯後記(大正十五年四月號) 『青空』記事 (青空文庫)
とは云つたもののこれと云つて書く程のことも見付からない。然し一つ、この度第三種郵便物に加入することにしたので、その手續きに出掛けた、そのことだけは書いておき度い。積極的な用事もなく、居殘つてゐるのだが、内心...
www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/43701_18442.html
・高村光雲 幕末維新懐古談 仏師の店のはなし(職人気質) (青空文庫)
はまた親密なものでありました。 たとえば、今夜はお 鳥様 ( とりさま ) だから、一緒に出掛けようという時に一人の弟子は、 懐工合 ( ふところぐあい ) が悪いので、行きしぶっているとして、 工面 ( くめん ) の好...
www.aozora.gr.jp/cards/000270/files/1555_21478.html
・佐左木俊郎 郷愁 (青空文庫)
?」と彼は訊いた。 「僕も、ただ散歩に。——ここへ来ると、田舎の言葉が聞けるもんだから……」 「僕もそうなんだよ。ただそれだけで、僕は小石川からわざわざ出掛けて来るんだよ。」 彼はこう言って、深い...
www.aozora.gr.jp/cards/000134/files/2308_13552.html
・島崎藤村 二人の兄弟 (青空文庫)
ろや棒を拾っては投げつけました。その 度 ( たび ) に、榎木の実が葉と一緒になって、パラパラパラパラ落ちて来ましたが、どれもこれも、まだ青くて食べられないのばかりでした。 そのうちに今度は兄の子供が出掛けて行きました。兄は...
www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/837_20949.html
・原民喜 四月五日 (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48461_35786.html
・織田作之助 妻の名 (青空文庫)
織田作之助 妻の名 妻の名 織田作之助 朝から粉雪が舞いはじめて、ひる過ぎからシトシトと牡丹雪だった。夕方礼吉は雪をふんで見合に出掛けた。雪の印象があまり強すぎたせいか、肝賢の [#「肝賢の」はマ...
www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/47834_36043.html
・太宰治 小説の面白さ (青空文庫)
は狂人の仕草と申さなければなりますまい。たとえば家庭に於いても女房が小説を読み、亭主が仕事に出掛ける前に鏡に向ってネクタイを結びながら、この頃どんな小説が面白いんだいと聞き、女房答えて、ヘミングウェイの「誰がために鐘は鳴る」が面...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/1604_18107.html
・幽霊妻 (青空文庫)
人で気軽に外出なさることもよくございましたけれども、一旦お天道様が沈んでからというものは、一人でお出掛けになったことなど、決してございませんでした……いや全く、私もこの歳になるまでには、ずいぶんいろいろな女も見て参りましたが、奥様のように、大事...
www.aozora.gr.jp/cards/000236/files/1260.html
・島崎藤村 伊香保土産 (青空文庫)
島崎藤村 伊香保土産 伊香保土産 島崎藤村 にはかに思ひ立つて伊香保まで出掛けた。日頃わたしは避暑の旅に出たこともなく、夏は殆んど東京の町中に暮してゐるが、そのかはり春蚕、秋蚕の後の骨休めを心掛け...
www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/1513_18932.html
・岸田國士 旅の苦労 (青空文庫)
にはいろいろ理由がある。その理由はあとでつける場合もあるが、第一に、出掛けるといふことが実に臆劫である。前の晩までは大いに勇みたつてゐても、いざ朝になつて、口をあけた鞄をみると、妙に気持がしらじらとする。 駅で...
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44461_37229.html
・織田作之助 電報 (青空文庫)
隊長の戦死後その少年が天涯孤独になったのを三人が引き取って共同で育てているのだ。 三人は毎朝里村千代という若い娘が馭者をしている乗合馬車に乗って町の会社へ出掛けて夕方帰って来るが、その間小隊長は一人留守番をしなくてはならなかった。ある日、三人が帰ってみると、小隊長がいない。迷子...
www.aozora.gr.jp/cards/000040/files/47838_36044.html
・船 (青空文庫)
した先の分らなく成って了った人もある。めずらしく旧(むかし)の友達に逢っても、以前のようには話せなかった。 こんな外国人のような、知る人も無い有様で、山本さんは妹を待受けていた。妹の手紙には、寒い方から鼻の療治に出掛けるとしてあった。仙台...
www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/835.html
・太宰治 三月三十日 (青空文庫)
満洲に行かないでしょう。満洲は、いま、とてもいそがしいのだから、風景などを見に、のこのこ出かけたら、きっとお邪魔だろうと思うのです。日本から、ずいぶん作家が出掛けて行きますけれど、きっと皆、邪魔...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/18360_32526.html
・本田親二 □本居士 (青空文庫)
に幽霊だろうとその妙善は思ったんです。 それから翌日になりまして、長念寺の 和尚 ( おしょう ) の 処 ( ところ ) へ、妙善が出掛けて行った。そして、 昨夜 ( ゆうべ ) その 何某 ( なにがし ) がやって来て、実は 是々...
www.aozora.gr.jp/cards/001361/files/49257_33058.html
・梶井基次郎 講演會 其他(大正十五年二月號) 『青空』記事 (青空文庫)
るところを述べることはその以前に文學に於て信ずるところを持してゐての上のことである。それを述べて見ることにより、自分の立場が明瞭し、次に進むべき土臺となる。そんな意味からも度々いゝ講演の出來る樣になり度いと思ふ。 二十四日は京都で眞晝の同人達と歡談した。ジル・マルシエツクスの告別演奏會が公會堂にあるので皆で出掛け...
www.aozora.gr.jp/cards/000074/files/43697_18445.html
・岸田國士 「文壇波動調」欄記事 (その三) (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/001154/files/44365_19482.html
・薄田泣菫 青磁の皿 (青空文庫)
しや ) の友達二三人と一緒に 生玉 ( いくたま ) へ花見に出掛けた事があつた。一 献 ( こん ) 掬 ( く ) まうといふ事になつて、皆はそこにある料理屋に入つた。 亭主は 予々 ( かね...
www.aozora.gr.jp/cards/000150/files/4914_18427.html
・芽生 (青空文庫)
小諸相生町の角からその馬車に乗った。引越の仕度をするよりも、何よりも、先(ま)ず一人の友達を訪ねて、その人の助力を得たいと思ったのである。その日は他に同行を約束した人もあったが、途中の激寒を懼(おそ)れて見合せた。私は独(ひと)りで出掛け...
www.aozora.gr.jp/cards/000158/files/839.html
・佐左木俊郎 駈落 (青空文庫)
孫娘のすることに、うるさいほど 嘴 ( くちばし ) を入れるだけで、しょぼしょぼと、薄暗い 室 ( へや ) の中に 燻 ( くすぶ ) っていた。 三 夜明け前から出掛けて行った父親の春吉が、山畑...
www.aozora.gr.jp/cards/000134/files/712_20851.html
・坂口安吾 朴水の婚礼 (青空文庫)
小僧は近頃新開地の喫茶店へ入り浸つてをり、主人が出掛けると、自分も出掛けてしまふ。店には人が居なくなり、頻りに本が盗まれるが、小僧の方も出掛けるたびに何冊かづゝ持ちだして寄贈するので、新開地の姐さんや与太者どもは近頃アンドレ・ジッ...
www.aozora.gr.jp/cards/001095/files/42889_24799.html
・幸田露伴 夜の隅田川 (青空文庫)
の強い奴は何時でも他所へ出漁する。そういうわけで羽根田の漁夫も隅田川へ入り込んで来て捕って居るのだ。それも昼間は通船も多いし、漁も利かぬから夜縄で捕るのである。此等の船は隅田川へ入って来て、適宜の場所へ夜泊して仕事をして居る。斯ういうように遠くから出掛け...
www.aozora.gr.jp/cards/000051/files/1447_17578.html
・桑原隲藏 東西交通史上より觀たる日本の開發 (青空文庫)
て交通不便な位置に立つて居つた。世界の交通、東洋と西洋との交通は隨分古く、二千年近くも以前から開けて、ギリシア人などは夙に東洋方面へ出掛けて來て居る。しかしその東洋といふのは支那までで、日本へは來てゐない。日本...
www.aozora.gr.jp/cards/000372/files/4314_14884.html
・泉鏡花 夜釣 (青空文庫)
それだけに釣がうまい。 素人 ( しろと ) にはむづかしいといふ、鰻釣の 糸捌 ( いとさば ) きは中でも得意で、一晩出掛けると、湿地で 蚯蚓 ( みみず ) を 穿 ( ほ ) るほど一かゞりにあげて来る。 「棟梁、二百...
www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/46566_24911.html
・森鴎外 木精 (青空文庫)
てぼんやり自分の住んでいる村の方へ引き返した。 同じ日の夕方であった。フランツはどうも木精の事が気に掛かってならないので、また例の岩の処へ出掛けた。 この日丁度 午過 ( ひるすぎ ) から 極 ( ごく ) 軽い風が吹いて、高い...
www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/2597_22938.html
・原民喜 稲妻 (青空文庫)
以来神経がたかぶってゐるのも不安だった。何か不吉のことがありさうに思へた。が夫は商用で日本橋の方へ出掛けてしまった。そのうちに豊子もやって来た。 二人は歩いて銀座の方へ向った。豊子は快活さうによく喋った。芳子...
www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48443_35790.html
・原民喜 五月 (青空文庫)
つくと眼の前に三人のマダムが坐ってゐるのだった。三人は三人ともセルの単衣を着て上品な化粧でその上彼女達は揃も揃って玉のやうに可愛いい男の赤ん坊を抱いてゐるのであった。彼女達は恵まれた自分の姿をぢっと静かに何ものにかに委ねてゐるやうであった。三人は今日の一日をピクニックに出掛け...
www.aozora.gr.jp/cards/000293/files/48458_35428.html
・森林太郎 私が十四五歳の時 (青空文庫)
谷あひのやうな處だ。冬になると野猪が城下に出て荒れまはる。さうすると父は竹槍を持つて出掛ける。私はお母あ樣と雨戸をしめて内にはいつて、雨戸の節穴から、野猪の雪を蹴立てゝ通るのを見てゐたのだ。 その...
www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/49252_36954.html
・大町桂月 小石川臺 (青空文庫)
塾に寓せし頃、巖谷小波、江見水蔭も共に寓したりき。その頃は、傳通院と植物園との間の一帶の低地は、水田なりき。丘には狐棲み、水田には雁下りたりき。水蔭などは、よく狐狩りに出掛け、雁に石を投げたる當年の豪傑兒也。 (明治...
www.aozora.gr.jp/cards/000237/files/48428_32486.html
・折口信夫 鬼を追い払う夜 (青空文庫)
表口に立って、その一家が、今夜から 将来 ( サキ ) 幸福になる唱え言を唱えて、お礼の銭を貰っては、又先へ出掛けます。 春になる前夜の、賑やかで、そうして何処かに しん と静まった様子を想像して御覧なさい。暦を...
www.aozora.gr.jp/cards/000933/files/5011_14213.html
他の用例のページ
誰がために鐘は鳴る ヘミングウェイ かも知れない 第三種郵便物 ギリシア人 ピクニック 佐左木俊郎 参りました 御覧なさい 梶井基次郎 織田作之助 お天道様 その日は と言った に於いて アネモネ アンドレ ネクタイ パラパラ フランツ モジモジ 乗合馬車 何よりも 何時でも 坂口安吾 夜明け前 大町桂月 天涯孤独 山本さん 島崎藤村 幸田露伴 折口信夫 掛かって 春になる 森林太郎 江見水蔭 職人気質 薄田泣菫 袖を引く 遠くから 避暑の旅 高村光雲 いい男 お邪魔 この度 この頃 その人 マダム ラヂオ 一緒に 上品な 与太者 並べて 伊香保 何処か 出掛け 原民喜 取って 唱え言 喫茶店 外国人 太宰治 専門的 小石川 料理屋 新開地 日本橋 昼から 森鴎外 植物園 気軽に 泉鏡花 牡丹雪 留守番 相生町 知る人 赤ん坊 長念寺 隅田川 静かに 骨休め 一人 一家 一日 一晩 三人 三十 三月 不吉 世界 主人 二三 二人 二十 二千 二月 二百 五日 五月 交通 京都 亭主 今夜 今度 今日 仏師 仕事 仕度 他所 仙台 以前 以来 会社 位置 低地 何某 作家 兄弟 共同 内心 出漁 前夜 加入 助力 化粧 十五 十四 千代 単衣 印象 友達 史上 同人 同行 告別 和尚 商用 四日 四月 土産 城下 報酬 場合 夕方 外出 夜泊 夜釣 大正 奥様 女房 女達 婚礼 孫娘 家庭 寄贈 将来 小僧 小波 小説 小諸 小隊 少年 山村 山畑 岸田 工合 工面 幕末 幽霊 引越 弟子 後記 快活 想像 懐古 戦死 戸板 支那 散歩 文壇 方面 日本 日頃 明治 明瞭 春吉 春蚕 昨夜 昼間 有様 朗読 木精 本居 本田 東京 東洋 東西 桑原 棟梁 榎木 様子 母屋 母親 毎朝 気持 水田 波動 湿地 満洲 漁夫 演出 演奏 父親 狂人 理由 生玉 用事 田舎 町中 療治 神経 秋蚕 稲妻 積極 立場 竹槍 第一 節穴 粉雪 約束 素人 維新 編輯 縁側 羽根 翌日 考察 脚本 自分 花見 芽生 苦労 葉子 蚯蚓 表口 裏庭 西洋 見付 見合 親密 言葉 記事 講演 豪傑 迷子 途中 通船 通院 適宜 郷愁 里村 野猪 銀座 隊長 雨戸 電報 青磁 青空 面白 風景 馬車 馭者 駈落 鰻釣