「内記」を含む用例
・寺田寅彦 案内者 (青空文庫)
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・夢野久作 名君忠之 (青空文庫)
に返咲きしている奥庭の広縁に、筑前藩主、黒田 忠之 ( ただゆき ) が 丹前 ( たんぜん ) 、庭下駄のまま腰を掛けていた。同じ縁側の遥か下手に平伏している大目付役、 尾藤内記 ( びとうないき ) の 胡麻塩 ( ごま...
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・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 浮舟 (青空文庫)
恋をした人の面影の残る山荘だからといっても、ああした所に宿泊までするのかと思ったのは、こうした新しい情人を隠していたためなのであろうと、思い合わされることもおありになって、学問のほうの用で自邸でもお使いになる大内記が、薫の...
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・旗本退屈男 (青空文庫)
そちのいとしい男とか申すのは、どこの何と言われる方じゃ」 「榊原大内記(さかきばらだいないき)様のお下屋敷にお仕えの、霧島京弥(きりしまきょうや)と申される方でござります」 「えろう優しい名前じゃな。では、その、京弥...
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・国枝史郎 猿ヶ京片耳伝説 (青空文庫)
間を洩れて廊の欄干へ、光の斑を置いていた。別館の一間に寝ているのは、耳を病んでいる松乃であった。枕もとには水を張った小桶が置いてあり、その横には 良人 ( おっと ) の 内記 ( ないき ) が、心配...
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・戊辰戦争実歴談 (Wikisource)
若君御迎ヘトシテ長泥ニ出テ居ル者其勇壯喜躍ニ堪ヘズ而シ八月 二十二日ニ至リ敵軍戸ノ口原ニ来リシト報ズルニ依リ其ノ日十時頃ニ隊長日向内記宅ニ同隊 悉ク集リ居レリ皆云フ「ヤーゲル」砲ハ用ヲ爲サズ更ニ別銃ヲ受取リ戰ニ趣カザルベラズ ト城...
ja.wikisource.org/wiki/戊辰戦争実歴談
・芥川龍之介 六の宮の姫君 (青空文庫)
女の魂でござる。御仏を念じておやりなされ。」 しかし侍は返事もせずに、法師の顔を覗きこんだ。と思ふと驚いたやうに、その前へいきなり両手をついた。 「 内記 ( ないき ) の 上人 ( しやうにん ) では...
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・幸田露伴 連環記 (青空文庫)
ん ) に 尊崇 ( そんそう ) された菅三品の門に遊んで、才識日に長じて、声名世に 布 ( し ) いた保胤は、 試 ( し ) に応じて及第し、官も進んで 大内記 ( だいないき ) にま...
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・神西清 夜の鳥 (青空文庫)
ぱつたり姿を見せなくなりましたがね。いくら修繕しても 雨漏 ( あまも ) りがして、今ぢやとても住めたものぢやありませんよ。」 そんなことを支配人は言つた。 僕は部屋へあがつて、今しがた支配人がくれた案内記を読みはじめた。そし...
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・島崎藤村 山陰土産 (青空文庫)
き ) など無くてかなはぬ物の外に、二三の案内記をも携へてゆくことにした。私達は夏服のチヨツキも脱いで、手提かばんの中に納めてしまつた。鷄二は美術書生らしい繪具箱を汽車のなかまで持ち込んで、いゝ...
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・国枝史郎 日置流系図 (青空文庫)
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・宮本百合子 身辺打明けの記 (青空文庫)
な時に必ず見るのは、『時事』のよろず案内や『日日』のいろいろの案内記事です。あれを見ると、例えば、家政婦に住み込みたいとか、家政婦を求めるとか、というようなことが、何か知ら曖昧な、いろいろの世相が、これ...
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・種田山頭火 其中日記 (十三) (青空文庫)
代がないのだ、あぶなかつた、足すべらして落ちさうだつた。 日本案内記を読みつゞけて、旅したい心をなぐさめる。 珍らしいお客様があつた、Tさんが二人連れでやつてきて、静寂に感心して帰つていつた。 多々桜君の死 は私...
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・大町桂月 鹿野山 (青空文庫)
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・森鴎外 伊沢蘭軒 (青空文庫)
も亦父に同じく播磨守にせられ、書院番頭に進んでゐた。邸宅は旧に依つて永田馬場であつた。 六世 内記方守 ( ないきはうしゆ ) は系図に拠るに、明和四年正月二十七日に生れた。又武鑑に拠るに、寛政六年十月より 先手 ( さき...
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・岡本綺堂 秋の修善寺 (青空文庫)
路に虎渓橋の上でカーキ色の軍服を着た廃兵に逢った。その袖には赤十字の 徽章 ( きしょう ) をつけていた。宿に帰って主人から借りた修善寺案内記を読み、午後には東京へ送る書信二通をかいた。二時ごろ退屈して入浴。わたしの宿には当時七、八十...
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・九鬼周造 外来語所感 (青空文庫)
ツには早くから十数種の外来語辞典があるほど外来語が多い。私がドイツへ行ったのは世界大戦の直後であったからドイツ全国民を挙げて外来語の排撃につとめている時であった。ハイデルベルクでもベデッカーの案内記にはグランド・ホテルとなっている旅館もハイデルベルゲル・ホー...
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・寺田寅彦 科学上における権威の価値と弊害 (青空文庫)
とハンプトンコートの離宮を拝観に行った事がある。某氏はベデカの案内記と首引で一々引き合わして説明してくれたので大いに面白かった。そのうちにある室で何番目の窓からどの方向を見ると景色がいいという事を教えたのがあった。その時自分はこんな事を云った。「これ...
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・岡本綺堂 マレー俳優の死 (青空文庫)
英国の国旗のもとに置いたのである。これだけのことは郵船会社の案内記にも書いてあるので、僕はその受け売りをして聞かせると、早瀬君はうなずいた。 「そうです、そうです。わたしもそれ以上のことはよく知りませんが、今も...
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・芥川龍之介 糸女覚え書 (青空文庫)
石見の両人は秀林院様の御意を伺ひ、いづれも当惑仕り候へども、やがて霜に申され候は、治部少かたより右の次第を申し来り候とも、与一郎様与五郎様(忠興の子、 興秋 ( おきあき ) )のお二かたは東へお立ちなされたり、内記様(同上、 忠利...
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・若山牧水 樹木とその葉 駿河灣一帶の風光 (青空文庫)
に茂つた三四町の廣さを保つてずつと西三里あまり打ち續いて田子の浦に終つてゐるのである。海岸の松原としては全く珍しいと思ふ。昔或る僧侶が幕府に獻言し、枝一本腕一本とかいふ嚴しい 法度 ( はつと ) を作り、この松原を育てゝその蔭の田畑の潮煙から蒙むる損害を防いだものであるさうだ。 この松原を詠んだ拙い自分の歌を添へてこの案内記...
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・岡本綺堂 寄席と芝居と (青空文庫)
は円朝自身が初めてこの話を作った時に、心おぼえの為にその筋書を自筆で 記 ( しる ) して置いたのであるという。自分の心覚えであるから簡単な筋書に過ぎないが、それを見ても円朝が相当の文才を所有していたことが窺い知られる。円朝...
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・永井荷風 日和下駄 一名 東京散策記 (青空文庫)
にもかかわらずこの都会の風景はこの都会に生れたるものに対して必ず特別の興趣を催させた。それは昔から江戸名所に関する案内記狂歌集絵本の 類 ( たぐい ) の 夥 ( おびただ ) しく 出板 ( しゅっぱん ) されたのを見ても容易に推量する事が出来る。太平の世の武士町人は 物見...
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・高頭仁兵衛 平ヶ岳登攀記 (青空文庫)
の次第で平ヶ岳を思い込んでから失敗ばかり重ねていたが、今年(大正四年七月十八日)に平ヶ岳の 絶巓 ( ぜってん ) に立って鶴ヶ岳を望見することが出来た、以下その紀行を兼ねた案内記を書くことにする。 附記、平ヶ岳はヒラダケとも呼ぶものあり、けだし 山巓...
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・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 乙女 (青空文庫)
大学の試験を受けさせてもよいと源氏は思って、その前に自身の前で一度学力をためすことにした。例の 伯父 ( おじ ) の右大将、式部 大輔 ( だゆう ) 、左中弁などだけを招いて、家庭教師の大内記に命じて史記の中の解釈のむずかしいところの、寮試...
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・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 蜻蛉 (青空文庫)
乳母のようなむちゃな叫びもされるのですよ」 さすがに正面から言おうとはせずにほのめかしていることのあるのを内記も知った。 「それではまたお静かになってから改めて伺いましょう。立ちながらの話にしてはあまりに失礼なことになります。その...
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・若山牧水 鳳來寺紀行 (青空文庫)
うちに持ち出された徳利の數が二つ三つと増してゆく間に、いつか正午近くなつてしまつた。雨は小止みもないばかりか、次第に勢を強めて來た。 漸く私は一つの折衷案を持ち出した。鳳來山登りをやめにして、今日はこれからK——君も一緒にこの溪奧に在る由案内記...
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・森鴎外 栗山大膳 (青空文庫)
は 勿論 ( もちろん ) 、一成も内藏允も井上内記も、十太夫がいかに御用に立つとは云へ、節目のないものを家老にせられるのは好くあるまいと云つたが、忠之は聽かなかつた。 暫くして忠之は、家老の家には 什寶...
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・田山花袋 蒲団 (青空文庫)
り ) がざらざらと心地悪い。渠は椅子に腰を掛けて、 煙草 ( たばこ ) を一服吸って、立上って、厚い統計書と地図と案内記と地理書とを本箱から出して、さて静かに昨日の続きの筆を執り始めた。けれ...
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・中里介山 大菩薩峠 白雲の巻 (青空文庫)
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