「公方」を含む用例
・久生十蘭 顎十郎捕物帳 捨公方 (青空文庫)
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・浜尾四郎 殺された天一坊 (青空文庫)
多くも 公方 ( くぼう ) 様の 御落胤 ( ごらくいん ) という天一坊が数人の主だった者と共に江戸表に参ろうという噂が早くも聞えたのでございました。 此の 報知 ( しらせ ) を耳になさった時、御奉...
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・旗本退屈男 第五話 三河に現れた退屈男 (青空文庫)
がなかなか味を致しましたわい。どうでござるな、御怪我はござらなかったかな」 「………?」 「いや、お気にかけずに、お気にかけずに。身共笑うたのは尊公方の落馬ぶりが見事でござったゆえではない。あれなる黒めが、人前も弁(わきま)えず...
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・後の旗本退屈男 (青空文庫)
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・神西清 雪の宿り (青空文庫)
また黒衣の宰相などと 囃 ( はや ) されて悪名天下にかくれない真蘂西堂にも取入って、そのお口添えを以て 公方 ( くぼう ) 様をも動かさんものとの御たくらみから、松王様を蔭凉軒に附けられたものでございます。いや...
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・津軽の虫の巣 (青空文庫)
初政に布いた善政は、長く諸人の胸に留まっていたので、生類憐愍の令も、或る程度まではいくらかの同情をもって、寛容に観られていたでもあろう。 しかし、歳を経るに従って、法令は益々出て益々奇怪至極なものとなって来た。 たとい公方...
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・坂口安吾 織田信長 (青空文庫)
いことを言ってきた。 天下の執政たる悪逆無道の老蝮もたしかにヤキがまわってはいた。主人に、主人の主人に 叛 ( そむ ) かせ、その主人の子供を自分が殺して主家を乗とり、 公方 ( くぼう ) を殺し、目の...
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・岡本綺堂 鐘ヶ淵 (青空文庫)
士の者共も木母寺の休息所へ引っ返して、かの三人は組頭からも今日の骨折りを褒められたが、そのなかでも福井が最も面目をほどこした。 公方家 ( くぼうけ ) から特別に御賞美のおことばを下されたのは徒士組の名誉であると、組頭も喜んだ。他の...
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・直木三十五 近藤勇と科学 (青空文庫)
での、新撰組の勢力とはちがうから、吾々の下へ集ってくるのが——」 「それは、相当の役所になって、 公方 ( くぼう ) の命令という事にしよう。もし、公方の命令で集らなかったら、それは是非もない事だ」 二人...
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・夢野久作 斬られたさに (青空文庫)
み止まって身構えた。 「委細は聞いた。貴公達が肥後の御仁という事もわかったが、しかし大藩の武士にも似合わぬ見苦しい事をなさるのう……」 「何が見苦しい」 「要らざる事に 差出 ( さしで ) て後悔すな」 「ハハ。それは貴公方...
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・兵馬倥偬の人 (青空文庫)
と一緒に居ることは殆んどなかつた。誠に私が非常な窮迫の折に死んだ母親の事などを考へると、今でも情けない涙が出る。 其中(そのうち)に將軍家の長州進發といふ事になつた。それが則ち昭徳院(せうとくゐん)といふ紀州(きしう)公方(くぼ...
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・白くれない (青空文庫)
歳より七歳まで五枚也。七歳以下金十枚といふ話也。 黄駝は肥大、福相の唐人。恭しくわれに銀器の香煙を勧むるに、弁舌滑らかにして甘脂の如し。此の六神の秘方は江戸の公方、京都の禁裡の千金の御命を救ひ参らせむ為に、年々相調(あひ...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 大森の鶏 (青空文庫)
は 厄除 ( やくよけ ) 大師と云われるのですから、将軍は四十二の厄年で参詣になったのだと云うことでした。それが世間に知れ渡ると、 公方 ( くぼう ) 様でさえも御参詣なさるのだからと云うので、また...
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・岡本綺堂 番町皿屋敷 (青空文庫)
れ等のやうなならずものが八百八町にはびこればこそ、 公方様 ( くばうさま ) お膝元が騒がしいのぢや。 (この以前より放駒の四郎兵衞、町奴のこしらへにて子分二人をつれ、石段を降り来り、中途に立ちて 窺 ( うかが ) ひゐたりしが、この...
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・岡本綺堂 半七捕物帳 半鐘の怪 (青空文庫)
るに相違ないと決まったが、ほかの事とは違うので、そのいたずら者の詮議が厳重になった。 仔細もなしに半鐘をつき立てて 公方 ( くぼう ) 様の御膝元をさわがす——その罪の重いのは云うまでもない。第一に迷惑したのは、その...
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・菊池寛 忠直卿行状記 (青空文庫)
止まっているらしい。左太夫は、心持声を潜めたらしく、 「時に、殿のお腕前をどう思う?」と、きいた。右近が、苦笑をしたらしい気配がした。 「殿のお噂か! 聞えたら切腹物じゃのう」 「陰では 公方 ( くぼう ) のお...
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・旗本退屈男 第七話 仙台に現れた退屈男 (青空文庫)
にも弓術達者の武芸者といった足取りでにこやかに近づきながら、主水之介ならぬ尾行者達に対(むか)って、不意に呼びかけました。 「丁度よいところへお越しで何よりにござります。今日は当大弓場が矢開き致しましてから満四カ年目の当り日でござりますゆえ、いつもの通り、諸公方...
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・久生十蘭 顎十郎捕物帳 氷献上 (青空文庫)
敷からあがった献上のお氷を桐箱ぐるみそっくり持って行ったやつがいるんです」 「ほほう、それは、いかにも涼しい話だの」 寅吉は乗りだして、 「なんと申しやしてもね、古くからの重い慣例。……あまり物欲しそうにはしねえ 公方 ( くぼう ) さまが、これだけはお待ちかねで、前の...
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・幸田露伴 雪たたき (青空文庫)
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・宮本百合子 平和への荷役 (青空文庫)
ち」のなくなったことをよろこんだ。飛脚でない郵便ができたことは珍しかった。それらすべてのことを出来したのは誰の力であるとその当時の人民は教えられたろう。それはそれまで人民の主人であった 公方 ( くぼ...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 献上博多人形 (青空文庫)
という節穴は残らず目張りを命ぜられるほどの手きびしさでした。 「お手はず万端整いましてござります」 やがてのことに、ご奏者番からご老中職へ、ご老中からご 公方 ( くぼう ) さままで、道々のご警備その他ぬかりのない旨、ご言上が終わると、 「お成りイ——」 の声...
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・佐々木味津三 右門捕物帖 七七の橙 (青空文庫)
めがあるならあるで、なおさいわいだ。お互いこういうことははええがいいんだからね。隠さずに、なにもかもすっぱりいいな。 詮議 ( せんぎ ) に来たんだ。どういう了見から七ところも捨て駕籠をやって、お正月そうそうお 公方...
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ライの顔を見るのもイヤになることがあるのだ。この日は特にそうだった。 余はこの年の三月小田原を攻め、古河に公方を置きなどして、自らも病に倒れ、六月に至ってようよう帰国したばかりである。百余日にわたる遠征に将兵は疲れきっていた。しかるに余は、武田...
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・佐藤垢石 増上寺物語 (青空文庫)
の外に甲府宰相綱重をも生ませた。 四代将軍家綱は何事もなく、この世を去ったのであるが、五代の綱吉は馬鹿殿様であった。俗にいう犬公方がそれである。国法を 紊 ( みだ ) すものなりとして、桂昌院は我が子綱吉を殺し、その...
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・小栗虫太郎 絶景万国博覧会 (青空文庫)
煙草を伊達に構えて語り出した。 「まあ御覧な。 笄 ( こうがい ) の頭がありきたりの耳掻き形じゃなくて、紅い卍字鎌の紋になっているだろう。それが、朋輩だった 小式部 ( こしきぶ ) さんの定紋で、たしか、公方様お変りの年の 八朔...
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・内田魯庵 犬物語 (青空文庫)
から高時殿と一対の 愛犬家 ( いぬずき ) は五代将軍綱吉公だナ。 犬公方 ( いぬくばう ) と 下々 ( した/″\ ) の 仇口 ( あだくち ) に呼ばれた位だから無法に我々同類に 御憐愍 ( ごれ...
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・夢野久作 白くれない (青空文庫)
二十歳以上三十歳までの生胆金二枚也。二十歳以下十五歳まで金三枚也。十五歳より七歳まで五枚也。七歳以下金十枚といふ話也。 黄駝は肥大、福相の唐人。恭しくわれに銀器の香煙を勧むるに、弁舌滑らかにして甘脂の如し。此の六神の秘方は江戸の公方...
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・林不忘 魔像 新版大岡政談 (青空文庫)
見るようなことは、例の遠くからの咳払いで 未然 ( みぜん ) に防ぐことが出来たかも知れないのである。 一月一日である。泰平つづきの 公方様 ( くぼうさま ) の世だ。その新年の盛儀である。大手 下馬 ( げば...
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・林不忘 つづれ烏羽玉 (青空文庫)
年は一羽も浮かんでいない、これは 公方 ( くぼう ) さまの凶事をしらせるものだ。なお、夕方 永代 ( えいたい ) の橋から見ると 羽田 ( はねだ ) の沖に血の色の入道雲が立っているがあれこそ国難の 兆 ( しる...
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かも知れない 佐々木味津三 忠直卿行状記 新版大岡政談 万国博覧会 半七捕物帳 宮本百合子 小栗虫太郎 旗本退屈男 物欲しそう 番町皿屋敷 直木三十五 黒衣の宰相 という事 一月一日 丁度よい 上杉謙信 主だった 久生十蘭 佐藤垢石 八百八町 兵馬倥偬 内田魯庵 出来した 坂口安吾 夢野久作 岡本綺堂 幸田露伴 悪逆無道 浜尾四郎 献上博多 相違ない 織田信長 要らざる 遠くから 黒羽二重 お互い お成り お正月 お気に お膝元 この世 に依り 一緒に 三十歳 不意に 二十歳 伊達に 入道雲 出来た 切腹物 口添え 咳払い 増上寺 天一坊 奏者番 小式部 小田原 川中島 年代記 徒士組 御憐愍 御落胤 手はず 手招き 捕物帳 新撰組 早くも 木母寺 林不忘 桂昌院 武芸者 江戸表 烏羽玉 犬公方 目張り 矢開き 神西清 立てて 耳掻き 聞えた 至って 菊池寛 足取り 近藤勇 金三枚 鐘ヶ淵 雪の宿 一対 七七 七年 万端 三人 三月 三河 下金 下馬 不知 世間 中旬 中途 主人 主家 主水 了見 二人 二枚 五代 京都 人前 人形 人民 今日 仔細 仙台 代将 以前 休息 何事 余日 元禄 八朔 公方 六月 其便 凶事 勢力 十五 十月 千金 半鐘 卍字 厄年 厄除 参詣 古河 右近 右門 同情 同類 命令 唐人 善政 四十 四月 国法 国難 執政 報知 夕方 大師 大弓 大手 大森 大藩 天下 太夫 奇怪 奮戦 委細 子分 安吾 定紋 宰相 寛容 将兵 将軍 尊公 尾行 屏風 帰国 弁舌 弓術 当時 役所 後悔 御仁 御覧 心持 怪我 悪名 愛犬 慣例 憐愍 捕物 放駒 数人 新年 朋輩 未然 松王 桐箱 武士 武田 殿様 母親 気配 永代 江戸 決戦 法令 泰平 津軽 無法 煙草 物語 献上 生類 甲府 町奴 盛儀 石段 禁裡 福井 福相 科学 秘方 程度 窮迫 第一 第七 第三 第五 節穴 紀州 組頭 絶景 羽田 老中 者共 肥大 肥後 腕前 膝元 自分 至極 苦笑 荷役 落馬 西堂 言上 詮議 諸人 諸公 警備 貴公 賞美 越後 身共 達者 遠征 郵便 銀器 長州 面目 飛脚 香煙 高時