「値段」を含む用例
・芥川龍之介 俳画展覧会を観て (青空文庫)
( けいべつ ) するやうに聞えるかも知れないが、決してさう云ふつもりぢやない。それより 寧 ( むし ) ろ、頭のどこかに俳画と云ふものと、値段の安いと云ふ事とを結びつけるものが、 予 ( あら...
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・坂口安吾 新潟の酒 (青空文庫)
展の朝日山のあくどさはないのである。一円七十銭と値段のせゐか知らないが、察するに特売店の朝日山は二流品としか思へぬのである。 五年前京都に一ヶ月滞在したついでに、京都の酒友の案内で灘へ酒をのみにでかけた。灘を...
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・薄田泣菫 価 (青空文庫)
と同じ手の釜を二つばかり註文したことがあつた。 『お 値段 ( ねだん ) のところはどうでせう、やはり前のと同じやうに……』 茶人は釜の価をきめておきたかつた。 『欠けたる摺鉢にても、時の 間 ( ま ) に合ふを茶道の本意とす。』 と、幾百...
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・坂口安吾 居酒屋の聖人 (青空文庫)
ぶのである。酒屋の親爺の説によると『当八』の意で、一升の酒でコップに八杯しかとれぬ。つまり、一合以上並々とあつて盛りがいゝといふ意味ださうだ。コップ一杯十四銭位から十八九銭のところを上下してゐて、仕入れの値段...
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・佐藤垢石 にらみ鯛 (青空文庫)
て、当時の相場をもってご用品の標準値段を定めたのである。主なるものを挙げてみると、鯛は長さ一寸につき代銀四分一厘。これは鯛の目の端に曲尺を当て、尾筒のところの鱗三枚を余して魚の体長をはかるのであった。 蛤...
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・芥川龍之介 詩集 (青空文庫)
( かかは ) らず、古本屋の値段は三十銭 乃至 ( ないし ) 二十五銭だつた。 一年ばかりたつた 後 ( のち ) 、彼の詩集は新らしいまま、 銀座 ( ぎんざ ) の 露店 ( ろてん ) に並...
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・薄田泣菫 贋物 (青空文庫)
( たつた ) 一つ買つたところで、 他 ( ほか ) の持合せと調和が出来なからうぢやないか。」 といふと、吉兵衛は女と金の事しか考へた事のない頭を、勿体ぶつて一寸 掉 ( ふ ) つてみせた。そして一言一句が五十銭づつの値段...
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・中井正一 「焚書時代」を脱却 ——図書館法成立にあたって (青空文庫)
度的に民族の文化の衰えのきっかけとなるであろう。 良書古記録が紙の値段で売れて、硫酸で焼いてとかしてエロ本になったこの数年間は私たちの責任として悪夢のような期節であった。 図書館法案が通過した以上、かかる「焚書時代」は、われ...
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・隠居論 (Wikisource)
ja.wikisource.org/wiki/隠居論
・永井荷風 古本評判記 (青空文庫)
だけに品物はたしかなりと云ふ咄なり。 一、近来古書の珍しきもの大抵好事家の手に入りて出でず。古本屋は品物払底にてたま/\少しめづらしきものを得れば驚くばかりの値段をつける。然しそれにても忽ち売れてしまふ故相場は日に日に上るばかりなり。 一...
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・服部之総 Moods cashey (青空文庫)
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・北大路魯山人 古陶磁の価値 ——東京上野松坂屋楼上にて—— (青空文庫)
ものでは遠い昔のことでありますから 篩 ( ふるい ) にかかって公平な値段がつけられておる。そこで大体において古い物は間違いのない相場がついているようであります。それはなにによって相場がついているかというと、やは...
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・岸田國士 岡田※[#「穀」の「禾」に代えて「釆」]君の個展 (青空文庫)
代を払つたとも書いてありました。 私は、僭越ながら、敢て岡田君の先輩知友に謀り、来る七月一日から四日間銀座西日動画廊で、同君の個展を開くやう取計ひました。一度その仕事を御覧になつて下さい。そして、御気に入つた作品がありましたら、「破格の値段...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 堀田原へ引っ越した頃のはなし (青空文庫)
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・中井正一 「良書普及運動」に寄せて (青空文庫)
じみ味ったあの読書精神がもし万一、日本民族の青年、少年のこころから去っていったとしたならば、それはまことに容易ならざることである。 『群書類従』が、紙の値段と一つに売られて、硫酸で焼かれていると聞いたとき、まことに、私達...
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・北大路魯山人 甘鯛の姿焼き (青空文庫)
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・北大路魯山人 鮎の試食時代 (青空文庫)
でも好況時代の絶頂に達したころででもあったろうか。ここのあゆは一尾五円を通常の値段としていたそうだ。 織物で京都屈指の名家たる今出川堀川の北川の主人某が、かつてわたしに向かい、「京都であゆを食えば、まず通常は二円で立派なものが食えますね。とこ...
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・北大路魯山人 京都のごりの茶漬け (青空文庫)
しる ) )椀に、七尾入れることを通例としている。こんな小さなものを七尾入れて、立派な京名物が出来るのだから、その 美味 ( うま ) さが想像できるだろう。従って値段も高い。たくさん 獲 ( と ) れな...
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・佐藤垢石 濁酒を恋う (青空文庫)
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・芥川龍之介 身のまはり (青空文庫)
つたのもやはり僕の結婚した時である。これはたつた五円だつた。しかし 抽斗 ( ひきだし ) の 具合 ( ぐあひ ) などは値段よりも上等に出来上つてゐる。僕は当時鎌倉の 辻 ( つじ ) といふ処に住んでゐた。 借家 ( しや...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 本所五ツ目の羅漢寺のこと (青空文庫)
てもしようがないと貰い手もない時節であるから、この蠑螺堂を、壊し屋が買った値段も想像されます。とにかく、その建築物の骨をば商売人が買ったが、その中に百観音が納まっている、さあ、この観音様の処分をどうしましたか。これ...
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・中井正一 集団文化と読書 (青空文庫)
一環の組織体のような網の目となりつつある。 国会図書館の綜合目録、(全国の図書館の目録を一カ所にうつしとるという二十五年計画)のような問題、また全国納本の目録カードを印刷して、全国図書館に安い値段...
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・岸田國士 新劇の観客諸君へ (青空文庫)
構成派あたりを最後として、欧洲の劇壇は、新柄の発売を停止しました。こちらでは、一と通り見本を並べ終つて、これから、お客さんは、地質、値段の点検にかからうとしてゐる。新劇の方では、生憎、お客さんが、柄いきだけで、品物...
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・坂口安吾 ちかごろの酒の話 (青空文庫)
北の直後の事情として、アルコールに関する世界は、必ずしも絶望ではない。絶望的なのは値段の方で、だんだん我々の手がとゞかなくなることだけだ。 たゞ、この頃の事情で私に最も分らないのは、同じやうな物を食べさせながら店によつて値段...
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ですか? しめしめ!』 『え、あんた一人。夕方の六時に、表停車場でお待ちしているわ。その代り、その時、指輪を一つ買って来て下さらなくては厭。』 『それだけ、埋め合わせがあると云う寸法ですね、値段...
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・中井正一 図書館法楽屋話 (青空文庫)
前『群書類従』の古本に売る値段は紙屋に硫酸で溶かすために売る値段と余り違わず、日に日に焼けていったのであった。二十三年法隆寺が焼けて、文部省がその事に夢中になって、図書館法をかえり見なかった時、私は...
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・北大路魯山人 鮪を食う話 (青空文庫)
ろん、一尾一円は肥料の値段である。もっとも春二月より五、六月ごろまでは、九州 種子島 ( たねがしま ) 方面から相当に入荷があるようであるが、これは質がわるいとされている。まぐろの一番 美味 ( うま...
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・會津八一 拓本の話 (青空文庫)
は今は無くなつて了つてゐるのであるが、明時代に取つた拓本が一二枚今日迄遺つて居る。これなどは唯拓本による存在である。この西嶽崋山廟の拓本を二三年前に或る支那人が日本へ賣りに來たことがあるが、なんでも一枚三萬五千圓といふ値段であつた。其時...
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・葛西善蔵 浮浪 (青空文庫)
きには鉱山の印半纏の上に筒袖の外套を着て靴を穿いた坑夫の小頭とでも云つた男が立ちながら、襦袢の袖を出さして見てゐた。縮緬と絹との一対づゝであつた。 「幾らに負かるんかね?」 「お値段のところはどうも。まつたくお取次ぎ値段でして、昨年の高い時分には十二三円からした品物なんですから、七円と云ふのはまつたくもうお取次ぎの値段...
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・佐藤垢石 食べもの (青空文庫)
ほど、青物は安いものじゃ。 主なるものを、抽出してみる。いずれも一貫目当たりで、出盛り期の農家が青物組合の買上値段である。 胡瓜が六十四銭、南瓜が四十五銭、茄子が五十六銭、トマトが六十二銭、大根...
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