「ツガ」を含む用例
・折口信夫 桟敷の古い形 (青空文庫)
遠呂知対治 ( ヤマタノヲロチタイヂ ) の条に、記・紀二つながら、音仮名で、 さずき と記してゐる。それより後の部分にも、神功の継子の二皇子、 菟餓野 ( ツガヌ ) に 祈狩 ( ウケヒガリ ) して、各 仮...
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・本の装釘 (青空文庫)
くしが学校へ行かうとして門をあける前に、その小庭に不思議なものを見た。カステラの屑が一ところに落ちかたまつてゐるかの如き様態のままである。 ポルツガル人は日本にカステラの製法を伝へた。数年前日本に在つたポルツガ...
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・新美南吉 ウマヤノ ソバノ ナタネ (青空文庫)
ト イフ ウツクシイ ヨイ トコロデセウ」 ト 花 ( ハナ ) ノ ヒトツガ イヒマシタ。 「ホントウニ ソウデスヨ、ワタシモ ハヤク ボウヤニ コノ ヨイ セカイヲ ミセテ ヤリタクテ タマ...
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・鵜殿正雄 穂高岳槍ヶ岳縦走記 (青空文庫)
松 ( からまつ ) 、モミ、ツガ等の下を潜り、五、六丁行き、左に曲がると水なき小谷、斑岩の大塊を踏み、フキ、ヨモギ、イタドリ、クマザサの茂れる中を押し分けて登る。いかにも、人間の通った道らしくない。大雨...
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・原民喜 原爆被災時のノート (青空文庫)
ト兄ト原田好子漸ク手当ヲ受ケテ境内ニ帰ルニ 木蔭ラシキモノモナシ 崖ニ材木ヲ渡シテ屋根トシ ソノ下ニ一同潜ム 江崎モコノ時手当ヲ受ケテココニ来ル 警報アリ 爆音キコユ 握飯一人ニ一個クレル 隣ニハ両手ト足ヲヤラレ 傷ケル男アリ パンツガ...
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・宮澤賢治 マグノリアの木 (青空文庫)
( いき ) をつきながら 地面 ( じめん ) を 這 ( は ) わなければならないと諒安は思いました。 全 ( まった ) く峯にはまっ黒のガツガツした巌が 冷 ( つめ ) たい霧を 吹 ( ふ...
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・夢野久作『芝居狂冒険』 (青空文庫)
はお膳の上にポロポロ涙を落しながら点頭(うなず)いた。そのままガツガツと茶漬飯を掻込んだ。 「ヨー色男」 飯を喰った万平が、表二階の若衆部屋へ上って行くと、皆どこかへ遊びに行ってガランとした部屋の隅に、早く...
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・坂口安吾 裏切り (青空文庫)
の食いっぷりが日野に輪をかけてもの凄くアラレもないこと甚しいので、トオサンは一目みてひどく同情して、もっと食いねえ食いねえというわけ、それをまたガツガツとむさぼり食う、二人の友情がかたく結ばれたわけです。 トオサンと八千代サンは心を許す親友になりましたが、こま...
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・三好十郎 殺意(ストリップショウ) (青空文庫)
て光りが強過ぎて 理解することはできませんでした、 理解しないままに、のみこんだのです、 とにかく私はガツガツと ただガツガツと、それがなんだか自分では知らないで 尊敬する先生の言葉をのみこみました。 先生...
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・三好十郎 猿の図 (青空文庫)
が大事でしてね(と椅子の上のくめ八の頭を愛撫しながら)これと三芳君とこに行ってるトンコなど、まずテリヤでは東京で二ツガイ三ツガイという純血でしてな。ハハ。妙なもんで。血液を純粋に保つという点からいうと、理論的には、メス...
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・小林多喜二 蟹工船 (青空文庫)
両手を囲んで叫んだ。「時化てるから汁なし」 「何んだって?」 「腐れ塩引!」顔をひっこめた。 思い、思い身体を起した。飯を食うことには、皆は囚人のような執念さを持っていた。ガツガツだった。 塩引...
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・折口信夫 山のことぶれ (青空文庫)
( リヤウケ ) の勢力下から逃げこんだ家の由緒を、完全に忘れ果てゝからであつた。其 昔 ( カミ ) から持ち伝へた口立ての系図には、利仁・良文や 所縁 ( ツガ ) もない 御子 ( ミコ ) 様な...
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・中島敦 南島譚 幸福 (青空文庫)
か与えられないことも今迄通りである。 次の晩も、次の次の晩も、それから毎晩続いて、哀れな下僕は夢の中で長老になった。彼の長老ぶりは次第に板について来た。御馳走を見ても、もう初めの頃のように浅間しくガツガツするようなことは無い。妻と...
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・地は饒なり (青空文庫)
かよく見えないような眼を両手でこすりながら、物珍らしい周囲を見まわした。 美しい校舎や、森や。しゃんとした友達や、面白い学課や……。 古ぼけて歪み、暗くて塵だらけだった建物の中で、餓え渇いて、ガツガツと歯をならしていたあらゆる感情、まっ...
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・海野十三 見えざる敵 (青空文庫)
三度の食事だけは、妙な 孔 ( あな ) からチャンと差入れられた。それは子供が食べるほどの少量だったので、彼はいつもガツガツ喰った。 排泄作用 ( はいせつさよう ) が起ったときには、そこに差入れてある 便器...
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・坂口安吾 閑山 (青空文庫)
文字を洗つてやると、雪上の陰間を縫ひ、闇の奥へ消え去つた。 翌晩、坊舎の窓を叩き、訪ふ声がした。雨戸を開けると、昨夜の狸が手に 栂 ( ツガ ) の小枝をたづさへ、それを室内へ投げ入れて、逃げ去つた。 その後、夜毎...
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・神西清 ハビアン説法 (青空文庫)
分ではひよつとすると、めざす窟なんぞはとうに 埋立 ( うめた ) てられ、石塔は敷石にでもなつて居はすまいかと心配になり、大急ぎで上へ登つた。幸ひにして、窟も石塔もツツガなく、稲束の置場に利用されてゐた。日の...
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は自分の直ぐ脇にゐた奴の口へ入つてゐた。そしてすぐ耳もとで、どいつだか、ガツガツと、食卓ぢゆうに響きわたるやうな歯音を立てながら、口を動かしてゐるけはひが聞えるばかり。祖父の口へは何一つ入つちやゐない。そこで今度はまた別の 片 ( きれ...
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・宮本百合子 C先生への手紙 (青空文庫)
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・橘外男 雷嫌いの話 (青空文庫)
( サンダー ) デ引ッ繰リ返ッタコト、ナイカラ、ワカラナイ。チョウドココグライ……モット酷イコトモアル」 野尻湖の雷と、女は比較しているのであった。 「リスボンは?」 「 葡萄牙 ( ポルツガル ) ハ...
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・原民喜 氷花 (青空文庫)
を振り振り、ガツガツと残飯に啖ひつく犬が自分自身の姿のやうに痛切であつた。 ふと、彼はその頃読んだセルバンテスの短篇から思ひついて、「新びいどろ学士」といふ小説を書かうと考へだした。セルバンテスの「びい...
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・坂口安吾 明治開化 安吾捕物 その五 万引家族 (青空文庫)
は変るものではない。当家の客人たるヤツガレも、一安心、また、敬服もいたした。 天晴 ( あっぱ ) れ、天晴れ」 と大そう浮かれてお世辞がよい。その筈である。彼は手にウイスキーのビンをぶらさげ、又片...
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・坂口安吾 落語・教祖列伝 神伝魚心流開祖 (青空文庫)
の幅がタップリ二百 米 ( メートル ) はあって、その全部がほとんど背が立たない。この二三里下流へさがると、日本でたった一ヵ所のツツガ虫の生息地で、この区域の川へはいると命が危い。もっとも当時は、人々...
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・小島烏水 白峰山脈縦断記 (青空文庫)
( あおぐろ ) い波に、沈没したり、浮き上ったりして、つづいて泳いで来た、敢えて泳ぐという、足が土に着かないからだ。 岩の上には、浦島ツツジ、ツガサクラ、コケモモなどが、平ッたくしがみついている、私は...
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・織田作之助 昨日・今日・明日 (青空文庫)
りとした声になった。女の子は夢中になって、ガツガツと食べると、 「おっちゃん、うちミネちゃん言うねん。年は九つ」 いじらしい許りの自己紹介だった。 「ふーん。ミネちゃんのお父つぁんやお母はんは……?」 きくと、ミネ...
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・織田作之助 六白金星 (青空文庫)
と近づいて来た。どこか隙の多さうな醜い女ぢやないかと、少し斜視掛つたその女の眼を見てゐたが、しかし女中の方は 外 ( そ ) ツ 歯 ( ぱ ) で鼻の頭がまるく、おまけに色が黒かつた。楢雄はがつかりしたが、やが...
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・太宰治 創生記 (青空文庫)
ジン ) 、ヘエゲルノ 子 ( コ ) デアッタ。 哲学 ( テツガク ) ハ、 知 ( チ ) ヘノ 愛 ( アイ ) デハナクテ、 真実 ( シンジツ ) ノ 知 ( チ ) トシテ 成立 ( セイ...
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・折口信夫 雪の島 熊本利平氏に寄す (青空文庫)
に大分近よつたと言ふまでゞある。少し雲の出て来た様子で、 蹄鉄形 ( カナグツガタ ) の入り海の向う側の鼻の続きの 漁師 ( レフシ ) 村は、まともに日を受けて、かん/\と照らされ出した。此黄いろい草の岡にも、強い...
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・折口信夫 女房文学から隠者文学へ 後期王朝文学史 (青空文庫)
新味のない固定したものであつた。其が詩歌合せの流行によつて、初めて文学態度に這入つて来て、ある方面では、生れ更つた様になつた。一番々々 番 ( ツガ ) へられる相手方の詩句は、漢詩としては類型式なり、断篇風な物であつても、此先...
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・折口信夫 「ほ」・「うら」から「ほがひ」へ (青空文庫)
束者両人の合意上とる形式的な方法と観られてゐるが、単なる指きり・口固め・語 番 ( ツガ ) への様なものでなく、神を中に立てゝの誓約であつたらしい。後期王朝になつて其用語例が著しく微温化してしまうたが、唯の契約ではない事は察せられる。かう...
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ストリップショ ヤマタノヲロチ セルバンテス ANIKI ウイスキー マグノリア 地は饒なり 宮本百合子 小林多喜二 織田作之助 輪をかけて CHER イタドリ カステラ カナグツ クマザサ コケモモ ゴーゴリ サンダー シンジツ チョウド ツツガ虫 ニコライ ハビアン ホントウ メートル ヤツガレ リスボン 三好十郎 六白金星 坂口安吾 夢野久作 小島烏水 心を許す 折口信夫 振り振り 新美南吉 海野十三 王朝文学 知らない 自分自身 自己紹介 見えない 隠者文学 飯を食う BLI DIK HUT ORE お世辞 その後 ふと、 アラレ ウケヒ ウツク ウマヤ エゲル オサン ガラン キモノ クレル サクラ タップ チャン ツガル ツツガ ツツジ テリヤ トコロ トンコ ナタネ ノート パンツ ヒマシ ボウヤ モット ヨモギ ラナイ リヤウ ワタシ 一安心 中島敦 五、六 入り海 八千代 出て来 分けて 原民喜 口固め 口立て 哀れな 大急ぎ 天晴れ 太宰治 女の子 平井肇 形式的 御馳走 指きり 数年前 槍ヶ岳 橘外男 浮かれ 理論的 生息地 白峰山 相手方 神西清 穂高岳 続いて 茶漬飯 葡萄牙 蟹工船 裏切り 詩歌合 蹄鉄形 野尻湖 闇の奥 音仮名 一人 一個 一同 丁行 万引 三度 三芳 下僕 両人 両手 二三 二人 二百 二階 人間 今度 今日 今迄 作用 便器 先生 全部 冒険 列伝 利平 利用 前篇 創生 勢力 区域 南島 原爆 原田 友情 友達 合意 同情 周囲 哲学 囚人 固定 国書 地面 坊舎 埋立 執念 場合 塩引 境内 夜毎 夜話 大塊 大雨 天晴 契約 女中 女房 好子 子供 学士 学校 学課 安吾 客人 室内 家族 対治 尊敬 小庭 小枝 小説 小谷 少量 屋根 建物 当家 当時 後期 御子 微温 思議 愛撫 感情 態度 成立 所縁 手当 捕物 排泄 握飯 教祖 敬服 敷石 文字 文学 斑岩 斜視 断篇 新味 方法 方面 日本 日野 明日 明治 昨夜 昨日 木蔭 材木 東京 校舎 桟敷 椅子 様子 様態 次第 歯音 残飯 殺意 毎晩 比較 氷花 江崎 沈没 流行 浅間 浦島 漁師 漢詩 点頭 熊本 爆音 王朝 理解 由緒 痛切 皇子 真実 短篇 石塔 祈狩 祖父 神伝 神功 稲束 系図 純血 紛失 継子 縦断 縦走 置場 翌晩 自分 色男 芝居 若衆 落語 血液 被災 装釘 製法 親友 言葉 詩句 誓約 語例 説法 警報 身体 近郷 部分 部屋 里下 長老 開化 開祖 陰間 雨戸 雪上 面白 類型 食事 食傷 食卓 魚心 鵜殿