「るもい」を含む用例
・三木清 私の果樹園 (青空文庫)
く拡り深く根をはるドイツ語で しっかりと伸びた果樹をつくり、 美しさと味とに富んだギリシア語で 彫刻的で生気ある実を結ばせよう。 賑かなイギリス語で草をはやし、 素樸なラテン語で垣をめぐらそう。 アッシリア語で風車をつくるもい...
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・岸田國士 学校劇 其の他 (青空文庫)
かしたがりはしませんから(素人劇については別に意見がある)。 然しながら、文部大臣が青年教育に目覚め、民族文化の正しい指導者たる実を挙げる為めには、もう一歩踏み出さなければならない。 学校劇を禁止するもいゝ——その...
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・大町桂月 月譜 (青空文庫)
に入れて、今日はこれまでなりと、鼻歌たかくうたひて帰りゆきしあと、渓水旧に依りて、空しく月を砕いて流るるもいとすが/\し。 ひとりにはひろき蚊帳の中、白くほのみえて、あふぐ団扇の音と共にえならぬ香り洩れて、縁に...
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・橘外男 生不動 (青空文庫)
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・寺田寅彦 一つの思考実験 (青空文庫)
はおそらく習慣の養成でどうでもなるはずのものだとは思うが、どうしても書物のきらいな人があるとすれば、そういう人にはまたそれなりの新聞の代わりになるものはいくらでも考え得られる。 謡の好きな人はその時間に一番ずつうたうもよし、盆栽を楽しむ人は盆栽をいじるもい...
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・宮本百合子 身辺打明けの記 (青空文庫)
どもわたくしは一体、お魚がひどくすきというのではないので、牛肉などなら毎日でも結構ですけれど、お魚をそう続けられては見るもいやになります。肉類にしても、東京の堅い鶏肉はあまり好みません。特に好物といえば あい鴨 です...
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うきゅう鳴いて、くちびるにかみつこうともがく。…… ぼくは、顔をしかめる。だが……それなのに、なぜぼくの歯は、ひとりでにかみ始めるのだろう? 見るもいやな、おそろしい動物ではないか! それなのに、ぼくは食べる。味や...
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・葛西善藏 血を吐く (青空文庫)
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・宮本百合子 砂丘 (青空文庫)
から一寸育ったような小供はいい子だからねと云われるとくだらない用事をさせられてもよろこぶだろう、それと同じなんだネ」 「そんなもんでしょうか」 「それで御前はこれからどうすると云うんだネ」 「どうするって、どこか変えようかと思ってるんですよ」 「かえるもいいが、あん...
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・樋口一葉 あきあはせ (青空文庫)
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・樋口一葉 闇桜 (青空文庫)
だかぞんじませんたつた 今 ( いま ) 何 ( なに ) も 入 ( い ) らないと 云 ( い ) つた 人 ( ひと ) は 何処 ( どこ ) に。 最早 ( もう ) それはいひツこなしとゝめるも...
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・中井正一 地方文化運動報告 ——尾道市図書館より—— (青空文庫)
はニューギニヤやアリューシャンで闘うときのつらさとは違った厄介さをもって、青年幹部達を訓練の中に投げ込んだ。一月、二月、三月、見るもいたましい痩我慢をもって戦った彼等は、しかし、すでに一人一人、戦友であり、文化の闘士となって鍛えられていた。 春は来た。青年達は、三カ...
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・吉田甲子太郎 負けない少年 (青空文庫)
し、キーシュは帰ってきません。お母さんは見るもいたましい悲しみようです。女たちは、皆がキーシュをいじめて、死にに出してやったといって、ひどい言葉で男どもをせめました。男たちは 今更 ( いまさら ) なん...
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・小林多喜二 蟹工船 (青空文庫)
ぐるぐるの輪になった皮を食っている。何かしゃべったり、子供のそばの小さい風呂敷包みを何度も解いたり、直してやっていた。そういうのが七、八人もいた。誰も送って来てくれるもののいない内地から来た子供達は、時々そっちの方を ぬすみ 見る...
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いそうな鳥けものどもでした。 そのとき、かわいそうなエリーザは、泣きながら、のこらずいなくなってしまったおにいさまたちのことをかんがえだしました。みるもいたいたしいようすで、エリーザは、お城から、そっとぬけだしました。野と...
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・超人間X号 (青空文庫)
は壁のやぶれ穴から、外へとびだしていって、外でにぎやかな音をたてた。 「一つぐらいは、はいりこめるのがあってもいいのに……」 怪しい声は、ぶつぶつ不平をならべたてた。 と、また煙の中から、黒光(くろびか)りのするも...
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・佐野友三郎 学校教育における図書館の利用 (青空文庫)
の教育が郷土を出発点とすべきは理論として認められたるのみにて、府県としても郡市としても町村としても組織的にこれが施設を試みたるもいあるを聞かず。今日の小学教育終了者にして全国鉄道重要駅を枚挙し得る者、その...
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・正岡容 随筆 寄席風俗 (青空文庫)
この「二人で学校へ」も、なんともいえず、おかしくもあり嬉しくもあった。もちろん「とろろん」は圓右もやった。箱根山は山師がこしれえたかときく弥太っ平の馬楽。湯へさかさまに入ると下げる故人小せん。先の...
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・伊藤左千夫 春の潮 (青空文庫)
とおり十人並み以上な娘じゃないか。女親が少しむずかしやだという評判だけど、そのむずかしいという人がたいへんお前を気に入ってたっての 懇望 ( こんもう ) でできた縁談だもの、いられるもいられないもないはずだ。人は...
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・芥川龍之介 きりしとほろ上人伝 (青空文庫)
りん ) あつたによつて、あはれや「れぷろぼす」はその夜の内に、見るもいぶせい地の底の牢舎へ、禁獄せられる身の上となつた。さてこの「あんちおきや」の牢内に 囚 ( とら ) はれとなつた「れぷろぼす」が、その...
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・久生十蘭 犂氏の友情 (青空文庫)
里市とのちょうど境目のところにある「本郷バー」という、見るもいぶせき 一品料理屋 ( プラ・ド・ジュール ) の二階に居をかまえた。 つまり、先生は、 乞食部落 ( ゾーン ) を巴里市から区切る 危 ( あやう ) い一線の上に、どっ...
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・幸田露伴 二日物語 (青空文庫)
あたり ) に見ゆるがごとし。南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏。 実 ( げ ) に 人界 ( にんがい ) 不定 ( ふぢやう ) のならひ、是非も無き御事とは申せ、想ひ 奉 ( まつ ) るもいとかしこし。南無...
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・光の中に (青空文庫)
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・泉鏡花 縁結び (青空文庫)
様でございますよう。」 と女中は 思入 ( おもいいれ ) たっぷりの取次を、ちっとも先方気が着かずで、つい通りの返事をされたもどかしさに、声で 威 ( おど ) して 甲走 ( かんばし ) る。 吃驚 ( びっ...
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・折口信夫 ほうとする話 祭りの発生 その一 (青空文庫)
の一生などは、もつと/\深いため息に値する。かうした知らせたくもあり、覚らせるもいとほしいつれ/″\な生活は、まだ/\薩摩潟の南、台湾の北に列る飛び石の様な島々には、くり返されてゐる。でも此が、最正...
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・清水紫琴 野路の菊 (青空文庫)
郎の贈りものとして購はれし事なるべし。(『女学雑誌』一八九六年一〇月二五日) その三 有為転変の世の習ひ、昨日までは玉楼金殿の裏に住居し貴人さへ、今日は往来の人に道を狭められ車夫にさへ叱り飛ばされ、見るもい...
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・土井晩翠 天地有情 (青空文庫)
とせ千歳秋去らば 樂土は 實 ( じつ ) となるべしや 人と人との爭に 我世の惱絶えざらば 花たが爲めの薫りぞや 星たが爲めの光ぞや。 弱き脆きをしへたぐる あらびを見るもいつまでか 悟の光暗うして 時の 徴候...
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・與謝野禮嚴 禮嚴法師歌集 與謝野寛編輯校訂 (青空文庫)
げの雪間にあさる山がらす汝が声ならで音づれもなし 菜花三首。 都より西を霞に見わたせば野は黄なるまで菜の花の咲く 家にのみあるもいぶせし春の野に菜の花さけば心ゆるぎぬ 世の中に知られぬ宿も菜の花の香を 覓 ( と ) めてこそ蝶の飛ぶらめ 人人...
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