「ゆくところ」を含む用例
・帝京大学校歌 (Wikisource)
かるく 咲く望み 常に真理の 丘に立つ 我等が母校の 伸びゆくところ 輝く歴史を 新たに書かむ その眉若き 生命は燃えて 翔ける大学帝京の 校章見よや いざ讃えむ 日本の 栄光になう 我が帝京 紫紺の空に 聳え...
ja.wikisource.org/wiki/帝京大学校歌
・中井正一 少年に文化を嗣ぐこゝろを (青空文庫)
士の胸の中に殘っているとの事である。これが、博士一生を通じての最も感銘深い瞬間であった。 博士が、その受けられた手の重みの中には、世界の文化遺産の重みが、同時に音もなく、博士の全身にかゝってゆくところのものがあったに違いない。 文化...
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・宮本百合子 ジャーナリズムの航路 (青空文庫)
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・宮本百合子 行く可き処に行き着いたのです (青空文庫)
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・宮本百合子 『労働戦線』小説選後評 (青空文庫)
は現実を追っかけるものではない。現実を整理して人生を改めてその人にしらしてゆくところにつきない興味がある。 働く人には時間が足りない。三日のところを五日かけて成長してゆく根気が新しい文学を生むためには必要である。 〔一九...
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・宮本百合子 「愛と死」 (青空文庫)
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・宮本百合子 拡がる視野 ——今日の婦人作家—— (青空文庫)
に婦人作家たちの内的世界をもひろげて行くのだけれど、今日ではまだその目で見耳にきかされることを十分理解し、洞察し、判断し、事の真実にまでわが心情にふれて行って芸術的な作品を生み出してゆくところまで婦人作家の生活と芸術の母胎は強靭になっていない。題材...
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・片山廣子 仔猫の「トラ」 (青空文庫)
家に来ては食事をねだつてゐた。物をたべさせるとそこに住みつくといふから、隣家に義理を立ててほんの少しの物しか食べさせず、来れば庭に追ひ出すやうにしてゐると、その後来なくなつてどこかに拾はれたらしく、二週間もたつて見た時には、赤い頸輪をして何か忙がしさうに庭を横ぎつてゆくところ...
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・長谷川時雨 きもの (青空文庫)
の本来のものを殺してまで衣服の柄の方に顔を合せようとする不自然さになつたりする。 そんなことを思つてゐるところへお客があつた。きものの話をきいて書くのだといはれる。 いろんな変転を経て来て、日本の着ものは、この風土と、この家屋とのなかに育つて、平和な時の家庭服としては、ゆくところ...
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・横光利一 鵜飼 (青空文庫)
を捕る動作を赤赤と照す篝火の円光を眼にすると、その火の中を貫いてなお灼かれず、しなやかに揺れたわみ、張り切りつつ錯綜する綱の動きもまた、世界の運動の法則とどことなく似ているものを感じた。 世界は鵜飼の遊楽か、鮎を捕る生業かということよりも、その楽しさと後の寂しさとの沈みゆくところ...
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・宮本百合子 デスデモーナのハンカチーフ (青空文庫)
くしはあの方と結婚しとうございます、というところまで自主的になっているけれども、その夫婦としての愛のなかでは、やっぱり歴然と、絶対の権力、生殺与奪の力をふるうものとしての良人しかみていない。恐慌におちいったデスデモーナの心理の中でオセロの黒ささえ一層の畏怖となってゆくところ...
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・佐藤垢石 探巣遅日 (青空文庫)
にいくつもの巣を発見することができるものではない。 私の故郷は、上州の榛名山の麓で、長い山の裾が広く長く関東平野へ伸びゆくところの村である。麦田と桑畑が、はてもなく続いている。麦田の上を春の風がそよそよと吹いて、おだやかな 容 ( かたち ) の榛...
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・中井正一 国立国会図書館について (青空文庫)
の官僚化の危険を論ぜられても無理もないのである。ここに、国会自身が立法の調査機関をもち、独自の見地の下に調査資料を集め、その根拠に基づいて法案を、組立ててゆくところの組織をもちたいということとなるのである。 これらの事から、米国...
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・中井正一 国会図書館のこのごろ (青空文庫)
坂の元参謀本部跡の分室の閲覧室の一つの偉観となっているのである。 考えてみれば、もはやかかる図書館はただ本を読む所ではなくして、日本民族の巨大な精神的中央気象台のように、全組織をあげて全体の様子を、刻々と記録づけてゆくところ...
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・宮本百合子 パァル・バックの作風その他 (青空文庫)
その路々王龍が青い桃を阿蘭にやり、歩きながら阿蘭がそれをかじってゆくところ、赤い辻堂の場面、更に子供のために布を買う阿蘭の姿など、作者の女としての同感、同情、思いやりというものが惻々と底にながれ、感傷...
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・宮本百合子 琴平 (青空文庫)
の夜の町を歩いたとき、灯の明るい、べっこう屋のどっさりある通りがこんな石段道であった。ピエール・ロチが長崎を描いている一番美しいところは、お菊が俥にのって、白い小さい彼女の東洋の顔の上に、祭りの夜の町の色提灯の灯かげを次々とうけながらゆくところ...
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・宮本百合子 作品のテーマと人生のテーマ (青空文庫)
作品は作者自身にとっても自信ある作とはいえないであろう。胤子の感情の必然性も十分描かれていないし、全体が説明的で、それもいきいきと納得ゆくように一人の人間の内的推移の跡を示しているとはいえないのである。 作者の意企は、魚住を中心として、感化院の教師間の生活葛藤を描くところ...
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・宮本百合子 漁村の婦人の生活 (青空文庫)
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・佐藤垢石 美音会 (青空文庫)
をやらしたら良いだろうね』と朝日の老人が黄色い声で言う。 『フーン』と桃水君が答える。 歌曲をじっと聞いていると悲壮な心持ちになる。舞はこれと反対に 頗 ( すこぶ ) る優雅だ。この悲壮と優雅との調和してゆくところ...
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・宮本百合子 働く婦人の新しい年 (青空文庫)
世代の誇りと責任とは、常にその新鮮な心と体とで、常識の錆びをふるいおとしてゆくところにあるのではないだろうか。若くて真率な、何故? という問いこそ、その人自身を成長させる原動力だし、社会をすすめてゆく...
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・宮本百合子 なつかしい仲間 (青空文庫)
一人の方には最近清少納言研究の面白い著作がある。女の生活の現実でもやはり仕事が友情を育て保ってゆくところが、私たちをよろこばせもし、また考えさせもするところではないだろうか。 目白の女子大にいたのは、ほんの一学期であったが、ここ...
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・オリンポスの果実 (青空文庫)
に、袂(たもと)で、顔をかくし、笑い声をたてて、バタバタ駆けて行ってしまった。お友達のなかでいちばん背の高いあなたが、子供のように跳(は)ねてゆくところを、ぼくは、拍子抜(ひょうしぬ)けしたように、ぽか...
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・宮本百合子 現実に立って ——婦人が政治をどう見るか—— (青空文庫)
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・宮本百合子 平坦ならぬ道 ——国民文学にふれて—— (青空文庫)
ゆる従前からの諸問題の経過の本質を含有して来ているという事実を抹殺するものではない。具体的な発展は、実に、そのようにして内包されている諸要因を、率直に作家自身、自身の課題として自身の内面からとりあげて吟味し直してゆくところからしか期待し得ないのである。 国民文学という声の中には、嘗て...
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・中井正一 言語は生きている (青空文庫)
景季が名馬磨墨を貰って、「気色してこそ引せたれ」等肩をいからせて、鼻息あらく出てゆくところ、目に見えるようだが、これを源氏の「院より御気色あらむを」(澪標)などと云う用法とは見事に異ったものである。 殊に面白いのは、太平...
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・八木重吉 秋の瞳 (青空文庫)
しみは ひそかに だが つよく 透きとほつて ゆく こうして わたしは 痴人のごとく さいげんもなく かなしみを たべてゐる いづくへとても ゆくところもないゆえ のこりなく かなしみは はらへたまつてゆく...
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・新美南吉 狐 (青空文庫)
はしって見る子もありました。 こんな月夜には、子供たちは何か夢みたいなことを考えがちでありました。 子供たちは小さい村から、半里ばかりはなれた 本郷 ( ほんごう ) へ、夜のお祭を見にゆくところでした。 切通しをのぼると、かそ...
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・長谷川時雨 勝川花菊の一生 (青空文庫)
い楽器がひどく面白かったが、 練習 ( おそわり ) にゆくところが勝川のおばさんであろうとは随分長くしらなかった。 私の家の外面的新時代風習はすぐ幕になってしまって、前よりも一層反動化したが、世間では 清楽 ( しん...
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・蒲松齢 田中貢太郎訳 阿英 (青空文庫)
お兄さんの所へいって、私を置いてもらおうと思ってゆくところです。」 玉は驚き喜びをしていった。 「甘の兄は、私だ。父が約束したことは知らないが、私の家はすぐそこだから、一緒に来てください。相談しますから。」 玉は...
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