「っぽち」を含む用例
・猿 (青空文庫)
平手で撫で廻し)お前のように、ふっくらしていないからそう見えるんだよ。 エッダ (ヨハネスが真面目なので、不意と嬲(なぶ)る気になる)瘠(やせ)っぽちだって、猿と人間とは異うわよ。 ヨハネス (もう飲むことも、食う...
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・禰宜様宮田 (青空文庫)
につけて禰宜様宮田は自分の心のうちに年中飢(ひも)じがって、ピイピイ泣いては馳けずりまわっている瘠せっぽちな宿無し犬がいるような気持になりなりした。平常は半分まぎれて気がつかないでいても、何か少し辛いことや面白くないことが起って来ると、どこ...
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・幽霊妻 (青空文庫)
の方の下男にお引き立てくださったのも、後で女中から聞いたことですが、みんな奥様のお口添えがあったからでして、なんでも、旦那様はどちらかというと、口喧(やかま)しいお方でしたが、奥様は、いかにも大家の娘らしく、寛大で、淑(しと)やかで、そのために御夫婦の間で口争いなぞこれっぽち...
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・蘭郁二郎 足の裏 (青空文庫)
行われる体格検査でした。大きな講堂の中で、ピチピチした裸体の群像の中に青白い弱々しい体を 曝 ( さら ) すという事は、 消入 ( きえい ) るように苦しかったのです。 (痩っぽちだなァ……) 侮蔑にみちた言葉が、裸に...
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・紫式部 與謝野晶子訳 源氏物語 空蝉 (青空文庫)
恰好 ( かっこう ) のほっそりとした小柄な女である。顔などは正面にすわった人からも全部が見られないように注意をしているふうだった。 痩 ( や ) せっぽちの手はほんの少しより 袖 ( そで...
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・新美南吉 狐 (青空文庫)
来い」 とほかの子供が呼びました。 文六ちゃんは月の光でも、やせっぽちで、色の白い、眼玉の大きいことのわかる子供です。できるだけいそいでみんなに追いつこうとしました。 「んでも 俺 ( おれ ) 、おっ 母...
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・太宰治 女類 (青空文庫)
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・牧逸馬 助五郎余罪 (青空文庫)
たこんな間違えでお上へお手数を掛けようなんて、そんな けち な了見はこれっぽちもございません」 と暗に助五郎の来訪を迷惑がるような口吻を洩らして、それとなく逃げを張るだけの用心も忘れなかった。 助五郎は黙っていた。脚を二つに折って、 きち...
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・岡本綺堂 両国の秋 (青空文庫)
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子さんをおひきうけ申しますのは、ほんとうに嬉しゅうございます。メレディス夫人のお話では、大変御利発なそうで——」 セエラはミス・ミンチンの顔を見つめたまま、静かに立っていました。 「私はやせっぽちで、毛は黒くて短いし、眼は...
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の主人のところじゃ、ろくろくごちそうにもありつけなかったとみえるな!」と、見知らぬ男は、カシタンカがよくかみもしないで、がつがつのみこむのを見ながら、言った。「それにまあ、お前のやせっぽちなこと! 骨と...
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・宮本百合子 幸福の建設 (青空文庫)
の太いのをお腹の上にたらしているような罪のないものならば、漫画にしておけばすむのですけれども、本当の資本家というのはそれはそれは抜け目がない。私共がわずかのお金で魔法みたいにして生きている。私達の生き方というのは本当に魔法です。これっぽち...
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・吉田甲子太郎 秋空晴れて (青空文庫)
吉田甲子太郎 秋空晴れて 秋空晴れて 吉田甲子太郎 一 「まったくでござんす、親方。御覧の通りの 痩 ( や ) せっぽちじゃござんすが、これで案外 胆 ( きも ) っ 玉 ( たま ) はし...
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・黒島傳治 浮動する地価 (青空文庫)
とよけいにかゝって来るようになるぞ。」 土地を持った嬉しさに、母は、税金を納めるのさえ、楽しみだというような調子だった。兄と僕は 傍 ( そば ) できいていた。 「何だい、たったあれっぽち、猫の額ほどの田を買うて、地主...
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・黒島傳治 土鼠と落盤 (青空文庫)
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・佐々木味津三 右門捕物帖 なぞの八卦見 (青空文庫)
なのするこったから何かいわくがござんしょうが、まさかこれっぽちの暑さで、脳のぐあいをそこねたんじゃござんすまいね」 いったかいわないかのときでありました。しかるように鋭いことばが、不意に右門の口から発せられました。 「あい...
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・寺田寅彦 からすうりの花と蛾 (青空文庫)
合と同じような反射をするせいと思われる。 蛾 ( が ) の襲撃で困った時には 宅 ( うち ) の 猫 ( ねこ ) を連れて来ると、すぐに始末が着く。二匹いるうちの黄色いほうのやせっぽちの男猫が、他に...
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・寺田寅彦 烏瓜の花と蛾 (青空文庫)
襲撃で困った時には 宅 ( うち ) の猫を連れて来ると、すぐに始末が着く。二匹居るうちの黄色い方の痩せっぽちの男猫が、他には何の能もない代りに蛾をつかまえることだけに妙を得ている。飛上がったと思うと、もう...
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・長谷川時雨 マダム貞奴 (青空文庫)
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・夢野久作 オンチ (青空文庫)
忘れたようにシインとして、晴れ渡った青空から太陽が暑いくらい降り注いでいた。 瘠せっぽちの三好は神経質らしく、 擬 ( まがい ) 鼈甲縁 ( べっこうぶち ) の眼鏡をかけ直して云った。 「戸塚の野郎は、俺あ...
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・堀辰雄 恢復期 (青空文庫)
にある籐椅子の一つにどっかり腰を下した。そうしてすこし荒い 呼吸 ( いき ) づかいをしていた。 「お疲れになったでしょう。すぐお 寝 ( やす ) みにならない?」 「ええ……叔父さんは?」 「ずっと東京よ……また 痩 ( や ) せっぽち...
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用例の品詞分類
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