「かなめも」を含む用例
・本の装釘 (青空文庫)
夫人から本の装釘を頼まれた。それはどの本の為めといふのではなかつた。当時わたくしは名古屋の閑所(かんじょ)に住み、その庭のかなめもち[#「かなめもち」に傍点]とどうだん[#「どうだん」に傍点]の葉をていねいに写生した。うち...
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・芥川龍之介 年末の一日 (青空文庫)
広い中央の砂利道にも墓参りの人さえ見えなかった。僕はK君の先に立ったまま、右側の小みちへ曲って行った。小みちは 要冬青 ( かなめもち ) の生け垣や 赤 ( あかさび ) のふいた 鉄柵 ( てつさく ) の中に大小の墓を並べていた。が、いく...
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・岡本かの子 唇草 (青空文庫)
ものをばりばり噛むのを好いた。 千代重がまだ日本にいたある年の初夏のころである。この従弟は私の稽古先のハープの師匠の家へ私を訪ねて来て、そこから連れ立って、山の手の葉桜がまばらに混る 金目黐垣 ( かなめもちがき ) が、小さ...
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