「いつのまに」を含む用例
・沖野岩三郎 ばべるの塔 (青空文庫)
んなかに、一けんの家を、たてました。すると、いつのまにか、われもわれもと、そこへ、何十万の人が、あつまつて来て、五六年めには、たいへん大きな、町になつて、しまひました。 ところが、ここへ、あつまつてきた、人た...
www.aozora.gr.jp/cards/001180/files/45174_26304.html
・種田山頭火 私を語る ——(消息に代えて)—— (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000146/files/48267_31582.html
さまがばらばらおちて来ました。しかも、それがまったくの、ちかちかと 白銀色 ( はくぎんいろ ) をした、ターレル銀貨でありました。そのうえ、ついいましがた、肌着をぬいでやってしまったばかりなのに、女の子は、いつのまに...
www.aozora.gr.jp/cards/001091/files/42316_15930.html
・高村光太郎 啄木と賢治 (青空文庫)
ど働けどわが暮しらくにならざりじつと手を見る やはらかに柳青める北上の岸辺目に見ゆ泣けとごとくに などという歌でも、よんでいるといつのまにか強く心が動かされてくるでしょう。 ○もう一人の大詩人宮澤賢治は稗貫郡花巻町に明治二十九年に生れ、この...
www.aozora.gr.jp/cards/001168/files/46375_25631.html
・黒島傳治 自伝 (青空文庫)
通いの船乗りであった。幼時、主として祖母に育てられた。祖母に方々へつれて行って貰った。晩にねる時には、いつも祖母の「昔話」「おとぎばなし」をきゝながら、いつのまにかねむってしまった。生れた時は、もう祖父はなかったが、祖母...
www.aozora.gr.jp/cards/000037/files/45447_35380.html
・薄田泣菫 茶立虫 (青空文庫)
りつくねんとしてゐました。煤けた壁の落ちつきが、冷え冷えと背を伝はつて、しつとりと心の底まで滲みとほるのもいい気持でした。 先き方まで、土間のどこかで懶さうに鳴いてゐた蟋蟀も、いつのまにか鳴き止んで、あた...
www.aozora.gr.jp/cards/000150/files/4893_15958.html
・薄田泣菫 春菜 (青空文庫)
この葷菜を初めて口にしたころは、その臭みが鼻について仕方がなかつたものだが、とかくして食べ馴れてゐるうちに、いつのまにかその臭みが苦にならないのみか、どうかするとなつかしまれ出してさへも来たといふことだ。聞くところによると、マレ...
www.aozora.gr.jp/cards/000150/files/4897_16926.html
・津村信夫 月夜のあとさき (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000278/files/4959_10258.html
・吉行エイスケ 新種族ノラ (青空文庫)
漸 ( ようや ) く彼女の生活には貧困が訪れてきた。ノラの棲むフランスタウンの 瀟洒 ( しょうしゃ ) なバンガロウも白粉を落さなくてはならなかった。そしていつのまにかノラは支配人、ディー・ダブ...
www.aozora.gr.jp/cards/000043/files/345_34689.html
・新美南吉 のら犬 (青空文庫)
ろをふりむくのもこわいので、ぶきみななりに、ぐんぐん歩きました。なんだかうしろでは、きつねがいつのまにか女にばけていて、今にも、きゃっといって、とびついてきそうな気がします。 常念坊 ( じょうねんぼう ) は、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000121/files/42299_14834.html
・中井正一 「見ること」の意味 (青空文庫)
の背後のものの羽音を身近く感じている刺戟にほかならない。この気分は芝居だけでなく、すべての芸術の分野の「見ること」がもっている意味である。 「見ること」の 機 ( はず ) みをもって、自分自身がいつのまにかほかのものとなっていることを確かめる。「見る...
www.aozora.gr.jp/cards/001166/files/46269_31194.html
・豊島与志雄 天狗笑 (青空文庫)
まさんのにらめっこ」を始めました。が何度やっても、空いっぱいの大きな顔が出て来ませんでした。みんなは 意地 ( いじ ) っぱりになってなおやりつづけました。 するうちに、いつのまにどこから来たのか、 見馴 ( みな...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42640_23016.html
・芥川龍之介 海のほとり (青空文庫)
引っ返すかな。」 僕等はMのこう言った時、いつのまにかもう風の落ちた、 人気 ( ひとけ ) のない 渚 ( なぎさ ) を歩いていた。あたりは広い砂の上にまだ 千鳥 ( ちどり ) の 足跡 ( あしあと ) さえ...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/175_15164.html
・太宰治 小さいアルバム (青空文庫)
り古い写真は無い。前にも言ったように、移転やら大掃除やらで、いつのまにか無くなってしまいました。アルバムの最初のペエジには、たいてい、その人の父母の写真が 貼 ( は ) られているものですが、私の...
www.aozora.gr.jp/cards/000035/files/237_20060.html
・芥川龍之介 カルメン (青空文庫)
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/29_15178.html
・芥川龍之介 魚河岸 (青空文庫)
に我々と話し続けた。如丹は静かに笑い笑い、話の 相槌 ( あいづち ) を打っていた。その内に我々はいつのまにか、河岸の 取 ( とっ ) つきへ来てしまった。このまま河岸を出抜けるのはみんな妙に物足りなかった。する...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/177_15162.html
・芥川龍之介 神神の微笑 (青空文庫)
の鏡」の歌——そう云う思い出はいつのまにか、この 紅毛 ( こうもう ) の 沙門 ( しゃもん ) の心へ、 懐郷 ( かいきょう ) の悲しみを運んで来た。彼はその悲しみを払うために、そっと 泥烏...
www.aozora.gr.jp/cards/000879/files/68_15177.html
・宮本百合子 どんづまり (青空文庫)
っぱらひやかされ嘲られてあげくは戸のそとへつきとばされた事、なじみの女に、 「又出なおしといで!」 とがなられた事等が悪い夢の様に頭に湧きあがって来た。間借りをして居る婆にもかりがあり酒屋朋輩 等 ( なんか ) へのかえさなければならないはずのものは一寸男が今胸算よう出来ないほど少ない様な面をして居ていつのまに...
www.aozora.gr.jp/cards/000311/files/7915_33047.html
・豊島与志雄 月明 (青空文庫)
光りに粉のように輝いて、浜辺を一面に走っているのであった。濡れた海水着が、いつのまにかそれを一杯浴びていた。 「そんな強い風でもないのに、ひどい砂ね。」 独語 ( ひとりご ) った姉の言葉に、俊子...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42410_32972.html
・豊島与志雄 春の幻 (青空文庫)
怪しくそそるようなことがしてみたくなるのだ、しないではおれないのだ……。 それらの言葉を、も一人の男は眼を伏せて聞いている。やがて彼は黙って立上って歩み去る。首垂れて眼を地面に落しながら、当もなく歩き続ける。どんよりとした空にいつのまに...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42476_21076.html
・豊島与志雄 真夏の幻影 (青空文庫)
との風もない。 やがて、街道の上に、背の高い一人の男の姿が、何処からともなく、いつのまにか、幻のように現われてくる。擦れ切れた草履をはいて、すたすたと歩いている。歩毎にぱっと舞い上る埃が、またすぐ静に消えてゆく。男は...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42478_21107.html
・豊島与志雄 鯉 (青空文庫)
水底の泥の中から、ステッキについて畳糸がずるずる出て来て、その先に、泥まみれの魚の頭の骸骨がついている……。 僕はその骸骨を池の縁に埋めてやって、その上にステッキを立てて置いた。然しいつのまにか、その...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42519_22735.html
・豊島与志雄 表現論随筆 (青空文庫)
る者の手につかまって、泳げない者がばちゃばちゃやってたのが、いつのまにか遊びにかわって、両手にすくった水をぱっと、相手の頭から浴せてしまった。 「あら、ひとの眼に……。」 頓狂な声を立てたのは若い女である。 でも、眼に...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/42521_22737.html
・豊島与志雄 風ばか (青空文庫)
ではまっすぐに歩いてるつもりでも、いつのまにか少しずつ、右か左かへまがってしまいます。 「みんなかたわだ」 「なに、かたわなもんか」 「じゃあ、野原にいってやってみよう」 「ようし。みんなこいよ」 二 広い...
www.aozora.gr.jp/cards/000906/files/45699_25544.html
・ひびのおしえ (Wikisource)
どのこゝろにしたがふべきものなり。 ○ まいにちさんどのおまんまをたべ、よるはいね、あさになればおき、まいにちまいにち、おなじことにて、ひをおくるときは、ひとのいのちは、わづか五十ねん、いつのまにかはとしをとり、きのふにかはるこんにちは、しら...
ja.wikisource.org/wiki/ひびのおしえ
・旗本退屈男 第八話 日光に現れた退屈男 (青空文庫)
くなって慄えてでもいるだろうと思いのほかに、あの男がいないのです。いつのまにどこへ消えてなくなったものか、あの不審な鳥刺しの姿が見えないのです。しかもその刹那! さらに不審でした。 「また来やがッたか。やッつけろ。やッつけろ」 「構わねえ、のめ...
www.aozora.gr.jp/cards/000111/files/1480.html
・フョードル・ドストエフスキー 神西清訳 百姓マレイ (青空文庫)
ほど目に見えるように、こまかいすみずみまで、はっきりと思いだされたのです。つまり、あのマレイとの出あいは、わたしの 魂 ( たましい ) の 奥 ( おく ) に、わたしがちっとも気がつかないのに、ひとりでにいつのまに...
www.aozora.gr.jp/cards/000363/files/47043_34789.html
・旗本退屈男 第五話 三河に現れた退屈男 (青空文庫)
たどっちつかずの思慮深い男であったところから、公事訴訟(くじそしょう)一つも起らず治績また頗る挙ったために、領民共その徳風に靡いて、いつのまにか前記のごとく、御領主様は智慧者でござる。仏高力、鬼作左、どへんなしの天野三郎兵衛と、語呂...
www.aozora.gr.jp/cards/000111/files/1479.html
・小野佐世男 幽霊 (青空文庫)
などこの世にあるものか、馬鹿な! きっと二人共胸の上に手でものせて寝ていたのだろう。よーし、あしたの夜は、わしが二階へ寝てみよう」 父は又大声で笑ったが、いつのまに夜が明けたのか、コトコトという、牛乳...
www.aozora.gr.jp/cards/001293/files/48573_38053.html
・楠山正雄 浦島太郎 (青空文庫)
めいおさかなをつっていますと、ふとうしろのほうで 「浦島さん、浦島さん」 とよぶ声がしました。おやとおもってふりかえってみますと、だれも人のかげは見えません。その 代 ( かわ ) り、いつのまにか、一ぴきのかめが、舟の...
www.aozora.gr.jp/cards/000329/files/3390_33153.html
他の用例のページ
STERNTALER Wikisource ドストエフスキー 何処からともなく 目に見えるよう 吉行エイスケ グリム兄弟 フョードル 宮本百合子 思いのほか 旗本退屈男 沖野岩三郎 神神の微笑 種田山頭火 豊島与志雄 高村光太郎 お月さま その上に アメリカ アルバム カルメン ステッキ ターレル バンガロ フランス 三郎兵衛 中井正一 亜米利加 公事訴訟 冷え冷え 出抜ける 出来ない 参ります 大きな顔 少しずつ 思慮深い 新美南吉 星の銀貨 楠山正雄 歩いてる 津村信夫 浦島太郎 自分自身 薄田泣菫 見えない DIE この世 その人 イイナ コトコ タウン ディー マレイ 一つも 五十歳 出て来 大掃除 太宰治 女の子 強い風 心の底 思い出 悲しみ 支配人 時には 月の出 池の縁 海水着 白銀色 神西清 稗貫郡 立てて 船乗り 茶立虫 萩の花 間借り 静かに 頭から 魚河岸 鳥刺し 一人 一面 三河 不審 世話 両手 主様 二人 二十 二階 五六 五十 人気 仕方 何十 何度 僕等 写真 分野 刹那 刺戟 前記 北上 千鳥 啄木 商人 土間 地面 大声 天狗 天野 孔子 小野 山中 岸辺 年齢 幻影 幼時 幽霊 幾千 御領 徳風 意地 懐郷 所謂 新種 日光 明治 昔話 春菜 智慧 最初 月夜 月明 朋輩 東京 気分 気持 水底 沙門 河岸 治績 浜辺 浦島 海抜 消息 瀟洒 父母 牛乳 独語 畳糸 白粉 百姓 相手 相槌 真夏 知命 祖母 祖父 私共 移転 第五 第八 紅毛 羽音 肌着 背後 胸算 自伝 芝居 芥川 花巻 芸術 草履 葷菜 蟋蟀 街道 表現 言葉 詩人 語呂 貧困 足跡 酒屋 野原 銀貨 随筆 頓狂 領民 骸骨 高力 鬼作 黒島