「いずい」を含む用例
・中島敦 南島譚 幸福 (青空文庫)
て彼の言葉に従う。彼の機嫌を 損 ( そこ ) ねはせぬかと 惴々焉 ( ずいずいえん ) として 懼 ( おそ ) れるものの如くである。彼には妻がある。彼の食事の支度に忙しい 婢女 ( はしため ) も大勢いる。彼の...
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・旗本退屈男 第十一話 千代田城へ乗り込んだ退屈男 (青空文庫)
よろこびながら小芳が手伝って十五郎の肌をおさめさせたところへ、木戸からずいずい主水之介が戻って来ると、裁きに手落ちがない。 「その方たちも出い!」 「でも、あっしたちゃ——」 「売られた喧嘩であろうとも、出入りがあった上は両成敗(せいばい)じゃ。何か...
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・久生十蘭 キャラコさん 蘆と木笛 (青空文庫)
このころ、ミュンヘンから帰って来た。 秋作氏は、立上のやつ、 独逸 ( ドイツ ) から近代眼科学の 精髄 ( せいずい ) をかっぱらって来やがったそうだ。と、 恐悦 ( きょうえつ ) しな...
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・寺田寅彦 化け物の進化 (青空文庫)
して何の何某が何日にどこでこれに遭遇するかを予言する事はいかなる科学者にも永久に不可能である。 これをなしうるものは「神様」だけである。 「 鸚鵡石 ( おうむいし ) 」という不思議な現象の記事を、 軒小録 ( ゆうけんしょうろく ) 、 提醒紀談 ( ていせいきだん ) 、 笈埃随筆 ( きゅうあいずい...
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・泉鏡花 小春の狐 (青空文庫)
( わし ) がいま来た、この縦筋を 真直 ( まっす ) ぐに、ずいずいと行かっしゃると、松原について畑を横に曲る処があるでの。……それをどこまでも行かせると、沼があっての。その、すぼんだ処に、土橋...
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