「あんばい」を含む用例
・三遊亭円朝 行倒の商売 (青空文庫)
かへ 行 ( い ) つて 呉 ( く ) れ。乞「 何 ( ど ) うも 私 ( わたくし ) は 腹 ( はら ) が 空 ( へ ) つて歩かれませぬ、 其上 ( そのうへ ) 塩梅 ( あんばい...
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・岡本綺堂 中国怪奇小説集 凡例 (青空文庫)
拠るか、乙を 探 ( さぐ ) るか、時代の先後によるか、その採択に迷う場合もしばしばあったが、それは編者が随意に 按排 ( あんばい ) することにした。 一、支那には狐、鬼、神仙の談が多い。しか...
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・宮本百合子 主婦と新聞 (青空文庫)
の中で新聞を読むのは男だけだという点をとらえて、読者確保にのり出したのだろうか。 家庭の主婦の民主化の問題、選挙への積極的な関心がいわれるとき、わたしたちは新聞を読むひまさえもないというのが、痛切な主婦の声としてあげられた。女が読まない新聞を、男のちょいと気をひく記事のあんばい...
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・内田魯庵 文明国には必ず智識ある高等遊民あり (青空文庫)
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・宮本百合子 裏毛皮は無し ——瀧田菊江さんへの返事—— (青空文庫)
さんは部屋の寒さとくらべて大変意外だったそうです。 どうしてそんな手をしてこの火の気のない室に莞爾としていられるのかと、猶も胴ぶるいをこらえつつ観察したら、その文人の長上着の裏にはすっかり毛皮がつけられていたそうです。私たちも、そんなあんばい...
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・寺田寅彦 車 (青空文庫)
しても横浜から神戸まで船に乗らねばならぬ。が、困った事には父上の外は揃いも揃うた船嫌いで海を見るともう頭痛がすると云う 塩梅 ( あんばい ) で。何も 急 ( せ ) く旅でもなしいっそ 人力 ( じんりき ) で五...
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・折口信夫 短歌様式の発生に絡んだある疑念 (青空文庫)
の謡ひ広められたあとを見ることが出来る。 是「巻十三」「巻二」の二つの長歌に見えるすがたが、どういふ考へを誘ひ出すか、少くとも、三つの問題を解決してかゝらねばなるまい。 一、音脚変化のこと。二、反歌発生の原因。三、他の短歌発生の原因との交錯したあんばい...
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・海野十三 名士訪問記 ——佐野昌一氏訪問記—— (青空文庫)
先生。なにしろこの出勤簿が私の出勤を待っていると思いますと、休みたくても休めないのです。開所以来、無欠勤ですよ。」 「それはたいへんですね。ここでのお仕事はどんな 塩梅 ( あんばい ) ですか。」 「いや...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 仏師の店のはなし(職人気質) (青空文庫)
子の何さんという人の作だ」という。それで、その作をした人の名が一人に分り、二人に記憶され、今度、たとえば、その作人がその塗師屋へ使いに行くとして、親方の 挨拶 ( あいさつ ) が、ガラリ違って、丁寧になるという 塩梅 ( あんばい...
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・寺田寅彦 山中常盤双紙 (青空文庫)
山中常盤双紙は、そういう見方の適切なことを実証するのに好都合な一例と見ることも出来る。 絵巻物の色々な場面の排列、モンタージュまた一つの場面の推移をはこぶコマ数の 按配 ( あんばい ) 、テン...
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・四又の百合 (青空文庫)
るですきとおるように見えます。こんな日 如来正※知(にょらいしょうへんち) はどんなにお立派(りっぱ)に見えましょう」 「いいあんばいだ。街(まち)は昨日(きのう)の通りさっぱりしているか」 「はい、阿耨達湖(アノブダブこ)の渚...
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・長谷川時雨 煎藥 (青空文庫)
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・牧野信一 街上スケツチ (青空文庫)
まで三度往復してゐたが……気がついて見ると、俺も、ぼんやり三度往復してゐた。好いあんばいに運転手も気がつかなかつたが。」 「リフトの運転手が、眠気に襲はれたら辛いだらうな、これからは。」 春と眠気に就いて、自動...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 好き狆のモデルを得たはなし (青空文庫)
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・高村光雲 幕末維新懐古談 遊芸には縁のなかったはなし (青空文庫)
下さいといったものである。すると、応対に出たのが母親の人で、武家出のこととて、芝居にでもあるような 塩梅 ( あんばい ) で甚だ つき が悪い。 「何か御用でお 出 ( い ) でですか」 と、いったようなことで、ちょ...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 矮鶏のモデルを探したはなし (青空文庫)
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・三遊亭円朝 華族のお医者 (青空文庫)
「いや 夫 ( それ ) は 何 ( ど ) うも 危 ( あぶな ) うございます。殿「ナニ心配するな、ソラ 斯 ( か ) ういふ 塩梅 ( あんばい ) だ、トントン/\トンとナ。登「アヽ 痛...
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・太宰治 雀こ 井伏鱒二へ。津軽の言葉で。 (青空文庫)
( あんばい ) こ、おたがい野火をし 距 ( へだ ) て、わらわ、ふた組にわかれていたずおん。かたかたの五六人、声をしそろえて歌ったずおん。 ——雀、雀、雀こ、 欲 ( ほ ) うし。 ほかの 方図...
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・泉鏡花 迷子 (青空文庫)
たなめた。 其舌 ( そのした ) の 鹽梅 ( あんばい ) といつたらない、いやにべろ/\して 頗 ( すこぶ ) るをかしいので、 見物 ( けんぶつ ) が 一齊 ( いつせい ) に 笑 ( わら...
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・泉鏡花 夜釣 (青空文庫)
梅 ( いいあんばい ) だ、と然う云つてね、また、お前さん、すた/\駆出して行きなすつたよ。……へい、えゝ、お一人。——他にや其の時お友達は誰も居ずさ。——変に陰気で不気味な晩でございました。ちや...
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・高村光雲 幕末維新懐古談 猫と鼠のはなし (青空文庫)
いました。それで何処の台所へも ざら に鰹が 這入 ( はい ) る。師匠の家でも或る日鰹の 刺身 ( さしみ ) がお総菜に出るという 塩梅 ( あんばい ) 、大漁のお蔭にて久しぶり我々は有難くそれを 頂戴...
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・三遊亭円朝 鰍沢雪の夜噺(小室山の御封、玉子酒、熊の膏薬) (青空文庫)
( い ) れて 呑 ( の ) みましたが、 毒消 ( どくけし ) の 御利益 ( ごりやく ) か、いゝあんばいに 躯 ( からだ ) が 利 ( き ) いて 来 ( き ) ました、 斯 ( か...
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・三遊亭円朝 牛車 (青空文庫)
( こん ) な 塩梅 ( あんばい ) に 身体 ( からだ ) が悪くなつて、牛の くらゐ 倒 ( だふ ) れとは 此事 ( このこと ) で、毎日々々 黒胡麻 ( くろごま ) ばかり 食 ( く...
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・西郷隆盛 遺牘 (青空文庫)
共は餘程面白次第に而、東湖先生も至極丁寧 成事 ( なること ) にて、彼宅へ差越申候と、 清水 ( せいすゐ ) に浴候 鹽梅 ( あんばい ) にて心中一點の雲霞なく、唯清淨なる心に相成、歸路をわすれ候次第に御座候。御遠...
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・牧野信一 渚 (青空文庫)
此方へ帰つて来て——」 何かうまい口実は見つからないものかと彼が思ひ惑うてゐるうちに、好いあんばいに せつかち な小母さんはそんな話題にこだはつてはゐず、 「ともかく此方へおあがりよ。今日はもう朝から忙しくて/\、やつ...
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・有島武郎 かんかん虫 (青空文庫)
こう頭の中で円い玉でもぐるぐる廻して見て居る様な面付をして居やあがる。変だなと思ってる中に、一週間もすると、奴の身の周りが追々綺麗になるんだ。晩飯でも食って出懸ける所を見ると、お前、頭にお前、造花なんぞ して居やあがる。何処からか指輪が来ると云うあんばいで、仕事...
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・佐藤垢石 たぬき汁 (青空文庫)
のは猪の身の上のことである。団栗の稔りの秋に、小学生が大挙して山野を跋渉すれば、猪群は忽ち食料難に陥るだろう。 今冬の猟期には、猪は痩せほそり皮は骨の袋となるに違いない。物価の 塩梅 ( あんばい ) には...
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・逸見猶吉 火を喰つた鴉 (青空文庫)
ゆくのがわかつた。やがてそれも 見 ( み ) えなくなつてしまつた。ペンペはどうなつたらうか。 『ああ、いい 塩梅 ( あんばい ) に 墜 ( を ) ちやがつた。 自分 ( じぶん ) の 眼玉 ( めだま ) を...
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・宮沢賢治 ひのきとひなげし (青空文庫)
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・高村光雲 幕末維新懐古談 蘆の葉のおもちゃのはなし (青空文庫)
何処までもお人柄な隠居気質。こういうところは、 生馬 ( いきうま ) の目を抜くような江戸の真ん中で若い時から苦労ずくめの商売をした人のようでもなく、どうかすれば歌俳諧でもやるような 塩梅 ( あんばい...
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