「あんどん」を含む用例
・新美南吉 狐のつかい (青空文庫)
新美南吉 狐のつかい 狐のつかい 新美南吉 山のなかに、 猿 ( さる ) や 鹿 ( しか ) や 狼 ( おおかみ ) や 狐 ( きつね ) などがいっしょにすんでおりました。 みんなはひとつのあんどん...
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・竹久夢二 最初の悲哀 (青空文庫)
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・高村光雲 幕末維新懐古談 その頃の床屋と湯屋のはなし (青空文庫)
反対に通りの方へ客は向いていた。 夜分 ( やぶん ) は土間から、一本の木製の明り台が立っていて燈心の火が細く 点 ( とも ) されていた。でも、結構、それで仕事は出来たもの。すべて何店によらず、小さな 行燈 ( あんどん ) 一つ...
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・芥川龍之介 俳画展覧会を観て (青空文庫)
翁 ( めいせつをう ) の画も面白く拝見した。昔、 初午 ( はつうま ) に 稲荷 ( いなり ) へ 行 ( ゆ ) くと、よく鳥居をくぐる 途 ( みち ) に 地口 ( ぢぐち ) の 行燈 ( あんどん...
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・田中貢太郎 義猫の塚 (青空文庫)
がもう起きて 行燈 ( あんどん ) に 燈 ( ひ ) を点けていた。 「何でしょう」 「さあ」 二人は行燈の燈で 彼方此方 ( あっちこっち ) を見まわったが、別に怪しいこともないので、其の...
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・木村荘八 花火の夢 (青空文庫)
ぐそこに見えてゐながら、船は川の中に釘付けで動けず、ちよつとやそつとの事には家へ帰れないのである。 花火は船では見るものでないとつくづく後悔した。小さな 猪牙 ( ちよき ) 船に 行燈 ( あんどん ) をの...
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・田中貢太郎 おいてけ堀 (青空文庫)
時には気が注かなかったが、其処に一軒の茶店があった。金太はそれを見るとほっとした。金太はつかつかと入って往った。 「おい、茶を一ぱいくんねえ」 行燈 ( あんどん ) のような 微暗 ( うすぐら ) い燈のある 土室...
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・三遊亭円朝 落語の濫觴 (青空文庫)
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・芥川龍之介 報恩記 (青空文庫)
は誰だか知らないのですが、その力の 逞 ( たくま ) しい事は、到底ただものとは思われません。のみならず二三度 揉 ( も ) み合う内に、茶室の障子が 明 ( あ ) いたと思うと、庭へ 行燈 ( あんどん ) をさ...
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・泉鏡花 陽炎座 (青空文庫)
いえなみ ) の 軒行燈 ( のきあんどん ) 。 ここにも、そこにも、ふらふらと、春の日を 中 ( うち ) へ取って、白く 点 ( ひとも ) したらしく、真昼浮出て 朦 ( もう ) と明るい。いず...
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・泉鏡花 菎蒻本 (青空文庫)
……心意気があるなら、鼻紙を 引裂 ( ひっさ ) いて、 行燈 ( あんどん ) の火を燃して取って、 長羅宇 ( ながらう ) でつけてくれるか。」 と中腰に立って、煙管を 突込 ( つっこ ) む...
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・田中貢太郎 雪女 (青空文庫)
事をはじめた。 行燈 ( あんどん ) の燈は浮きあがるようにお雪の綺麗な顔を見せていた。巳之吉はぼんやりと炉端に坐って、見るともなしにお雪の顔を見ているうちに、昔船頭小屋で見た奇怪な白い 衣服 ( きもの ) の女...
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・淡島寒月 凧の話 (青空文庫)
( はんてん ) 、 鳶 ( とび ) 、 蝉 ( せみ ) 、あんどん、 奴 ( やっこ ) 、 三番叟 ( さんばそう ) 、ぶか、 烏 ( からす ) 、すが凧などがあって、主に細工物で、扇の...
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・邦枝完二 おせん (青空文庫)
った。 朝 ( あさ ) 一 ちち、ちち、ちちち。 行燈 ( あんどん ) はともしたままになっていたが、 外 ( そと ) は 既 ( すで ) に 明 ( あ ) けそ...
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・泉鏡花 歌行燈 (青空文庫)
( ちかみち ) を縫うと見えて、寂しい処幾曲り。やがて二階屋が建続き、町幅が糸のよう、月の光を 廂 ( ひさし ) で 覆 ( おお ) うて、両側の暗い軒に、 掛行燈 ( かけあんどん ) が 疎...
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・中里介山 大菩薩峠 小名路の巻 (青空文庫)
に初めて夢というものを見た人のようでありました。 そうしてはね起きて、手さぐりで 燧 ( ひうち ) を取って 行燈 ( あんどん ) をつけ、例の 枕屏風 ( まくらびょうぶ ) の中をのぞいて見ると、そこに人がおりません。 「ちぇッ、よく...
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・長谷川時雨 古屋島七兵衛 (青空文庫)
が店の屋根にチカチカ燃ているかと思うと家の中は 行燈 ( あんどん ) であったりする。あたしの家も 洋燈 ( ランプ ) の 室 ( へや ) もあれば、行燈もあるし、時によると西洋 蝋燭 ( ろう...
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・長谷川時雨 テンコツさん一家 (青空文庫)
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・新美南吉 のら犬 (青空文庫)
くはなかったがなあ。」 常念御坊 ( じょうねんごぼう ) は、はしをおいて、考えこんでいました。あんどんのあかりが、そのくるくる頭へ赤くさしています。 しばらくして、 常念御坊 ( じょうねんごぼう ) は、 「 正観...
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・夏目漱石 木下杢太郎著『唐草表紙』序 (青空文庫)
的に翻訳すると色々な物象として排列されます。其内で私は歴史的に読者の過去を 蕩揺 ( とうよう ) する、草双紙とか、薄暗い倉とか、 古臭 ( ふるくさ ) い 行灯 ( あんどん ) とか、または旧幕時代から連綿とつづいている旧家とか、温泉...
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・芥川龍之介 大川の水 (青空文庫)
可思議だという気がする。吾妻橋、 厩橋 ( うまやばし ) 、両国橋の間、香油のような青い水が、大きな橋台の 花崗石 ( かこうせき ) とれんがとをひたしてゆくうれしさは言うまでもない。岸に近く、船宿の白い 行灯 ( あんどん...
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・芥川龍之介 老年 (青空文庫)
した千社札の会の話しが大分賑やかに出たようであった。 座敷は離れの十五畳で、このうちでは一番、広い間らしい。 籠行燈 ( かごあんどん ) の中にともした電燈が所々に丸い影を 神代杉 ( じんだいすぎ ) の天井にうつしている。うす暗い床の間には、寒梅...
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・芥川龍之介 槍ヶ嶽紀行 (青空文庫)
帳に四方を遮られた、 行燈 ( あんどん ) ばかりの薄暗がりになつた。私は大きな眼をあきながら、古蚊帳の天井を眺めてゐた。するとあの青竹の笛の音が、かすかに又階下から聞えて来た。 二 ——山の 岨 ( そば...
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・児玉花外 菜の花物語 (青空文庫)
式 ( こうりんしき ) の真赤な色に 沈落 ( しずみお ) ちてしまってから、急いで私は淋しい古い街にある宿へ着いた。入口に 角形 ( かくがた ) の 張行燈 ( はりあんどん ) の 灯 ( ひ...
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・太宰治 雌に就いて (青空文庫)
から 這 ( は ) い出るころには、ぼっとして、幽霊だ。部屋へ帰って来ると、女は、もう寝ている。枕もとに 行燈 ( あんどん ) の電気スタンドがついている。」 「女は、もう、ねむっているのか?」 「ねむ...
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・田中貢太郎 花の咲く比 (青空文庫)
女を戸口に立たして置いて、手探りに戸を開けて内へ入り、 行灯 ( あんどん ) の灯を点けると女を呼び入れた。そして、二人はその行灯の前に向き合って坐った。 「この御恩は忘れません」 女は男の顔を見ると、直ぐ...
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・楠山正雄 安達が原 (青空文庫)
( ど ) びっくりして、さすがにすぐとは中へ 入 ( はい ) りかねていました。 すると中では、かすかな 破 ( やぶ ) れ 行灯 ( あんどん ) の 火 ( ほ ) かげで、 一人 ( ひと...
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・淡島寒月 亡び行く江戸趣味 (青空文庫)
た花火という字が茫然と 浮出 ( うきだ ) している情景は、子供心に忘れられない記憶の一つで、暗いものの標語に花火屋の 行燈 ( あんどん ) というが、全くその通りである。当時は花火の種類も 僅 ( わず ) かで、大山...
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・夢野久作 髪切虫 (青空文庫)
かわからない非常に美しいものが光って見えた。 それは何ともいえず匂やかな、柔かい薄桃色の絹シェードの光であった。 「アラッ。まあ何て神秘な光でしょう。……妾は思い出したわ。虫の血で染めたパピルスの 行燈 ( あんどん ) を……ナイ...
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・村井政善 蕎麦の味と食い方問題 (青空文庫)
他昔から有名であった蕎麦屋について蕎麦通の高村光雲翁の話では、御維新後、蕎麦は「もり、かけ」十六文、店の前の往来へ大抵正面に「二八」横の方に「二八蕎麦」と書いた大きな「あんどん」がおいてありまして、下開きの幅の広い板が台について障子紙を張ってあり、横長の「かけあんどん...
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