「あきらめ」を含む用例
・夜 (Wikisource)
ぱらつてしまつた 食ひ飽きてしまつた墓場だ 金を払つて出て行つてしまつた墓場だ 胸もしぼむやうな蒼ざめた ふるえる冷い炎が燃える墓場だ 人間の遁れざるあきらめの 骸骨が飛び出して来る墓場だ 夜は...
ja.wikisource.org/wiki/夜
・芥川龍之介 久保田万太郎氏 (青空文庫)
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・薄田泣菫 硯と殿様 (青空文庫)
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・芥川龍之介 猿蟹合戦 (青空文庫)
ら蟹の弁護に立った、雄弁の名の高い某弁護士も、裁判官の同情を乞うよりほかに、策の出づるところを知らなかったらしい。その弁護士は気の毒そうに、蟹の泡を拭ってやりながら、「あきらめ給え」と云ったそうである。もっともこの「あきらめ...
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・坂口安吾 今後の寺院生活に対する私考 (青空文庫)
いる理由もなく、又特に早く悟れる理由もありません。生活はその人の信条で生きるもので要するに何でもかまいませんが、愛欲の 絆 ( きずな ) もあきらめられない。禁欲生活の外分も保ちたいなんてのは、随分 あさまし 過ぎ...
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・太宰治 私信 (青空文庫)
ども、私はこのごろ、私の将来の生活に就いて、少しも計画しなくなりました。虚無ではありません。あきらめでも、ありません。へたな見透しなどをつけて、右にすべきか左にすべきか、 秤 ( はかり ) にか...
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・太宰治 I can speak (青空文庫)
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・平林初之輔 頭と足 (青空文庫)
はものの四十分もまちぼうけをくった。里村はもうあきらめているらしかったが、田中はしきりに時計を出して見て、「ちえっ」夕刊の締切に間にあわん。としきりに舌打ちした。 やっとのことで労働者は二人に恐縮そうにお 叩頭 ( じぎ ) して...
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・病床生活からの一発見 (青空文庫)
の健康と自由さへあるならば、街路に日向ぼつこをしてゐる乞食さへも羨ましいのだ。 何よりも好いことは、病気が一切をあきらめ[#「あきらめ」に傍点]させてくれることだ。病気の時には、一切のゾルレンが消えてしまふ。「お前は病気だ。肉体...
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・寺田寅彦 秋の歌 (青空文庫)
はずれに立って、云い合わせたように、遠い寺の塔に輝く最後の閃光を見詰める。 一度乾いていた涙が、また 止 ( と ) め 度 ( ど ) もなく流れる。しかし、それはもう悲しみの涙ではなくて、永久に魂に喰い入る、淋しい淋しいあきらめ...
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・種田山頭火 水〔扉の言葉〕 (青空文庫)
て水を味うよりも自分に溺れていたから。 腹いつぱい水を飲んで来てから寝る 放浪のさびしいあきらめである。それは水のような流転であった。 岩かげまさしく水が湧いてゐる そこにはまさしく水が湧いいた、その...
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・太宰治 容貌 (青空文庫)
小さくきちんとまとまっているものである。顔の非常に大きい美男子というのは、あまり実例が無いように思われる。想像する事も、むずかしい。顔の大きい人は、すべてを素直にあきらめて、「立派」あるいは「荘厳」あるいは「盛観」とい...
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・夢野久作 月蝕 (青空文庫)
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・岡本綺堂 蟹満寺縁起 (青空文庫)
するといって、これも因果とあきらめるよりほかはあるまい。 嫗 あきらめられるお前さんはしあわせだ。わたしにはどうしてもあきらめられない、十七のとしまで大事に育てた、かけがえの無いひとり娘を、おそろしい蛇の 人身...
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・坂口安吾 二合五勺に関する愛国的考察 (青空文庫)
と根底的なところで、わが宿命をあきらめていたのである。祖国の宿命と心中して、自分もまた亡びるかも知れぬ儚さを甘受する気持になっていた。理論としてどうこうということではない。誰だって死にたくないにきまりきっている。それ...
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・朝永三十郎 學究漫録 (青空文庫)
脱するために苦に對する我々の態度に大凡三種の別があるだらうと思はれます。第一は苦を あきらめる のである。第二は苦と 健鬪する のである。第三は苦を 樂觀する のである。 途中で不意に風雨に遭ふ。傘はなし。雨宿りすべき家もない。立寄るべき樹陰もない。かういふ場合に、先づ...
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・太宰治 一日の労苦 (青空文庫)
べきことが何もない。手がかり一つないのである。苦笑である。 発表をあきらめて、仕事をしているというのは、これは、作者の人のよさではない。これは、悪魔以上である。なかなか、おそろしいことである。 くだ...
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・第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説 (Wikisource)
い政治の枠組みづくりに必死に取り組んでまいりました。その過程において、国民の皆さまの変革への期待を感ずる一方、「本当に変革なんてできるのだろうか」という疑いや、「政治なんて変わらない」「政治が変わっても、自分たちの生活は変わらない」というあきらめ...
ja.wikisource.org/wiki/第173回国会における鳩山内閣総理大臣所信表明演説
・岸田國士 戦死した友田恭助氏 (青空文庫)
俳優として熱心であつた如く、兵士としても戦場にあつて、例の負けず嫌ひの一本気であきらめのいい、江戸ツ子 気質 ( かたぎ ) を充分に発揮して、大いに奮闘しただらう姿がホウフツと想像出来る。友人...
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・宮本百合子 しようがない、だろうか? (青空文庫)
が直接家庭の内からはみ出した大きいことと思われる場合、特に政府のやることとなると、日本の婦人のこころもちのうちにある、しようがない、は最大限にこれまでの習慣の魔力をあらわして来る。何といっても日本は戦争にまけた国なのだから、しようがないという気持には、軍国主義で養われた服従の感情がそのまま裏がえされたあきらめ...
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・宮本百合子 親子いっしょに (青空文庫)
なこころもちでしょう。 母たちが「うちのこだけは」と個人のがんばりでりきむだけでは、未来の大人である子供の生活にあかるいみとおしを与えることはできにくくなるばかりです。 母と子も「どうせ、うちなんか、金もないんだから」とあきらめ...
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・寺田寅彦 鷹を貰い損なった話 (青空文庫)
待ってくれというのである。ひどくがっかりして、しかし結局あきらめて辛抱して待って、さてもういいかと思って催促すると、今度は何とかがどうとかして何とかで工合が悪いからもう二、三日待てという、その何とかが実に 尤千万 ( もっ...
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・種田山頭火 赤い壺 (青空文庫)
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・大町桂月 親馬鹿の旅 (青空文庫)
取つて來るから、錢をくれよといふ。錢をやりて久しく待ちしに、上り來りて曰く、今日は、鰕居らず、これにて許されよとて、海草を出す。子供は益 よろこばず。あざむかれて、腹立だしくもあれど、取つて來ぬ前に錢をやりしが、こちらの失策とあきらめ...
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・木内高音 やんちゃオートバイ (青空文庫)
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・え゛りと・え゛りたす (青空文庫)
に述べられて居る通り、彼は絵描きになりたくて、学校を中退してパリに連れていって貰った訳であるが、このパリ時代が、彼と辻潤が長時間一緒に暮らした唯一の時代である。彼はルーブルなどで実物の絵に接して、絵描きになることをあきらめ...
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・芥川龍之介 或社会主義者 (青空文庫)
り、一本の葉巻を楽しみながら、彼の青年時代を思ひ出した。それは妙に彼の心を憂鬱にすることもない 訣 ( わけ ) ではなかつた。けれども東洋の「あきらめ」はいつも彼を救ひ出すのだつた。 彼は 確 ( たし...
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・坂口安吾 山の貴婦人 (青空文庫)
はひどく煩悶の態であつた。 私は面白くなつて、大の字にねころんだ。亭主は不安さうに私の顔をのぞき込んでゐたが、偽伯爵といふ怖ろしい言葉を発音する勇気はなかつたらしい。あきらめて退つていつた。その翌日、私は問題の御母堂に、出会...
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・三好十郎 「地熱」について (青空文庫)
まゝ通り過ぎてしまふことがたくさんあります。愛情の問題など特にさうです。あとで振り返つてみて、しまつた、あの時自分はあんなに貴重なものを与へられてゐながら、知らずに過ぎてしまつたと、あとになつてどうにもあきらめきれない悔い、なさけない、辛い、同時...
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