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現代俳句データベース(俳句)
現代の名俳句について、作者や季語、出典などの情報を記載したデータベースです。 提供 現代俳句協会 URL http://www.gendaihaiku.gr.jp/index. shtml |
現代俳句データベース(俳句) のさくいん
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- たぽ
- た(アルファベット)
- た(タイ文字)
- た(数字)
- た(記号)
- 太陽は古く新し敏雄の日
- 大洋へ一歩も引かぬつくつくし
- 太陽へ連なってゆくさくらんぼ
- 太陽へゆきたし芥子の坂を登り
- 太陽やさくらさくらと日をかさね
- 太陽やラムネの底に海がある
- 太陽よヒマワリは明日移住する
- 太陽を踊らせている昆虫宿
- 太陽をごくんごくんと冬の海
- 太陽を頂点に積みオレンジ売
- 太陽を猫ばばしたる石鹸玉
- 太陽をばらばらにして梅を捥ぐ
- 太陽を一つ捥ぎたるざぼんかな
- 平らかに畳に居るや春のくれ
- 平らかに高き柩や鳥雲に
- 大陸は砂塵の辻の西瓜売り
- 大陸へ櫓を連ね大根干す
- 大陸をコオロギのように歩く
- 大漁旗かかへて柿の干し上がる
- 隊列がまた近くなる五加木飯
- 黛を濃うせよ草は芳しき
- 田植機に出前のやうに苗届く
- 田植機に豊かに乗りて名もなけれ
- 田植機の兄貴に抛るにぎり飯
- 田植終へ人も機械も這ひ上がる
- 田植姿を石棺に彫り槐の花
- 田植えすみ大海原のあらわるる
- 田植すみ健康さうな水匂ふ
- 田植え前ムツゴロウになった一年生
- 田植の日メーデーデモの赤い旗
- 田植女が夕べの水に映り澄み
- 田植女の泥手洗ふて小櫛かな
- 田植女の駅へ時計を見に来をり
- 田植女の誰も火がまつ家路あり
- 田植女の手にひらひらと鮒あたり
- 田植女の踏切の石濡らしゆく
- 田植女のまろび寝ふかし荒筵
- たうがらし即戦力といふちから
- 田鰻の首持ち上げし落し水
- 耐ふるものみな死に絶えて虫は在り
- 絶えがたし冬の歯医者が咳をする
- 絶えず動き枯野にぬくい牛の舌
- 絶えず人いこふ夏野の石一つ
- 絶えず呼ばれて白銀の芒山
- 耐えること夢を持つこと冬木の芽
- 田起しの息整へて打ちはじむ
- 田起しの夫に太めの塩むすび
- 倒されている自転車を寒という
- 手折りもす五色の香の今日の菊
- タオルに顔うずめる五秒年新た
- 倒れし稲茎の枯色重ね曇る
- 倒れしは一生涯のガラス板
- 倒れたる案山子の顔の上に天
- 倒れるまでタイヤ転がる寒い空港
- 高い高いと子どもあやされ凍豆腐
- 竹一本水に映りて寒に入る
- 他界より来てまた帰る生姜売り
- たかうなに幾千の竹生ひ立てる
- 竹植ゑてそれは奇麗に歩いて行く
- 高からぬ山を下り来て茸飯
- 高き燕深き廂に少女冷ゆ
- 竹酒やいのちの箴張りにけり
- 鷹鳩と化して男もピアスする
- 鷹鳩と化してまぶしい糸切歯
- 鷹鳩と化すコーヒーの紙コップ
- 鷹鳩と化すや銀色無地の帯
- 高きより車社会が紅葉す
- 高きより破魔矢でかぞへ島の数
- 多佳子忌の高階に泛くエレベーター
- 高階から柩おりくる冬灯
- 高階に素足を拭ふ夏は来ぬ
- 高階に猫飼う科や雪催
- 高階に見る逆光のアキアカネ
- 高階の皿の蚕豆風見える
- 高階を顎で数えて花の空
- 鷹翔てば畦しんしんとしたがへり
- 鷹自在大なる影にあらがうや
- 鷹匠の口笛に鷹甘え鳴く
- 鷹匠の鷹なくあそぶ二月かな
- 鷹匠の涕すすり込旭かな
- 鷹匠の指さしこみし鷹の胸
- たかだかとあはれは三の酉の月
- 高々と蝶こゆる谷の深さかな
- 高舘や風のすすきの遠目癖
- 高千穂の雲からげ喰ふ蟾蜍
- 竹で挟む骨か魚影か新涼
- 竹樋を来て新涼の水となる
- 鷹とんで朝海無数の針流れる
- 高浪にかくるる秋のつばめかな
- 高波に刺され町裏の老いし冬
- 高波の夜目にも見ゆる心太
- 高浪をうしろにしたり暦売
- 竹になる竹のしたたり母が来る
- 鷹の羽いちまい別便にて送る
- 竹の奥井戸ある音の星月夜
- 竹の幹白服の人通しけり
- 鷹の胸吹かれ直下に海岸線
- 鷹の座は断崖にあり天の川
- 鷹の巣や太虚に澄める日一つ
- 鷹の爪そつぽを向いて乾きけり
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